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2023/05/02

0502:シン・仮面ライダー面白かった!

鐘ヶ淵駅からいったん北千住へ出て、日比谷線で日比谷のTOHOシネマズへ。

最近、映画を観るときはたいていそこ。

うちからだと小田急+千代田線でほぼ1本で行けるし、

千代田線の日比谷駅から一度も地上に出ないですぐ行けるしで便利なのだ。

目当ては「シン・仮面ライダー」。

ずっと観たかったのだけど、なかなか時間を取れなかったのだ。

いつの間にか上映は1日1回でしかもけっこう小さなシアターで

ほぼ満席。一番前しか取れなかった。。。

その上、入場時に特典を貰えるのだけど、それが4つも。


どうも、客の入りが予想より少なくて余った分をまとめてくれてるらしい。

ラッキー。

あまり客が入ってないと聞いたけど、ほんとにそうなのだなあ。

で、肝心の映画なのだが、

おもしろい!

思ったより面白い。

庵野秀明監督の実写映画ということでじゃっかんの不安はあったし、

正直、仮面ライダー自体に思い入れはあまりない(子供の頃、リアルタイムで初代仮面ライダーを観てはいたけど、全回ではないし再放送も見てないので断片的な記憶しかないレベル)のだけど、

そんなのまったく問題ではないのだった。

本質的でないところはバサバサ切ってるので

あのハイテンポの流れに乗れなかった人にはダメかもしれないけど、

個人的にはそこが良いのだった。冗長なとこないし。

でも一番は、緑川ルリ子だな。ほぼ主人公だったルリルリ。似合いすぎてる。

考えてみたら、ショッカーで産まれた緑川ルリ子とショッカーに改造された本郷猛と一文字隼人がショッカーと戦うというショッカー内で全部完結しちゃう話なのだけど、

そう絞ることでテーマが分散しないという。

ラスボスが森山未来ってのも最高に似合ってたし。

もっと客が入ってもおかしくないと思うのだけど、

あれが刺さる人とまったく刺さらない人の差が大きそうではあるので

そのせいかもしれない。


また観たいな。今度は一番前じゃなくて、適度に後ろの方の席で。

パンフレットも売り切れてて買えなかったし。

上映が終わったらいきなり声をかけられて振り返ったらなんとSさん。

彼は3回目の鑑賞だそうで、「前の関にどっかで観たことある人がいるなあと思ったらやはり荻窪さんだった」といわれた。

せっかくなので、ディーン&ディルーカでお茶しつつ「シン・仮面ライダー」談議して帰宅。


2022/05/16

0516:シン・ウルトラマンは素晴らしい空想特撮映画でありました

人形町で仕事の打ち合わせ。

人形町駅の北東側ってはじめていったけど、面白いわ。

橘稲荷の前に昭和なビルが残っててその1Fにファミマが入っててそのとなりはいつのかしらないけど(昭和初期??)古い蔵で。

ファミマだけが煌々と光ってるの。

さて、

人形町から家へ帰るには、日比谷線に乗って日比谷で千代田線に乗り換えるのが一番簡単なのである。

そして日比谷駅のすぐ横に、TOHOシネマズ日比谷があるのだ。

地下鉄の中でチェックしたら、15時15分の回ならいい感じに見られる!

というわけで、PayPayアプリからTOHOシネマズの予約完了。

日比谷駅で降り、映画を見に行っちゃったのである。


座席に着いたら上映5分前にiPhoneに通知が来て、

自動的にiPhoneがおやすみモードに切り替わったのに感心。

こんな機能あるの知らなかったわ。


便利でよいですな。

で、鑑賞したのはもちろん、シン・ウルトラマン。

素晴らしい空想特撮映画でありました。一切飽きない2時間弱。

幼少時に見たウルトラマンを再体験してきっちり決着をつけた感じ。やっとウルトラマンが自分の中で完結した。

子供こころにひっかかってたとこを全部理屈付けて、でも理屈抜きの巨大化バトルはきちんとおさえてて、何しろ「これが見たかったウルトラマンだ」なのですよ。

よく2時間弱できっちりあそこまで終わらせたと感動するレベル。文句なく良作。

詰めこみすぎという人もいるみたいだけど、流れはちゃんとあるし、起承転結もしっかりしてるし、そこは感じなかったわ。

特に最高なのが、シン・ウルトラマンとメフィラス。

シン・ウルトラマンとメフィラスがそれぞれ違う意味でニンゲンジャナイ感があっていい。

メフィラスの適応しすぎたゆえの胡散臭さ vs シン・ウルトラマンの適応しようとする最中のぎこちなさがちゃんと描かれてる。

あと1回くらいは観に行きたい。





2020/04/21

0421:コンテイジョンを観る

近所で黒猫に出会ったのでちょっと遊ぶ。


夜、X-T4のレビューを仕上げてメールする。

ちょっと時間があったので
Netflixでコンテイジョンを観る。
Amazon Primeの人はレンタルで¥199円。

コンテイジョンは「感染」。新型コロナウイルスそのものではないけど、
豚と蝙蝠から人に移った新型ウイルスがまた潜伏期間が短くて致死率も高く
世界中で人が死にゆくなかで感染を抑えつつワクチンを開発していくという
かなりリアルな話。


