fc2ブログ

Landscapes by the roadside

路傍学会


青面金剛のLandscape 330

我孫子市中峠 照妙院不動尊
  21照妙院不動尊
 我孫子市中峠、成田街道(国道356号)の路傍から中峠下公民館、大きな公孫樹が見える。
  22照妙院不動尊
 公民館の前を進むと、狛犬が迎えてくれるが、厳しい表情で、不審者は入れないぞという気迫である。
  23照妙院不動尊
 狛犬の先にある照妙院不動尊である。明治維新後廃寺となったが、中峠下公民館の敷地の一部として境内地や堂宇等が保存されている。
  24照妙院不動尊
 扁額である。奉納された武者を描いた絵馬が見える。
  25照妙院不動尊
 堂前には石仏が並んでいる。
  26照妙院不動尊
 上の写真に写っている大木の右側に祀られている二基の青面金剛である。いずれもショケラを持つ剣人である。左は元禄、右は安永の造立である。
  27照妙院不動尊
 大木の左側にも青面金剛が祀られている。
  28照妙院不動尊
 三基の青面金剛である。左端の青面金剛は両側に童子を従えている。
  29照妙院不動尊
 その邪鬼である。正面を向いて肘を張っている。
  30下ヶ戸八幡神社
 これは120日号で報告した我孫子市下ヶ戸の八幡神社邪鬼である。大変似ている。童子、二鶏の配置も同様である。造立年も近く、同じ石工の手によるものだろう。
  31照妙院不動尊
 2枚上の写真の中央の青面金剛である。主尊の下に二童子が並び立つ珍しい形である。享保年間の作。
  32照妙院不動尊
 3枚上の写真の右端の青面金剛は、髑髏を通した環を持っている。我孫子市内の柴崎神社の青面金剛も髑髏を通した環を持っていた。享保年間の作である。青面金剛の持ち物には地域性がある。見応えのある石仏を堪能することができた。
  33照妙院不動尊
 不動堂の裏手には塚がある。
  34照妙院不動尊
 塚上には天明年間に造立された石尊大権現の碑がある。この塚は古墳なのだろうか、などと思いながら次の目的地へ向かった。
  1. [ edit ]
  2. 青面金剛
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

青面金剛のLandscape 329

川口市安行 持宝院、西立野 西福寺
  01持宝院
 関東郡代を務めた伊奈氏の居城であった赤山城趾を後にして、東京外環自動車道を越えると持宝院の山門がある。
  02持宝院 六地蔵
 山門の左手に六地蔵が祀られている。
  03持宝院
 六地蔵の右、子育、水子地蔵尊の背後に石仏が並んでいる。
  04持宝院 馬頭観音
 画面の左から2体は馬頭観音、3番目は阿弥陀如来で、4番目は青面金剛かと期待したが、これも馬頭観音であった。この馬頭観音は正徳年間の作で、台石に赤山領安行邑と刻まれている。赤山城があった時代に造立された馬頭観音である。
  05持宝院 馬頭観音
 左から2番目の馬頭観音である。気迫がみなぎっている。これは赤山城の廃城後の文化年間の造立。
  06西立野 道標
 持宝院の参詣を終えて、川口市立野にある西福寺を目指した。西立野の三叉路に道標が建っている。
  07西立野 道標
 百堂は百観音の西福寺のことである。
  08西立野 道標
 あら、道標には蝸牛が付いている。
  09西福寺
 三叉路を左へ進むと、三重塔が見えてきた。三代将軍家光の長女千代姫が建立した西福寺の三重塔である。
  10西福寺
 西福寺の山門である。
  11西福寺
 山門の右手、フェンスの前に二基の庚申塔が祀られている。
  12西福寺 青面金剛
 青面金剛は六臂の合掌像である。享保年間の作。
  13西福寺 庚申塔
 板碑型の庚申塔の下半分には講の人々の名前がびっしり刻まれている。元禄年間の作である。この後、近所で飼育されている軍鶏の声を聞きながら帰途に着いた。
  1. [ edit ]
  2. 青面金剛
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

神社のLandscape 270

我孫子市都部 都部八坂神社
  61都部八坂神社
 我孫子市都部、成田街道の路傍、大きな門構えの横の小径に都部八坂神社と記された木柱が建っている。
  62都部八坂神社
 都部八坂神社の参道である。
  63都部八坂神社
 参道を進むと、大きな木の下に鳥居がある。
  64都部八坂神社
 両部鳥居の笠木は銅葺きとなっている。
  65都部八坂神社
 社号が彫り込まれた扁額である。
  66都部八坂神社
 拝殿である。参拝していたら、掃き掃除をしていたご婦人から、拝殿の後ろの社は小振りだが立派だから、是非見たほうが良いと言われた。
  67都部八坂神社
 向拝虹梁の上、木鼻で龍が睨みを利かせている。
  68都部八坂神社
 拝殿扉脇には獅子と牡丹が精緻に彫り込まれている。
  69都部八坂神社
 参道に沿って石塔が並んでいる。
  70都部八坂神社
 その中に青面金剛も祀られている。ショケラを持つ剣人像である。下部は溶けたようになっていて、紀年銘は分からない。
  71都部八坂神社
 三眼の主尊の右に「青面金剛」、左に「大聖菩薩」と彫り込まれている。
  72都部八坂神社
 参拝を終え、しなやかなカーブを描く参道を通って、次の目的地に向かった。
  1. [ edit ]
  2. 神社
  3. / trackback:0
  4. / comment:0

<<NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


プロフィール

路傍学会長

Author:路傍学会長
路傍学会へようこそ!
 東京東部を拠点として、路傍の風景について学際的に考察するブログです。

路傍学会訪問者

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR

« 2021 06  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -