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2023/10/19

1019:キヤノンエキスポへ行ってきた

 パシフィコ横浜でキヤノンの独自イベント「キヤノンエキスポ2023」。

前回(といってもコロナ前なのでずいぶんたつが)は都内でコンパクトな招待客のみのイベントだったが、今回はパシフィコ横浜で一般への公開も含めたもの。


キヤノンの持つ新技術をいっぱい公開してエンジニアが解説してくれるという展示会で

実に面白いのだった。


コンシューマ向けじゃないのでカメラ自体の展示は小さかったけど、

光子を直接カウントできるというSPADセンサーとか


ナノプリンティング技術で作るメタレンズとか


VRやMR関連の体験やら



コンシューマに近い立ち位置からも将来が楽しみなものがけっこうあってよし。

ついでにパシフィコ横浜の裏にある臨港パークで作例を撮って帰宅。




2018/03/02

cp+2018所感

cp+ 2日目はトリセツのビデオ収録仕事で主なブースで新製品を。
ギュイーンさん相変わらず面白い。

cp+で初お披露目ってカメラは
一眼レフはペンタックスのK-1 IIだけ。
あとはミラーレス。

コンデジはパナソニックのTX2くらい?

でもひとつひとつを見ると実に面白い

・満を持してゲームチェンジャー組

話題をさらったのはこの2つ。
APS-Cのエントリー機とフルサイズの標準機が同時に出た
(&ニコンとキヤノンが主要一眼レフの新製品を出さなかった)ことで
ミラーレス一眼の時代が来るぞという雰囲気を醸し出した。

ソニー:α7 III

α7 IIIはフルサイズセンサー機の標準モデルへ。

RIIIを先に出したのが結果としてよかった感じですな。
RIIIの高評価がα7 IIIに良いバイアスをかけてる。
α7の三代目になるんだけど、これで第一期α7の完成です!
感がある。
(つまり、次はフルモデルチェンジしてねってことなんだが)
欲しいけど金がない……あ、残価設定クレジットという魔の手が!

シグマがEマウントのレンズ拡充を発表したのもタイミングが良かった。
これからミラーレス一眼の時代が来るぞと思わせる効果がある。

キヤノン:EOS Kiss M

こちらは性能云々より
とうとう「Kiss」の名を冠してきた!
EVF搭載でこの値段なの??
の2点がデカい。


Kissの名を冠したことで、「ミラーレス一眼の時代が来た」ってメッセージにもなるわけで、価格的には各社ミラーレス機のエントリーモデルと同じくらいだが、そっちにはEVFはついてない。
競争力高いよねえ。

ちなみに、2016年秋にKiss Mの登場を予言していたブログがこちらですw。

どっちもぽっと出の初物じゃないとこがまた上手い。
α7 IIIはα7 IIを経て、先にα7RIIIとα9を経ての登場だし、
EOS Kiss MもM5をベースにM6やM100を経ての登場なので
この価格で出せたのだなと。

Kiss Mを買うことはないけど、α7 IIIはイっちゃうかも。残価設定クレジットで。
フルサイズセンサーのミラーレス一眼って他に洗濯しないし、じゃない、選択肢ないし。

・ここまで凝るかの変態組

「ここまでやるかー」ってな変態な製品も続々。

ペンタックス:K-1 II

製品自体より、これに搭載した「手持ちリアルレゾリューション」が変態。
手ブレによる僅かなズレを利用して合成しようとかもう何を考えているのだか。

キヤノン:470EX-AI

変態スピードライトと呼ばれて人気の新型ストロボ。中にジャイロとモーターを持ってて、プリ発行しながらヘッドが動いて自動的に最適な方向に向いてくれるという変態っぷり。これは面白い。

なんか通称か愛称をつけるべきだと思う。みんなスゴい面白い観るべきとはいうけど型番を覚えてないものw

シグマ:105mm F1.4

フィルタ径105mmで焦点距離105mm。めちゃ太いレンズ。ボケマスター。
太くて重いけど、長さはあまりないのでカメラに付けたときのバランスは悪くなかった。
ボケ具合は超きれい。ちょっと使ってみたい。
さらにEマウントレンズたくさん。


