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2021/04/04

0404:さよなら私のクラマー

 「さよなら私のクラマー」の最新刊が出てた、ってんで読んだら最終巻だった。

がーん。


クライマックスは覚醒した恩田なんだけど、これ、90年ワールドカップのストイコビッチのあのゴールがモチーフだよね。

これ、すごく楽しみに読んでいたのでここで終わって残念。

もうちょっと彼女らの活躍見たかった。

この女子サッカー漫画、新川直司の代表作「四月は君の嘘」からただよっててちょっと苦手だったあざとさがなくて良かったのだけど、ちょっと会話に出てくるフットボール選手が古いかな、タイトルからしてクラマーだしな、という意外は最高に面白かったのだ。

でも「さよならフットボール」「さよならわたしのクラマー」ときた恩田希シリーズなので、次は「さよならあなたのベップ」とか「さよならあなたのピクシー」あたりでまた復活してくれるんじゃないかと思ってたりするのである。

なんかありそうが気がしてきたぞ。「さよならあなたのピクシー」

「銀座いなり探訪」の原稿を作って写真を用意して送ったり、ascii.jpの猫連載を書いてメールしたり、先週書いた原稿に使った作例の部分差し換えをお願いしたり、その他もろもろ来週に向けたあれこれをしてかふかと遊んで寝る。



2020/08/09

0809:一段落ついた

単行本の第一稿が終わったーーー。

5月中旬から本格的に書き始めたので3ヶ月弱か。

でもまだ後送にしてる写真が何点かあるので今週中に撮らねば。

で、その間現実逃避に大量に漫画を読んだのだった。

この期間に新たに手を出したのは……たいてい、最初の数巻無料ってのでよみはじめて、お、これは面白いかも、と続きを買うパターン。もっぱらebookjapan。

「ミステリと言う勿れ」

「フラジャイル」

「CLAYMORE」

「あげくの果てのカノン」

「アスペル・カノジョ」

「美食探偵 明智五郎」

「冒険エレキテ島」

そして、面白いという評判を聞いて新しく手を出したのが

「アクタージュ」

ああ、これは面白くなってきた!とワクワクしてたら原作者がやらかしてたのが逮捕されて発覚して打ち切り。。。とほほ。





2019/01/18

平安時代を知るなら「応天の門」が最高に面白い

ascii.jpに猫連載を書いてメール。

夕方、成城学園前でクリームあんみつを食べながら
某な仕事の打合せ。
さて面白いことがはじまるとよいですな。

「応天の門」10巻の電子書籍が出てたのに気づいて購入。



これ、めちゃ面白い。
平安時代を舞台にした作品って
・貴族恋愛系←源氏物語や御伽草子系世界
・超現実系←陰陽師もの
が多かったんだけど、
応天の門は全然違う。その真逆。
百鬼が夜行し魑魅や魍魎が身近だった時代にあえて
才気煥発で妖怪変化を一切信じてない若き日の「菅原道真」を主人公にし、
その相棒として検非違使のトップにいる「在原業平」を配し、
怨霊にいっさい頼らず、
平安時代前期の京を描いてるのだ。

血族を天皇の後宮にいれて天皇の外戚になりつつ
裏で暗躍して
朝廷内の権力争いに勝利しつつある藤原氏を描きつつ
大人たちの世界を垣間見ながら
菅原道真が大人になっていく
という成長物語をひとつの軸に、
道真がその知識と頭脳を生かして
当時、魑魅魍魎妖怪変化百鬼夜行の仕業とされがちだった
事件を解決していくミステリー仕立ても楽しめるという
もう、
平安時代の京を(政治的な暗黒面も含めて)楽しむにもいいし
若き菅原道真が事件を解決していくさまを楽しむにもいいし、
在原業平の女好きっぷりを楽しむにもよいし
灰原薬の絵柄もクールでよい。

怨霊抜きの平安時代をぜひ。

タイトルの「応天の門」は
平安京の中央北の端にある「大内裏」のさらに中にある「朝堂院」にある「応天門」のこと。
866年に応天門が放火された「応天門の変」が有名で、
866年といえば菅原道真が21歳のときなので
「応天の門」も「応天門の変」に向かって物語が進んでいくんだろう。
すでに主要な登場人物、伴善男も藤原良房も藤原基経も源融も出てきてるし。