今観るべき映画としてやたら話題になってるのである。
そして確かに、今観るべき映画なのだった。

これを見て、「リウーを待ちながら」と「Final Phase」と「エマージング」を読んで、
つつましく自宅警備に勤しみましょうというアレです。


2018/11/18

ボヘミアンラプソディを見たらLIVE AID。

千代田線日比谷駅からほとんどでないでいけちゃうのがナニゲに便利な
ミッドタウン日比谷(元三信ビル)なのである。
うち、小田急線沿いだから、千代田線乗り入れの急行なぞをつかまえると
乗換なしでOk。
楽なのだ。

そんなミッドタウン日比谷のTOHOシネマズを初利用。
「ボヘミアン・ラプソディ」。
音響重視のDOLBY ATMOSのスクリーンで。


いやあ、おもしろかったわ。
オープニングめちゃカッコイイし。
まあ、前半の15分くらいはどうなるかと思ったけど、
(フレディがバンドのメンバーになるとことかメアリーとの出会いとか
 独特のマイクにポールをくっつけた持ち方とかのエピソードを急いでいれすぎてて)
でも徐々にフレディに見えてきて、
ブライアン・メイは最初からブライアン・メイにしかみえなくて、
ストーリーパートのちょっと急ぎすぎなとこは
音楽パートで十分フォローできてたし、
クイーンはフレディのワンマンバンドじゃなくて他のメンバーがいてこそだってとこや曲作りのシーン、
フレディのアイデンティティや孤独さなどなどをしっかり
演出しつつ
フィナーレのライブエイドに突入という
前置きが長いフィルムコンサートだと言った人がいたけど、
もうその通りで、
クイーンの物語があるからこそ
クイーンファンじゃなくてもクイーンならではのクイーンのステージに
没入できるのだという点でやはりこれは名作。

そして、
たぶん、多くの人がしたであろうこと。
帰宅して、LIVE AIDのDVDをひっぱりだして
クイーンのパートを見ちゃうのであった。

いやあ、4枚組DVDを買っていてよかった。

ちなみに1985年のLIVE AID、生中継を全部観てました。アパートで。
日本にもスタジオ作って、日本のミュージシャンもたくさん出てて
日本でメジャーでないミュージシャンの時は1曲だけですぐ日本のスタジオに切り替わるわ
CMは謎のタイミングではいるわ、
司会者は出演者のことよくわかってないわで、
前代未聞の衛星生中継で現地からの映像が途切れるのはしょうがないのだが
日本のスタジオの映像や録画しておいた日本のミュージシャンの曲を
かぶせまくってくれるものだから、
翌日はフジテレビへの呪詛でみちあふれてまして
あの頃インターネットがあったら瞬時の大炎上必至だったという
そんな記憶。

今は入手も難しいだろうなあ(中古も高騰してるだろうし)

2018/08/14

「カメラを止めるな!」の日

午前中、レビュー用の端末が届いたので
セッティングしてまとめて持ち出して
作例撮って
日比谷行って
夕方からは妻とその友人と映画観る。

映画をロードショーで観ることなんて滅多にないのだけれども、
たまに「これは観に行くかも」と思うことがあり、
その基準は……小耳に挟む評判。
「シン・ゴジラ」も「この世界の片隅に」もそうだったけど、
FB観てこの界隈の人たちが絶賛してるってことはめちゃ面白いってことだな、
と感じると、その瞬間から情報遮断モード。

映画は事前情報なしで観たいから。

基準は自分でもよくわからない。

「君の名は」は周りで絶賛してる人いっぱいいたけど
ロードショーで観に行くことはないだろなと思ったので、
ネタばれだろうがなんだろうが機にしないでチェックしたし。

で、「カメラを止めるな!」も「あ、これは行くかもシレん」と思って情報を遮断したのだ。
知ったのは「ゾンビ映画を撮る人たちの映画」ってことくらい。
だから、ゾンビ映画を撮ってたらほんとのゾンビが現れてどっちがフィクションでどっちがフィクション内フィクションかわからなくなるようなメタな要素を持った
映画かなと想像してたりしたのだ。

だから、めちゃ面白かった。
まさかああいう構造で、あんなに楽しめる映画だったとは。
いやもう最初から×××だし途中からずっと×××だし、
とりあえず、事前情報無しで観た方が楽しめる映画ではあるので
いろいろ伏せ字にしたくなる。

そうだなひとついえるとしたら、
TOHOシネマのようなシネコンより
ユーロスペースとか(今は無き)バウスシアターのようなミニシアターの方が
似合う映画ではあったけど、
そういう映画であるにもかかわらず、上映を予定してなかったシネコンが
この夏休みといういろんな映画がある時期にスクリーンを
どっと使ったってのはスゴいなと。