パナソニック:TX2

TX1の後継機にして今回唯一のコンデジ新製品ではないかと思う。
TX1の焦点距離を望遠方向に伸ばして、
1型センサー機では唯一の高倍率コンパクト。
そういう意味ですごく希少。
TX1ユーザーとしては、テレ端時のクオリティや、EVFのしょぼさがどう改善されているか。とりあえずEVFは以前よりまともになっておりました(まあ小さくて見づらくはあるんだが)。

オリンパス:スチームパンクPEN

参考出品(当たり前です)のスチームパンクモデル。
予想以上に作り込んであって、しかもちゃんと動作するというのがいい。

富士フイルム:X-H1

これはフェザータッチシャッターとボディ内手ブレ補正搭載がポイント高い。
手ブレ補正機構が大きいのでX-T2の後継機にはそのままでは入らないといわれたけど、期待してます。この2つはすごいわ。

これで「ボディ内手ブレ補正搭載モデルを持たないミラーレス一眼」は(ライカを除くと)「キヤノン」だけになりましたな。どうするのだろ。

そうそう、クランプラーのバッグが新しくなってたなあ。
どれもめちゃ軽くなっててうれしい。久々に使ってみようかなと思った次第。
とにかく、軽いカメラバッグが欲しいのです。

○会場のレイアウトが変わった!

今回のcp+でもうひとつ注目したいのは会場のレイアウト。

こんなでした。
注目は2点。
ひとつは主要カメラメーカー(シグマもカメラを出してるのでこっち側)が外周にきっちり並んでいて「基本動線」ができていたこと。
現在地の基準がわかるので、周辺機器のブースを回りやすいし、日本カメラ博物館にも顔を出しやすい。
ひとつは今までホールの端に置かれていた、休憩スペース、ステージ、日本カメラ博物館などを真ん中に持ってきたこと。


2017年のレイアウトと比べるとよくわかる。

1年前は、主要カメラブースが出入口側の壁にもあるし、出入口の外側にもブースがあって
基本動線がはっきりしてない。



今年の方が人が偏らないし回りやすかったし、見落としづらかったですよ。
来年からもこんな感じでいってほしい。

で、疲れたので飯を食べて帰宅してバタン。
(何しろ明日は「東京古道散歩」なのだ)


2017/12/15

かわいみ・やばみ・しんどみ・つらみ……ってナンナンだ?

なんとかascii.jpに猫連載を書いてメール。

午後、髪を切りに行き、
その足で世田谷文学館。
「澁澤龍彦」である。

学生の頃、好きだったのだ。特にエッセイが。
わたしにサドやヨーロッパの様々な伝承や民俗、中世ヨーロッパのマニアックな面白さを教えてくれたのが澁澤龍彦。



会期終盤ということもあり非常に賑わってたことにまず驚き。
来場者は50歳過ぎの男女がメイン。70〜80年代前半に澁澤龍彦を読んでいた人たちと考えると、よくわかる。ほぼリアルタイムで氏の文章を読んでいた世代だ。
不思議なのは、20代と思われる女性が多くいたこと。
30代っぽい人たちはほとんどおらず(まあ平日だしな)、
若い男性もまったくいない。
つまり来場者は50歳過ぎのリアルタイム世代と、20代の女子だけなのだ。
なぜだろうとちょっと気になる。
老若男女問わずこういうのが好きな人はハマるであろうことはわかるが、
ちょいと分布が極端なのだ。
彼女らの琴線に触れるようなメディアの取り上げ方をされたのだろうか。

・「-み」接尾辞の話

最近、名詞化接尾辞としての「-み」が面白く、
Twitterでよく見かける隠語的言葉遊びかと思ってたら、
ハフポストの見出しにまで使われており
これも本文には「かわいみ」って単語は出てこないので
編集者が見出しを立てるときこっちの方が読まれると思ったということだろうが
そう判断されるくらいには市民権を得た言い回しになったのかと驚いたのである。

