2006年7月16日~17日に行われた小松島港まつりのレポです。
巡視船体験航海~護衛艦体験航海~潜水艦特別公開と、すごく充実したイベントとなりました。

さぁ、気合い入れて書いていきますよ!
この小松島港まつりに、潜水艦が来港するのを知ったのは6月7日のことでした。
1ヶ月以上前から我々の情報合戦は始まっていたのです(笑
その後、護衛艦「せとゆき」と巡視船「せっつ」による体験航海の詳細情報も入手。
そして7月10日、なんと潜水艦特別一般公開に当選しちゃいましたwww
「せとゆき」の体験航海は外れてしまいましたけどね^^;
しかし、アフさんのご厚意により「せとゆき」体験航海には参加させていただく運びとなりました。
しかも「せっつ」にも乗船できるとか!
本当にありがとうございます<(_ _)>
時は流れ、アフさんと工場長さんとも打ち合わせを済ませていよいよ当日。
前日の夜に急遽、自転車での展開が決定したので行動開始時刻を大幅に早めました。
徳島市の自宅を、装備か次いで出発したのが0550時。 6時前から出撃です。
狙うは、0800に入港すると思われる海自のペアです!
目的地は赤石岸壁。 入港作業も見えるので、我々はそこで落ち合うことに。
自宅を出発して約45分後に、10km離れた新港岸壁に。
10km走ったのでちょっと休憩。 今日、この岸壁で「せっつ」に乗船します。
その「せっつ」は既に入港しておりました。 昨日の夜にでも入港したのでしょう。
再び発進し、自転車を進めること約8km。
赤石岸壁に到着。

しかしここでアクシデント発生!
なんと追い返されましたw まだ入ってはダメだそうですよ・・。
計画が思いっきり狂ってしまいました。
仕方がないので和田島海岸に移動しましょう。
ここから5kmほどありますが仕方ありません。
すると左手には・・

来てる来てる来てる! 入港してきました! 存在感抜群。
急いでカメラを取り出して撮影。
「おやしお」型ではないことを喜んだ後、急いで和田島海岸へと向かいました。 急がねば。

そして和田島海岸到着。
文ではすごく距離が短く感じると思いますが、徳島市中心部から和田島海岸までってものすごく遠いんですよ(苦笑
直線距離では短いのですが、ぐるりと回り込む必要があるので
徳島市内の自宅から20kmちょっと離れてます。 真夏にこれだけ走れば大変なことになります。
でもそんなことを言っているヒマはありません! とにかく撮影せねば。
と、ここで工場長さんから入電。
赤石に立ち入れなかったので別な場所で落ち合いましょうとのこと。
アフさんにも一報の上、小松島航空隊の正門前で落ち合うことに。
陣地転換完了数分後、アフさんと合流して和田島漁港から撮影することに。
はじめからここに来ればよかったw

「せとゆき」が入港してきました。 この何ともいえない雰囲気が最高です。
現時は0745。 やはり0800入港だったようです。 予想的中!

すぐに工場長さんもやってきて、3人で楽しく撮影。

「せとゆき」と潜水艦。(このときはまだSSの艦名、不詳でした)
潜水艦の左側で民間のクレーンが作業してます。
防舷材でもいじっているのでしょうか。
すると、新港から「せっつ」が出港してきました。
双眼鏡&レシーバーで確認してみたところ、どうやら搭載ヘリが発船するそうです。

見えますかね? 中央でヘリがあちらを向いていますw
入港を撮影できたので、巡視船「せっつ」の体験航海に参加すべく新港へ移動。 距離は10kmもあります・・。
途中、阿波赤石駅付近で自分の自転車のスタンドがぶっ壊れて外れるというアクシデントに見舞われながらもなんとか到着。

国土交通省小松島港湾・空港整備事務局の海面清掃船「みずき」です。
そんなことより、この空を見てください!
やっぱり晴れはいいですね。 おかげで無駄に暑いわけですよw

これから我々が乗船する 第五管区海上保安部 神戸海上保安部のヘリ搭載大型巡視船 PLH-07「せっつ」です。
巡視船での体験航海は初めてですね。
なお今回の体験航海では、航海の途中に
小松島海上保安部所属の船艇による訓練などが行われます。 これは楽しみ。

受付を済ませたら、いよいよ乗船です。

船橋。海自の護衛艦と違って広いですね。
なお航海中は、船橋への立ち入りが禁止されます。 なので今のうちに見学。
船橋は立ち入り禁止になるので、我々は海自艦艇でいうところの上部指揮所に陣取ることに。
今更ですが、乗船している人が多すぎるのですが。
港まつりで毎年思うのですが、巡視船の体験航海っていつも人が多いんですよね。
なんでこんなに人気があるのでしょうかw 5月下旬に羽田沖で行われる観閲式もすごい人です。
これってあの某ドラマの影響なのでしょうか・・。
それに比べて海自は・・。
海自の方が人気ありそうな気がするんですけどねぇ、我々マニアからは。。
海自の体験航海はそこまで人が多くなく、ゆっくりと見学できます。
あまりに人が多いので身動きすらとれません。 いや、本当に。
なので乗員さんに、右舷・左舷のどちら側で訓練が行われるか尋ねてみました。
どうやら左側で行われるそうです。 なので人混みをかき分けて左舷側に移動。
リュックなど、装備が多いので移動も一苦労なんですよ・・。
しかしその直後、放送が入って訓練は右舷側で行われるとのこと・・orz

とりあえず船は出港しましたwww 1000時出港。
画像は桟橋に停泊中の「くわの」です。 渋いですねぇ。
訓練海域まで向かう間に、やっとの思いで右舷側に移動できました。
とりあえず船橋後ろの通路、右舷ウィングの後ろで撮影することに。
あとから来たのに、なかなかいいポジションですよ。

いよいよアトラクションの開始です。 まずは観閲式から。
小松島海上保安部所属の特130トン型巡視船 PS-105「びざん」。

敬礼。
我々の真上に観閲官が2人いました。 部長と次長でしょうか。

同じく小松島海上保安部所属の20メートル型巡視艇 CL-23「うずかぜ」。

小松島海上保安部 日和佐分室所属の20メートル型巡視艇 CL-126「あしび」。
20m級のCLで間違いないと思うのですが資料が少ないので・・。

20メートル型灯台見回り船 LS-232「まつひかり」。
これも小松島海上保安部の所属。

「せっつ」搭載のヘリ「すま」がパス。
以上で観閲式は終了。
観閲官と同じような位置にいるので、なんか誇らしい気分になりますw
次は“編隊連携機動”が行われます。



どんどん飛ばします!