逆にいえば、インターネットの時代は
スターを豊富に使ったり宣伝に金をかけなくても
ほんとに面白い映画だったら、口コミで一斉に広まり、
一斉に客が集まるわけで、
(一斉すぎて、ちょっとバランスが悪いと思うことはあるけど)
それを最近のヒット作は証明してる。
シンゴジラもこの世界の片隅にも君の名はもカメラを止めるなも。

そういう意味ではよい時代。

もひとつ、
サマータイムを実施するしないって話題も
インターネットのおかげで各ジャンルの専門家が
いろんな角度から考察してくれるわけで、
たとえば一番わかりやすくて感心したのはこれ。

こういうのがシェアされてくるのは良い時代なのだ。



メリットとデメリットの両方の客観的な考察がちゃんとあり
その上で賛成か反対か判断したいわけで、
メリット側の客観的な考察ってまだみたことない。
(〜なはず、とか〜なら大丈夫とか、論拠不明な楽観的なのはあるけど)

情緒的な、刹那的な、客観的な考察に基づかない
吐き捨てたような口上の海から
自分にとって大事なものを拾うことさえできれば溺れないで済むわけである。






2017/11/18

ブレードランナー2049

やべー。Suicaの移行にハマった。
いろいろググったら、どうも
「午前2〜4時の間にSuicaを旧端末から削除してはダメ」ってことのようで
復帰できず。
設定しようとしたらC102エラーが!

このエラーはなんなんだ? 待てばなんとかなるのか?

ダメでした。
とりあえず、翌午前5時まで放置するしかないようで、
以前使ってた別端末のモバイルSuicaを使って出かけることにする。

行き先は新宿。
アカシアでロールキャベツを食い、

TOHOシネマズへ。
アプリでさっと席を予約してApple Payで支払いできるので便利なのである。
アプリがiPhone Xの画面に対応してないのがアレだけど、それはいいとして、
観に行ったのはこれ。


いやあ、面白かった。
前作よりもディックっぽいとこもあり
(何が本物で何がそうじゃないかどんどん混乱していく感じとか)
予想以上にいい映画。

主人公はレプリカントだし。

1982年の公開時に購入したパンフレットが発掘されたので
今回のと並べてみた。



映画のパンフレットもおしゃれになったよねえ。
1982年→2017年でこの違い。
1982年のなんて
開けたらいきなり「娯楽SFアクションの集大成」ですからね。
さすがに、これはないわ、と当時から思っておりましたが、
もうこんな、全ての映画をステレオタイプのハリウッド娯楽大作の枠に押し込めるような無謀なことはユルされません。




2017/08/28

「君の名は。」観た

J:COMのCATV契約時に
J:COMオンデマンドの動作テストを兼ねて
無料で映画1本レンタルつけるのでどれか選べといわれ、
「君の名は。」を選択したのである。
セットトップボックスの動作チェック時にすでにレンタルされてるので
さっさと観なきゃいけない、というわけで
やっと君の名は。を観る。
シン・ゴジラは3回も観たくせに
君の名は。は観てなかったのだ。

なるほどー。
やっと、飛騨高山が聖地とか、街歩き仲間の何人かが須賀神社へいって聖地ーとか言ってる意味がわかったわ。
その筋の人はよく知る須賀神社だわ。

映画としてはすごい。男女入れ替わりに時間軸を加えたのがいいし、
入れ替わりにともなうジェンダー的なあれこれに深く突っ込んでないのもいいし、
全体として
説明過多にも感情過多にもならず、観てるとじわーっとわかってくる感じがいい。
1200年前からの連綿と続く歴史的経緯と不思議だが本当だ的なとこで済ませちゃうのもいい。
いやあご神体は奥宮の奥にあるんですよ。

誰かに感情移入してワクワクドキドキしたい人はアレかもしれないけど
感情移入を過多に要求する映画が嫌いな人には丁度いい感じ。
誰かに感情移入するんじゃなくて、
その組紐的な世界観に移入させようとしてるのだから。

何度も観たくなる気持ちも、一回だけ観てツッコミたくなるのもわかる。

関係ないけど、
ちょっとサマーウォーズ思い出した。
エンターテイメントとしてのわかりやすさとカタルシスはサマーウォーズの方が上だけど、君の名は。はカタルシスよりはじわーっとくる余韻を味合わせる映画なのかなと。
だからこれだけヒットしたのだろうなと思う次第。

うん、面白かった。観といて良かった。

にしてもだな、
昨年は「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」と
ハリウッド的カタルシスで気持ちよくなって勧善が懲悪でムリヤリ感動させて終わり、
とは対極の作品が3本立て続けにヒットしたってのが
素晴らしいことだとあらためて思った次第。








2017/04/19

ごーすといんざしぇる

友達を誘って
「ゴースト・イン・ザ・シェル」観に行く。
いやあ、スカーレット・ヨハンソン、めちゃいいわ。
義体してたわ。すばらしい。
トグサもバトーもそれっぽかった。

ストーリーが単純化矮小化されたのはハリウッドだからですかねえ。
随所に押井守版ゴースト・イン・ザ・シェルへのリスペクトが感じられたけど、
内容はハリウッドSF映画でした、ということで。

