2013/2/28(木)撮影。
日峯大神子広域公園一帯で林野火災消防訓練が実施されたので見に行ってきました。
これは3/1から3/7までの平成25年全国山火事予防運動を前に開催されたもので、
「林野火災防ぎょ(防禦)訓練」の名で実施してい本部も多いですね。
冬が終わった春先に開催されることから、全国どこの訓練の写真も明るく晴れている印象の訓練です。
まずは局の人員輸送車。
署隊が来るより先に来て、準備を進めていました。
山道を上ってくる東1。
ここで大型水槽も撮ればよかったと未だに後悔しいています。
東1と都道府県指揮隊車が東署から到着。
都道府県指揮隊車は徳島市消防局では、指揮1号車として運用しています。
指揮隊を持たないことから普段の現場には出場しませんが、緊援隊としてはもちろん活用されており
先日の熊本地震の際も徳島県隊の1台として出場しました。
前年2012年6月に配備されたばかりの指揮隊車。
この年の出初め式に行けてないので、行事で撮るのはこれが初めて。
実災害には出場しませんが、徳島市消防局ではこういった訓練の際は指揮隊を結成、
指揮隊車を出して現場指揮本部も開設されます。
徳島東PSよりパトも到着。
徳島県消防防災航空隊の指揮車。
現場指揮本部に加わり県防災ヘリの活動を地上からサポートします。
1000訓練開始。
無線で現着報告をしているのがそれらしくてよい。
大型水槽車以下署隊が続々と現着!
勝占分団東部班と積載車と津田分団のCD-1も駆け上がります。
水幕ノズル展開完了。
これ便利そうだけど、ノズルの数だけ短いホースを結合せねばならないので大変そう。
放水を開通させるべく迅速に活動する津田分団。
ポンプ車左の「P8」の標識は、防火水槽を示す標識だったと記憶しています。
警戒、広報のためにパトカーも周ります。
現場指揮本部。
ちょうど小松島市消防本部が到着し、徳島消防に到着報告を行っているところ。
なお訓練波は、徳島消防は市波2chを使用していました。
水利の確保、ホースの素早い結合と一定の圧力が林野火災のキモか。
これは団車のようですが行灯からも判るように署隊車。
小松島市消防本部では、分団落ちのBS-Ⅰ、BD-Ⅰを持つのが伝統のようです。
四駆を持つという意味なのかもしれません。
日峰山(公園は日“峯”大神子広域公園)は山の北が徳島市、南が小松島市となっており
小松島市消防本部も活動、訓練に参加しています。
マップルを見たところ、この訓練が行われている山頂展望台は小松島市。
市町村の境目界隈で119番通報した場合、
電話がかかった先の本部の近くに署等があればそこから出動するものと思っています。
今回の訓練では、119番すると徳島市消防局が電話に出ていました。
そこで小松島市消防本部が出てくるということは、広域応援協定に基づく出動?
放水する団員と署隊。
放水をもっとカッコよく撮れるように頑張ろう。 筒先員の背中は、いわば非公式側。
反対に回り込んで撮るべきでした。
小松島市総合グラウンドで小松島消防のタンク車から給水を受ける県防災JA109R。
JA109Rと現場指揮本部、地上隊との交信は徳島県共通波。
この機体も2017年度には更新されます。
標高191.6mの日峰山から撮っているので近い!これが順光だったらなあ!
ヘリコプターの散水で訓練終了。徳島市消防局の大隊長以下、訓練に参加した各本部が整列します。
気になったものをいろいろ見ていきましょう。
都道府県指揮隊車とセットのストレッチャー型の移動式指揮机。
ここにもヨコヤハモーターセールスの表記が。
これは緊援隊予算配備ではない徳島消防に元からあるもの。
てっぺんがストロボライトになっていて、チカッチカと点滅していました。
指揮本部運用中は、こういう位置関係で配置。
夜間の災害のときに現場指揮本部の位置を明確にするものでしょうか。
これは今回初めて見ました。
脚のテプラにも徳島市東消防署 現場指揮本部と書かれています。
指揮隊車のリヤー積載状況。
緊援隊車両の大幅拡充は破竹の勢い。
いざ発災すると隊員の活動のサポートに威力を発揮する車両群ではありますが、
小さい本部ではあまり扱わない1機能1台の車両、
それを40台前後製作して全国の本部に配備する緊援隊の制度は目を見張るものがあるなと考えます。
リヤービュー。
同じ車両が集まる緊援隊訓練でも、このラインのおかげでよく目立っています。
このラインは確か市内と流れる川を表現したものではなかったでしょうか。
水幕ノズル。
水圧で中央のフタが持ち上がって水幕を形成。
大型水槽車を見ていきましょう。
目線をもっと下げて複数布線されたホースを入れるべきでした。
サイドビュー。
フォントも渋いしこれは相当かっこいい。
しっかり確認しながら後進。
漆黒のタイヤと2つのモーターサイレンがいいですね。
トーハツ製B-2級ポンプを備えています。
たぶんインターネット初公開のリヤービュー。
出初め式にも出ず、この林野火災訓練以外だとたまの走行訓練(車両感覚習得?)くらいにしか出ない大型水槽車、
晴天のそれも大神子の上というおなじみの場所でたくさん記録できた訓練でした。