プロフィール

内海とうき

Author:内海とうき
2016年5月から山に登り始めた登山初心者です。

新潟県の真ん中辺りを拠点にとりあえずは難易度の低い低山を色々と登ってみたいと思っています。

モットーは「お金を掛けずに山を楽しむ」(笑)

2020年11月からキャンプも始めてみました。

どうぞよろしくお願い致します。

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2020年4月4日 国上山から弥彦山まで縦走登山 前編

2020年4月4日
先日の国上山~剣ヶ峰~黒滝城址の山行の時に、「国上山~弥彦山~角田山の西蒲三山の縦走も挑戦してみたい」と書いた事からか、昨年角田山から新潟花火を見た時にご一緒して頂いたSさんから「西蒲三山縦走、挑戦しませんか」とのお声掛けを頂きました。
自分自身願ってもいなかった嬉しいお誘いだったのでお受けしたいところ…でしたが、昨年の巻機山以来発症してしまった膝痛が最近は痛みは落ち着いているもののいまだに違和感が出る事があるので、いきなり三山フルコースは自信がないという事で保留というような感じにさせて頂きました。

しかし自分としてもいつかは挑戦してみたいという事でまずは今の自分の脚でどこまで行けるのかの確認と、まだ未踏の個所のあるコース確認も兼ねてこの日は三山の約半分、国上山~弥彦山までをソロで登ってみる事にしました。
(ちなみに三山縦走本番までにこういう事をやってみる、というのはSさんにも伝えてありました。)

この日の山行予定としては、国上山の麓の道の駅国上をスタート地点とし、国上山~剣ヶ峰~黒滝山(黒滝城址)~雨乞山~弥彦山と縦走、復路は弥彦山の表参道コースから下山してロードで、という計画でした。

当日は午前10時に道の駅を出発する予定でしたが少~し遅れて10時半くらいのスタートに。

道の駅裏手にある足湯は新型コロナの影響か利用できないようでした。
駐車場に停まっている車もいつもよりも少なめな感じでしたね。

少しばかり遅れはしましたが、大体の予定では
道の駅~国上山頂上まで1時間
国上山~黒滝山まで1時間
黒滝山~雨乞山まで1時間
雨乞山~弥彦山まで1時間強
の合計4時間強、休憩を入れて5時間、
弥彦山からの下山で1時間強
弥彦~道の駅国上まで1時間
で全行程7時間強という計算で、日没までには下山できる見込み、そして万が一予定が遅れたとしても後半は何度も登っている整備の行き届いた弥彦山に加えライト類もしっかりと持っているので大丈夫だろうという事で予定通り出発しました。





道の駅から徒歩で国上山の麓の登山口がある酒呑童子神社へ向かう。

写真左手、神社手前にある駐車場の桜はなかなか綺麗に咲いていました。
地面の方ではオオイヌノフグリなども咲いていて早速目を楽しませてくれました。





酒呑童子神社でお参りをしてから裏の登山口へ。

ここから登山スタート。



もくじ
1.国上山へ
2.剣ヶ峰へ
3.黒滝山へ
4.搦手道
5.猿ヶ馬場へ




■国上山へ


登山口からしばらくは緩やかな登り坂。

ここは登山を始めて間もない頃に友人たちと一度グループ登山で登りましたが、それ以来だったのでその頃のコースの記憶はだいぶ薄れていてちょっと新鮮な気持ちで歩けました。
でも何となくは覚えていて、この辺でこんなだったな~って思いだしながら歩いたらなんだかちょっと楽しかったですね。





しばらく進んでくると分岐に差し掛かる。

ここはどちらからでも行けるようですが、今回はグループ登山の時にも通った右のこもれび広場を経由する道へ進みました。

と、ここで一人の下山者とすれ違う。
登山の時に使用している登山アプリの方でフォロー・登山記録を拝見しているTさんでした。
Tさんは今までに数々の険しい山を自分にはとても真似できないような早いタイムで踏破されてきた健脚の方だったのでここで出会いご挨拶させて頂けたのはなんだかとても力を貰えたような気がしましたね。
この時も角田山からの西蒲三山縦走をしてきてゴール目前のようでした。
なんか自分も今回の弥彦縦走は行けそうだ~!(笑)





こもれび広場を通過。






所々木の枝に白い花が咲いていました。

タムシバ、かな?