ちょっと撮影して、
夜は都内某所で某なその筋の人たちが集まってのクローズドな宴会。
いやあ面白い人たちが集まって面白いひとときを過ごす。

で、夜の新宿でGH5の夜景用作例を撮って帰宅。
スローシャッター時はE-M1 IIの方が手ブレ補正強力かな。

トリセツの仕事をして寝る。


2016/11/25

「この世界の片隅に」は観るべし

ITMediaへXperia XZのレビューを書いてメールして
午後は新宿へ映画を観に行く。

「この世界の片隅に」である。

昼過ぎ頃、テアトル新宿のWebサイトにつないで
15時45分からの回をみたら、
まだチケットとれそうってんで、急いで確保。

新宿へ向かう。
劇場へ着いたらすでに満席で、立ち見のみ。

映画館へ早めにいって並んで待つ、って時代はもうとっくになくなったのだなあ。
ネット予約万歳である。
こういう小さめの映画館でもさくっとチケットの予約ができるのだ。
あとは窓口の機械で発券。
で、鑑賞する。

いいわ、これ。
絶賛。
原作にあるエピソードを削った分、わかりづらい点は発生したし、
ちょいと密度が濃くなってしまった感はあるけど、
すばらしい映画。

あとでMediumにまとめようと思うけど。

・映画として……すごく丁寧に作ってあって素晴らしい
・映画として……ただ基本的な史実(第二次大戦の基本的なタイムライン。広島に原爆が落ちたのはいつか。呉は当時の日本にとってどういう都市だったか、広島と呉の位置関係はどうか)がわかってないと難しいかも。
・映画として……見てる人の感情を揺さぶろうというステレオタイプな演出がなくて素晴らしい(あの原作でそれをやったら大ブーイングですが)

・原作好きとして……すずさんの、「はぁ……」「ひゃあ」といった感嘆語が完璧に再現されてて違和感なくてそれだけでたまらんです。
・原作好きとして……原作の細かいエピソードもちゃんと拾ってて素晴らしい。
・原作好きとして……マンガではリアルに感じづらい時系列も、観る人の時間を拘束する映画だときっちり表現できるので、映画ならではの表現力が詰まってます。

特に、日付が進むにつれ敗戦に向かってひたひたとやってくるのですよ。
スクリーン内の人たちは知らないけど、観てる我々は知っている史実の重みが
じわじわとやってくるのです。

多くの人が泣いたとツイートしてるけど、
「泣ける映画ではありますが、一時の感情を揺さぶって泣かせて泣いたらああすっきりカタルシスーという娯楽感動映画とはほど遠いのでご安心を」
である。

誰でも同じように感動できるかというとそれはしらんが、
大傑作であり古びずに長く残る名作になるでしょう。

もっとでかいスクリーンでみたいーーー。
ああ、あのときクラウドファンディングやってるの知ってたら参加したのにー。

原作も素晴らしいので、
映画を観た後はこっちも必読です。
両方揃えるべし。

2016/08/03

やっぱ語りたくなるよね「シン・ゴジラ」

「シン・ゴジラ」である。
もういろんなレビューサイトやブログを読んでもいいな、ってことで、
ネタバレと明記してるとこもまとめてあれこれ目を通す。

映画にしろ何にしろ、
制作者が「こういう作品を作りたい」と考え、
それが過不足なく表現されていれば、
それは完成度が高い優れた作品である、

という意味では、「シン・ゴジラ」はまぎれもなく名作。
好き放題作りすぎてるんじゃないかと思うくらい名作。
それが自分の好みと合っていれば、絶賛するわけである。

ただ、それを踏まえても気にいらん、って人もいるわけで、
ざっと見た感じ、3つのパターンに分かれてた。

ひとつめは
「怪獣映画ってこういうもんだ」という思い込みで観に行って
「そうじゃなかった(怒)」というパターン。
しらんがな。

ふたつめは
「アルマゲドン」好きな人。
ようするにハデでデタラメででも観る人をひきつける文法を随所で駆使し、
最後の最後にスーパーヒーローがあり得ないムチャやって
ムリヤリ盛り上げて最後感動すればそれでOkという←この手の映画は嫌いなのでメチャクチャいってます
そういう愛と勇気と感動のスペクタクル巨編しかダメって人には
この映画はつらかろう。

みっつめは
主義主張思想政治的な観点で拒否反応を示しちゃうパターン。
まあ官僚や政治家がいっぱいでてくるしアレをモチーフにしてるし、
妙にリアルにつくってある分、そこで引っかかる人はいるかな、
とは思ってた。

わたしは幸いどれでもなく、
むしろ
登場人物が泣いたり叫んだり家族が泣いたり根性で乗り切ったり
愛と勇気で奇跡を起こしたり
そういうのをおさえたリアルな娯楽映画を観たかったので
もうたまらんのである。
テンパって叫んでしまったときも横にいた冷静な仲間が
「まあ水でも飲め」で終わらせたシーンが象徴的。