まあ、歴史は漫画で知ろうということで
平安時代前期は「応天の門」(歴史家の監修もついてるし)
戦国時代は「へうげもの」(をい)
江戸時代は「大奥」(をいをい)
江戸時代なら、杉浦日向子とみなもと太郎も忘れちゃいけないか。
そんな感じです。

2017/11/29

水上悟志に出会う日

こもって働く日。
トリセツ用に
iPhoneのトリセツ第1回を書く。

FBで知った「虚無をゆく」
があまりに面白くて水上悟志の他の作品も読みたくなり、
(FBでは、作者買いをしてもいい漫画家と誰かが書いてたし)
ついつい電子書籍で探したのが運の尽き。

つい「スピリットサークル」なんてものに手を出してしまって一気読み。
だから電子書籍って嫌いだー。
続きをその場で買って読めちゃうんだもの。

これは良い。輪廻を絡めたSF的な話で、ぐるぐる回ってる輪廻を断ち切る話で、ひとつひとつを分解すると特筆すべき何かがあるわけじゃないのだが、世界の描き方や繋がり方やひとつひとつの輪廻の物語がいいのである。すごくじわっとくる。
虚無をゆく、と同様に。
ちなみに、表紙の絵と中身のテイストはちょっと違います(笑)。

さらに「惑星のさみだれ」にまで手を出してしまって、これはやばい仕事ができないと思って途中でとめる。

2017/07/09

風雲児たちが面白すぎて←何をいまさら

iPadで延々とマンガを読む。
ちょっと前から読み出したのがみなもと太郎の「風雲児たち」。
ああ、みなもと太郎って「ホモホモ7」のイメージが強くて
まさか、あのギャグ漫画の手法でこんないい歴史大河モノを書いていたとは
知りませんでしたすみません。

ちょうど幕末についてもうちょっと知っておかないとまずいよなあと思ってて
ちょっと手を出したら、これが面白い。
しかも幕末を描く作品のハズなのに幕末まで全然たどりつかない。

なにしろ、幕末を描こうとして関ヶ原の合戦からはじめるんですから。

それどころか幕末に至る前に終わってしまってあらたに
「風雲児たち 幕末編」がはじまってそれが29巻まで続いても
新選組すら出てこないという始末で、
連載がはじまったのが1979年という大河すぎな物語なのだが
内容がすごくいいのである。
確かに関ヶ原からはじめなきゃいけないのだ。
薩摩も長州も関ヶ原の合戦の西軍側で、
江戸時代に冷遇されつづけた外様の藩なのだから。
さらに、幕末の一番大きなトピックは「開国」なわけだが
そこに向かって、幕府が嫌う蘭学を広めた人たち、
ロシアとの最前線にいた人たち、
当然解体新書の話や平賀源内や江川英龍の話も大事で、
そら、長くなるわ。
そうそう、シーボルトが再来日してたってこのマンガではじめて知りました。
実のところ、江戸時代、特に幕末近くって詳しくないので
このマンガでずいぶん勉強しております。
ギャグがふんだんにはいってるので、ときどき
これはギャグなのか史実なのかとネットで調べたりするのも楽しい。
みなもと太郎ってもう60歳すぎなのだが、
しれっと、まどマギネタのギャグをいれてきたりして
この人はいったいナニモノなんだと。
今まで知らずにいてごめんなさいとしかいいようがないです。
江戸時代って、変化と反動の繰り返しで徐々に崩壊していったのだなあ
というのがよくわかります。
突然ペリーが来て開国を迫って幕府が崩壊したわけじゃないのです。

で、やっと、最新刊まで来ました。

ああ、にしても、漠然と江戸時代の本を読むより、
このマンガの方が身につくわ。一本筋が通ってるから。
江戸時代って、鎖国でどんどん内向きになる江戸幕府と、
外の情報を得てどんどん外を向く人たちが戦いながら
終焉に向かったのだなあということがよくわかります。

歴史って流れがみえてくると俄然面白くなるのだけど、
江戸時代ってそれまでに比べて淀んでるイメージがあったのだよねえ。
でも実際は違ったのだ。流れたり堰き止められたりまた流れたり堰き止められたりを
繰り返してたのだ。