もともと「甘み」「楽しみ」など「-み」接尾辞がつく形容詞は多いのだが
新しい言い回しとしては
かわいみ・やばみ・しんどみ・ねむみ・つらみあたりがメインか。
「つらみ」は「恨み辛み」で使われているが、これは「動詞の連体形」である「恨み」と語呂を合わせるために「辛い」が「辛み」になったようで「つらみ」単体では使われなかったもの。

先日、ポートレート撮影時にモデルしてくれてる女子大生に聞いてみたら
「かわいみとかやばみとか使わない……あ、しんどみは使う」といってた。

「しんどみが深い」←すげーしんどい
というように使うようで、大変面白いのである。

いつから使われるようになったのか
ググってみたら、どうも2011年くらいのようで、
2012年には「-み」スラングについて考察されたブログがあがってる。

興味深い内容なので、気になった方はぜひ。

わざと今まではなかった言い回しを面白がるってのは
隠語好きな年頃なら誰でもやる言葉遊びなわけで、
その一種だと思っていたのだけど、
そもそも「ヤバい」も元は隠語なわけで、
Twitterの拡散力の高さも相まって、すごい勢いで定着しつつあると思うと
興味深いのです。
使い方は難しいけど。








2015/11/14

世田谷区立郷土資料館の「世田谷の土地」展は古地図好きなら行くべし

世田谷区立郷土資料館は歴史の展示に加えて、資料コーナーが充実してて素晴らしいのであるが(東京古道散歩を書くときはここに通ってあれこれにらめっこしたもんです)、
今回の企画展は特に素晴らしい。

「世田谷の土地-絵図と図面を読み解く-」である。

これがたまらんのだ。
というわけで、雨の中、
街歩き友達と上町のサイゴンで待ち合わせ、ランチを食べてから
いざ郷土資料館へ。


この展示、何が素晴らしいって
「巨大な江戸時代の世田谷の地図が惜しげも無く展示されてる」こと。
古地図好きは1日いても楽しめるレベルの充実っぷりなのである。

しかも当時のままではわかりづらかろうと、
いちいち描き直したものを横においてくれてるのだ。

もうみんな、この地図の前から動かないの。
入館して40分たったのに全然進んでないよ、と笑いながら。

実はこれ、文化3年(だったかな?)の江戸時代の実測図。
実測図なので位置関係がそれなりに正確ですごくわかりやすいのだ。
こんな地図を作ってたなんて井伊家すごい。

そう、世田谷区の地図ではなくて、「井伊家世田谷領」の地図なのだ。
だから経堂や喜多見や等々力や、世田谷区の範囲でもけっこう白いままのエリアが多く、
それが残念なのである。
ちなみに今は狛江市になっている岩戸や和泉も当時は世田谷領だったわけですな。

もうこれだけでいつまでもいられる感じ。
惜しむらくは、空白地域。
空白地域(江戸時代はそのほとんどが幕府や旗本領だった)の実測図もあればいいのに、
ないんだろうなあ。ああ。

さらに各地域の絵図などもちゃんと、描き直したものを横に置いてくれてるからわかりやすい。

多摩川近くの村はすごく詳細な絵図が残ってる。
実はこれ、多摩川が流路を変えるたびに境界争いが起きるので、
それに決着をつけるために境界を明記した地図がその都度、作られたんだそうな。
なるほど。それは地図が必要だ。

明治時代初期の地図を見ると、江戸時代の流路に沿って描かれた境界線が
流路が変わったあともしばらく維持されてて、
今楽天が引っ越してきたというので有名な二子玉川の再開発区域も
明治45年に東京府と神奈川県の境界を多摩川の中央とするまで
実は神奈川県だったのである。

それはともかく、江戸時代の絵図を見ると多摩川の流路の変遷がよくわかるのだ。

面白すぎてたまらん。

しかも図録が素晴らしい。展示をざっと見たら、
あとは図録とにらめっこしてニタニタすべし。
この図録は必須。これを買わねば何を買うというレベル。
あと1冊買っちゃうかも←1冊はばらして、地図だけをスキャンするのだ

