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2015/06/14

[特別企画]Googleフォトの自動バックアップで画質はどのように劣化するかチェックしてみた

Googleフォトの記事を書くついでに
無料無制限の「高品質モード」で
画質はどのくらい劣化するのか調べてみたで簡単にご報告。

まあ、肉眼で普通に見る分には全然かわらない。
なのにファイルサイズは1/2〜1/4になる。
すごい。
でも圧縮し直してるわけだから劣化してないはずがない。

どこがどう劣化してるか。
「人間の目にバレないように画質を落とす」には
「人間が気づきやすいところは維持しつつ、気づきにくいところは間引く」のが基本。
そこを浮かび上がらせるには、
たとえば
「極端にシャープネスを上げてやる」←ディテールの差異が強調される
「シャドウ部を極端に持ち上げる」←暗いところは間引いても気づかれにくいから狙われがち
を見てやるといい。
他にハイライト部分を落としてみるとか、滑らかなグラデーション部分を強調してみるとかあるけど、今回は上記の2つだけ。あれこれやるとめんどくさいから。

試しにオリジナル画像と、Googleフォトにいったん上げてからダウンロードしたものを見比べてみた。
オリジナル画像は6.3MBで1600万画素。Googleフォトを通したものは1.2MBで同画像サイズである。

1)極端にシャープネスを上げてみる

1600万画素写真のこの部分を等倍でチェック。

そのまま等倍でみてもほとんど違いがわからん。
(ちなみに左がGoogleフォトを通した方)



極端にシャープネスを上げてみると、もともとディテールが出ている猫の顔はほとんど変わってないが、ピントがあってない背景部分はGoogleフォトを通した方は背景のざらつきが均一じゃ無くなってるのがわかるかと思う。
ディテールを失ってもいいところをうまく間引いてるのだ。



2)シャドウ部を極端に持ち上げてやるとどうなるか


続いてシャドウ部。
この四角く囲った場所を等倍表示してみた。

そのままでは違いがほとんどわからん。Googleフォトを通した方はほんのちょっとざらっとしてる感じ。
(ちなみに左がGoogleフォトを通した方)



シャドウ部をめいっぱい持ち上げてみるとGoogleフォトを通した方はディテールや細かな階調が失われてるのがわかる。




○結論

うまいこと処理してるなあ、すごいわー、である。
レタッチ用の素材として使うならともかく、
1枚の写真としては、ほとんど違いがわからないレベルで再圧縮されてるのである。


2014/02/05

[THETA]THETAパノラマをGoogleマップに!

THETAアプリがバージョンアップして
PhotoSphere XMP付JPEGファイルを書き出せるようになった。

要するに、
グーグルマップにTHETAで撮ったパノラマをのっけられるぜ、
という話。
もっともTHETAアプリに「Googleへの書き出し」機能がついたわけじゃないので、
ちと手順が必要になる。
試しにやってみたらできたのでご報告を。

大前提:位置情報付のTHETA全天球データをパソコンに転送してあること。

  • 位置情報付でシータするには:iPhoneからのリモートで撮影すると、画像にiPhoneの位置情報データが付加されます。シータ単体で撮ったときはダメ。
  • シータとパソコンをUSBでつないで適当な方法で転送しておきます。
ではやってみる。
  1. RICOH THETA for Windows/Mac (なんて芸のない名前だ!)で使いたいファイルを開く。ちなみにわたしはGraphicConverterを使って画像を選んでおります。
  2. 天頂補正書き出してでてきとーなとこに書き出す
  3. 書きだした店長補正画像(←店長を補正してどーする)をGoogleフォト(あるいはpicasa)の適当なフォルダにアップロードする(わたしはTHETAってフォルダつくった)
  4. ビュー:Googleマップを開く(ビュー - Google マップ)。
  5. カメラアイコンをクリックしてアップロードした天頂補正イメージを指定する。