面白い。


2016/10/14

銀座でPS VR体験。あれは欲しくなるわ。

急遽、PS VRについてちょっとコメントしなきゃいけなくなったのだが
気にはなってたけどPS4持ってないし
もうゲーム機は買う気なかったのでスルーしてたのだ。
VRものは昔から大好きなんですけどね。

ええい、いい機会だから体験しちゃえ、ってことで、
昨夜、調べたら、銀座のソニーショールームで予約すれば体験できるとか。
平日の午後ならまだ空きがあったので、さくっと午後の予約をいれたのだ。

よしいくか、ってんで銀座まで。
銀座四丁目交差点の日産ギャラリーがあるビルの4〜6Fがソニーのショールームで、
5Fの一角で体験会である。PSVRのセット が3台用意してある。

あらかじめ希望しておいたのVR WORLDS。
席に案内され、ヘッドセットをかぶる前にどのゲームで遊びたいかと聞かれる。
5つほどゲームのデモが収録されているのだ。

どれがお勧めか尋ねると、
「Scavengers Odyssey(スカベンジャーズ オデッセイ)」が
一番VRっぽいけど、ゲーム慣れしてないと難しい、酔う人もいます、
という。もちろんそれ一択。
PlayStation VR WORLDS | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト

宇宙空間にただよう宇宙船だか基地だかの廃墟をメカに乗り込んで脱出するというゲーム。

ヘッドセットをかぶってはじめる。
首の動きにしっかり映像がついてくるのが面白い。
真下をみると足が見えるし、右手も左手も見える。
コントローラーを動かすと、がちゃっと武器が装備される。
指示に従って発進。
いやあ、視界全部がその世界って面白いわ。
すげーキョロキョロしてしまった。
宇宙空間に出たら足下はなんもないの。これがいい。

武器を装備したときの感触。狙って打つときの感触。
指示に従ってあれこれぶっこわしたり扉を壊したりしつつ宇宙空間に飛び出て
ある程度進んだところでデモ終了。

あらかじめ用意された最初のシーンをクリアするか、
時間がくると終わりらしい。
ああ、制限時間前にクリアしてしまったのでちと残念。
もうちょっと遊びたかった。
記念にステッカーくれた

VR自体は経験したことあるからすぐ慣れたけど、
そうじゃない人がいきなり遊んだらハマるだろうなあ。
はぎゃあーとかうぎゃあとなりそうです。
完全にその世界にもってかれてください。

面白いけど危険だけど面白い。
まあなんというか、やはりブレイン・ストームなんだが、
とりあえず、これでバイオ・ハザードするのはごめんなさいです。
心臓止まります。たぶん。

もっとヘッドセットが軽くなり、画像が高精細になり、
VRに最適化された優れたコンテンツが出てきたらどうなることやら。
あと5年くらい?

PS4とこれのセットで全部合わせて何万円かするけど、
それだけの価値はあるでしょう。
買わないにしても、未来を感じておくという意味で、
一度体験しておくべし。

人って視覚と聴覚にかなり依存してるから、
その2つを「持ってかれる」と、あっという間に違う世界を旅できます。
その感覚が面白い。

VRがどこまで人口に膾炙するか、
多くの人に楽しまれるようになるかは
いろいろ考えるところがあるのでまとまったら書こうかと思うけれども、
とりあえずPSVRってなんだ? って人は
予約してソニーショールームへ。
ソニーストア 銀座・名古屋・大阪・福岡天神 PlayStation®VR 特別体験会&予約販売 | ソニーストアについて | ソニー

そのあと、
デジカメとかスマホの作例を撮りつつ銀座から日比谷へ歩き、

日比谷公園を横切って、つい、日比谷図書文化館で「江戸からたどるマンガの旅」展。
第一期が今週末までなのであわてて。


これ、招待券もってたのに、まさか今日日比谷へ来るとは思わずもってきてないのだよな。残念。300円はらって中に入る。
完全撮影禁止なのが残念すぎるのだが、やっぱ江戸時代の庶民のための絵は面白いわ。

ポンチ絵のポンチってPUNCHのこと。
イギリスの風刺雑誌「Punch」に載っていた、西洋風の風刺画をそう称していたというのが有力な説。
平凡パンチって一歩間違えば平凡ポンチだったのか。

