ウラで、
「くだらない能書きは要らないから、
○○クリニックや○×クリニックのように
実際の症例提示をしろ」
という内容のコメントをいただきました。
何が、能書きなのか私にはよく分かりません。
このブログで言いたいのは、
現在のガン治療は、
必ずしも、
患者さんご本人に最適な治療ではなく、
もっと別の治療方法もあるはずで、
それを、真剣に考えて最適の治療方法に辿り着いてください。
ということだけです。
前にも何回も書きましたが、
実例を挙げることは、
あまり意味が無い、と考えるからそれはしていません。
私が「くだらない能書きをたれるだけ」で
実例をほとんど挙げないのは、
全員が違う治療を行っているのに、
その幾つかを掲示しても
他の患者さんの参考にはならない、
と考えているからです。
ご提示のあった○○クリニックや○×クリニックでは、
そのクリニック独自の画一的な治療を行い、
その中で、
「これだけの治療成績がありますよ。」
あるいは、「こういう著効を示した患者さんもいますよ。」
ということを謳っていますが、
そのクリニックで治療を行った患者さんで、
まったく、その宣伝どおりではない患者さんも多数診ています。
今、宣伝という言葉を使いましたが、
私には、その数字や、
症例提示は宣伝にしか見えません。
勿論、そのクリニックでは、
どのような意図で、
それをインターネット上で提示しているのかは知る由もありませんが、
かつて、私が見てきた“イカサマ免疫治療クリニック”では、
酷い誇大広告を掲示していました。
そのクリニックのホームページなどあまり興味はなかったので、
覗いたことはありませんでしたが、
そのクリニックの治療に疑問を持つようになってから、
そのページを確認してみると、
ウソ・うそ・嘘だらけでした。
抗癌剤治療や放射線治療で快方に向かっている患者さんの検査所見を提示して、
それが、あたかも免疫治療だけの効果であるかのように、
書かれていました。
まったくの捏造もたくさんありました。
それ以来、
ネット上のあの手の症例提示を見ると、
宣伝としか思えなくなりました。
私は、自分の今行っている治療を宣伝するつもりは毛頭ありません。
患者さんが増えても、
私の収入が増えるわけではなく、
これ以上に忙しくなったら、
まさに自分の首を絞めるとこになります。
随分と悪意が込められたコメントでした。
「おにぎりを方張り、談笑しながらの抗癌剤治療のほうが
患者さんは長生きできると思う」
という私の考えには、
一言「馬鹿」と一蹴されました。
もし、患者さんであれば、
もう、このブログはお読みにならないでください。
病気に対してけっして良い方向には働きません。
心地良く読めるかただけにしてください。
また、別のウラのコメントで、
昨日の「エビデンスに忠実に!」で書いた、
「できれば、再発が確認される前に、
“そのとき”に何をするかは考えておくべきだと思います。」
に対して、
「何時頃、セカンドオピニオンに行けばいいのか?」
「もっと悪くなってから行けば良いのか?」
との質問がありました。
遠方にお住まいの、すでに再発が確認されている患者さんのご家族です。
私もまだ一度も行ったことのない地域です。
そこは一度は行ってみたい所で、
何度か行くチャンスはあったのですが、
ことごとくそのチャンスは潰され、まだ一度も行っていません。
ところで、
私のところなんかに高い交通費をかけて来られる必要はありません。
不幸にして、これからガンが進行したなら、
どのようなことが予測されるのか、
その予測だけは、
シッカリと把握しておいた方が良いと思います。
それには、お近くの大学やがんセンターでも
何処でもセカンドオピニオンを受けつけてくれるはずです。
そして、その時に、
如何なる対処法があるかまで、
オピニオンをもらえればベストですが、
「先のことまで話せません」
となったら、
ご自身で調べてください。
大きなお金を使う必要はありません。
但し、ご自身の足は、ご家族のためにタップリ使ってください。
しかし、ご本人があまり先回りして、
いろいろ調べることは、
それをクヨクヨ考える性格の患者さんでは
けっして良いことだとは思いません。
ご家族がコッソリと調べてください。
本日は2通のウラのコメントに対する答えを書きました。
以上 文責 梅澤 充