一度国上山中腹の林道に出る。

以前のグループ登山の時にはここまででも結構登った気がしましたが、今回は何だか早かった気がしますね。
それだけ山を歩く事にも慣れたって事かなぁ。





林道を少し奥に進むとまた登山道へ。

そしてここを入ってすぐに国上山のちご道コースと合流。
今回は国上山頂上までの最短コースを選ぶため分岐は左に曲がりビジターセンター側へと進みました。





中腹のビジターセンター駐車場に到着。

ビジターセンターは新型コロナ感染予防のためしばらくのあいだ休館となっていました。(その後の他の方の記録によると5月10日まで休館との事です)
とはいえ登山は三密(密集・密閉・密接)の可能性が少ないせいか登りに来ている人もたくさんな感じでしたね。
自分自身も気を付けているつもりですが、やはり人の多い所だとちょっと怖いですねf(^-^;)

そしてここを過ぎると弥彦山まではトイレが無いのでトイレタイム。
ちょっとシモの話になりますが、この時にはほんの少~しだけ大きい方の気配があるような無いような微妙な所でした。
なんか弥彦まで持ちそうな気はするけど…前回みたいに途中でヤツ(便意)に襲われたらと思うととても迷いましたね(笑)
結局のところここで済ませていく事にしましたが、こちらの個室がちょっと狭めでザックを置くスペースも無くて大変でしたf(^-^;)
洋式に座ってザックを膝の上に乗せたまま済ませたら今度は拭きにくくて四苦八苦。
車で来てる時や複数人で来てるならザックを置いておく場所の心配はありませんが、こういう時みんなどうしてるんだろう…盗難覚悟で外に置くのかなぁ。
いくらお金を掛けずに安物で揃えた登山アイテムでも愛着あるから盗まれたら立ち直れないぜ…(´・ω・`)





そんなこんなありつつトイレを済ませ、登山再開。

国上寺本堂の右手にある国上山・国上寺登山口から再スタート。





国上山・国上寺コースは階段の多いコースで早速体力を持っていかれる。

いい天気になったら日差しも暑いくらいでした。
こちらのコースでは親子連れから年配の方まで結構な人数とすれ違いました。
三密ではないにしろ、やはりちょっと気にはなってしまいますね。
もちろん自分が移る事もですが、万が一自分が無症状のままにでも感染していて他の人に移してしまう事も。
かといって家に籠っていると色々とストレスで潰れそうになるので、やっぱり気を付けて山に来たいのですf(^-^;)
たぶんみんな同じ感じなんだろうなぁ…。





国上山五合目・あか谷みはらしから望む弥彦山。

今回の目的地はまだまだ遠い。





五合目を過ぎた急登をクリアするとなだらかな道になり、道の脇には花が目立つようになりました。

カタクリとスミレがたくさん。




中腹の展望台にも寄っていきました。

旧分水町と大河津分水路。





そして国上山頂上に到着。

たくさんの人が休憩されていました。
この時点での時刻は11時44分。
トイレに寄った分で15分ほど遅くなりましたが、道の駅から1時間ちょっとで大体予定通り。
ここでは休憩は取らなくても大丈夫そうだったのでそのまま奥の道へと進みました。





と、三角点を見ると、おや、チョウチョ。

キタテハ?
合ってるかあまり自信ありませんがf(^-^;)