いいですねぇ。


ヤン○ーのCMを思い出してしまいましたよwww
すばらしい操船練度が伺えたところで、“不審船対処訓練”に移ります。

不審船役の「まつひかり」を「すま」がサイレンをならしつつ追跡。
巡視船艇が海域に来るまで、ヘリが追跡します。

航跡から察していただける思いますが、本気で逃げてますw

「あしび」と「うずかぜ」が到着。
画像は「あしび」が電光掲示板で停船を促しているところ。
同時にマイクで警告しています。
停船命令に従ったら訓練が成立しません・・w

追跡する2隻。 訓練とはいえ行き足は速く、迫力ありますよ!

「びざん」もやってきました。
思っていたよりも足が遅い・・。 機関の音がすごくうるさい(笑

海上保安庁は停船命令に従わない不審船に対して、警告を開始しました。
保安官がライオットエージェントみたいなの投げつけます。

パーン!と炸裂。

「びざん」船首では小銃と盾を携行して、射撃された場合に備えて待機。
特別警備隊の皆さんでしょうか。

あーあ、撃っちゃったw

正当防衛の射撃を開始。
なんとこれ、89式小銃ですw 海自にも数えるほどしか配備されていないというのに。

白旗掲げて降参。 同時にやっと停船しました。

強行接舷を実施。

特警隊(たぶんw)が容疑者を捕捉。
以上で不審船対処訓練は終了です。 すごく迫力があり、実戦さながらに行われたのでありました。
次はヘリによる傷病者収容訓練です。

「びざん」が進入。

特殊救難員がヘリを誘導。

お互いが、慎重にヘリを近づけます。

ホイストからロープを降ろします。
こんなタイプのホイスト、あったんですねぇ。
陸自のUH-1H/Jのホイストはもっとシンプルですよね。

ピックアップの開始。

ヘリに収容! これまたいいものを見せていただきました。
最後は観閲式よろしくフェアウェル! まさかここまでしてくれるとは思いませんでしたよ。


乗員さんが手を振って、見送りしてくれます。

こういうのは、実際に乗船してみないとわからないですよ。
いい体験ができました。

4隻が散開。

ヘリも見送ってくれます。

そんなこんなで新港に帰港。 帰港したのは1130時。
しかし暑かった・・。 船内の食堂でいただいたお茶がどれだけありがたかったことか。
思っていたよりもおもしろい航海となりました。巡視船もなかなかいいですね。
乗員さんにお礼を言って下船。
さぁ次はいよいよ赤石岸壁での「せとゆき」&潜水艦です!
実はカメラの電池が半減していたので、コンビニで単3のオキシライドを1組(4本)を購入。 これで一安心。
工場長さん宅で小休止&「せとゆき」乗艦券を受け取って、いよいよ出発。
ここから約10kmのサイクリングです。 このくそ暑いときに・・。
やっとの思いで赤石に到着。 しかし暑い! 「せっつ」での体験航海で疲れていたというのも事実ですw

岸壁に停泊中の潜水艦と呉地方隊 第22護衛隊 DD-131「せとゆき」です。
やっぱり艦は( ・∀・)イイ!

ここでようやく潜水艦の艦名が発覚。
第1潜水隊群第3潜水隊SS-588「ふゆしお」です。 呉の潜水艦ですね。
「せとゆき」体験航海は1400の出港予定。
岸壁からの見学もほどほどに、受付を済ませて乗艦します。

76㎜単装速射砲。
一眼のレンズは18-55mmですから、初めてマズルブレーキから本体の全てを写し込むことに成功。

アスロック。 対潜ミサイル積んでます。

シースパロー。 ダミーを1つ積んでます。

ヘリ甲板。 人もそこまで乗艦しておらず、のんびりしてます。

LSO。 ヘリの発着艦を指示するところ。
いろいろ装備品を見学した後、艦橋にやってきました。

艦橋右舷の後ろにある海図台。 しっかりと鉛筆・デバイダー・定規のセットがありますw
海自も船も海も大好きな自分としては、チャートもほしいのですが高すぎます(苦笑
乗員さんによれば、
チャートの白い部分が水深12m以上で潜水艦が航行できるそうです。
手前に白い部分が伸びていますが、その突き当たりがここ赤石岸壁。
左の白い部分は津田ですね。 普段は大型の貨物船が材木の積み卸しをしてます。

艦橋。
自分たちと同じく、出港は艦橋で見学しようという人が多いのか、混んでます。
出港前は情報が各部署から飛び込んでくるのでマニア的にはおもしろいのですが、艦橋要員の皆さんは大変でしょうね。。
それなのに海保と違って、艦橋を公開してくれる海自には頭が下がりますよ。

貼ってあった艦載ヘリの手引き書みたいなもの。
ところで、HSって何の略なんですか?笑

掛けてあったラッパ。

艦橋中央の上部にあるおなじみの計器。
全てわかったあなたはマニアです(笑

そろそろ出港。
航海士が艦長に「乗艦予定者、全員の乗艦が完了しました。舷梯は撤収中」と報告。
艦長は「了解」と一言、そして次に艦内マイクで「早めに出港する!」と一言。
あの、最高にかっこいいのですがw
そんなことはともかく、どうやら予定より10分早い1350に出港するそうです。
前甲板では運用員のみなさんが舫作業に従事しており、いよいよ出港するんだな、と実感します。
すると1等海士さんが、ラッパを用意して・・
出港用意ラッパを勢いよく吹鳴! と同時に航海長が「出港用~意!」の号令! いよいよ出港です!

