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2024/09/20

0920:明治45年の区分地図!

 ITmediaにPixel 9 Pro XLのカメラレビューを書いてメール。

つい衝動買いしてしまった明治45年の東京区分地図が届く。

明治45年って……半分以上大正元年じゃん、

ってことでレアな地図かも。しかも予想より状態がよい。

明治最後の東京市区分地図なのだ。




東京15区+横濱。明治〜大正期の地図ってけっこう横浜中心部も掲載されてて、その頃の東京地図のニーズがよくわかる。


2024/09/06

0906:昭和22年のレアな区分地図

豪徳寺駅前のデニーズで仕事の打ち合わせ。

いつみても、この昭和な写真がたまらん。なぜこの写真? デニーズが用意した写真……だよね



ついでに豪徳寺でレビュー用の作例を撮ったり、単行本用の写真を撮ったりする。

帰宅したら、単行本で必要な古地図が届いてた(いったいどんな本を書いてるんだか)。

仕事はやいぞ古書店。

それはなんと、「東京22区」時代の区分地図。

東京都特別区が22区だったのは昭和22年のほんの数ヶ月だけで、

そのときの地図がほしいと思ってたら……市場に出てたのだ。

レアな地図だと思う。

しかも、裏表紙の広告は聚楽!

この頃はこんなにあったのだなあ。

今、聚楽の名を冠してるレストランって上野駅前の高架下だけ?




夜は明日の「多摩武蔵野スリバチ学会10周年記念イベント」用のプレゼン資料作成。


2024/09/05

0905:「大正震災祈念東京市街全図」が届く

こもってると買い物したくなる。

「大正震災祈念東京市街全図」


関東大震災直後に出された地図で、焼失区域が赤く塗られていることや

震災直後の写真が掲載されている。


そんなのを眺めつつ原稿書き。

記念ではなく祈念であること。

和泉町と佐久間町は焼失しなかったこと。

2024/04/08

0408:おかめ旅館の東京案内図はいつのものか謎

いかん、そろそろやらねばってことで

所蔵古地図をチェックしつつ、次に書こうと考えている単行本のネタだし第一弾。

ずっといつ発行かわからなかった「おかめ旅館」(かは、可をくずした文字で変体仮名のひとつだと思う)の(たぶん)販促用東京観光地図。



何気なく全体を見てたら、中央線から分岐してた武蔵野競技場線が描かれているのを発見。

これ、1951年開業で59年廃線という僅かな間しかなかった(実際に使われたのはもっと短い)儚い路線だったので、

それが描かれてるってことは1950年代の地図ってことだ。思ったより古かったな。

他のエリアも加味すると、昭和30年代前半くらいか。


2024/04/06

0406:昭和24年の地図に描かれていた代田連絡線

 先日注文した、戦後すぐの世田谷区と杉並区と中央区の古地図が届いてた。

昭和24年の世田谷区の地図は掘り出し物。

昭和20年から28年まで10年弱という短い期間だけ、

井の頭線に列車を送り込むために作られた「代田連絡線」が描かれていたのだ。


ついでに、今の新代田駅は「代田二丁目」駅、今の世田谷代田駅は「世田谷中原」駅だったことも知る。

なぜ「代田二丁目」→「新代田」になったのだろう。新しくもなんともないのに。。。

単なる「代田」ではだめだったんだろか。京王線の「代田橋」駅とまぎらわしいとか?

駅名がひとつ間違ってる(「松原」駅があるけど、あれは「東松原」駅の間違い)とか

環七の計画が点線で描かれているのもポイント高いかも。

2023/12/15

1215:古地図が届いた

古本屋.comで購入した古地図が2つ届く。

ひとつは明治28年発行の東京の地図。

思ったより状態がよくて、これは複製か? と思ったけど本物っぽい。

よい買い物をした。

今の東京駅辺りがまだ官庁街や陸軍の施設だった頃。

このあと徐々に三菱に売られていくのだ。


今の丸の内や大手町あたり。

黒本尊とあるのが増上寺。汽車が海の上を走ってる。

もう1冊は、はい・まっぷという住宅地図のバリエーションで「小田急線駅前マップ」。新宿から町田間の「駅前のみの住宅地図」。当時あったお店なんかがわかって面白いのだ。

1989年ものである。






2021/01/31

0131:またヤフオクで古地図を買ってしまった

α7Cと35mm F2と65mm F2を持って近所散歩。

ヤフオクで落札した「東京案内」が届く。発行日は明記されてないけど丸の内線の開業具合を考えると、昭和34〜35年頃か。


三菱系会社って括りが面白い

丸ノ内線が新宿までしかきてない点に注目

観光案内地図はそこで遊びたい人のために繁華街の詳細図や観光スポットが詳細に描かれているなど、記載内容にメリハリがあり、当時の様子を思い浮かべるのに良いのである。

 夜、ITmediaにカメラの広角と望遠の使い分けと圧縮効果の話なぞを書いてメールする。

一応1月末までの仕事は1月末に終わった。


2020/10/24

1024:iPhone 12の作例を撮る日

よく晴れたので

昼はガスタンク作例、

午後は府中で人物作例。モデルはいつもの長谷川実紗さん。

帰りに経堂の「大河堂書店」。

大河堂書店は町の古書店なんだが、店内の片隅に無造作においてある古地図の充実度が素晴らしく、昔からここへ来ては古地図を漁っていたのだ。

それが10月末で閉店。やっぱ新型コロナの影響がデカかったんだという。残念すぎる。

てなわけで、大正11年(関東大震災前なのがミソ)の東京の地図などを買う。





2020/07/13

0713:本を書く日

気合いを入れ直して
狛江編を仕上げて図版作って写真も埋め込んで分量も調節して送る。
ふはー。
それでほぼ1日が終わる。

本を書くのって大変なのだ、というか普通の著者は自分で
テキストも地図も写真も全部用意するとかしないのか。。。。

おかげで、国立国会図書館デジタルコレクションの江戸絵図に詳しくなってきたぞ。
数はいっぱいあるけどベースになってる地図はそんなになくて
そのアレンジや書き換えですませてるとか
(でも全部手書きなので、版によって絵や文字が違ってたりして面白い)。

