プロフィール

内海とうき

Author:内海とうき
2016年5月から山に登り始めた登山初心者です。

新潟県の真ん中辺りを拠点にとりあえずは難易度の低い低山を色々と登ってみたいと思っています。

モットーは「お金を掛けずに山を楽しむ」(笑)

2020年11月からキャンプも始めてみました。

どうぞよろしくお願い致します。

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2020年4月4日 国上山から弥彦山まで縦走登山 後編

前回の「2020年4月4日 国上山から弥彦山まで縦走登山 前編」からの続きになります。

国上山~弥彦山~角田山の西蒲三山縦走に向けて脚の様子見と未踏コースの確認も兼ねてまずは国上山~弥彦山を縦走登山。
国上山~剣ヶ峰~黒滝山を経て猿ヶ馬場に到着、そして次の雨乞山へ向かうのでした。

猿ヶ馬場・弥彦スカイライン入り口の脇に雨乞山への登山口がありました。

車に注意しながら道路を横断。





雨乞山登り口。

こちらにもコース案内の標柱が立っていました。
ここから雨乞山にアタック開始!



もくじ
1.雨乞山へ
2.弥彦山へ
3.弥彦山・表参道コース下山
4.道の駅国上へ




■雨乞山へ


雨乞山への登山道に入ると先程の猿ヶ馬場に出るまで通ってきた道と比べるとちょっと傾斜を増した道になり、しばらく登って来ると少し景色が開けました。

下に弥彦スカイラインを見下ろす。
こういうところ、何となく好きです。
左手は日本海の景色が広がっていました…が、生憎ガスって佐渡ヶ島は見えず。
空気の澄んでいる時にはいい景色が見れそうなポイントですね。





そこを過ぎると、結構な傾斜の急登が始まる。

あれ、車で弥彦スカイラインを登る時だと猿ヶ馬場から雨乞山は近そうなイメージだったけど、こんなにも急登だったのか…!





階段などは整備されてなく、木の根や土のステップの付いた道を登っていく。

こりゃあ下りで来るのも滑りやすそうで緊張感があるかも…。





木々の向こうに山のシルエットが覗く。

もしかしてあれが雨乞山の頂上か…!?
それほど遠くないはずなのにこの高低差…(・_・;)





更に登ってきて、ちょいと一息ついたタイミングでふと足元を見ると、おやチョウチョ。

ギフチョウかな?




一度作業道っぽい所に出た。

ガードレール沿いに右奥の登山道へと進みました。





花を発見。

イカリソウがたくさん咲いていました。





更に急登が続く。

いやぁ、これはほんと想像以上の急な山だった…。





そして雨乞山頂上に到着。

以前はここにアンテナ施設がありましたが、今はすっかり更地ですね。
ちなみに雨乞山というのは全国各地にいくつかありますが、この弥彦の雨乞山の読み方は「あまごえやま」のようですね。
黒滝山での休憩を終えて出発したのが13:21で、ここに着いたのは14:23だったので約1時間でこちらもほぼ予定通り。
しかしながらこの時点で懸念していた膝に少し痛みが出始めていました。
ここでもちょっと休憩したかったけど…日陰が無ぇ~(´・ω・`)





雨乞山から弥彦山を望む。

今回残すはあとひとつ!





雨乞山の頂上ではいい日陰の所が無かったので、少し弥彦側に下った弥彦山方面への分岐の所で少し休憩を取りました。

いやぁ、しかし角田山までの西蒲三山フルコースでいうとまだ1/3くらいの所だというのにもう膝に来るとは…。
ちなみに今回はトレッキングポールや膝サポーターなどは使わずにここまで挑戦してきましたが、最初から使っていたらもう少し行けたかな?とちょっと気になる所ですね。
少し膝が治ったら今度は使用して挑戦してみようかな。





膝痛対策のストレッチなどをしながらふと空を見上げると、いい青空。

気温も暖かく、縦走に挑戦するにはとてもいい日でしたね。







■弥彦山へ


雨乞山での休憩を終え、膝に不安を残しつつもこの日のラスボスとなる弥彦山に向けて出発。

雨乞山からの下りはこちらも少々急な道。





と思ったら少しなだらかな尾根道へと変わりました。

こちら側の方が猿ヶ馬場側より少し楽かもしれませんね。
八枚沢から来る場合はそっちの登りがちょっと急ですがf(^-^;)





こちらでも道の両脇に花が咲いていました。






カタクリとイカリソウの共演。






雨乞山の分岐の所から10分ほどで弥彦山・八枚沢雨乞尾根コースと合流。

ここからはまた歩いた事のあるコースになるのでちょっとホッとしました。
左奥へと進んでいく。





と、分岐の所から下りに入ると一人の軽装の方が。

こんにちはーと声を掛けて後ろを通らせて頂きましたが、絵を描かれてたっぽい感じでしたね。
八枚沢から来たのかな?