登舷整列を実施する第1分隊の運用員みなさん。
艦橋で出港を見学するのは最高におもしろいですね。
これはビデオカメラでも持ってくればよかったな、って感じです^^;
出港したので艦内の見学にでも行くことに。

なんといきなりCIC発見w

艦内通路。
このごちゃごちゃ感が最高です。

主機操縦室兼応急指揮所。 通称“ダメコン”です。(ダメージコントロールの略)
ここで主機(エンジン)を動かす重要な区画で、第2の艦橋と呼ばれています。
新型艦では撮影が制限されていることもあります。

科員食堂。 ここで小休止。
自販機があるのですが、回転率があり得ないくらい速く、自分の買ったリンゴジュースがぬるいのですがwww
冷める前に売られてしまう缶ジュースって一体・・。
まぁこれだけクソ暑かったら自販機が重宝されるのも当たり前です。

CPO室。
“鬼の海曹”と呼ばれる先任海曹の区画です。
時として艦長よりも重要な人物にもなりうる先任海曹が集っているわけです。
飛行甲板でラッパとか実演があるというので移動。

まずラッパ。
演奏会でもいいものを聴かせていただけるのですが、やはり艦上で聴くラッパは違います。
なお、右側にちょっとだけタオルが写ってますが、それは「せとゆき」グッズを販売しているところ。
お金がないので冷やかしただけですがw グッズといえば定番は識別帽ですが、自分は小松島航空隊のShadow一筋です!

手旗(てばた)信号の実演。 覚えるの大変そうw

実演も終わりあとは帰港だけ。 なので上部指揮所に移動。
飛行甲板での実演を終えた辺りで、艦は180°回頭。
これからはのんびりとした航海が続きます。
なお航路は、赤石を出港して和田島沖合で右(東)に転針して、ひたする東へと両舷原速で進みました。

前甲板があわただしくなってきました。

左舷側に小松島航空隊が見えてきました。
このあと1600時から港まつりの開幕式が小松島市内の小松島ステーションパークで行われ、
それに祝賀飛行として松空のSH-60Jが3機、編隊飛行を実施します。 そのために離陸している最中。
いいタイミングで帰港したもんですw

3機のうち、1機がものすごく低い高度をバンクさせながらパス。 サービス精神旺盛ですなw

今となっては貴重な、新旧管制塔の2ショット。
2ヶ月後の9月中旬に新管制塔の運用が始まりました。 その直後に旧管制塔は壊されたと思います。

第22護衛隊司令 永沼1等海佐殿。
我々一団に対して、出入港時の操艦要領から、近隣アジア諸国の海軍力までいろいろとお話くださいました。
今思うとすごい方とお話ししていたんですね(笑
興味深く聴かせていただきましたよ。

錨地まで5マイル、入港用意! パカパカーパカパカーパカパパッパパッパパー
艦内マイク「入港用~意!」
1佐殿は、潜水艦「ふゆしお」から「第22護衛隊司令に対し、敬礼!」とやっているので答礼してます。
無論、ラッパ付き。

艦から見た潜水艦「ふゆしお」です。
この独特な雰囲気が最高です。

右舷ウィングで入港の指揮を執っている上級幹部。
緑と白の腕章されている方が、副長兼砲雷長の2佐。 その右の方が1等海佐の艦長。40歳の防大出身です。
副長殿は舫、艦長殿は操艦の指揮を執っておられました。

運用員の皆さん。

2時間に及ぶ体験航海は終わりの時が・・。
「蛍の光」がスピーカーから流れておりますw
我々は、最後の最後まで航海の余韻といいますか、感傷に浸っておりました。。

予定では1700出港だったのですが、予定より30分早い1630に呉へ向けて出港するそうです。

地連の支援要員。 そろそろ出港です。

出港用~意! 出港しちゃいました・・。

さらば「せとゆき」また会う日まで。

総員、帽ふれー!
自分たちも帽ふれを実施。 やはり出港はこうでないと。

「せとゆき」も帽ふれと、霧笛で答えてくれました。

最高に良い出港となりました。
姿が見えなくなるまで見送りましたよ。 ありがとう「せとゆき」!
「せとゆき」を見送った我々は、RTBを開始。
その後、各員と別れて、また明日! ということになりました。
しかし家まで20kmほどありますw 体験航海×2のあとにこれはキツい・・。
なんだかんだいってこの日は、なんと61.3kmも走ってましたw
そして翌日、17日。 今日は待ちに待った潜水艦「ふゆしお」の特別公開です!
しかし天気が微妙w 曇ってます。
とりあえず自宅を0900頃に出発し、赤石到着後に各員と合流。
輪の中に作業服の海曹さんがいますw
サブマリーナの2等海曹さんですが、いろいろとお話ししてくださっています。
こういうのも田舎のイベントならでは。
2曹さんが自分に「キミ、艦内の見学した?」と一言。
「いや、まだなんですよ。ちょっと行ってきます。」とひうち。
すると、「じゃあ一緒に行こうか。」と、まさかの展開。 ありがとうございます(^^
受付のテントで、いろいろ書類(住所とか保護者を記入。あと、防衛機密保持の誓約書みたいなもの)を書いていると
地連要員として受付をされていた1尉さんが一言。
「一緒に見学した方が楽しいでしょ?あの子達もいいですよ。」と
すでに乗艦見学されていたアフさん達ご一行と、一緒に見学できることに。
ありがとうございます!