  6. タイトルを付けてアップロードする
  7. 待つ
  8. 待つ
  9. 寝る
  10. 起きる
  11. Googleマップにめでたく掲載される。ちなみにわたしの場合、夜にアップロードして翌午前中には登録されてました。けっこうはやい。

いやあ、無事登録されてよかったね、と。
ちなみにここは広島県福山市。鞆の浦の奥の方であります。
開くとこんな感じ。
鞆の浦観光の人もこんなとこまではなかなか上らないので貴重です。遠くに見える上りは、淀姫神社。


THETAで撮った写真を簡単にグーグルマップに公開できて、しかも地図からぐるぐる回してもらえるという素晴らしいお話でした。
これをブログに埋め込めるとよかったのだけど、まあそれはアレだ。

ちなみに専用のページも作ってくれます。
今後も気が向いたらちょこちょことアップロードしていくつもりなので
興味ある方は是非ご訪問を。

いやあ、やっぱTHETAは楽しいわ。
どんどんできることが増えていくってのもまた素晴らしい。

追記20140206:位置情報がついてない画像データでも、Googleマップビューに登録する際、地図から場所を指定することでアップロード可能なことがわかりました。
これならシータ単体で撮ったパノラマでも(撮った場所を覚えていれば)Okですな。


2014/01/30

[THETA]全天球パノラマをGoogleに

THETAアプリのバージョンが、iOS用、パソコン用ともにバージョンアップし、
「写真を(xmpメタデータ付で)カメラロールに書き出せる」とか
「カメラロールに保存されたイメージを表示できる」となどの機能が付いて
またワンランク上に行ったわけである。

まあ、
「カメラロールから開いた全天球イメージはサーバーに上げられない」
(がーん。いったん書きだした絵をレタッチして補正したりモノクロにしてからサーバーに上げたかったのに)
のは残念でありますが、順調に進化してて楽しい限り。

今回の一番のウリは
「xmpメタデータ付出力」でありまして、
要するにGoogleのStreetViewが使ってるのと同じ形式で書き出します→Googleのサービスを使ってパノラマを表示ができます→リコーのサーバーを使わなくてもパノラめる!

で、やり方はアホみたいに簡単。
今回はパソコンを使って(その方が高解像度のイメージを扱えるから)
パソコン上のシータアプリから画像を書きだし、
それをGoogle+のフォトアルバムにアップロードする
だけ。
これがその元データ。

Googleさまは何度もここで取り上げてるとおり、
画像を勝手に解析して「雪を降らせたり」「HDRにしたり」「アニメGIF」にしたりしてくれるわけだけど、
混沌の屋形風呂: [google]googleさまが雪を降らせてくれました
混沌の屋形風呂: googleさんが勝手にパノラマ作ってたなんて
そんな調子で
正距円筒図法でPhotoSphereXMP対応の画像を見つけたら、
「勝手にパノラマと解釈して、ストリートビューな感じで見せてくれるのだ」。
こっちはデータを普通の写真のように上げればいいのである。

それをgoogle+のサイトで見るとこうなる。

で、パノラマアイコンをクリックすると(まあしなくても勝手になるけど)、
このようにパノラマで見せてくれるのだ。
おお。おもしれー。
ただし、直線がぐにぐにと波打っているのは謎。
どうして波打つんだ?

いやあこれはお手軽でいいや、
と思ったのだが、
「このパノラマをブログに貼りたい」「Facebookで共有したい」ときはどうするんだ?
URLをコピペしてFacebookやTwitterに貼ればいいのだけど、
ブログに埋め込めないし、
なんだかGoogle+のフォト共有って、Google+での公開しかできないっぽいのよね。
その点、picasa時代より不便なわけで、
このブログはGoogleのブログサービスなのでイケてもよさそうだけど、
だめそうです。
ここにパノラマを埋め込みたいぞくそ。

もうひとつ、
iOSのGoogle+アプリではパノラマ表示未対応です。
Safariで見なきゃいけない。

なんとも中途半端な感は否めないのだけど、
これが第一歩ということで、
毎月のように何らかのアップデートが為されているのはよきことであります。
ああ、あとはGoogleさまががんばっていただきたい。
とりあえず、
iOSでもパノラマ鑑賞できる
パノラマ状態でブログに貼れる
の2つはなんとかしていただきたく思うです。