その方が見ていた方角には弥彦山。

確かにいい景色です(^-^)





「望佐の梨」までやってきた。

この辺りでついに膝の痛みが増してきてしまいました。
少しだけここで弥彦山を諦めリタイアを考えるも、ここから下山するとなると思い当たるコースは3つ。
その中で一番近い登山口は弥彦山の八枚沢。
しかし八枚沢の登山口は弥彦峠(スカイライン)の中腹にあるので、そこから麓まで下山するには車道を歩いて行かないといけない。
冬季閉鎖が開けて車も通っている峠道を歩くのは怖いし、ドライバー目線から考えても人が歩いていたらちょっと怖いのでできれば避けたい。
次に近そうな登山口は弥彦山の裏参道コースかな?
しかしこちらは海側に下りる事になるのでスタート地点の道の駅国上に戻るには山をぐるっと迂回しなくてはならない。
そして3つめの下山コースは、ここまで通ってきた道を戻り、黒滝山の搦手道から出てきた舗装路から麓に下りる道。
だがこれも急な雨乞山を登り返していかないといけない。
とても迷いましたが…ふと考えてみると、弥彦山まで登ってしまえばロープウェイがあるし、麓に下りて弥彦駅まで行けばタクシーもあるかもしれない。
何より、やっぱりここで諦めたくないという思いが強かったので、やはりこのまま弥彦山を目指す事にしました。





とはいえ、膝の痛みはかなり気になるようになっていたので、ここで念のために持ってきていた膝サポーターを着ける事にしました。

膝のお皿の下(または上)に着けるバンドタイプのもの。
山での実戦で使うのはこの時が初めてだったので、ちゃんと効果があるかちょっと不安でしたf(^-^;)
着けてすぐはそれほど違いは感じられなかったけど、しばらくしたら少し痛みが楽になった感じがしました。
いやぁ、持ってきておいて良かった。





再び弥彦山の頂上を目指し歩を進める。

雨乞尾根もなかなかのカタクリロードでした(^-^)





弥彦スカイラインを見下ろす。






道を進んでいると、ある場所で風に吹かれた木がやけにギシギシと鳴ってるのが気になる場所が。
辺りを見回してみると…あ!

今にも折れそうな木の枝がありました。
結構大きめだったのでもし折れたのが当たってたらと思うとちょっと怖かったですね。
山にいる時はやはりちょっと危険察知のアンテナ伸ばしておかないとですね。





更にまたカタクリロード。

ここの細い木が束になったようなのの間を通る所、何となく好きです。





この坂を登って尾根道を進めばもうすぐ能登見平。

と、この坂を登った所で能登見平に車を停めて花を見に来たというお嬢さんと遭遇。
「この先(雨乞尾根)いっぱい咲いてました?」と聞かれたので結構ありましたよ、と返事をするともう少し行ってみるという事でお嬢さんとはお別れ。





能登見平への尾根道を進んでいるとその脇の斜面にはたくさんのカタクリが咲いていました。

ありゃ、ここと比べると手前の方はまばらだったかも…。
お嬢さんごめんf(^-^;)
しかしこの辺もこんなに咲くのは初めて気付きましたね。





そんな事もありつつ能登見平に到着し、弥彦山・裏参道コースと合流。






弥彦スカイラインの脇から林道を進み、この分岐から右へ曲がって登山道へ。






弥彦山・裏参道コース7・8合目となるこの辺は石や岩のゴロゴロとしたちょっと急な道。

いやぁ、膝痛のせいか、はたまたここまでの疲労のせいか、この辺は何だかだいぶキツかった…。
休み休みゆっくりと登って行きました。





その途中にも花が咲く。

カタクリと雪割草。





ベンチのある展望台に到着。

思わずベンチにどっしりと腰を下ろしました。
へ~なんぎ~(;´Д`)





ベンチの所から振り返ると寺泊・柏崎方面の景色が開ける。

ありゃ、ちょっとガス強めf(^-^;)





頂上まであと少しと気力を振り絞り登ってきて、頂上手前の鳥居の前から望む平野。

こちらもちょっとガス強め。





そして鳥居をくぐり、一段上がって弥彦山への登頂となりました。

ついにきたーヽ( ;∀;)ノ
しかし気力を使い果たしたのか、頂上の御神廟の写真は撮り忘れてました(T_T)
雨乞山を出発したのが14:33で、ここに着いたのが15:43だったのでこちらも何とか予想通りの1時間強でしたね。





頂上からの景色を望む。

多宝山と新潟市方面。





国上山方面。

あそこから来たんだなぁ…シミジミ。





そしてここで休憩タイム。

休憩のお供は安いコーラ(笑)と草大福。
保冷バッグに保冷剤と入れてきたらコーラまだ冷たかったし、甘いものがうんまかった♪





初の国上山~弥彦山縦走を記念して今回も自撮りしてみたり。

今回の服装はこんな感じでしたが、行動中は暑くてオレンジのパーカーは脱いでほぼTシャツ姿でした。
休憩中は結構風に当たる事もあって冷えたので上着はやはりあって正解でしたね。





■弥彦山・表参道コース下山


弥彦登頂を果たし、少しばかり休憩を取ったあとは下山へ。

休憩をした後は何だか膝の痛みも強くなってしまったので、ここからは膝サポーターに加えトレッキングポールも装備しました。
なんかもう満身創痍って感じでしたねf(^-^;)





膝痛に耐えながら弥彦山・表参道コースの階段を下ってきて九合目へ。

ここでいよいよ下山の分かれ道。
ロープウェイを使うか、自分の脚で下りるか。
かなり迷って一度山頂レストランの建物の所まで歩いて行ったりもしましたが…やっぱり自分の脚で歩ききりたいと思い登山道から下りる事に決めました。
まぁ…正直にいうとロープウェイでの三密になる可能性も気になったというのも本音ですねf(^-^;)
ロープウェイ側でもしっかり対策されていたとは思いますが。
(ちなみに弥彦ロープウェイもその後4月13日~5月6日まで休業となったようです。)





再び痛みに耐えながらも下山再開。
とはいえ八合目くらいまではまだロープウェイの選択肢に迷っていたのも本音です(笑)
トレッキングポールがあったお陰で何とか衝撃を和らげて進めましたが、無かったらたぶんロープウェイ使ってたなぁ…。

そんな事を思いながら進んでくるとショウジョウバカマがたくさん咲いていて癒される。





鮮やかなピンクのショウジョウバカマ。

やっぱりこういうのを見れる山道はいい(*´ω`*)





七合目・水場。

まだ手持ちの水は残っていたので飲んだりはしませんでしたが、ふと水場の方からゲコゲコと聞こえてくるカエルっぽい音の主を探してみたり。
結局見つけられなかったけど、どっかにいたのかなぁ。





東屋のある"里見の松"からの景色を望む。

この下りの時はほんともうゆっくりペースで、ベンチなどがある毎に休憩を取ってるような感じでしたf(^-^;)





六合目を過ぎた岩場の辺りの脇の斜面にはイカリソウがたくさん。






四合目を過ぎた急階段の下りでは景色が開ける。






その階段の途中から国上山と平野を望む。

今回はあの山の麓まで戻らないといけないと思うとまだまだあるな…(;´Д`)





そしてまた花に癒される。

ショウジョウバカマとスミレ。





二合目を過ぎた辺りにある分岐に差し掛かる。

ここからも麓に下山できる道があるようなので余裕があれば行ってみようと思っていましたが…今回はさすがにその余裕もなく本線を下りましたf(^-^;)
今度また機会があれば行ってみよう。





一時、腸脛靭帯(太ももの外側)の辺りが攣りそうになりながらもゆっくりゆっくり下ってきて、麓の茶屋が見えてくる。

時間的にさすがに営業はしていないか…。





そして何とか無事に登山口に到着。

普通の時なら1時間ちょっとで下山できるところですが、今回はさすがに1時間半くらい掛かってました。
でも何とか明るいうちに下山できてホッとする。
こういう事があるから登山は早出早帰りが基本なんですよねf(^-^;)