舷梯を通り、このハッチから乗艦。
写真は昨日の分です。(再掲)
ハッチからハシゴを降りて乗艦するわけですが、このハッチから床面までは結構な高さです。
高所恐怖症の自分には堪えましたが、なんとか侵入成功w
ヒコーキ好きなのに高所恐怖症なんですよね。高いところが嫌いって訳じゃないですが。
無論、初めて潜入した潜水艦の艦内です。水上艦艇とはひと味もふた味も違います。
まずは発令所に案内されました。
我々マニアはやっぱりこういうのを見るとうれしくなりますよねw
映画で見たのと同じ空間、それも本物の潜水艦の発令所にいるわけですから・・。
右舷が艦の機関などのコンソール群。
護衛艦でいうところの主機操縦室。
左舷が魚雷発射パネルなどの攻撃関連のコンソール。
左舷前方が操舵席。
操艦は2人で行います。1人が深度で、もう1人が針路を担当。
要するに
1人が横舵を操作して、もう1人が潜舵を操作します。
「おやしお」型から1人で3次元操艦をすることが可能となりました。
それぞれのコンソールで合理的に分けられています。
そのほうが作戦時に便利ですもんね。
左右両舷で分けられているのなんて、初めて知りましたよ。
雑誌とかでも、さすがにこれは載っていませんからw
次に案内してくれたのは食堂。
お昼前だったので、いい香りが漂ってますよ(笑
ちなみに今日のお昼はハヤシライスとメンチカツです。
500円で食わしてやる!とのことでしたが、あいにく所持金0なので食いっぱぐれましたよwww
それはともかく、
この食堂には自動販売機が無いことに気づきました。
尋ねてみたところ、スペースの関係で設置されていないんだとか。
確かにあれだけの箱を、お世辞にも広いとはいえないこの食堂に置くわけにはいきませんな。
代わりに、コンビニとかでアイスクリームとかを売っているあのクーラーボックスが“手動販売機”として置かれていました。
これが節水に一役買っています。
食卓に備えられている椅子は固定型です。
椅子は箱形になっており、中に野菜が収納されておりました。
この収納方法はなかなかいいアイデアですよねw
あの某リフォーム番組でも、さすがにこれは無かったですよ(^_^;)
雰囲気は水上艦艇と変わりませんが、よく観察すれば随所に
潜水艦ならではの工夫が施されています。 どの区画も見逃せません。
食堂の次に案内されたのは、隣の区画にある発射管室であります。
ここは「ふゆしお」から発射される魚雷やハープーンが収められているところです。
「おやしお」型では、艦首に発射管室が設けられているのですが
それ以外の艦ではソナーの関係で左右両舷に設けられています。
89式魚雷とハープーンが搭載されていましたが、長魚雷って長いですね(笑
護家間に搭載されている短魚雷は、何度も見たことがあるのですが長魚雷は初めてですよ。
というか潜水艦に乗艦しないと長魚雷なんて見学できないのでは?
ハープーンもそうです。
護衛艦などでは、発射機が上を向いている姿しか見たこと無かったので
実際の長さを体感したことはなかったですから。
ここで1つ。
区画と区画を結んでいるのは、ご存じのようにハッチであります。
このハッチ、映画ではかっこよくすり抜けていくのですが
そんな危ないこと素人では無理ですwww
とにかく狭いんですよw 思っていたよりも狭いですよ。
素人がここを、急いですり抜けようとすると絶対に頭を打ちますので注意しましょう。
艦内走るべからず。
閑話休題。
次に機械室を見学。
昔のどん亀のように、ここで機関を操作することはありません。
前述のように発令所で操作。
以上で艦内見学も終了。
乗艦したハッチから下艦ですが、ハッチへと通ずるハシゴがすごく高いんですよねw
でも何とか下艦。 艦内潜入任務を終えました。
しかしおもしろいモノを見させていただけましたね。
潜水艦の艦内なんて、サブマリーナでもない限り一生のうちでそんなに見学することはできませんよw
2等海曹さんの解説付きでしたしね。本当にありがとうございました。
ここまでおもしろく話してくれる方はなかなかいませんよ(笑
せっかくなので我々5人と一緒に記念撮影しましたw
それにしても充実した2日間となりましたよ。
いろいろと楽しく勉強となった港まつりとなりましたよ。
潜水艦見学を終えて自分たちは「また9月の徳島基地祭で!」と言って各自、帰投を開始したのですが
まさか11日後に再会することなんて、まだ誰も知らないのでありました(笑
以上!
巡視船体験航海~護衛艦体験航海~潜水艦特別公開と、すごく充実したイベントとなりました。

DATE
行事名:小松島港まつり 2006
場所:徳島県小松島市 小松島港新港地区・赤石地区
期日:2006/7/16.17
天候:1日目初日は雲の多い晴れ。2日目最終日は曇り。/
![]()
今回の主な収穫:巡視船「せっつ」&護衛艦「せとゆき」 による体験航海。潜水艦「ふゆしお」の特別公開。
今回の失策:無し。
さぁ、気合い入れて書いていきますよ!
この小松島港まつりに、潜水艦が来港するのを知ったのは6月7日のことでした。
1ヶ月以上前から我々の情報合戦は始まっていたのです(笑
その後、護衛艦「せとゆき」と巡視船「せっつ」による体験航海の詳細情報も入手。
そして7月10日、なんと潜水艦特別一般公開に当選しちゃいましたwww
「せとゆき」の体験航海は外れてしまいましたけどね^^;
しかし、アフさんのご厚意により「せとゆき」体験航海には参加させていただく運びとなりました。
しかも「せっつ」にも乗船できるとか!
本当にありがとうございます<(_ _)>
時は流れ、アフさんと工場長さんとも打ち合わせを済ませていよいよ当日。
前日の夜に急遽、自転車での展開が決定したので行動開始時刻を大幅に早めました。
徳島市の自宅を、装備か次いで出発したのが0550時。 6時前から出撃です。
狙うは、0800に入港すると思われる海自のペアです!
目的地は赤石岸壁。 入港作業も見えるので、我々はそこで落ち合うことに。
自宅を出発して約45分後に、10km離れた新港岸壁に。
10km走ったのでちょっと休憩。 今日、この岸壁で「せっつ」に乗船します。
その「せっつ」は既に入港しておりました。 昨日の夜にでも入港したのでしょう。
再び発進し、自転車を進めること約8km。
赤石岸壁に到着。

しかしここでアクシデント発生!
なんと追い返されましたw まだ入ってはダメだそうですよ・・。
計画が思いっきり狂ってしまいました。
仕方がないので和田島海岸に移動しましょう。
ここから5kmほどありますが仕方ありません。
すると左手には・・