鳥羽絵は知らなかったけど、語源を調べたら、江戸時代に「鳥獣戯画」を描いたと言われている鳥羽僧正の「鳥羽」らしい。鳥獣戯画っぽいタッチの戯画という意味だったか。

なるほど。
にしても、図録出してくれないのかな。
せめて写真とらせてくれないかな。フキダシや説明文をあとでゆっくり読みたいのに。
(くずし字の勉強をちょっとずつしてるけど、その場で読めるレベルは遙かに遠いので)。

で、帰宅して
PSVRのコメント書いて、書きかけだったD3400のレビューを仕上げてメールして寝る。






2016/07/23

「ちづかマップ」がマニアックすぎてツボ

昨夜、新潮講座修了後、
「ちずかマップ」が面白いと皆川さんに勧められてその場でAmazonワンクリックしたのである。

届いたので読む。


わははははははは。
これはすごい。
「ちづか」ちゃんという古地図マニアJK(その時点ですでにもうアレである)の
日常を描いた漫画なんだが、
その視点がめちゃ我々と同じなのだ。
古地図を見ながら歩いたり古地図で現代から過去を夢想するのみならず、
街を歩くときにひっかかる視点や面白がるポイントが同じなのである。
これを読めば、我々が何を面白がって歩いてるかわかるんじゃなかろうか。
電子版を買ってiPadにつっこんでマンガと同じコースを歩いてみるのもよさげだし。

作者の衿沢さん、
7月30日の「スリバチナイト」にゲストとしていらっしゃるそうなので、
早速チケットをゲット。
ああ、皆川さんの策にハマってしまったーー。

スリバチナイト4~真夏の地形地図覚醒トークバトル TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty

というわけでわたしも遊びに行きます。もちろん客として。

2016/07/08

「AIの遺電子」2巻発売!

「AIの遺伝子」2巻が出たので三茶のTSUTAYAまで買いに行く。

7月16日にここで山田胡瓜先生のサイン会があるわけで、
それにはここで買って整理券を貰わねばならないのだ。
久しぶりにご尊顔を見ようかというわけ。
ITMedia時代に何度か一緒に仕事したことあるから。

にしてもだな、すごいことになってるわ。
1巻よりさらにひとつひとつの話はすごくさりげないの。
デカイ事件も起きないし戦いもないし陰謀もないし。
でもそれが面白い。
ヒューマノイドと人間が共存してる世界がしれっと描かれてる。
人の技術との距離感や付き合い方が、
我々(つまり、日常的にITに触れている人たち)の感覚に近い。
この距離感で書かれてる漫画ってほとんどない。
なんというか、本質的なところをわかって書いてるからこそ
安心して読めるし、ひとつひとつがじわじわくるのである。

人間の形に入っていても単純なAIしか持たない愛玩人形、
四角い箱に入ってても中身はヒューマノイド。
身体性と精神性についてここまでさらっと追求できたマンガが他にあったかと。
ものの本質はその形状ではないけど、
形状はすごく大事なのであるよ。
2016年を代表する傑作ですわ。

さて、ついでに泡沫候補と泡沫政党しかないかに見える参議院選挙の
期日前投票をすます。
期日前投票ってはじめてなんだけど
・さすがに投票だけ合って人件費かけてしっかりチェックしてるのね。コストかかるわ。
・かなり多くの人が不在者投票にきててびっくり。時代はかわってるんですな。
というところ。

ところでさ、
いつまで「手書きでの投票」をさせるんでしょう。
プリントアウトに○×つけるだけじゃだめなんかね。
スケジュールの問題(公示ギリギリに立候補されると印刷が間に合わない)から
といわれるけど、
それってスケジューリングの調整で対応できんかね。

特に日本語は、手書きでのミスが多そうじゃないか。

うーむ。
夜、ITMediaにAQUOSのカメラ記事を書いてメールする。

2016/06/05

休息の日曜日

ふはー。
昨日は2万歩以上歩いたし。
その前もなんだかんだと出歩く予定が多かったので
身体に疲れが溜まってたのである。

よってコンコンと眠り、
シュクシュクと暗殺教室を読み(20巻が出たから)、
タラタラと事務仕事を処理し、
真田丸を見てたら終わる。

暗殺教室20巻。iPadで読む。
すげーわ。これは名作。
少年ジャンプあなどりがたし。
にしてもいい話でした。今からでもよいからみんな読め、レベル。
きっちり終わってるし(まだ1冊出るけど)。