ちなみにこの日持ってきた水分量としては、
水 1,200ml+500ml、スポーツドリンク 500ml、缶ジュース 350ml、合計2,550ml。
で、下山したこの時点で残っていたのは水400mlくらいとスポーツドリンク1/3くらいでした。
もし三山縦走するならこの倍くらいは必要かな?
西蒲三山の場合は最悪、夏山であれば弥彦山で売店や自販機で補給できたりレストランで食事をする事も可能なので、その辺も考えると戦略が広がりそうですね。





今回は登山口からは弥彦神社に寄らず、駐車場の方へ出る道の方へと進みました。

何気にこっちの道通るのは初めてでした。





その途中に、お、水場。





飲む感じの水場では無いようですが、ブラシも置いてあったのでここで靴を洗う事ができました。

靴も綺麗になってちょっとリフレッシュ。







■道の駅国上へ


弥彦山を下山し、残すは道の駅国上までのロード。

ここから10分ほどで弥彦駅に行けるのでそこまで行けばタクシーという手もありましたが、平地を歩く分には膝の痛みはそれほど強くならなかったので、ここでもやはり自分の脚で歩く事を選択しました。





麓の道中では綺麗に咲いた桜も目を楽しませてくれました。






桜とスイセンの共演も。





道の駅へ戻る道中に見えた、この日歩いてきた山々。

左から国上山、剣ヶ峰、黒滝山。



左に雨乞山、そして右の弥彦山。

まだまだ西蒲三山の約半分とはいえ、ここまで歩けたのは何だか感慨深かったですね。




いつもは車でびゅーんと走っていた弥彦~国上も徒歩だととても長く感じましたが、何とか道の駅国上まで戻ってきてゴール。

当初は明るさの残っているうちに戻ってくる予定でしたがすっかり暗くなってしまいました。
それでも約1時間程度の遅れで済んだのはまだ良かった方かな。
今回ゴールした時点ではほんと心身ともに疲れたといった感じでしたね。
久しぶりに温泉でも入って帰りて~、なんて思ったところでしたが、こちらでもやはり三密が気になったのと、そもそも道の駅のすぐ隣にある日帰り温泉"てまりの湯"も4月3日~5月10日まで臨時休館となっていたようでそのまま直帰でしたf(^-^;)
そして膝の方も何とか持ってくれましたが、家に帰った頃にはまた痛みが増し、一時曲げ伸ばしするのも痛くてまともに歩けないくらいになって焦りましたが、1時間くらい休むと痛みも少し落ち着いて何とか歩けるようになり、丸一日経った頃にはまた普通に歩けるくらいになってホッとしました。
あと、人工筋肉の衝撃吸収インソール ソルボライトPRO レビューで書いた足の裏が痛くなったのもこの時でした(;´∀`)


そんな感じで国上山~弥彦山まで縦走初挑戦、波乱のある結果となりました。
今回の感じだと自分にとって西蒲三山フルコースはまだ夢のまた夢といった感じでしたね(ノД`)・゜・。
それでも何とか弥彦山まで歩ききれたのは少し自信が持てたように思います。
膝の調子がまた良くなったら今度は弥彦山~角田の残りハーフ縦走も挑戦したりしてまた少しずつ西蒲三山縦走に向けてトレーニングしていこうρ(`・ω・´)

そして、ついに全都道府県緊急事態宣言となってしまったコロナウィルスもまたみんなが安心して生活・登山を楽しめるように一刻も早い終息を願うばかりです。


今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。



天気:晴れ
人数:1人
コースタイムまとめ
道の駅国上スタート 10:34
酒呑童子神社登山口 10:40
ビジターセンター 11:06~11:24
国上山頂上 11:44
国上山・弥彦方面縦走路分岐 11:50
剣ヶ峰頂上 12:15~12:20
黒滝山登山口 12:29
黒滝山頂上 12:35~13:21
搦手道分岐 13:26
舗装路 13:43
猿ヶ馬場への入り口 13:51
猿ヶ馬場 14:05
雨乞山頂上 14:23~14:33
弥彦山・八枚沢コース合流 14:42
弥彦山・裏参道コース合流 15:14
弥彦山頂上 15:41~16:13
弥彦山・表参道コース登山口 17:43
道の駅国上ゴール 18:53





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