■剣ヶ峰へ


国上山の頂上から5分ほど蛇崩への道を進んできて弥彦方面への縦走路分岐に到着。

ここを左へ。





国上山からしばらく下り道。

道の脇にはカタクリやイチゲなどがたくさん咲いていました。
前回来た時に引き続きまだカタクリの群生が見れそうな時期だったのでこれも期待しての山行でした。





国上山からの下りが落ち着きなだらかな道になるとツバキロード。

地面は少し柔らかくぬかるみ気味の所もありました。





剣ヶ峰と黒滝山への舗装路の分岐に到着。

そのまま山道を直進し2つ目の剣ヶ峰にアタック。





剣ヶ峰の登山道は日陰になっている所は少し水気があり滑りやすそうな所もありましたが、慎重に登ってきてまたカタクリの花が見え始める。

ハコベもたくさん咲いていてカタクリと共演していました。





剣ヶ峰頂上に到着。

おお、前回は少ないかなと思っていたカタクリが今回はよりたくさん咲いていました。
やっぱり前回の時期がちょっと早かったみたいですね。





カタクリで紫の絨毯。

こちらでは一組の方が休憩していて、弥彦方面からの縦走者もチラホラ通っていきました。





カタクリをアップにしてみると、ちょっと見頃を過ぎたかなといった花も多くなっていた感じ。

とはいえこれだけのカタクリはやはり圧巻でしたね。
いやぁ、今年も見れて良かった(^-^)





剣ヶ峰の頂上から奥に進む道もカタクリロード。

こちらも前回より咲いていていい感じ。





弥彦方面の景色が開ける。

弥彦山までまだまだ遠いけど、行ったるぜー!





■黒滝山へ


剣ヶ峰から下りてきたら道を挟んで向かいから3つ目の黒滝山(黒滝城址)へ。





黒滝城址の大堀切跡からカタクリ越しに弥彦山を望む。






尾根道はスミレとレンギョウがたくさん咲いていました。






レンギョウをアップで。






毎回インパクトのある急階段。

ちょっと緊張しつつこれを登れば、





黒滝山の頂上に到着。

この時の時刻が12時35分。
国上山から少し巻き返してほぼ予定通りに。





頂上から弥彦側に一段下った桜広場でお昼休憩を取る事にしました。

目指す弥彦山を望みながら。
これで桜広場の桜も咲いていたら最高だったところですが…こちらの開花にはまだ早かったようでした。
休憩の間には膝痛対策の筋肉ゆるめやストレッチもしつつ。
こちらで休憩しているのは自分一人で、時おり弥彦方面から来た縦走者が数人通り過ぎていきましたが、それ以外はひと気もなくの~んびりと休憩を取る事ができました。





そして今回のお昼のメニューがこちら。

まぁ…いつものおにぎりとミニカップ麺ですが。
しかし今回はおにぎりを塩おにぎりから混ぜおにぎりにしてみました。
作る時に混ぜる手間がちょっと増えたけど、バエるね~(笑)そしてうんまかった♪。
食後はしっかりとコーヒータイムも堪能しました(*´ω`*)





桜広場の近くにはまた新たな花が。

ユキヤナギ、かな?





■搦手道


桜広場で小一時間ほどの休憩を取った後、登山再開。

黒滝城址の駐車場側に下りる道の途中にある小屋の前の分岐を右へ。
ちなみにこちらの小屋は前回来た時に入り口扉横の網張りになった所から中を覗いてみたら物置小屋のようでした。





黒滝山から弥彦山の雨乞尾根まではいよいよ今回初めて通る道。

お、案内板がある。





案内板をチェック。

現在地が中央上の辺りで、これから進む搦手道はその右の白いテープ?の所になるようです。
ちなみに搦手道の読み方は…「からめてみち」でいいのかな?f(^-^;)
黒滝城址にはまだいくつか見る場所がありそうなのでいずれそっちも行ってみたいですね。