2016/05/16

疲れたので一回休んだら僕だけがいなかった

金土日と連続して出かけたので疲れたのである。
疲れたら休むのである。
たまってる雑務を延々とこなしたりするのである。
(名刺をスキャンしてeightに投げたりとか)
でもって、
行きたかった発表会のことをすっかり忘れてて
行きそびれたりするのである。

こういう日はマンガを読むのである。
何がいいかなと思って手にしたのが
(というか、iBooksで見つけたのが)
「僕だけがいない街」。

実はタイトルは以前から知ってたのだけど、
情緒的な話のような気がして
なんとなく避けていたんだよなあ。

いやあ、今読んでよかった。ちょうどGWに最終巻がばかりで
一気読みできたから。

これは面白い。
子供の頃にかけられた呪い(というか封印?)を
当時に戻ってひとつずつ解きほぐして新しい未来を
切り開いていく話なんだが、
行ったり来たりしながら少しずつ前進していくさまが
実によいのである。

で、何気なくiBooksで読み始めたのだが、
iBooksって他より高いぞ? というか紙より高くないか?
これはいかんのではなかろうか。
というわけで、Kindleで紹介。


2016/04/10

「AIの遺電子」が贔屓抜きに面白かった件

昼間、近所で世田谷線沿い街歩きがあるので
ちょっとだけ顔を出し、
ついでに作例撮って家で写真の整理とかあれこれお仕事。

4月8日発売だった「AIの遺電子」をやっと読めた。
Amazonから届いていたのだけど、バタバタしてて時間とれなかったのだ。

デカデカとすごい帯がついてるけど、ブラックジャックと堂々と書けるのは
少年チャンピオンならではですな。

電子書籍版でもよかったのだけど、
初の単行本なので紙で。
紙で枕元においておきたい感じだったから。

実は山田胡瓜先生、
元ITMediaの記者で、当時何度かケータイ関連で一緒に仕事したので
本人を知ってるのである。
まさかこんな経緯でITMediaにはいってたとは。

――大学卒業後はIT記者の仕事に就かれていたんですよね。 
大学で就職の合同説明会があったんですけど、みんなスーツ姿のなか私服でフラフラしていたら、ITmediaの人に声をかけられたんです。僕の家にはまともに動くパソコンもなく、ITのことを何も知らなくて、「ブラウザってなんですか?」という状態だったんですけど(笑)。
――えー、そうだったんですか! 
もともと本当にアナログ野郎だから、今、文章の語尾に「w」をつけているのを当時の自分が見たら「何やってるんだお前!」ってビックリすると思います。「オタクになっちまったのか!」と(笑)。
→ IT記者から漫画家へ―― 山田胡瓜が描く、テクノロジーと人類の未来 - ライブドアニュース

漫画家の知人はいるけど、
知人が漫画家になったというのははじめてなので
そういう経緯があって予約購入したんだけれども、
すごくいい!

マンガとして良いのはおいとくとして、
大事なのは
・人間とヒューマノイドが共存してる社会なのだけど、両者の見た目がまったく同じで読者に区別がつかないこと
・科学技術が魔法でも特異なものでも一部の人が使いこなす難しいものでも何でもなく、きちんと生活に溶け込んでいること
だ。
特に2番目はものすごく大事で、これ「わかってる」人じゃないと描けないよなと思う。

ヒューマノイドがすでに溶け込んだあとの話なので、
ひょんなことで、
あ、人間とヒューマノイドは違うんだ、という事実が漏れ出たり、
逆に両者は異なる存在なんだけどひょんなことで共通点が見いだされたり、
ちょっとしたきっかけで差異を乗り越えたり、
そこに物語が生まれる。

物語のきっかけを齟齬→軋轢にしちゃうと、
最後はヒューマノイドvs人間の最終戦争になっちゃうけど(笑)
決してそうはしないところが重要で、
過渡期ならではのズレをすぐ齟齬から軋轢に成長させがちな
今の時代に描かれるべきだし、読まれるべきなのだ。