来てる来てる来てる! 入港してきました! 存在感抜群。
急いでカメラを取り出して撮影。
「おやしお」型ではないことを喜んだ後、急いで和田島海岸へと向かいました。 急がねば。

そして和田島海岸到着。
文ではすごく距離が短く感じると思いますが、徳島市中心部から和田島海岸までってものすごく遠いんですよ(苦笑
直線距離では短いのですが、ぐるりと回り込む必要があるので
徳島市内の自宅から20kmちょっと離れてます。 真夏にこれだけ走れば大変なことになります。
でもそんなことを言っているヒマはありません! とにかく撮影せねば。
と、ここで工場長さんから入電。
赤石に立ち入れなかったので別な場所で落ち合いましょうとのこと。
アフさんにも一報の上、小松島航空隊の正門前で落ち合うことに。
陣地転換完了数分後、アフさんと合流して和田島漁港から撮影することに。
はじめからここに来ればよかったw

「せとゆき」が入港してきました。 この何ともいえない雰囲気が最高です。
現時は0745。 やはり0800入港だったようです。 予想的中!

すぐに工場長さんもやってきて、3人で楽しく撮影。

「せとゆき」と潜水艦。(このときはまだSSの艦名、不詳でした)
潜水艦の左側で民間のクレーンが作業してます。
防舷材でもいじっているのでしょうか。
すると、新港から「せっつ」が出港してきました。
双眼鏡&レシーバーで確認してみたところ、どうやら搭載ヘリが発船するそうです。

見えますかね? 中央でヘリがあちらを向いていますw
入港を撮影できたので、巡視船「せっつ」の体験航海に参加すべく新港へ移動。 距離は10kmもあります・・。
途中、阿波赤石駅付近で自分の自転車のスタンドがぶっ壊れて外れるというアクシデントに見舞われながらもなんとか到着。

国土交通省小松島港湾・空港整備事務局の海面清掃船「みずき」です。
そんなことより、この空を見てください!
やっぱり晴れはいいですね。 おかげで無駄に暑いわけですよw

これから我々が乗船する 第五管区海上保安部 神戸海上保安部のヘリ搭載大型巡視船 PLH-07「せっつ」です。
巡視船での体験航海は初めてですね。
なお今回の体験航海では、航海の途中に
小松島海上保安部所属の船艇による訓練などが行われます。 これは楽しみ。

受付を済ませたら、いよいよ乗船です。

船橋。海自の護衛艦と違って広いですね。
なお航海中は、船橋への立ち入りが禁止されます。 なので今のうちに見学。
船橋は立ち入り禁止になるので、我々は海自艦艇でいうところの上部指揮所に陣取ることに。
今更ですが、乗船している人が多すぎるのですが。
港まつりで毎年思うのですが、巡視船の体験航海っていつも人が多いんですよね。
なんでこんなに人気があるのでしょうかw 5月下旬に羽田沖で行われる観閲式もすごい人です。
これってあの某ドラマの影響なのでしょうか・・。
それに比べて海自は・・。
海自の方が人気ありそうな気がするんですけどねぇ、我々マニアからは。。
海自の体験航海はそこまで人が多くなく、ゆっくりと見学できます。
あまりに人が多いので身動きすらとれません。 いや、本当に。
なので乗員さんに、右舷・左舷のどちら側で訓練が行われるか尋ねてみました。
どうやら左側で行われるそうです。 なので人混みをかき分けて左舷側に移動。
リュックなど、装備が多いので移動も一苦労なんですよ・・。
しかしその直後、放送が入って訓練は右舷側で行われるとのこと・・orz

とりあえず船は出港しましたwww 1000時出港。
画像は桟橋に停泊中の「くわの」です。 渋いですねぇ。
訓練海域まで向かう間に、やっとの思いで右舷側に移動できました。
とりあえず船橋後ろの通路、右舷ウィングの後ろで撮影することに。
あとから来たのに、なかなかいいポジションですよ。

いよいよアトラクションの開始です。 まずは観閲式から。
小松島海上保安部所属の特130トン型巡視船 PS-105「びざん」。

敬礼。
我々の真上に観閲官が2人いました。 部長と次長でしょうか。

同じく小松島海上保安部所属の20メートル型巡視艇 CL-23「うずかぜ」。

小松島海上保安部 日和佐分室所属の20メートル型巡視艇 CL-126「あしび」。
20m級のCLで間違いないと思うのですが資料が少ないので・・。

20メートル型灯台見回り船 LS-232「まつひかり」。
これも小松島海上保安部の所属。

「せっつ」搭載のヘリ「すま」がパス。
以上で観閲式は終了。
観閲官と同じような位置にいるので、なんか誇らしい気分になりますw
次は“編隊連携機動”が行われます。



どんどん飛ばします!

いいですねぇ。


ヤン○ーのCMを思い出してしまいましたよwww
すばらしい操船練度が伺えたところで、“不審船対処訓練”に移ります。

不審船役の「まつひかり」を「すま」がサイレンをならしつつ追跡。
巡視船艇が海域に来るまで、ヘリが追跡します。

航跡から察していただける思いますが、本気で逃げてますw

「あしび」と「うずかぜ」が到着。
画像は「あしび」が電光掲示板で停船を促しているところ。
同時にマイクで警告しています。
停船命令に従ったら訓練が成立しません・・w

追跡する2隻。 訓練とはいえ行き足は速く、迫力ありますよ!