「くだらない能書きは要らないから、
○○クリニックや○×クリニックのように
実際の症例提示をしろ」
という内容のコメントをいただきました。
何が、能書きなのか私にはよく分かりません。
このブログで言いたいのは、
現在のガン治療は、
必ずしも、
患者さんご本人に最適な治療ではなく、
もっと別の治療方法もあるはずで、
それを、真剣に考えて最適の治療方法に辿り着いてください。
ということだけです。
前にも何回も書きましたが、
実例を挙げることは、
あまり意味が無い、と考えるからそれはしていません。
私が「くだらない能書きをたれるだけ」で
実例をほとんど挙げないのは、
全員が違う治療を行っているのに、
その幾つかを掲示しても
他の患者さんの参考にはならない、
と考えているからです。
ご提示のあった○○クリニックや○×クリニックでは、
そのクリニック独自の画一的な治療を行い、
その中で、
「これだけの治療成績がありますよ。」
あるいは、「こういう著効を示した患者さんもいますよ。」
ということを謳っていますが、
そのクリニックで治療を行った患者さんで、
まったく、その宣伝どおりではない患者さんも多数診ています。
今、宣伝という言葉を使いましたが、
私には、その数字や、
症例提示は宣伝にしか見えません。
勿論、そのクリニックでは、
どのような意図で、
それをインターネット上で提示しているのかは知る由もありませんが、
かつて、私が見てきた“イカサマ免疫治療クリニック”では、
酷い誇大広告を掲示していました。
そのクリニックのホームページなどあまり興味はなかったので、
覗いたことはありませんでしたが、
そのクリニックの治療に疑問を持つようになってから、
そのページを確認してみると、
ウソ・うそ・嘘だらけでした。
抗癌剤治療や放射線治療で快方に向かっている患者さんの検査所見を提示して、
それが、あたかも免疫治療だけの効果であるかのように、
書かれていました。
まったくの捏造もたくさんありました。
それ以来、
ネット上のあの手の症例提示を見ると、
宣伝としか思えなくなりました。
私は、自分の今行っている治療を宣伝するつもりは毛頭ありません。
患者さんが増えても、
私の収入が増えるわけではなく、
これ以上に忙しくなったら、
まさに自分の首を絞めるとこになります。
随分と悪意が込められたコメントでした。
「おにぎりを方張り、談笑しながらの抗癌剤治療のほうが
患者さんは長生きできると思う」
という私の考えには、
一言「馬鹿」と一蹴されました。
もし、患者さんであれば、
もう、このブログはお読みにならないでください。
病気に対してけっして良い方向には働きません。
心地良く読めるかただけにしてください。
また、別のウラのコメントで、
昨日の「エビデンスに忠実に!」で書いた、
「できれば、再発が確認される前に、
“そのとき”に何をするかは考えておくべきだと思います。」
に対して、
「何時頃、セカンドオピニオンに行けばいいのか?」
「もっと悪くなってから行けば良いのか?」
との質問がありました。
遠方にお住まいの、すでに再発が確認されている患者さんのご家族です。
私もまだ一度も行ったことのない地域です。
そこは一度は行ってみたい所で、
何度か行くチャンスはあったのですが、
ことごとくそのチャンスは潰され、まだ一度も行っていません。
ところで、
私のところなんかに高い交通費をかけて来られる必要はありません。
不幸にして、これからガンが進行したなら、
どのようなことが予測されるのか、
その予測だけは、
シッカリと把握しておいた方が良いと思います。
それには、お近くの大学やがんセンターでも
何処でもセカンドオピニオンを受けつけてくれるはずです。
そして、その時に、
如何なる対処法があるかまで、
オピニオンをもらえればベストですが、
「先のことまで話せません」
となったら、
ご自身で調べてください。
大きなお金を使う必要はありません。
但し、ご自身の足は、ご家族のためにタップリ使ってください。
しかし、ご本人があまり先回りして、
いろいろ調べることは、
それをクヨクヨ考える性格の患者さんでは
けっして良いことだとは思いません。
ご家族がコッソリと調べてください。
本日は2通のウラのコメントに対する答えを書きました。
以上 文責 梅澤 充