話題になっていたこれをネタにさせてもらうと、
絶賛されている『シンゴジラ』が個人的に58点の映画だったので海に身を投げたい|二十日・de・おぼーん|note

>災害発生時、自分たちの身近な人、大切な人を守らなければ!という一番共感しやすいはずの感情がまったく伝わってこないのだ。
→すみません、そこがよかったところなんですが。。 
>「うまくいくの?いかないの?」というスリリングな状況を煽りに煽り、予想外のハプニングでさらに主人公たちを追い込み、最後には伏線の回収を絡めたりしつつギリギリなんとか作戦成功!というのが、気持ちいい演出、ベタな演出になると思う。
→すみません、そうじゃないところがよかったのですが。。。
という感じです。

てなわけで、細かな仕事をしたり
単行本の原稿を地道に進めたりして1日が終わったのであった。

2016/08/02

やはり「ネタバレ避けつつ絶賛したい」映画なのだった

わたしのTLに映画の話が並ぶことは滅多にないのだが、
それなりにその鑑識眼審美眼に一目置いている人たちがこぞって
絶賛してるのである。
これは観に行かねばなるまいと思ってた「シン・ゴジラ」。

TOHO CINEMAS 新宿のIMAXシアター。
夫婦50割。IMAX分の500円を追加しても安い。
平日なのにけっこう埋まってるけどなんとか予約完了。

新宿へ。
「シン・ゴジラ」である。
なんとみんなでTOHO特製モンスターボールを投げて
ゴジラをゲットするという映画であった。←ちがいます!

戯れ言はさておき、
日本の特撮映画なんて、「平成ガメラ」以来である。
「シン・ゴジラ」の感想っていたるところに上がってるのだけど、
面白いのは、
みながみな、「ネタバレせずに絶賛する」よう苦心してること。

おかげで事前情報先入観ゼロで観に行けたのである。
感謝。


で、だな。
これは面白い!
想像の10倍くらい。
「特撮は楽しめるだろうけど、学芸会なアイドルやら謎の恋愛シーンやらを我慢してみなきゃいかんかなあ」と思ってたのだが、
そういう夾雑物が一切ないのだ。
ゴジラから東京を救ったのは愛だった、てな話を期待してる人は
肩すかし。そんなものは一切ないのだから。

その代わり冷徹なのである。

だって、主人公(的な人)が内閣副官房長官ですよ。
そんな特撮映画観たことない。
日本が日本であるまま怪獣と立ち向かう、
日本にしか作れない日本映画なのである。

でもって、総監督が総監督なだけにディテールや様式美にすごくこだわってて
ひとつひとつのシーンがいちいちたまらんのだ。

ゴジラの哀しい叫びも含めて。

100点満点で98点くらい。
マイナス2点は……細かく語るとネタバレになるので書かない。

やはり、これを観たら
「感想を書きたいけどネタバレはしたくない」
気分になるのだ。その気持ちよくわかる。
できれば、事前情報なしで観に行って欲しい。

パンフレットにもそう書いてある。

そういう映画なのである。

わたしはこの手の映画が大好きなので大絶賛なのであるが、
アニメ特撮SF……そういったものにまったく興味がないうちの妻が
見終わったとたん「パンフレットは買わないの?」といったくらいなので
やはり映画として面白いのである。

にしても、本気になればこんな映画作れるんだなあ。

帰宅して
残りの仕事を仕上げてメールして寝る。



2016/01/23

デビッド・ボウイの日

今日から一週間、
デビッド・ボウイの追悼ってことで
ドキュメンタリー映画「『デヴィッド・ボウイ・イズ」が
新宿ピカデリーで上映されるのである。
ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』が追悼上映 - 新宿・難波で1週間限定 | ニュース - ファッションプレス

で、妻がチケットをとってくれたので
新宿まで出かける。

ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された「デヴィッド・ボウイ・イズ」展のドキュメンタリー。
最終日に撮影され、キュレーターの案内の元、
展覧会の順番に解説とそれに有った映像や
関係する人たちのライトニングトーク(山本寛斎も登場)
で構成されてて、
デビッド・ボウイがいかにしてデビッド・ボウイになり
いかにして変化してきたかを見せつつ、
音楽のみならず、ビジュアルや演出もすべて含めてデビッド・ボウイだったのであり、
何をやってもデビッド・ボウイだったのだということを再認識させてくれる面白い映画なのであった。

さらに、NHK BSでデビッド・ボウイの追悼ということで
2013年にBBCが作ったドキュメンタリーと、1987年のライブを放映。

さすがBBCだわ。
日本にいて日本のメディアからの情報とよくわからん英語版のアルバム
(輸入盤しか買わなかったので、実は各曲の邦題も知らない)
ではわからなかった当時の様子やデビッドボウイは何をしようとしてたのか
ああ、やっぱすごいわ、ボウイ。
なぜひとりだけああいう衣装だったのか、どういうことを考えていたのか、
なぜBerlinで作ったアルバムはああいう路線だったのか、
Ashes to Ashesでトム少佐をジャンキーにしたあと
Let's Danceへいたった流れもわかったし。