さらに
Googleマップに貼れます。
とりあえず、picasaウェブアルバム(というか、google+フォト)に
THETAのPhotoSphereデータをアップロードし、
そいつをGoogleマップで指定してやるだけ。
簡単。
詳しくはこちらを。
Googleマップ | RICOH THETA

てなことにかまけてて仕事が全然すすんどらんわ(泣)
とりあえず
ascii.jpに猫連載を書いてメールした。




2014/01/23

[google]googleさまが雪を降らせてくれました。

先日、雪景色の写真をblog用にpicasaに上げたら、
またもやgoogleさんがやってくれました。
勝手に雪が降っております! 自動的に雪やこんこです。
いやあ面白すぎ。

ついでにもうひとつ、picasaに上げた写真がどうもヘン、
特にシャドウ部が浮いててキモい、書き出し時の設定がおかしいのかななどと
あれこれ悩んでたのだけど、どうやら、googleが勝手に写真を補正してたらしい。
やめてくれーってことでオフにした。

かなり違うのだ。

まあ撮った写真をそのまま上げてる人にはいいのだろうけど
わたしはApertureで調整してから上げてるのでさらにいぢられると困るのだ。


いっぱい寝たらかなり復活したので
遅れてたITMediaの連載を書いてメールし、
さらにascii.jpに猫連載を書いてメールする。
月末に向けてあれこれ仕事が降ってきてるので働く。

そうそう、

2013/10/12

googleフォトは予想以上にすごかった

前エントリの続き。
えっと、前のエントリで、
クラウドで写真を解析して、自動タグ付がなされて、たとえば「富士山」で検索したら自動的に富士山の写真をピックアップしてくれるようになるだろう……って書いたんだけど、
googleさんごめんなさい。
「その機能、もうついてました」。

前のエントリのコメントで教えてもらったので
今試してみたら……想像以上にすごかった。
面白いので試した結果をずらっと並べてみます。
まず、Google+で「写真」を選び、「検索窓」にいろいろ単語をいれてみるです。
さてどうなったか。以下の通り。

・馬
・ネコ
・カメラ
・海
・夜
・鉄道

・寺
・神社

えっと……なにこれ。
いつのまにこんなことになっていたのだ、googleおそろしや。
もちろん、ファイル名やアップロード時のタグも見ているのだけれども、
ファイル名はそのままタグもなし、という写真も対象になってるわけで、
「馬」や「ネコ」はともかく、「カメラ」も対象になってるし、
「寺」と「神社」をそれなりに区別してるしでもうびっくり。
まあ、精度は100%じゃないんだけど、そんなの当たり前で、
すでに「自動タグ付」がここまでできてたってことにびっくりですわ。

ちなみに「富士山」はダメでした←ひとつ検索されたけど、タグに富士山ってつけてあった
でもいずれランドマーク系もできそうな気がする
「料理」はダメだけど、「ランチ」はひっかかりました。
「犬」で検索したら、2枚ひっかかったけど、1枚は猫写真でした←どこを見てるんだろう

寡聞にして知りませんでしたよ、これ。
とにもかくにも、

この10分くらいで慌てて試しただけでもこれだけひっかかるのだから、

やはりgoogleはおそろしい。

google+に写真を上げているみなさま、いちどお試しアレ。
そして
「googleってやっぱすげー」と感心するか
「googleってやっぱこえー」と恐怖するかは
おまかせいたします。
個人的には
googleならアップされた写真の解析くらいやってるだろうなと思ってたけど
それがこうして使えるようになってるとは……って感じです。


googleさんが勝手にパノラマ作ってたなんて

このブログはBloggerってサービスを使ってて
googleの傘下にあるので(というかgoogleが買収したんだっけ?)
Bloggerにのっける写真は、同じくgoogleのpicasaウェブアルバムに置くのが手っ取り早いので、基本的にそうしてるんですよ。