そんなわたしは、圧巻の第1話を除けば、
彼女が猫を助ける話がたまらんです。
さりげないけどたまらん。



2016/02/12

「スティーブズ」4巻が出た。読むべし。

映画「スティーブ・ジョブズ」が公開されたそうだけど、
Macintosh発売の頃からパソコン雑誌のライターをしている者として、
古くからのMacユーザーとして、
昔のパソコン業界のドキュメンタリーを多く読んできた者として、
Mac系ライターとしてアップルを取材したものとして(まあ日本法人だけど)、
ジョブズ復帰から数年間、Macworldを取材した者として、
昔からパソコン業界の近くにいたものとして
スティーブ・ジョブズに対するイメージってものがあるわけですよ。

Steve Jobs (photos of 1997-2004)

いろんな人が語ったり書いたりしているけれども、
わたしが昔から持っているイメージに一番近いのが
「スティーブズ」なのである。
このマンガに描かれてる姿が一番ジョブズっぽい。
昔のパソコン界の雰囲気がビル・ゲイツの描き方も含めて
描き方もデフォルメ感もすごく近いのだ。

同時代のMacユーザーなんだろな。
着目する製品やエピソードもその描き方も違和感ないもの。
(この頃の製品やエピソードはたいてい知ってるから)
当時のパソコン界をよく知ってて、なおかつ技術的にもある程度知っている人じゃないと出せないテイストだもの。

だから、スティーブ・ジョブズと当時のパソコン界の雰囲気を知りたければ
「スティーブズ」を読むのが一番なのだ。
その4巻が今日出たのである。
Apple IIが成功したApple Computerが会社の規模を大きくし、
次のプロジェクトを考えはじめ、
ジョブズの居場所がだんだんとなくなっていく過程で
ゼロックスのパロアルト研究所を訪問したという頃。
パロアルト研究所訪問のくだりはもう
もう、今のMacを使ってる人は絶対読むべし。
iPhoneの原点すらそこにあるといっていい。

ついでに
アラン・ケイの本(アスキーから出てた)も読むべし。
あの頃は
未来を夢想していたなあ。未来しかなかったからな。
そして時夢想した未来に一番近いのが、iPadなのだ。
パッド状の誰でも使えるシンプルなコンピュータ、という意味で。
この「アラン・ケイ」は電子書籍化されるべきだよ。

なんてことを思いつつ
ITMediaにFUJIFILM X70の原稿を書くが
書き終えて疲れたので、翌朝推敲することにして寝る。



2015/07/07

新宿で猫と戯れる日

ちょっと某社の某な用件で新宿へ。
雨模様だったけど、時間が余ったのでちょいと歩いてみたかった大久保方面へX-T1を持って。
あっちの方に猫がいっぱいいるという情報を聞いて。

鬼王神社経由で大久保へ。
鬼の水鉢。重いものを100年以上支えております。鬼も大変だ。

富士塚。

いやあ予想以上にたくさんおりました。
出会った猫は10匹以上。
あそことかこことか。



 公園でハンディカムを回し続けてる人がおりまして、テレビ番組用に地域に溶け込んでる外猫の生態を撮ってるらしい。ここの猫の生態を追いかけてるんだそうな。
 で、ちょっと立ち話。素材撮りも大変ですな。


2014/12/01

「スティーブズ」がおもしろい

書き直しがはいったので、2ページ分書き直してメール。

「スティーブズ」が面白いと聞いたので
BookLiveでダウンロードして読む。
これは面白い!

アップル創業期、つまりふたりの「スティーブ」の話なんだけど、
キャラを思い切り絞り込んで(だから細かいことはいいっこなしで)、
ジョブズもウォズニアックもいい感じにムチャで痛快。
必殺技はもちろん現実歪曲フィールドである。

これは面白いわ。
1巻のラスト、彼の登場の仕方がまた最高におかしい。

そこには、ドキュメンタリー漫画にありがちなテンポの悪さや
くどい説明や、流れを妨げるリアリティはまったくなく、
うまく「マンガ」の世界に落とし込んでるのだ。
これこそがマンガ。
それがいい感じに70年代の勢いにマッチしてたりするのだ。

わたしはコミックはBookLiveかLIVEコミックで読んでるけど、
下記リンクはKindleであります。おすすめ。




2014/11/28

明日のことが気になって仕事が滞った金曜日

最近のパナソニックって面白いカメラを出してるのだよねえ。
Android機と合体したDMC-CM1なんか、
「高画質できれいな写真をシェアする」という
今一番求められてるとこをピシッとついてるし
(望遠じゃなくて高画質なのだ。そこ大事)
表はデジカメ、裏はAndroid:欧州で発売された「LUMIX DMC-CM1」ってどんなカメラ? (1/2) - ITmedia デジカメプラス

