昨日の「驚愕のコメント、自律神経免疫療法?」に対して
興味深いコメントをいただきました。
オモテのコメントですのそのまま再掲します。
は間違いです。
記憶にありませんが、
もし私がそのように書いていたらそれは間違いです。
以下のように訂正します。
恐らく、○○療法といわれているすべての治療法(?)で、
当然、確率はゼロに限りなく近く、極めて低いながらも、
効果はあると思います。
それは、少なくともプラセボ効果(擬似薬効果)は、
確実に存在するからです。
「メンタル的な部分を支えていく必要」
と書かれているとおり、
ガンの治療をしている時に、
精神的な影響は少なからず存在しています。
標準的抗癌剤治療の成績がけっして満足できるものではない理由の一つは、
患者さんの精神状態を、
その副作用によりズタズタにしてしまうこともあると思います。
「○○療法は効く」と信じて、
それを行うことで、
「もしかしたら治るかもしれない」
という大きな希望が心の中に生まれてくるはずです。
そうであれば、
「もはや治療方法はありません」
といわれ、絶望のどん底に陥っていた生活に光が射してきます。
心のQOLは確実に向上すると思います。
たとえ治療効果など無くても、
希望を持って生きるのと、
絶望の淵で生きるのとではその時間はまったく違ったものになるはずです。
また、真っ当な治療を止めさせる医者の気持ちは理解できませんが、
「してはいけない」といわれる
手術、抗癌剤、放射線治療など、
真っ当な治療と○○療法を併用することはけっして悪いことではないと思います。
しかし、単独の○○療法では、
多くの場合無治療と同等です。
5月28日の「リンパ球療法だけに専念しろ!?」
で紹介した患者さんは、
「入院が必要な状態で、あと一月も無理か?」
と思われた状態から、
奇跡的に復活して、
3年間以上、外来通院で診てきた患者さんですが、
リンパ球療法を行いたいと言い出したので、
それは悪いことではなく許可しましたが、
「一切の治療は止めろ」と、その担当医から言われて、
そのとおりにしてしまいました。
いくら真っ当な治療の必要性を説明しても、
悪魔に洗脳された意識は変わることはありませんでした。
3年間続けてきたすべての治療を拒否されました。
結果、先日亡くなられました。
併用していれば、
まだ、そのような状態ではなかったはずです。
本当に悔やまれると同時に、
治療を止めさせた医者に対して大きな憤りを感じます。
もう一通のコメントです。
無責任に健康食品を勧める人は、
ホントにイイ迷惑です。
すべての患者さんは、
ご自身のことですから、
病気・治療について真剣に考えています。
そして、自分の信じる治療方法に向かっています。
不幸にして、標準的抗癌剤治療が最善の治療だと、
信じ込まされて、突き進んでしまっている患者さんもいますが、
それは、それでご自身の決めたことですから、
悪いことではありません。
ところが、そこに高価な健康食品の押し売り(タダですが・・・)を受けてしまうと、
それと、他の治療が併用されてしまいます。
その結果、ガンが快方に向かった時、
本来の治療が有効であったのでしょうけれども、
「もしかしたら、高価な健康食品が有効なのかもしれない」
と疑心暗鬼になってしまいます。
その結果、高額の出費だけが
ダラダラと続くことになります。
しかし多くの場合、
多少の相乗効果はあったのかもしれませんが、
本来の治療が効いているだけだと思います・・・
健康食品や代替療法は、
患者さん自ら、経済的に無理の無い範囲で、
「当たればメッケモノ」の気持ちで摂取するべきものだと考えます。
たとえ善意であっても、
押し付けはするべきではないと思います。
「患者の数だけ選択枝はある」
とは、まさにそのとおりであり、
何回も書いているとおり、
すべての患者さんは、
一人として同じ存在は無いのです。
治療の方法もすべての患者さんで違っていなければなりません。
健康食品、代替療法もおなじです。
それぞれの価値観で決めるべきことです。
抗癌剤治療でも、
十把一絡げの標準治療は、
選択するか否かは慎重に考えた方が良いと思います、
以上 文責 梅澤 充
興味深いコメントをいただきました。
オモテのコメントですのそのまま再掲します。
私の病友も現在その治療を受けています。
先日、梅澤先生のブログのプリントアウトと一緒に免疫療法の中にも効果のないものが
あるからと、手紙を書きました。
私も本を貸してもらいました。
やはり、手術、抗癌剤治療、放射線はしたらいけない治療法と書いてあり、びっくりしました。
こんな治療が横行しているのは本当にゆるされません。
もっと、主治医なり、医療者がメンタル的な部分を支えていく必要があるのでは?
は間違いです。
記憶にありませんが、
もし私がそのように書いていたらそれは間違いです。
以下のように訂正します。
恐らく、○○療法といわれているすべての治療法(?)で、
当然、確率はゼロに限りなく近く、極めて低いながらも、
効果はあると思います。
それは、少なくともプラセボ効果(擬似薬効果)は、
確実に存在するからです。
「メンタル的な部分を支えていく必要」
と書かれているとおり、
ガンの治療をしている時に、
精神的な影響は少なからず存在しています。
標準的抗癌剤治療の成績がけっして満足できるものではない理由の一つは、
患者さんの精神状態を、
その副作用によりズタズタにしてしまうこともあると思います。
「○○療法は効く」と信じて、
それを行うことで、
「もしかしたら治るかもしれない」
という大きな希望が心の中に生まれてくるはずです。
そうであれば、
「もはや治療方法はありません」
といわれ、絶望のどん底に陥っていた生活に光が射してきます。
心のQOLは確実に向上すると思います。
たとえ治療効果など無くても、
希望を持って生きるのと、
絶望の淵で生きるのとではその時間はまったく違ったものになるはずです。
また、真っ当な治療を止めさせる医者の気持ちは理解できませんが、
「してはいけない」といわれる
手術、抗癌剤、放射線治療など、
真っ当な治療と○○療法を併用することはけっして悪いことではないと思います。
しかし、単独の○○療法では、
多くの場合無治療と同等です。
5月28日の「リンパ球療法だけに専念しろ!?」
で紹介した患者さんは、
「入院が必要な状態で、あと一月も無理か?」
と思われた状態から、
奇跡的に復活して、
3年間以上、外来通院で診てきた患者さんですが、
リンパ球療法を行いたいと言い出したので、
それは悪いことではなく許可しましたが、
「一切の治療は止めろ」と、その担当医から言われて、
そのとおりにしてしまいました。
いくら真っ当な治療の必要性を説明しても、
悪魔に洗脳された意識は変わることはありませんでした。
3年間続けてきたすべての治療を拒否されました。
結果、先日亡くなられました。
併用していれば、
まだ、そのような状態ではなかったはずです。
本当に悔やまれると同時に、
治療を止めさせた医者に対して大きな憤りを感じます。
もう一通のコメントです。
件名 : 私も勧められました。
癌に罹るといろいろな人から健康食品や食事療法など勧められます。手術しない方が良い・・
とも言われました。自分自身が不安で一杯の時に善意のつもりでも・・
そのような無責任なことを勧める人達は?悪気は無いではすまされません。
しかも親族(断れないような関係の)だったり・・・何回も言われたり・・病気よりその事に相対することの方がずっと・・辛かったです。
自分の信じるものを絶対だと思われているのかもしれませんが・・・。
何が当たるか分からない病気ゆえの混沌なのかもしれませんが、
自分の選択を他の人にも押し付けるのは・・勘弁してほしい。
患者の数だけ選択はあると思いたいですね。
無責任に健康食品を勧める人は、
ホントにイイ迷惑です。
すべての患者さんは、
ご自身のことですから、
病気・治療について真剣に考えています。
そして、自分の信じる治療方法に向かっています。
不幸にして、標準的抗癌剤治療が最善の治療だと、
信じ込まされて、突き進んでしまっている患者さんもいますが、
それは、それでご自身の決めたことですから、
悪いことではありません。
ところが、そこに高価な健康食品の押し売り(タダですが・・・)を受けてしまうと、
それと、他の治療が併用されてしまいます。
その結果、ガンが快方に向かった時、
本来の治療が有効であったのでしょうけれども、
「もしかしたら、高価な健康食品が有効なのかもしれない」
と疑心暗鬼になってしまいます。
その結果、高額の出費だけが
ダラダラと続くことになります。
しかし多くの場合、
多少の相乗効果はあったのかもしれませんが、
本来の治療が効いているだけだと思います・・・
健康食品や代替療法は、
患者さん自ら、経済的に無理の無い範囲で、
「当たればメッケモノ」の気持ちで摂取するべきものだと考えます。
たとえ善意であっても、
押し付けはするべきではないと思います。
「患者の数だけ選択枝はある」
とは、まさにそのとおりであり、
何回も書いているとおり、
すべての患者さんは、
一人として同じ存在は無いのです。
治療の方法もすべての患者さんで違っていなければなりません。
健康食品、代替療法もおなじです。
それぞれの価値観で決めるべきことです。
抗癌剤治療でも、
十把一絡げの標準治療は、
選択するか否かは慎重に考えた方が良いと思います、
以上 文責 梅澤 充