いやあ興奮した。古地図好きは行くべし。
ついでに近世の耕地整理で碁盤目になっちゃったエリアの話もあり、
農地を碁盤目に整理し直して住宅地として売り出した時代も味わえる。

世田谷区郷土資料館は昭和39年開館の都内最古の郷土資料館だそうで
さすがである。庭先に刺さってる板碑は無造作すぎるけど。

他の自治体もこういう企画展やってくれないかなあ。
そしたら図録買いに行きます。

その後、小雨交じりの中、ブログ「経堂界隈」のOさんの案内で経堂に向かって
六郷田無道を街歩き。
世田谷資料館→経堂同潤会住宅 | 経堂界隈 - 楽天ブログ

夕刻、残念ながらわたしは先約があったので経堂で離脱。
代々木八幡で友達らとポルトガルの微発砲なワインを飲みながら
バカ話をしつつ、
ポルトガルな魚介類を堪能。
いやあ旨かった。出汁が旨い。貝も海老も旨い。
豚ハマグリのリゾットとかわけわからん。
久しぶりに旨いものを喰いました。やばい。






2014/02/15

[CP+][THETA]CP+でTHETAしてきまシータ

CP+にTHETAを持って行ったので、
フル全天球パノラマを2つ
スチルを2つどうぞ。

まずは会場の様子。場所はみなとみらいにあるパシフィコ横浜。
横長のフロア全体を使い、
両端にメーカー系のでかいブース、
中央に写真用品などの小さなブースが固まっている。

cp+ その2 - Spherical Image - RICOH THETA


雪なので来場者は少なかったものの
それでも人気プロダクトには行列。

一脚にシータをつけて歩いてると視線感じます。
さすがcp+だけあって、みんなシータの存在を知ってるし、
リコーブースにはシータコーナーもあるし。

いつものように、コンパニオン撮影目当てのいわゆるカメコも多数。
このしゃべってるふたりが誰だかわからないけど、やたらカメラ持った人があつまっておりました。



各ブースで繰り広げられているステージはこんな感じ。
三井さんがiPhoneとKLYP+の話をしてたのでシータ。


この魚眼な感じで切り取れるのがいい。

最後は、シグマブースで「お願いシータ」。
女の子にシータを持ってもらって、リモートで撮ることを「お願いシータ」というらしい。


cp+ その3 - Spherical Image - RICOH THETA


こんな風に、シータを使ってイベントをレポートする仕事とかこないかなあ>業界のみなさま


[CP+]のくちくろん!

CP+ネタの続き。

今わたしのメインシステムがマイクロフォーサーズなので
当然気になるわけで。
まずはパナソニックブースでノクチクロン体験コーナー。
のくちくろん、とひらがなで書くとなんか間抜けで高そうに思えなくてよいですな。

自前のカメラにノクチクロンをつけて撮ってもいいよといわれたのでさっそくE-M1につけて撮ってみる。ひゃあ。



いいわあ、これ。
そのときE-M1につけてた12-40mmでも同じカットを撮って見比べてみたんだけど、ノクチクロンをF1.2の開放にして撮った方が解像感が高い!
やっぱ違うわ。
ぼけかたもきれいだし。うーむ。欲しいぞこれ。
42.5mm(つまり85mm相当)でF1.2。マイクロフォーサーズなのでフルサイズに比べると2段分被写界深度が深いのだけど、APS-Cカメラに85mmF1.8をつけたくらいにはなるわけで。でも168,000円(ヨドバシ価格)は無理やわー。うう。
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm|交換レンズ|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic

オリンパスは14-42mmの電動ズームとか25mmF1.8とか新しいレンズも出てたけど、
やっぱ要チェックなのは参考出品された2本のレンズ。
2015年発売予定の300mmF4と7-14mmF2.8。
特に300mmF4.0ですわ。
600mmF4ですからねえ。
今年後半に出る45-150mmF2.8とこれがあればかなり揃うもの。
45-150mmが出ると知って、パナの35-100mmを見送ったので期待しております。