LX100もワンランク上のセンサーに明るいレンズで
ハイクオリティな、正直「触ると欲しくなる」カメラだったし
個人的にも欲しいカメラ:クラシカルな操作系が似合うボディに破格の性能――「LUMIX LX100」の実力に迫る (1/4) - ITmedia デジカメプラス

FZ1000もGM5も面白い。
もっと注目されていいと思うのだが、
クオリティが高い分、ちと高価なので、
たとえば「今おすすめのハイエンドコンデジを」といわれたとき、
LX100っていうと、もうちょっと安いのがいいといわれる。
じゃあ価格がこなれてきたRX100M2にしときますか、となる。
難しいところでありんす。
逆に言えば、ソニーはその辺がさすが。

まあそんな感じで、
某誌でも「10万円以下」という縛りのせいではいらなかったし
別の雑誌でも電話で取り上げる機種をどれにするか尋ねられて
困ったりしたのだ。
まあ、そっちはmax4機種といわれたのでLX100は無理矢理いれたけど。

そうそう、LX100がズームコンデジでは最高峰だよな、と書こうと思って
「G1X2」のことすっかり忘れてたのに気づいた。
存在を忘れてました。いやはや申し訳ない。ほんとに忘れてた。
1.5インチなのに。なぜ忘れられてたのか、そこが大事。

で、昨日〆切だった原稿を仕上げるつもりだったのだけど、間に合わず(ダメじゃん)、
しかも明日は人間ドックで
午後9時以降は飲食も喫煙も控えてねといわれてるので
それでは仕事にならず、諦めて寝ちゃうのであった。
実は人生初の人間ドックなのでちょいとドキドキしております。

そうそう、今日の2冊。いやあコミック充実の日でした。だから仕事が進まなかったのか。



2013/03/03

働く日曜日

ああそういえば毎年この時期はレビューデジカメを持って
府中の森公園まで自転車で走って
雛人形を作例に撮って梅干しを買って帰ってくるのが恒例なのだが
今年は行きそびれたな。残念。

ITMediaのINFOBAR A02カメラ機能レビューを書きながら、
ガンバ大阪vs京都サンガ戦観戦。
昨年、3点取らないと勝てないと揶揄されたガンバでありますが、
J2では3点取っても引き分けというなんというか、
京都の攻撃よかったわ。
京都に勝たせてあげたかった。何しろその辺が上手なブラジル人に2つPKを誘われて献上しちゃった感があるもの。

例年、実力があるのにJ2に落ちたチームって、序盤に余裕で連勝して途中で勝てなくなって、最後に踏ん張るかどうか、みたいな展開を見せるのだけど、
初戦から引き分けって大丈夫かガンバ。

で書き上げてメールして、
Amazonから届いた「鉄道少女漫画」のスピンアウト作品とかいう可愛い恋愛漫画というか、あれだけ可愛い作品を書いて置いて、落ちがあれか、みたいな、そんなのをニタニタしながら読む。
夜はiPhoneカメラ講座の下書きをして寝る。


2013/03/01

「鉄道少女漫画」おもしれー

3月になったようですな。おそろしや。
日本カメラ小冊子の足りなかった図版を作ってメールしてこれで一段落。
続いて頼まれてた連載の企画概要みたいなのを作ってメール。
続いて家電批評別冊かなんかのミラーレス一眼のムックを出すとかでそれの原稿を途中まで書いたけどダウンした。
さすがに疲れてきたらしい。