カルロス・アロマー丸くなっちゃったなあ。
Let's Dance以降はすごく端折られてしまったけど、
デビューから83年までの変化はすごくよくわかり、
しかも、当時のミュージシャンがボウイの曲作りについて語ってくれて
面白いこと。

1日にデビッド・ボウイのドキュメンタリーを2本立て続けてに観たので
どっちがどっちか混乱してるんだけれども、
すっかり追悼の日となり、
いろんなことが腑に落ちたのでありました。
ああ、あのときの衣装はそういうアレだったのか、とか。

70年代のから、さらっとしか聞いてなかった90年代以降のものまで
もう一度いろんなアルバムを聞き直そう
(たぶん、ほとんど持ってて、iTunesに入っているから)。
昔買った、デビッド・ボウイのPVを集めた2枚組DVD(best of bowie)を見直そう。


2013/09/22

やっと「風立ちぬ」。

映画でも観に行くかということで、
ずっと気になってた宮崎駿の「風立ちぬ」。
新宿ピカデリーはオンライン予約していくのがいいってことで
なんとか予約し(もうちょっと使いやすい設計ができると思うぞ>予約サイト)
新装なったピカデリーへはじめて行くと(新宿ピカデリーが新しくなったのはずいぶん前だけど、行ったことなかったのだ)、
その設計がちょいと難ありだなあ、動線が悪いなあとブツブツ。


で、映画がはじまる。
観に行く予定の映画はできるだけ詳細な映画評を見ないことにしてるので
可能な限りまっさらな気持ちで「風立ちぬ」というより「宮崎駿」と対峙。
これを遺作にしようと思って作ったに違いない、というくらい
ジブリ映画のウリでもあったエンターテイメント制やストーリー的盛り上がりを廃して
その分、監督の表現や伝えたいことが
めいっぱい詰まってるなあと真剣に見る。
なんだか遺作っぽい(もちろん監督は元気なので、遺作とはいわんけど)。
引退宣言したのわかる気がする。
こんな映画を作ったあとで、また子供も楽しめるエンターテイメントとかムリでしょう。

そういう意味では、いわゆるジブリ映画ではなくて、宮崎駿映画でした。
堪能です。

事前情報を拝して……とはいえ、これだけの話題作で、しかも封切りからずいぶん日がたっているので、勝手に入ってくる情報もいろいろありまして、それについての感想から。

・軍国主義だ:あれを見て軍国主義とか頭おかしいとしか思えません。ちなみに反戦映画でもありません。

・喫煙シーンが多すぎる:確かに多い。でもそういう大人はみな喫煙する時代だったのだ、という擁護は間違ってる気がする。あれはどう見ても、宮崎駿にとってあそこでタバコが一番自然であって、今回は遠慮無く自分にとって自然な表現をしたんだろうなと思う。つまり、わざとですね。ジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」を見て喫煙シーンが多すぎると批判するのがバカバカしいようなものかと←それは極端か。

・庵野秀明が主人公の声なのは云々:よいと思う。明らかに主人公とその妻の声が浮いてるんだけど、そもそもあのふたりは浮いてるわけで。あのふたりの浮世離れっぷりも含めて「風立ちぬ」なんじゃないか?

で、夢の中からはじまった映画は、その前半で、この映画を楽しむための基礎知識をきちんと見せてくれる。震災のシーンも含めて。この映画はこういう表現をするよ、堀越二郎はこういうヤツだよ、本庄はこういうヤツで堀越二郎と現実の橋渡しをしてるんだよってのを叩き込んでから、ぐぐっと話が展開していく。さすがです。

ひっかかるのが、本庄のセリフにあった「矛盾」。この矛盾がいたるところに、矛盾したまま提示される。その矛盾を解決しようって気はさらさらないのだけど、矛盾してるってことはしっかり見ておけよといってるようで。

夢の中で出てくる「ピラミッドのある世界とない世界」。主人公は「ある世界」ときっぱりいう。いうのである。
エンターテイメント映画の主人公はそんなこと絶対いわない。
エンターテイメント映画の主人公は死を予期してサナトリウムに去って行く妻を放置したりはしない。

命は等価であり、恋愛は至上であり、目の前の死はほっとけないし、自分のよかれと思ってやったことが誰かの死を招くと悩む。あれもこれも全部引き受けてやろうってのがだいたいエンターテイメント映画の主人公の仕事なんだけど、
「風立ちぬ」にそれはない。「ピラミッドのある世界」を選んだのだから。
まあ、ミモフタもないいい方をすれば、ひとでなし、なんだけど。

だから、この映画はすごい。

鑑賞を終えて、Webにあるいろんな人のレビューを読んでみたのだけど、
鑑賞した上で一番腑に落ちたのがこれでした。
ああなるほど、と気づかなかったとこまで詳細に解説してくれててありがたや。
【レポート】『風立ちぬ』は宮崎駿の作家性が強い「残酷で恐ろしくて美しい映画」 - 岡田斗司夫なう。