すでに100-300mmって望遠ズームがパナソニックから出てるんだけど、
クオリティ的にいまひとつ不満だから。
オリンパス ニュースリリース: 「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO」の開発について

マイクロフォーサーズはですねえ、
ボディもレンズもコンパクトに済むのが良さなのです。
一眼レフに比べて機動力が確実にあがりますもの。

あとはまあ、
富士フイルムのX-T1とかパナソニックのGH4(こっちは4K動画がメイン)とか
キヤノンのG1X markIIとかソニーのα6000とか、
考えてみたら、ここで真面目にCP+レポートする必要はないんだな
ってことで割愛。

今までと違うのはアウトドア系の展示が多かったこと。
GoProやカメラをバイクや自転車に装着するマウントのブースが出てたし、
クアッドヘリも飛んでた。
ペンタックスも自転車につけてたし、ソニーもアクションカメラ用リモコン腕時計出してたし(これは面白そう)。



そんなわけで、
各ブースを回ったり、知人と会って話をしてたら
時間がきたのでありました。
会いそびれた方々もいたけど、まあしょうがない。

[CP+]シグマのdp2 quattroの道楽っぷり

3日目のCP+は開催中止となったもよう。
事前登録者には0730頃、プレス登録で入場した人には1130頃
メールで連絡があったらしい。
わたしはFacebookの書き込みで知ってびっくりしたあと
事務局からメールが届いたって感じだったけど、
現地で知った人も多いだろうなあ。

さてCP+。
個人的に一番観たかったプロダクトはDP2クアトロ。
ほんとにあの横長なボディは握りやすいのか。
新型のX3クアトロセンサーはいったい何なのか。

雪の日なのにシグマブースは来場者がいっぱいいて
dp2クアトロをおさわりできるコーナーは行列。
いやあ、みんな楽しそうにさわってましたわ。

わたしも当然握ってきた。
ボディの感じがわかりやすいよう、
手に持って(あるいはたまたま一緒にいた赤城さんに持ってもらって)撮影。





面白い。親指シャッターが意外にイケる。

目立ちたくてこのデザインにしたのではなく、
電源系など発熱するものをセンサーから少しでも話してまとめたい→グリップがやや離れてて太くなってる
など理にかなってて、それにグリップを前じゃなくて後ろにでっぱらせて
両手でホールディングしやすくしたとか。
ダイヤルが2つに増え、操作系も一新。
今までのDPよりわかりやすくダイレクトに操作できるようになってて素晴らしい。
にしても、
カッコいいのでアリです。これは欲しくなる。

今回のもうひとつのウリは新型のクアトロセンサーで、
一番上の層を4000万画素、真ん中と下の層を500万画素という層によって画素数が違うというユニークなクアトロセンサーは理にかなってるのか、実際にいい絵が出るのか、
その辺もいろいろとしつこく聞いてきたのだけど、
とりあえず、出たら買うかなあ。
いつでるかはわからないけど、泳げるころには?

クアトロセンサーについてはCP+会場で行われた山木社長の講演を見てもらうのが一番いい。Macお宝鑑定団がYouTubeにアップしてくれたので観るべし。仕事はやすぎ。
Foveonに興味なくても、イメージセンサーの基本についても語ってくれるので観るべし。


Foveonの歴史やベイヤー配列との違いなどなどなるほどなあという内容。
緑と赤の層が500万画素分しかなくて不安を感じた人の不安はおおむね解消されるでしょう。
一番上の層で、青の情報と共に、RGB全色の輝度情報も捉えられるので、それを元に500万画素分の緑や赤の各層から4000万画素相当分のデータを取り出すということのようです。
個人的には緑と赤の層の画素サイズがでかくなったメリットに期待しております。

もっと詳しく知りたい人は「写真あれこれ」ブログが参考になるかと。
FOVEON Quattroセンサーは何が凄いのか? - 写真あれこれ - Yahoo!ブログ
CP+ 技術アカデミー 垂直分離型Foveonイメージセンサーについて - 写真あれこれ - Yahoo!ブログ