で、一昨日の夜、picasaウェブアルバム(≒Googleフォト)に上げた写真を何気なく見てたら、
まーったく身に覚えのないパノラマ写真がそこにあったのだ。
それがこれ。
Google+が勝手に合成したパノラマ

え、こんなパノラマ撮ってないし、作った記憶も無いよ。
え、記憶にないだけで実は自分でつないでたの?
もしそうだったら頭がヤバい。

で、写真を見て気づいた。あ、これの元の写真、ブログで使った。
混沌の屋形風呂: 「馬術障害をiPhoneで連写」と「3月のライオン」の2本です
この4枚だ。



ってことは、このブログも写真置き場もgoogleのサービスを使ってるわけで、
さてはgoogleが勝手に作ったのか?

とあれこれ調べてみると、アタリでした。
ひゃあ。
おそろしや。さらに調べると、昔アップした連写写真が、
勝手にアニメGIFになってる!
2013年2月撮影。佐藤寿人のダイレクトボレー。

Google+、なんておそろしい子。
勝手に人が上げた写真を解析して勝手にこんなのを作るなんて!
と思って調べてみたら、
ありました。
Google+のヘルプに。
自動合成 - Google+ ヘルプ
写真 - Google+

あなたの写真を楽しく変えて、友だちをびっくりさせてみませんか。
って、びっくりしたのはこっちやわ(笑)。
こんな機能がついたこと全然しらんかった。

まあ、ある時期から、picasaウェブアルバムがGoogleフォトと統合されたのだけど
まだ機能的にpicasaの方が都合がいいとこがあって、
いつも、picasaウェブアルバムに切り替えて使ってたのだよね。
だから気づかなかったのかもしれない。

てなわけで、どうも、
HDR、パノラマ、モーション、ミックス、スマイルとという4パターンに該当する
写真がアップロードされたら、勝手に合成写真を作って
「自動アップロード」アルバムに登録してくれるらしい。
わははははは。
Googleらしい。アップした写真を勝手に解析してるって隠しもせず
堂々とこうやって使っちゃうところがすごい。
ちなみに、自動合成は無効にできるそうですが、面白いのでそのままに、
いやむしろ、素材になりそうなのを放り込んで遊んでみたいと思う
今日この頃です。
パノラマやHDRの素材写真はたくさんあることだし。
iPhone 5sの連写写真をそのまま上げたら勝手にアニメーションにしてくれるってことじゃないか。それはそれで面白そうだな、と。

で、ですね、
わたしとしては、ずっと前から、クラウドはこういうこと……
さすがに自動合成は考えてなかったけど……アップされた写真を解析して
ユーザーは何もしなくても「風景」「人物」「夕焼け」「料理」さらには
「富士山」「東京タワー」などの著名ランドマーク系も含めて
自動的ににタグをつけて、
検索できるようにすべきだと思ってるわけです。
(まあもちろん、自動解析のオンオフはユーザーが選べるようにして。
 googleならデフォルトをオンにするに違いないけど)

クラウドに大量に写真をバックアップして、
それを解析して(EvernoteがクラウドでOCRしてるみたいに)、

ユーザーが
「冬に撮った夕焼けの写真を」といったらそれをピックアップし、
「朝にとった朝顔の写真」といったらそれをピックアップし、
「昔食べたランチ」といったらそれをピックアップし
という具合にexif情報と組み合わせてさっと検索してくれるような
そんな感じになっていくんじゃないかなと数年前から思ってますし、
最近、とあるメーカーの人と話をしたときも「それをやりましょう」と
いったんだけど、
真っ先にやりそうなのはやはりgoogleだったなあというわけでした。

グーグルさんったらこわいわー

20131012 22:19 追記
コメントで「自動解析」はもうある程度できてると
いわれたので試してみたら、できた……
次のエントリで結果を書く。
混沌の屋形風呂: googleフォトは予想以上にすごかった