アニメは手ですべて描いているから、そこに描かれているものはすべて意図的ってのはわかってるつもりで、真剣に見ていたのだけれども(だから前半に特に喫煙シーンが多いのもわざとなのです)、さすがですわ。
ひとつひとつのシーンを思い出すと全部つながるもの。
やっぱすごい映画だわ。感動もカタルシスも容赦もないけど、傑作でしょう。

映画を見終わって、新宿をぶらぶらしてると
妻のおともだちがたまたま新宿にいて、
じゃあ一緒にお茶しようってんで
カフェ・コムサであれこれ楽しく雑談。
何しろ話題が、岳南鉄道とかSLとかですから。

そんな楽しい休日でありました。
でも帰宅後はお仕事。
GX7のレビューをやっと仕上げてメールする。


2013/05/19

めずらしく文化的な一日


アートに関する映画・写真展・葛飾北斎と
とても文化的な日でありました。

恵比寿ガーデンプレイスでちょいと作例を撮り、
東京都写真美術館へとても映画を観に行く。
Powershot N
「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」
映画『ハーブアンドドロシー ふたりからの贈りもの』公式サイト

とてもよいドキュメンタリー映画でありました。
現代芸術のコレクターだった夫妻がそのコレクションを国立美術館に寄贈し、
それがあまりに大量なので、2500点を米国50州の美術館に50点ずつ渡され、
展示してもらうという話。
喜んで展示するところ、現代芸術が相手故にどう展示すべきかそれを作ったアーティストを呼んで相談するところ。美術館で子供達に現代芸術を見せて感想を聞くところ。
夫婦の様子もいい。

まあそういう話なんだけど、
コレクションということ、美術館というもの、アートとその鑑賞とは、
その他もろもろ
いろいろと感じさせられるよい作品でした。
それにしても公式サイトってどうしてこうも「感動の完結編」とか書きたがるかね。

映画を観ながら
NYのMoMAを訪れたときのことをちょっと思いだす。
現代芸術って、
そうだな、たとえばウォーホールとかリキテンシュタインとか、
雑誌や画集などで作品が紹介されてるじゃないですか。
あれを見ても、確かに面白いけどピンとこなかったんですよ。
でも、MoMAで実物を見た瞬間、「ああ、これは芸術作品だわ」と一瞬で感じてしまったわけで、芸術がわかるとかわかんないとかそういうどうでもいい話は棚の上にあげといて、
実物を見るの見ないのって大違いだなと感じ入った次第。
たまたまNYで時間ができて、工事中だったけど構わず行ってみてよかったなと。

画集でスゴいと思っても、美術館で実物を見たときあまり感じ入るものがなかったり
画集で面白くて上手いけど……とイマイチピンとこなかった作品でも美術館で実物を見るとちょっと感動して、ああこれはスゴい、となったり。
ゴッホなんか実物を見たとたん、その凄みが迫って参りました。
なんというかな、
うまいとかきれいとかそういう一般的な形容詞では表せない
複雑な感情がわき上がってきたら、それはその人にとって芸術なのだろうと思っております。
写真でもそうなんだよなあ。
上手くてきれいだけどそれだけの写真もあれば
上手いとはいえないのだけど複雑な感情を呼び起こす写真もある。

ヤヤコシイ話は抜きにして、まあ、面白いもんです。

東京都写真美術館(略称シャビ)へ行ったついでに
「日本写真の1968」を見る。
東京都写真美術館
ああ、60年代松から70年代。
小学生だったので直接感じてはいないのだけど、
あのときの日本における写真はどこに向かおうとしていたのか
ってのがすごくわかる。

渋谷でヒカリエ。
東横店屋上にあるこの神社、どうなるんでしょう? Powershot N
D47食堂で晩飯を食おうかとでかけたら
北斎漫画展に遭遇。
北斎漫画を楽しむ。
やっぱ北斎すげー←子供みたいな感想でおわり

なお今日の映画は「ハーブ&ドロシー」の続編。でも1作目を見てなくても大丈夫でした。


・今日の裏話

タモリ倶楽部で使用した写真は

あらたに撮り下ろした4枚を除くと、ほぼ東京古道散歩などで使ったものです。
収録はすべてわたしが用意した写真を見ながら行ったのですが、
あとから一部をスタッフが動画で撮影し、会話の流れにあった形で
上手に埋め込んだようです。
地図もわたしが提供したものをベースにスタッフの方で修正したり文字をいれたり
しております。
そういうところひとつをみても、やっぱ地上波の番組は手間暇がかかっていて感心。


2012/11/18

「のぼうの城」観てきた

何年か前にスピリッツで「のぼうの城」が短期集中連載されてて、
ああ、小説が売れたからコミカライズされたんだなと思って読んでて、
映画が公開されると知って、ああ、原作が売れたからコミカライズと映画化が同時に進んで、やっと映画が公開されるんだなと普通に思ってたんだけど、
いやはや、順番が全然違うのであった。世の中面白い。