「びざん」もやってきました。
思っていたよりも足が遅い・・。 機関の音がすごくうるさい(笑

海上保安庁は停船命令に従わない不審船に対して、警告を開始しました。
保安官がライオットエージェントみたいなの投げつけます。

パーン!と炸裂。

「びざん」船首では小銃と盾を携行して、射撃された場合に備えて待機。
特別警備隊の皆さんでしょうか。

あーあ、撃っちゃったw

正当防衛の射撃を開始。
なんとこれ、89式小銃ですw 海自にも数えるほどしか配備されていないというのに。

白旗掲げて降参。 同時にやっと停船しました。

強行接舷を実施。

特警隊(たぶんw)が容疑者を捕捉。
以上で不審船対処訓練は終了です。 すごく迫力があり、実戦さながらに行われたのでありました。
次はヘリによる傷病者収容訓練です。

「びざん」が進入。

特殊救難員がヘリを誘導。

お互いが、慎重にヘリを近づけます。

ホイストからロープを降ろします。
こんなタイプのホイスト、あったんですねぇ。
陸自のUH-1H/Jのホイストはもっとシンプルですよね。

ピックアップの開始。

ヘリに収容! これまたいいものを見せていただきました。
最後は観閲式よろしくフェアウェル! まさかここまでしてくれるとは思いませんでしたよ。


乗員さんが手を振って、見送りしてくれます。

こういうのは、実際に乗船してみないとわからないですよ。
いい体験ができました。

4隻が散開。

ヘリも見送ってくれます。

そんなこんなで新港に帰港。 帰港したのは1130時。
しかし暑かった・・。 船内の食堂でいただいたお茶がどれだけありがたかったことか。
思っていたよりもおもしろい航海となりました。巡視船もなかなかいいですね。
乗員さんにお礼を言って下船。
さぁ次はいよいよ赤石岸壁での「せとゆき」&潜水艦です!
実はカメラの電池が半減していたので、コンビニで単3のオキシライドを1組(4本)を購入。 これで一安心。
工場長さん宅で小休止&「せとゆき」乗艦券を受け取って、いよいよ出発。
ここから約10kmのサイクリングです。 このくそ暑いときに・・。
やっとの思いで赤石に到着。 しかし暑い! 「せっつ」での体験航海で疲れていたというのも事実ですw

岸壁に停泊中の潜水艦と呉地方隊 第22護衛隊 DD-131「せとゆき」です。
やっぱり艦は( ・∀・)イイ!

ここでようやく潜水艦の艦名が発覚。
第1潜水隊群第3潜水隊SS-588「ふゆしお」です。 呉の潜水艦ですね。
「せとゆき」体験航海は1400の出港予定。
岸壁からの見学もほどほどに、受付を済ませて乗艦します。

76㎜単装速射砲。
一眼のレンズは18-55mmですから、初めてマズルブレーキから本体の全てを写し込むことに成功。

アスロック。 対潜ミサイル積んでます。

シースパロー。 ダミーを1つ積んでます。

ヘリ甲板。 人もそこまで乗艦しておらず、のんびりしてます。

LSO。 ヘリの発着艦を指示するところ。
いろいろ装備品を見学した後、艦橋にやってきました。

艦橋右舷の後ろにある海図台。 しっかりと鉛筆・デバイダー・定規のセットがありますw
海自も船も海も大好きな自分としては、チャートもほしいのですが高すぎます(苦笑
乗員さんによれば、
チャートの白い部分が水深12m以上で潜水艦が航行できるそうです。
手前に白い部分が伸びていますが、その突き当たりがここ赤石岸壁。
左の白い部分は津田ですね。 普段は大型の貨物船が材木の積み卸しをしてます。

艦橋。
自分たちと同じく、出港は艦橋で見学しようという人が多いのか、混んでます。
出港前は情報が各部署から飛び込んでくるのでマニア的にはおもしろいのですが、艦橋要員の皆さんは大変でしょうね。。
それなのに海保と違って、艦橋を公開してくれる海自には頭が下がりますよ。

貼ってあった艦載ヘリの手引き書みたいなもの。
ところで、HSって何の略なんですか?笑

掛けてあったラッパ。

艦橋中央の上部にあるおなじみの計器。
全てわかったあなたはマニアです(笑

そろそろ出港。
航海士が艦長に「乗艦予定者、全員の乗艦が完了しました。舷梯は撤収中」と報告。
艦長は「了解」と一言、そして次に艦内マイクで「早めに出港する!」と一言。
あの、最高にかっこいいのですがw
そんなことはともかく、どうやら予定より10分早い1350に出港するそうです。
前甲板では運用員のみなさんが舫作業に従事しており、いよいよ出港するんだな、と実感します。
すると1等海士さんが、ラッパを用意して・・
出港用意ラッパを勢いよく吹鳴! と同時に航海長が「出港用~意!」の号令! いよいよ出港です!

登舷整列を実施する第1分隊の運用員みなさん。
艦橋で出港を見学するのは最高におもしろいですね。
これはビデオカメラでも持ってくればよかったな、って感じです^^;
出港したので艦内の見学にでも行くことに。

なんといきなりCIC発見w

艦内通路。
このごちゃごちゃ感が最高です。

主機操縦室兼応急指揮所。 通称“ダメコン”です。(ダメージコントロールの略)
ここで主機(エンジン)を動かす重要な区画で、第2の艦橋と呼ばれています。
新型艦では撮影が制限されていることもあります。

科員食堂。 ここで小休止。
自販機があるのですが、回転率があり得ないくらい速く、自分の買ったリンゴジュースがぬるいのですがwww
冷める前に売られてしまう缶ジュースって一体・・。
まぁこれだけクソ暑かったら自販機が重宝されるのも当たり前です。

CPO室。
“鬼の海曹”と呼ばれる先任海曹の区画です。
時として艦長よりも重要な人物にもなりうる先任海曹が集っているわけです。
飛行甲板でラッパとか実演があるというので移動。

まずラッパ。
演奏会でもいいものを聴かせていただけるのですが、やはり艦上で聴くラッパは違います。
なお、右側にちょっとだけタオルが写ってますが、それは「せとゆき」グッズを販売しているところ。
お金がないので冷やかしただけですがw グッズといえば定番は識別帽ですが、自分は小松島航空隊のShadow一筋です!