で、仕事の合間にAmazonから届いた「鉄道少女漫画」読む。
いかん。わたしのツボにもはまってしもた。

1話目からニタニタしてる始末。
小田急好きなら必読。表紙からして小田急だし。
うちは小田急沿線なのでもうよけいヤバイ。
1話目からしてロマンスカーだし。
2話目は箱根登山鉄道のイリューダ駅(まあ小田急の一部みたいなもんだし)。
3話目は厚木。
……考えてみたら、小田急漫画どころか、神奈川県内限定なのがまたローカルでおもしろいわ。下北沢も成城学園もすっとばして、多摩川も越えて、ほぼ厚木以遠みたいな。
こんな調子で、7本の短編集。
最初、タイトル見たとき、鉄子が主人公の漫画かと思いきや、
全然違ってて、鉄道にまつわる少女の話なのだけど、
たいてい恋愛が絡んでいるのだけど、
じゃあ鉄道は単なる舞台なのかというと、そうではなく、
鉄道がいい感じにマニアックに扱われてて、
適度に展開が飛んだり跳ねたりするのも心地よく、
なんかね、その雰囲気がよいのですよ。
なぜこれを急に読んだのかというと、アレです、
山田胡瓜氏がこれがツボとTwitterでつぶやいていたのですな。
で、読んでみたくなったと。
よい漫画でした。
彼がいうとおり、ある程度耽美さも兼ね備えてるし。

きれいに完結した短編集なのだけど、そこからのスピンアウトとかいう本も出てるようなので注文してみた。

2013/02/28

続々終日お仕事してますた

日本カメラの小冊子、昨夜書いた分にいくつか図版を添えてメール。
いつまでも廊下に段ボールを積み上げといたらヤバいので
がばっと空けてダダダッと中味を取り出してバッテリを充電してレンズをはめてメディアを突っ込んで時刻を合わせ、
まともなカメラバッグにミラーレス一眼5台を詰めこんで
自転車ででかけたはいいものの、陽気なのはいいものの、
さてどこで何を撮ろうかノープランで
とりあえず世田谷線を撮り、
梅ヶ丘のTanakaでランチを食い、
羽根木公園で梅を撮り、
豪徳寺前で門前猫を撮り、
豪徳寺で招き猫やら松の木やらを撮り、
ふらふらと帰宅し、
ascii.jpの猫連載を書いてメールし、
撮った写真を吸い上げて整理し、
日本カメラの小冊子の足りない図版を作り、
FacebookやTwitterで知人がアフタヌーンの四季大賞を取って今号にそれが掲載されてる小冊子がついていると聞いて即購入し、
その「勉強ロック」を読んで面白がり、
ヒストリエが掲載されてたのでよろこんで読んだらなかなかアレなことになっててレアなので8巻が発売されるまで記念にとっておいて見比べることにしてたら
いつの間にか2月が終わってて、
これじゃいかんと仕事の続きをしてたらとうとう
眠くなったので寝る。
OM-D ドラマチックトーン猫

2012/12/10

原宿で作例撮って海街Diary 5

原宿で最近モデルをお願いしてる女子をひっぱりだして
AQUOS Phone ZETAとRX1の作例撮り。
原宿は裏路地が楽しいですな。
経堂コルティでついでに夜景作例も。

コルティの三省堂書店で吉田秋生の「海街diary 5」を購入。
帰宅してじっくり読む。
いやあ、吉田秋生ってすごい。5巻は特に凄い。
今回は人の生死にまつわる話。
1巻から5巻まで毎回テーマを変えながら四姉妹の生活と成長を描いてるんだけど、
どんどんすごくなってます。名作です。
5巻でここまできちゃったらもう……しらすトーストとアジフライ食いたい。

吉田秋生で一番好きだった作品が実は「吉祥天女」だったのだけど、
「海街diary」になるかも。
未読の方はぜひ1巻からまったりと。


2012/12/03

大奥9巻が出た

昼間は渋谷でGALAXY NOTE IIの作例撮り。
これ独自の機能がたくさんあるのでけっこう手間暇かかるです。
だから面白くはあるんだけどね。
ただ、写真のファイル名がDCFに準拠せず、「年月日_時刻.jpg」となるのはなんだかなと思っております。

夜はGALAXY NOTEの作例やスクリーンショットを整理したり原稿を書いたり
家電批評の原稿を書いてメールしたり。
ああ、まだアレとアレも書かねばですすみません。
月曜日に〆切が集中するのってしぬ。

とかいいつつ大奥9巻。
これのおかげで、光圀伝読んでても、桂昌院という名を見るたびに眉毛がふといおっさんの顔が思い浮かんでしまって困ったもんです。マンガの力おそろしや。
でも名作。いよいよ徳川家治と田沼意次の時代。
田沼意次は吉宗の意を継ぎ、いち早く重商主義を取り入れて財政を改革した老中として描かれております。