とりあえず、今年買いたい道楽カメラの第一候補だなあ。

2014/02/14

[雪]雪のcp+へ行ってきた-雪の日の交通機関編-

雪の世田谷から雪の横浜へ。
今までは小田急→下北沢→井の頭線→渋谷→東横線→みなとみらい線
という経路を使っていたのだが、渋谷駅が地下に潜ってダンジョンと化し、副都心線とくっついてややこしくなった。
そこで今回は
小田急→代々木上原→千代田線→明治神宮前→副都心線→東横線→みなとみらい線
という経路を採用。
これ、いいわ。ちょっとだけ遠回りになるが、下北沢と渋谷というややこしい乗換をどっちもスルーできるもの。

そしてみなとみらい駅で降りる。雪である。
まだこれからって感じですな。

そしてcp+へ。プレス受付が遠かった。。。
のはいいとして。
会場へ。

cp+訪問を初日じゃなくて今日にしたのは
夜、マンフロット社のパーティに呼ばれていたからで、
現地で、荒天で帰りの交通機関がどうなるかわからないので
パーティは中止になったと判断される。
がーん。

時折、灰皿がある屋外へ出る。
きれいに雪をかぶった木があり、皆写真を撮っている。
中にはこんな姿で雪の中で撮る人も。ああさすがcp+ 。

やがて日が暮れていき、18時近くなったのでそろそろ帰るかと会場をあとにする。

すっかり真っ白に。

さてどうやって帰るか。
雪の日は交通機関が乱れやすく、会社帰りの人で混雑しやすく、
おそらく各鉄道とも間引き運転&徐行するため
その辺の情報を得ながら帰宅ルートを決めるのだ。

混んでる東横線車内でTwitterを検索。
武蔵小杉→南武線→登戸→小田急線
にするか。武蔵小杉がカオス状態というツイートを観てやめる。
南武線はやばそうだ。

行きと同じ明治神宮前経由にするか。
でも検索してみると、代々木上原駅が飽和してて身動きとれないとのツイートを発見。

いやあ、見知らぬ人のツイートを便りに経路を決めていくって面白いわ。

ひとつ思いつく。
あ、自由が丘→大井町線→二子玉川→バス→成城学園前→小田急
という手があるではないか。
これ、乗換が多くて平時なら時間がかかって不便だけど、
雪の影響で鉄道がわやくちゃになってる今なら有効かも。
ツイートをチェックすると、大井町線は平和らしい。

結局、二子玉川へ迂回し、バスにのる。
座れる。素晴らしい。
ただまあ、バスは超徐行運転なので予想より時間はかかったんだけれども、
人混みを避けての帰宅がなされたのであった。

そういうことができる面白い時代なのだ。
無数のリアルタイム情報から自分がとるべき行動を判断していくという
感覚はとても面白い。
何かあるとマメにツイートしてくれる人々に感謝せねばなるまい。

あ、cp+の話を全然してないや。
まあそれは次のエントリーで



2014/01/19

[西荻]西荻でマッチラベル展

西荻窪へ行く。
そういえばこの辺、自転車で走ったことは何度もあったけど、
JRを使って訪れるのははじめてかもしれない。


細い路地がことごとく昭和で面白い。
真っ昼間から飲んだくれ路地とか
昭和テイストのお店がずらずら並んでて
喫茶店リッチな様相も呈しており、
ぶらぶら散歩してから
目的地であるFALLは西荻案内所の隣。

西荻案内所で西荻マップを貰い(これがまたよくできてるのでおすすめ)、
FALLでこれ。
ソ連・東欧のマッチラベル展。
ソ連・東欧のマッチラベル展『3×5㎝のユートピア』 - FALL - Time Out Tokyo (タイムアウト東京)
こいつがよいのだ。
有料で展覧会やってもいいくらい。
共産主義時代のいろんなプロレタリアなデザイン満載で、
ひとつ100円での販売もあり
わたしもセットをひとつ買っちゃいました。
未来都市を背景に男女の労働者ってラベルがツボにきまして。