という事で案内板から進んでくると、少し下り階段を下りた所で搦手道への分岐となりました。

ここを左へ曲がる。





するとこんな立札が立っていました。

え!危険個所!?
一体どんな道なんだ…(;゚д゚)ゴクリ…。





立札の所から少し進むと道は細く片側が急斜面になり倒木も行く手を遮る。

倒木を慎重に跨いで先に進むとそこからは急な下り道へとなりました。
いやぁ、今回は下りでしたが、逆回りで登りで来るのもここはなかなかの難所になりそうな感じでしたね。





しばらく下ってくると地面に水が湧き出たような場所があり、そこからはぬかるみも多くなって滑りやすく緊張感が増しました。

滑落注意!
この辺ではかなりゆっくり気を付けて進みました。





滑落注意の立札の下には一本橋。

この橋へ下りる所はかなり急、路面もウェットだったので本当に落ちないように注意が必要でした(;´Д`)





その橋を過ぎると今度は片側がかなりの高さがある急斜面の細い道。

ここも怖ぁ(;´Д`)





そんなこんなありつつ進んでくると、舗装路が見えてきた。






舗装路に出て、下って来た道を振り返る。

手前の岩には「搦手道入口」と刻まれていました。
いやぁ、緊張感のある道だった…!







■猿ヶ馬場へ


搦手道から次の雨乞山の登り口のある猿ヶ馬場へ向かうのはしばらくロード。

この道は車で黒滝城址まで行ける道でもありますね。
登山を始めるより前に黒滝城址の存在を知った時には車で行ってみようかなと迷った事もありつつ道が細そうだったので結局行かず終いでしたが、やはりここは思っていた通りの細い道でしたね。
退避スペースはあったものの狭めで数も少ない感じだったので、車で通る時はほんと注意しないとです。





舗装路をしばらく歩いてくると、黒滝城址への分岐に差し掛かる。

雨乞山・弥彦山方面への縦走路はここをもう少し直進。
ちなみにちょっと大回りにはなりますがこの舗装路を通れば危険な搦手道を迂回して黒滝山に行き来する事もできますね。





そして縦走路の入り口に到着し、ここからまた山道へ。

こちらにはコース案内の標柱も立っていました。





少し広めのなだらかな道を登ってくると左手に折れるような場所が。

ここからまた少し傾斜が増しました。





こちらの道はちょっと細めで土の緩めの所もありましたが、搦手道に比べると危険な所もない感じでちょっとホッとする。






花を発見。

イカリソウ。





赤い実も。

アオキ、かな?





少し開けたような場所もありつつ。






そしてまた登りになり、正面に見えてきたあれは…。

一部の人には有名な「ブラックハウス」じゃないか…!
という事は猿ヶ馬場・弥彦スカイラインは目前だ。





とすぐに弥彦峠の野積側へ続く道に出る。

ここを右に曲がれば、





猿ヶ馬場・弥彦スカイライン入り口に到着。

雨乞山への登り口はスカイライン入り口のすぐ脇、写真中央付近から。
弥彦スカイラインは4月1日から冬季閉鎖が解除になり、通る車も結構あったので車の往来に注意しながら道路を渡って登り口へと進みました。


と、ここから先も写真も多くまだまだ長くなるので、ここで一度区切りたいと思います。
次回に続く。





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COMMENT

2週間前、車で麓の方から黒滝城址まで、舗装道を行ってみました❗
道は狭くてすれ違いは出来ないし、脇は崩れている所はあるし、冷や汗かきながらなんとかだとりつきましたよ😄

Re: ジョリエ様

黒滝城址への舗装路は自分はまだ車では行った事なくてこの記事の縦走の時に歩いて通った事があるだけですが、確かにとても緊張感のある運転になりそうだなと思いましたねf(^-^;)
登山の場合は他の山でも登山口の駐車場まで行くのにあんな感じの所を通る場合も結構あるので、冷や汗かきながら、ほんとよく分かります。
どうもお疲れ様でしたm(__)m

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