手旗(てばた)信号の実演。 覚えるの大変そうw

実演も終わりあとは帰港だけ。 なので上部指揮所に移動。
飛行甲板での実演を終えた辺りで、艦は180°回頭。
これからはのんびりとした航海が続きます。
なお航路は、赤石を出港して和田島沖合で右(東)に転針して、ひたする東へと両舷原速で進みました。

前甲板があわただしくなってきました。

左舷側に小松島航空隊が見えてきました。
このあと1600時から港まつりの開幕式が小松島市内の小松島ステーションパークで行われ、
それに祝賀飛行として松空のSH-60Jが3機、編隊飛行を実施します。 そのために離陸している最中。
いいタイミングで帰港したもんですw

3機のうち、1機がものすごく低い高度をバンクさせながらパス。 サービス精神旺盛ですなw

今となっては貴重な、新旧管制塔の2ショット。
2ヶ月後の9月中旬に新管制塔の運用が始まりました。 その直後に旧管制塔は壊されたと思います。

第22護衛隊司令 永沼1等海佐殿。
我々一団に対して、出入港時の操艦要領から、近隣アジア諸国の海軍力までいろいろとお話くださいました。
今思うとすごい方とお話ししていたんですね(笑
興味深く聴かせていただきましたよ。

錨地まで5マイル、入港用意! パカパカーパカパカーパカパパッパパッパパー
艦内マイク「入港用~意!」
1佐殿は、潜水艦「ふゆしお」から「第22護衛隊司令に対し、敬礼!」とやっているので答礼してます。
無論、ラッパ付き。

艦から見た潜水艦「ふゆしお」です。
この独特な雰囲気が最高です。

右舷ウィングで入港の指揮を執っている上級幹部。
緑と白の腕章されている方が、副長兼砲雷長の2佐。 その右の方が1等海佐の艦長。40歳の防大出身です。
副長殿は舫、艦長殿は操艦の指揮を執っておられました。

運用員の皆さん。

2時間に及ぶ体験航海は終わりの時が・・。
「蛍の光」がスピーカーから流れておりますw
我々は、最後の最後まで航海の余韻といいますか、感傷に浸っておりました。。

予定では1700出港だったのですが、予定より30分早い1630に呉へ向けて出港するそうです。

地連の支援要員。 そろそろ出港です。

出港用~意! 出港しちゃいました・・。

さらば「せとゆき」また会う日まで。

総員、帽ふれー!
自分たちも帽ふれを実施。 やはり出港はこうでないと。

「せとゆき」も帽ふれと、霧笛で答えてくれました。

最高に良い出港となりました。
姿が見えなくなるまで見送りましたよ。 ありがとう「せとゆき」!
「せとゆき」を見送った我々は、RTBを開始。
その後、各員と別れて、また明日! ということになりました。
しかし家まで20kmほどありますw 体験航海×2のあとにこれはキツい・・。
なんだかんだいってこの日は、なんと61.3kmも走ってましたw
そして翌日、17日。 今日は待ちに待った潜水艦「ふゆしお」の特別公開です!
しかし天気が微妙w 曇ってます。
とりあえず自宅を0900頃に出発し、赤石到着後に各員と合流。
輪の中に作業服の海曹さんがいますw
サブマリーナの2等海曹さんですが、いろいろとお話ししてくださっています。
こういうのも田舎のイベントならでは。
2曹さんが自分に「キミ、艦内の見学した?」と一言。
「いや、まだなんですよ。ちょっと行ってきます。」とひうち。
すると、「じゃあ一緒に行こうか。」と、まさかの展開。 ありがとうございます(^^
受付のテントで、いろいろ書類(住所とか保護者を記入。あと、防衛機密保持の誓約書みたいなもの)を書いていると
地連要員として受付をされていた1尉さんが一言。
「一緒に見学した方が楽しいでしょ?あの子達もいいですよ。」と
すでに乗艦見学されていたアフさん達ご一行と、一緒に見学できることに。
ありがとうございます!

