現在のがん治療の功罪～抗がん剤治療と免疫治療

日本では、
今年の二月はじめから、
コロナ一色に染まり、
時間がドンドン流されています。
そんな中、気が付けば、
すでに9月も終わりです。
今日の東京は、
清々しい秋晴の空で、
今年最後のツクツクホウシが鳴いています。
今晩は十四夜の月が楽しめそうです。

明日からは10月。
毎年、下四半期では、
時の流れには、
大きな加速度がついてきます。
来年のお正月もすぐに来るように感じます。
それを待たずに、
旅だれた患者さんを思い出し、
とても悲しく感じます。
「標準」よりも早く逝かれたた患者さんは、
一人もいないことだけが救いです。

このブログは、
様々な事情があり、
5000回の更新を機に、
一年前から、
ほぼ休止の状態にしていました。

しかし、ブログとは関係なく、
今も続けている現場の医療者から診て、
ガン、ガン治療の現実だけではなく、
コロナの実際についても、
書きたいことはたくさんあります。

さいわい、あまりにも酷かった猛暑の夏も終わり、
その後の鬱陶しい雨空も乾いてきて、
すごしやすい季節になってきました。
また、少しずつ、
徒然に書き続けていこうかと考えています。

来月には、
一時、大きな話題になった、
「アビガン」の承認申請を行われるようです。
一部の腫瘍内科医は、
治験の方法に、
イチャモンを付けているようですが・・・

一実地臨床医としては、
得体が知れず、
決定的な治療薬も存在していない疫病に対して、
副作用が容認できる範囲内であれば、
「効果があるかも知れない」
それだけで、
重症化する前の患者さんに対しては、
早急に承認するべき薬剤だと考えます。


以上　文責　梅澤 充
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