夜は経堂のソンタナでおともだちとタイ料理。

夜中は昨夜の図版を全部とりなおしてまとめて
これでいいかな、とメール。


2013/02/02

とかいいつつちょっとだけ顔出したCP+3日目

今日はそもそもCP+にはいかないけど横浜には行くというそういう予定の日だったのだが、初日に見そびれたいくつかの製品をチェックし直しておきたいというのもあり、昼前に1時間ちょっとだけ覗いたのである。
さすがに3日目の土曜日で暖かくて天候も回復となると人も多いわけで、入場手続きは長蛇の列。わたしはすでに報道関係者で登録してあるのであっさりとはいる。
最初に行きたかったのはオリンパスブース。
布に覆われたE-P3後継機を見そびれてたのだ。
まあ、開発表明だけなのだけど、
個人的にはEVFが付く気がするなあ。
ついでにTG-2もチェックしておく。
スーパーマクロが強化されたそうで、上の写真は米粒に描いた文字。デジタル実体顕微鏡的な使い方ができるのだけど、レンズ下に置いてある台は試作品。

ついでにオリンパスブースの担当者を捕まえて、
XZ-2のUSB用コネクタとmicroUSBの変換アダプタを出してくれとリクエスト。
USB充電できるのがウリなら、現在標準となってるmicroUSBへの対応を考えないとダメで、本体側のコネクタを変えられないなら、アダプタを出せばいいじゃないと。

もひとつ見逃してたのがソニーブースの参考出品Eマウントレンズ群。

アゴが飛び出した巨大なレンズは18-200mmの電動ズームモデル。コンパクトだけどその分メカ部がはみ出してる。動画撮影用に細かい制御をできるようにしたからとか。
Eマウントのレンズはシグマのを含めるとかなり増えてきたのだけど、
本数は増えてるけど、焦点距離的にカブってるのが多いのだよな。
そこがちょいと気になる点。

上原ゼンジさんの宙玉レンズもチェック。
今、ちょいと興味があったりするのだ。

他にもざっと見たあとで、13時には会場を離脱。
みなとみらい線で元町中華街駅へと向かうのであった。


2013/01/31

横浜でCP+ 2013

今日から横浜でCP+2013。

到着したのは10時半くらい。
人が少なく見えるのは(↓)、初日の午前中はメディアと特別な客のみで一般客は入れないからですね。

昨年は年末年始に大ネタがガンガン出てきたので(ニコンのD800とかオリンパスのOM-Dとか)ものすごく賑わったのだけど、それが異常で、そうそう派手なネタが出てくるわけじゃない。

昨年は富士フイルムのX-Pro1とオリンパスのOM-Dに行列ができてたのだけど、今年、新製品を触るために行列ができてたのは富士フイルムのみ。
X100sとX20のタッチ&トライコーナー。
まあ、初日からCP+に駆けつける人はだいたい年齢層が高いので、昔ながらのカメラっぽいカメラは大人気になるのですな。
個人的に興味があるのはX20の方。
やっぱりどの製品にもコンセプトってものがあって、
そのコンセプトがどこまで実現されているかが評価の軸なわけですよ。
X20はX10以上に自らのコンセプトに忠実なカメラになってる。
だからこれはいい(たぶん。だって行列に並ぶのがイヤで触ってないんだもん)。
もうひとつ人だかりができてたのは、キヤノンのPowershot N。
こっちは場所が狭くて否応なく混雑してた感だけど。
これのコンセプトはやはり「スマホ時代のコンデジ」でしょう。
リング部分のシャッターが面白い。
これをどう持ってどう撮ったら面白い写真が撮れるのかは使う人次第ってところがいい。
今までのカメラって、こうグリップして脇を締めてこう撮って構図はこうで、みたいなセオリーがあったのだけど、そういうセオリーを無視してるところがフリーダムでいいのだ。
日常的に持ち歩いて日常のどうでもいい瞬間をどうでもよく撮って遊びたい。