舷梯を通り、このハッチから乗艦。
写真は昨日の分です。(再掲)
ハッチからハシゴを降りて乗艦するわけですが、このハッチから床面までは結構な高さです。
高所恐怖症の自分には堪えましたが、なんとか侵入成功w
ヒコーキ好きなのに高所恐怖症なんですよね。高いところが嫌いって訳じゃないですが。
無論、初めて潜入した潜水艦の艦内です。水上艦艇とはひと味もふた味も違います。
まずは発令所に案内されました。
我々マニアはやっぱりこういうのを見るとうれしくなりますよねw
映画で見たのと同じ空間、それも本物の潜水艦の発令所にいるわけですから・・。
右舷が艦の機関などのコンソール群。
護衛艦でいうところの主機操縦室。
左舷が魚雷発射パネルなどの攻撃関連のコンソール。
左舷前方が操舵席。
操艦は2人で行います。1人が深度で、もう1人が針路を担当。
要するに
1人が横舵を操作して、もう1人が潜舵を操作します。
「おやしお」型から1人で3次元操艦をすることが可能となりました。
それぞれのコンソールで合理的に分けられています。
そのほうが作戦時に便利ですもんね。
左右両舷で分けられているのなんて、初めて知りましたよ。
雑誌とかでも、さすがにこれは載っていませんからw
次に案内してくれたのは食堂。
お昼前だったので、いい香りが漂ってますよ(笑
ちなみに今日のお昼はハヤシライスとメンチカツです。
500円で食わしてやる!とのことでしたが、あいにく所持金0なので食いっぱぐれましたよwww
それはともかく、
この食堂には自動販売機が無いことに気づきました。
尋ねてみたところ、スペースの関係で設置されていないんだとか。
確かにあれだけの箱を、お世辞にも広いとはいえないこの食堂に置くわけにはいきませんな。
代わりに、コンビニとかでアイスクリームとかを売っているあのクーラーボックスが“手動販売機”として置かれていました。
これが節水に一役買っています。
食卓に備えられている椅子は固定型です。
椅子は箱形になっており、中に野菜が収納されておりました。
この収納方法はなかなかいいアイデアですよねw
あの某リフォーム番組でも、さすがにこれは無かったですよ(^_^;)
雰囲気は水上艦艇と変わりませんが、よく観察すれば随所に
潜水艦ならではの工夫が施されています。 どの区画も見逃せません。
食堂の次に案内されたのは、隣の区画にある発射管室であります。
ここは「ふゆしお」から発射される魚雷やハープーンが収められているところです。
「おやしお」型では、艦首に発射管室が設けられているのですが
それ以外の艦ではソナーの関係で左右両舷に設けられています。
89式魚雷とハープーンが搭載されていましたが、長魚雷って長いですね(笑
護家間に搭載されている短魚雷は、何度も見たことがあるのですが長魚雷は初めてですよ。
というか潜水艦に乗艦しないと長魚雷なんて見学できないのでは?
ハープーンもそうです。
護衛艦などでは、発射機が上を向いている姿しか見たこと無かったので
実際の長さを体感したことはなかったですから。
ここで1つ。
区画と区画を結んでいるのは、ご存じのようにハッチであります。
このハッチ、映画ではかっこよくすり抜けていくのですが
そんな危ないこと素人では無理ですwww
とにかく狭いんですよw 思っていたよりも狭いですよ。
素人がここを、急いですり抜けようとすると絶対に頭を打ちますので注意しましょう。
艦内走るべからず。
閑話休題。
次に機械室を見学。
昔のどん亀のように、ここで機関を操作することはありません。
前述のように発令所で操作。
以上で艦内見学も終了。
乗艦したハッチから下艦ですが、ハッチへと通ずるハシゴがすごく高いんですよねw
でも何とか下艦。 艦内潜入任務を終えました。
しかしおもしろいモノを見させていただけましたね。
潜水艦の艦内なんて、サブマリーナでもない限り一生のうちでそんなに見学することはできませんよw
2等海曹さんの解説付きでしたしね。本当にありがとうございました。
ここまでおもしろく話してくれる方はなかなかいませんよ(笑
せっかくなので我々5人と一緒に記念撮影しましたw
それにしても充実した2日間となりましたよ。
いろいろと楽しく勉強となった港まつりとなりましたよ。
潜水艦見学を終えて自分たちは「また9月の徳島基地祭で!」と言って各自、帰投を開始したのですが
まさか11日後に再会することなんて、まだ誰も知らないのでありました(笑
以上!
イベントレポート
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【2007-07-07(Sat) 14:47:03】
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Comments:(6)
>ひろさん
1回といわず全て見ましょうw
http://animescoop.ebo-shi.com/luckystar.html
>けいじんさん
ありがとうございます。
一昨年といいますと佐世保の旗艦である「くらま」の来航が予定されていましたね。
港まつり前日に、三重県沖で発生した海難事案のため
緊急出港してしまって港まつりはキャンセルされてしまって・・。
その代わりとしてやってきたのが「せとゆき」でしたね。
「くらま」に乗艦できるはずが「せとゆき」になってしまい、惜しいことしましたね^^;
そうです。全行程自転車での行軍です。
自家用車や原付は持っていませんし、バス移動はお金がかかる上に
ダイヤとかの都合もありますから。
自転車イイですよ自転車。
海保の体験航海は自分も今回が初でした。
まさかあんなに豪華な観閲式&訓練展示が見られるとは誰も思ってませんでしたから。。
今年は巡視船の体験航海には参加しないと思います(笑
1回といわず全て見ましょうw
http://animescoop.ebo-shi.com/luckystar.html
>けいじんさん
ありがとうございます。
一昨年といいますと佐世保の旗艦である「くらま」の来航が予定されていましたね。
港まつり前日に、三重県沖で発生した海難事案のため
緊急出港してしまって港まつりはキャンセルされてしまって・・。
その代わりとしてやってきたのが「せとゆき」でしたね。
「くらま」に乗艦できるはずが「せとゆき」になってしまい、惜しいことしましたね^^;
そうです。全行程自転車での行軍です。
自家用車や原付は持っていませんし、バス移動はお金がかかる上に
ダイヤとかの都合もありますから。
自転車イイですよ自転車。
海保の体験航海は自分も今回が初でした。
まさかあんなに豪華な観閲式&訓練展示が見られるとは誰も思ってませんでしたから。。
今年は巡視船の体験航海には参加しないと思います(笑
ひうちさんこんにちわ。
航海日誌たいへん面白かったです。私も一昨年の「せとゆき」の体験航海に乗ったのでその時を思い出しました。それにしてもすごい行動力ですね。自転車移動でしょ。私ら年寄りの鈍った体では到底無理です。
保安庁の体験航海ってサービス満点ですね。知りませんでした。年に一度のお披露目ですものね。
続編が楽しみです。
航海日誌たいへん面白かったです。私も一昨年の「せとゆき」の体験航海に乗ったのでその時を思い出しました。それにしてもすごい行動力ですね。自転車移動でしょ。私ら年寄りの鈍った体では到底無理です。
保安庁の体験航海ってサービス満点ですね。知りませんでした。年に一度のお披露目ですものね。
続編が楽しみです。
2007-07-08 日 18:02:03 |
URL |
けいじん #- [ 編集]
そーなんですか
前に一回だけ見たことありましたけどね
前に一回だけ見たことありましたけどね
2007-07-08 日 13:33:22 |
URL |
ひろ #nwPxVIBQ [ 編集]
そーなんですか
前に一回だけ見たことありましたけどね
前に一回だけ見たことありましたけどね
2007-07-08 日 13:20:35 |
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ひろ #nwPxVIBQ [ 編集]
気がついたら60kmも走ってましたw
真夏にそれだけ走るのは、本当に大変でしたよ・・。
らき☆すたといえば
4コマ原作で、今期最も人気のあるアニメといっても過言ではないあれじゃないですかwww
かがみんのお誕生日はもう過ぎてしまったので
にょろの夏ver.に替えましたが^^;
真夏にそれだけ走るのは、本当に大変でしたよ・・。
らき☆すたといえば
4コマ原作で、今期最も人気のあるアニメといっても過言ではないあれじゃないですかwww
かがみんのお誕生日はもう過ぎてしまったので
にょろの夏ver.に替えましたが^^;
お疲れ様でした!61.3kmですか…凄いですね。
というかひうちさん、らきすたって何ですからきすたってwww
というかひうちさん、らきすたって何ですからきすたってwww
2007-07-08 日 01:27:43 |
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ひろ #C/.X717w [ 編集]