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2015/04/21

iPhotoから「写真」アプリへの移行記事書いたよ

Mac OS X 10.10.3で使えるようになった「写真」アプリと「iCloudフォトライブラリ」の記事をITMediaに書く。
いやあ、
やっとこの世界がやってきた。

このブログを探ってみると2013年の9月にこんなこと書いてた。

今はiPhoneで撮った写真や動画はローカルにもっとかないといけない。これがストレージを圧迫する。
このあたり、ストレージの残りが少なくなったら、古い写真や動画から自動的にサムネイルだけ残して削除されて、それを見ようとしてサムネイルをタップしたら自動的にクラウドにあるコンテンツをダウンロードしてくれるようになるんじゃないかと。あるいは「写真や動画やアプリ」を「クラウドに上げる」ボタンがついてもいい。ローカルにはサムネイルだけ残して本体はクラウドに上げちゃうことで本体のストレージをあけられる。(電子書籍は基本、そんな感じ)
撮った写真や動画はどんどんクラウドにためといてくれるからいざとなったら何年前のでも(ローカルにないものでも)引っ張り出せる。もちろんiCloudの容量も無料で5GBじゃあ足りなくてしょうがないので無料で64GB、有料で無制限くらいにせざるを得ないでしょう。
なんか文章がヘンだけど←推敲しないからです
やっと数年前に想像した世界がきたなあと思うと
感慨深い。
行くべき方向にいったわけで、次の買うiPhoneは64GB版に戻そう。

ストレージは「無料で5GB」のままなのが残念だけど。
うちは以前から200GBの契約になってるので
そこをはみでないようなライブラリを作ってiCloudフォトライブラリ化した。
もうちょっと安くなるといいなあ。

iTunes Matchで音楽をクラウド化し、
iCloudフォトライブラリで写真と動画をクラウド化した。
こうして順番に着々と実行していくところが昨今のApple。

同時にApertureとiPhotoが終了した(AppStoreから消えた)。
もちろん動作はするのでしばらくは使えるけど、
「写真」アプリはあまりにiOS版に近づきすぎてて
スマホ的にはそれでいいけど、パソコン的にはダメでしょうってところが
散見される。
たとえばラベルやレートをつけられない、サムネイル表示時にファイル名が表示されない、地図をみるのにいちいちモーメントやコレクション単位じゃないとできない
サムネイルをドラッグ&ドロップしても他のアプリに渡せない
などなど。この3つがすげー不便。
そもそもスマホとパソコンはそれぞれ得手不得手があるわけで、
片方に合わせちゃだめでしょう、ってことがわかってないわけがないので
今後のアップデートで変わっていくと思ってる。
(最初のバージョンがそうなのはよくあることだし)
プロジェクトもイベントも全部「アルバム」になったのでアルバムが多すぎて大変

問題はApertureの代替にはまったくもってならないってことくらいだ。
なりません。
編集機能が足りないって記事はよくあったけど
問題はそこじゃなくて「写真の管理面」で遠く及ばないのである。
突然Aperture Xが出たりしないかなあ。
でないとiPhone写真以外はLightroomに完全移行しちゃうよ。

今回ITMediaに書いた記事は「移行」の話なので
機能にはあまり言及してないけど、
まあそんな感じで。
久々にMac関連の記事書いたけど、ホームグラウンドに帰ったようで落ち着くわー。




2014/08/29

dropboxがいきなり1TBになったよどうしようという話

dropboxが1TBになったりドキュメントをばさっとscansnapしたりした
そんな日。天気も悪いので終日自宅作業でありました。

で、dropboxの話。

クラウドサービスは数有れど、
わたしが今メインにつかってるのは、
dropbox

evernote
である。

○dropboxの2つの仕事

dropboxはもう何かと重宝していて、
わたしにとって便利なのは、2点。

ひとつは
・iMacのdropboxフォルダ
・MBAのdropboxフォルダ
・クラウド上のdropbox
の3つの内容を自動的に同期し続けてくれること。

たとえば、
iMacでプレゼン資料を作ったらdropboxフォルダに保存する。
で、MBAを開いて同期させて、そのまま持って行けばOk。
出先で資料を修正しても、帰宅してネットワークにつなげばまた同期される。
これはよい。
MBAで原稿を書いてdropboxフォルダに保存すれば
iMacですぐそれを開けるのもいい。

スマホやタブレットに対応してるのもいい。
iPhoneに転送したい写真やPDFファイルがあったらdropboxフォルダにつっこんでおく。
で、iPhoneのdropboxアプリからダウンロードすればいいのである。
それがてっとりばやい。

もうひとつは、ファイル共有機能。
図版を編集者に渡すとき。
宅ふぁいる便的なサービスは好きじゃないので
dropboxのPublicフォルダにzipかけた図版や作例のフォルダをコピーし、
その公開URLを編集者にメールすれば
向こうはそこからダウンロードできるのだ。
動画作例がはいるとアッという間に数100MBになるから、これはなかなかよい。

○dropboxがいきなり1TBに!

で、そのdropboxであるが、
突然、容量がどかんと増えたのだ。

今まで有料の50GBのサービス(年間$99)に入ってたのだが、
急に価格据置で「1TB」になったのである。
すげー。1TBあったらけっこういろんなことできるじゃん……。

と思うのは甘かった。

dropboxの基本は、
ローカルのdropboxフォルダとクラウド上のdropboxの自動同期にあるのだ。
クラウド上のdropboxの1TBを使おうと思ったら、
ローカル側も1TB分のフォルダを用意しなきゃいけないのである。
いやそれはムチャです。

ローカル側はローカル側で事情があって
いろんなフォルダにいろんなファイルを必要に応じて分類してるわけで、
dropboxフォルダだけにまとめられるわけじゃなし、
複数のドライブをつないで使ってるからdropboxフォルダに全部まとめるとかできないし。

ついでにいえば、iMac側で1TBのdropboxフォルダを用意しても、
MBA側が対応不能である。

じゃあ、1TBを使い切るのは無理筋なのか?

考えてみたら、ひとつ手があった。
dropboxの「選択型同期」機能を使うのである。

たとえばうちのMBAは非常にストレージが小さいので、
dropboxのうち、不要なフォルダを同期しない設定にしてる。
こうすることでローカルストレージを圧迫しすぎないで済む。

こうして同期しないフォルダをはずしてやればよい

これを使って「クラウド上にだけ存在し、ローカルには持たないフォルダ」を作り、
そこにデータを上げてやるのである。

クラウドのdropboxにファイルを上げるには
・ローカルのdropboxにファイルを保存する→自動的に同期される
・Webブラウザを使ってアップロードする
の2種類あるわけで、
後者の方法をとれば、クラウドに置いておきたいものをどかどか転送できるのだ。

すばらしい。
ただし、今のところWebブラウザを使ったアップロードは「ファイル単位」でしかできない。がーん。
残念。めんどくさい。

とはいえ、
正直なところ、年間約1万円で1TBよりも
その半額で100GB、っていう方が
安く済んでありがたかったりするのでした。

いやいっそのこと、
ローカル側を「dropbox」フォルダじゃなくてさ、
「dropboxボリューム」っていう仮想ドライブにして、
そこに同期したいフォルダを任意に登録しておく、
てな形にでもならんかな。