まず、「のぼうの城」の映画の脚本があったのだ。
それを久保田修という映画プロデューサーが映画化しようとしたのだが、
今のご時世、原作がないオリジナル脚本だとなかなかお金が集まらない。
そこで、その脚本(最初は「忍ぶの城」というタイトルだった)を小説化し、
それを原作ということにしようとなり、脚本家が自分でノベライズして出版したところ、なんとベストセラーに。おかげで金が集まり、
制作委員会を無事立ち上げることができ、映画を作ったのはいいけれども、公開直前にあの大震災があり……云々。
なんと、
原作の原作が脚本だったという回り回ったややこしい経緯なのだ。
その辺、「のぼうの城」のサイトに、プロデューサーのブログとして詳しく書いてあって面白いので必読。
「のぼうの城」ができるまで

映画の公式サイトなんてふつう観ないんだが、
実はこの久保田修というのが学生時代の友達で、もう20年くらい会ってない(と思う)んだけど、いつのまにか映画プロデューサーになっておりまして、先日Facebookで突然連絡をよこしてくれやがりまして、前売り券を送ってくれたのである。ありがたや。

そうなると、へうげもの好き、日本の中世好きとしては観に行かないわけにはいかず、今朝、やっと映画館へ行く時間を作ったのである。
なるべくすいてそうなとこにしようってことで、多摩センターへ。

で、「のぼうの城」だけど、じわじわとよいわ、これ。
ど迫力の大合戦シーンで大クライマックスで感動の嵐……ってことがないのがいい。
(まあ、史実的にそんなに派手な合戦自体起きてないし)
すごく気持ちよく世界が描けてるの。

細かい描写がリアルで、全体の雰囲気がすごくいいのだ。
オープニングの秀吉が高松城で見せた水攻めのシーンからはじまり、
石田三成と大谷吉継のやりとりも両者の性格がよく出てるし、
安土桃山時代の雰囲気が、当時の館や城の様子も含めてリアルだし、
野村萬斎はハマりすぎてるし、佐藤浩市はやたらかっこよく馬を乗りこなしてるし、鈴木保奈美はキリッとしててよいし、姫はわかりやすくツンデレで、三成はほどよく厨二病で。
攻められたあとにボロくなった城門の様子も、特撮のシーンもいい。
ひとりひとりひとつひとつの(人物のみならず城館や土地や柵なんかも含めて)キャラクターや時代の描き方がはっきりしてて違和感なくその世界を楽しめるのだ。
この秀吉と三成で、他のエピソードも観てみたい、と思うもの。
でもリアルすぎなくて、時折ポップな演出がまじってて、ちゃんと映画になってる。
できれば、エンドロールも最後まで観るべし。

こういうのを観ると史実はどうだったのか調べたくなるのが常なのだけど
上手に端折ってあるなあというのがわかる。
全長26kmあまりのムチャな堤防を即席で築き、今でもその一部が残ってるというのは本当の話であるわけで、
現地に行ってみたくなるわあ。
三成が陣を構えたといわれる古墳があるのはさきたま古墳群で、
この古墳群も一度訪れたい場所なのだよねえ。
埼玉古墳群 - Wikipedia


2012/06/03

「ル・アーヴルの靴磨き」鑑賞して「日本vsオマーン」観戦

いい映画を観た。

ほさんが絶賛してるので観に行こうと妻がいうので
どんな映画なのか、タイトルも監督もノーチェックのまま
(事前情報ゼロってのもたまにはよし)
新宿武蔵野館で「ル・アーヴルの靴磨き」(アキ・カウリスマキ監督)鑑賞。
怖ろしいことに一瞬たりとも退屈することなく、見終わった後にこれだけ気持ちよくなるとは予想外でしたよ。

「絵」がいい。どのカットをとっても絵がいい。ピシッと緊張感があって味わいがある。もうそれだけでいい。
出てくる人たちがいい。みな味わい深い。じいさんばあさんばかりで、若い女性なんてひとりもでてこないのだけど。
誰も走らない、誰も叫ばない、誰も泣かない。それでいて表現豊か。それも素晴らしい。
どんなにお金がなくてもワインとカフェとタバコは欠かさないのもいい。

でも、よい映画すぎて途中から違和感を感じ始めるのです。
こんなに良すぎていいんだろうかという、その違和感はラスト直前でピークに達するわけで、
良すぎるから違和感を感じるなんてなんて贅沢なと思いつつ。
あとで調べたら「非現実的な物語」と監督がいっていたそうで、ああ、あれはわざとだったのだなと。
その辺、詳しくはほさんのレビューをどうぞ。必読。

ル・アーヴルの靴みがき | Movie Boo

「ラヴィ・ド・ボエーム」も観なければ。

帰宅してちょっと休憩して「日本vsオマーン」観戦。
オマーンですごいのはGKだけだったなあ、なこともあって、日本が快勝。
本田と香川が揃うと楽しいわー。スイッチを入れる瞬間が観ててワクワクする。
日本で不安だったのは遠藤。大丈夫なんだろうか。
調子が悪いのか、うまく前線のリズムに乗れなかったのか。

緩急の緩を本田がコントロールするとなると、
遠藤より細貝の方がバランスいい気がする。

さて、日本カメラの原稿を書いて寝るか……と思ったのだが、
体力と集中力が続かず、下書きだけしてダウン。うーむ。