「スマホ時代のコンデジ」といえば、各社が力を入れるのは、まあ、逆に入れなかったりするところもあるけど、やることは概ね「スマホと仲良く連携しよう」&「スマホとかぶらない高機能なカメラにしよう」なわけで、
気がついたら高機能コンパクト機はあのサイズで20倍ズームレンズを搭載するに至り、富士フイルムのFinePix F900EXRなんかは3年ぶりに「像面位相差AF」センサーを搭載。
像面位相差AFってここ数年、Nikon1やNEX-5Rが搭載して話題になり、今年はけっこうイクかなという感じなんだけど、2010年に富士フイルムがコンデジで実現してたのだ。あのときはCCDだったけど。
まあ正直、1/2.3インチセンサーではiPhone5と目に見えた高画質を実現するのは難しいわけで、
たとえば、コンデジの高倍率ズーム機は1/2.3インチセンサーの1600万画素でワイド端がF3.5だったりするわけですよ。対してiPhoneは1/3インチより小さいんだけど、レンズはF2.4で単焦点で800万画素なので、画素ピッチやレンズの明るさを考えると、画質差ってそれほどでない。
となると、ズーム倍率を上げるとか、高機能化するとか、そっちしかなくて、
F900EXRは像面位相差AFでAFを高速化してズーム倍率を上げて、そっちで差別化をはかってきたと。

画素数も、これは1600万画素。ソニーが昨年春のCyber-shotの上位モデルで1800万画素のCMOSセンサーを搭載してきたけど、じゃあ今年(今のところ、ですが)の新製品群を見ると、画素数は上がってない。よく見ると、1/2.3インチの1200万画素でとどめてるカメラも多い(IXYもPowershot NもTG-2も)。

今年の新製品コンデジ群をざっと見渡すと、
・GPS搭載機は増えてない
・画素数も据え置き傾向
・タッチパネル搭載機はむしろ減ってる
・Wi-Fi搭載機は確実に増えてる
・ズーム倍率はさらにあがってる
というところが見えてくる。面白いもんである。
まあコストと実用性と魅力のバランスなんだろうけど、
Wi-Fi系では、パナソニックが「NFC」対応した。
Wi-Fiで一番めんどくさい「最初の設定」にNFCを使おうという、簡単にいえば「スマート家電」で、NFCを使って設定を転送したら実際の転送はWi-Fiを使う。

まあ他にもシグマのDP3メリルとかオリンパスのXZ-10とかアウトドアガジェット化が楽しいタフネス系コンデジとかわざと汚したレトロ志向バリバリで目を惹いたけど日本で発売するかどうか未定なMX-1とかいろいろとあるけど


割愛して、
レンズ交換式カメラ群は、今年はレンズに注目ですな。
シグマはAラインにミラーレス用レンズを入れてきたし、

タムロンもマイクロフォーサーズ向け14-150mmの高倍率ズームを参考出品してたし
ニコンはFマウントレンズニッコール80周年とかでレンズ展示や技術展示に力をいれてたし
流れとしてはいい感じ。
レンズ交換式カメラの目立った新モデルは出てなかったけど、
CP+後の3月からGWに向けて出てくるだろうという噂で、
その通りかと思う。
オリンパスのE-P3後継モデルとかね。

で、気になってた製品を実際に触ってブースであれこれ詳細を確認したりもしたけれども、つまるところ、会場で偶然出会う、知己のメーカーの担当者と話をしたり、偶然出会う編集者やライターや写真家さんと立ち話をしたり、知人のステージを覗いたり、そんなことで時間が過ぎていくのであった。
特に記事を頼まれてるわけじゃないと(まれに、終わってから「もし行かれてたら記事かいてください」とあとから頼まれることあるから油断できないけど)
こんな感じです。
終わったら、
三井さんとたくたさんと3人で、フリック用の座談会。
帰宅して、ascii.jpに猫連載をメール。
疲れた。
見そびれた小ネタやステージがたくさんあるんだけど、明日はどうしよう。
まだ思案中。