「銀座」がしっかり描かれてる地図を見つけたときとか
人形町時代の「吉原」が描かれてる地図を見つけたときは楽しいしな。

でも、小石川御殿が石垣と濠で囲まれてるってのは盛りすぎ。
あそこ、めちゃ急な斜面に建ってるんだけど(今の小石川植物園だし)。。。

2020/06/28

0628:古地図楽しい

「日本の古本屋」は危険である。
何しろ、注文したらApple Payで決済できちゃうのだ。
というわけでつい頼んでしまった古地図が4つ届く。


戦時体制になると「日本統制地図」版になるので、これらはその前。
昭和9〜10年くらい。杉並区だけはいつのか書かれてないけど同じくらいのはず。
淀橋区だけ妙にカラフル。浄水場への引き込み世がまだある。西武線はまだ高田馬場止まり。


と古地図で遊んでばかりもいられないので仕事する。
ITMediaにRedmi Note 9Sのカメラレビューを途中まで書く。

2020/02/16

古地図の整理をはじめる

ついでにトリセツにもCOOLPIX P950のレビューを書いて送る。

古地図が増えて重複買いしそうになってきたので
とりあえず、区分地図や各区の単体地図だけリストを作る。
あとは
東京全体地図と鉄道系をリスト化しなければ。





2020/01/16

昭和11年の渋谷区詳細図

さすがに疲れたので1回休み。

出張してる間にヤフオクで落とした戦前の渋谷区詳細図が届いてたので楽しむ。

当時のディテールを知りたいと思うと
やはり、各区の詳細図が一番なんだが
戦前となるとなかなか出回ってないのが残念。

で、たまたま安く出てたのでゲットしたのだ。
いやあ、面白いぞ。
おそらくは昭和11年頃(地図に発行日が明記されてないのは困る)。
アレができててこれができてないとかそういうあれでの推測。

京王線はまだ四谷新宿駅に延びてたし、新宿区貨物駅でかい。


国立競技場のとこはまだ神宮競技場で渋谷川も開渠だし。
野球場にダイヤモンドが描かれてるのがまたたのしい。
今の東京体育館のとこ、まだ広大な徳川邸だ。


原宿駅を見ると、広大な池田邸。表参道沿いにある日韓合邦記念碑が気になるな。なんだろ。今はどこにあるんだろ、いやもうないか。


渋谷駅周辺は原稿のネタに使う予定なり。

2019/08/18

地図で盛り上がる日曜日

近所の友人夫妻が遊びに来る。
古い住宅地図を広げて盛り上がる。

最近、古い住宅地図をマメに集めてるのだ。
住宅地図ってディテールまでしっかり書いてるから面白い。
ヤフオクとかを覗いてるんだけど、
古くても80年代後半なのが残念。
2010年以降の住宅地図はまだ使い物になるからかかなり高いのだが、
90〜ゼロ年代くらいだと比較的購入しやすい価格で出てるのである。

住宅地図クラスだとある程度土地勘がないと面白くないので
世田谷区を中心にあれこれ探し中。
都心部も再開発前の姿がわかるのもまた楽しい。

で、ここを写真に撮りたい、ってときに便利なのが
PFUの「omoidori」なんだが、
iPhone X/XS対応のモデルが出てくれないのだよなあ。
なので、iPhone 6sをomoidori専用として使っております。
地図の一部分をスキャンしたいときにいいのだ。
実は先日の荻窪で荻窪について語ったプレゼン時に使った地図も
これでスキャンしたのである。



夜、原稿を書きはじめる。


2019/06/12

自転車で調布へ走る日。ついでに庚申塔考察。

調布まで自転車で走る日。

まあ、目的地は調布市郷土博物館。
ついでに、「多摩のあゆみ」に寄稿することになってて
それの取材兼それで使う写真の追加、
さらに、E-M1Xの300mmF4作例を撮る
のが目的。

走ったルートはこんな感じ。
GarminのEdge 25Jでログを取る。そうするとiPhoneのGarmin Connectアプリと同期されて、Garmin Connectのサーバーにデータが転送されるし、アプリ上でログを見ることもできる……のはいいんだが、そこからGPXファイルで書き出すって機能が無い。
それをやりたいときは、パソコン上のWebブラウザでGarmin Connectにアクセスし、そこからGPXファイルをダウンロードする必要がある。
うーむ。
わたしはgpxファイルを「スーパー地形」なりなんなりに読み込んでいろんな地図で参照したいので、そういった作業をiPhone上で行いたいのだよなあ。
以前、Garminの方にリクエストしたのだが、まあ、Garminユーザーとしてはマイナーな使い方なんだろう。
しょうがないので、Mac上でダウンロードしてクラウド経由でスーパー地形に読み込み、昭和初期の地図と重ねたのがこちら。


行きは滝坂道から分かれて若葉で国分寺崖線を下り、ちょっとうろうろして子の三島神社、八幡神社経由で狛江の品川道へ南下、
最近火事で燃えたっぽい民家を見つけて驚く。ほんの3日ほど前に火事になったらしい。
道理でまだ生々しいわけだ。


そこから、立川府中崖線のキワを西へ走り、下布田遺跡や古天神古墳経由で郷土博物館へ至る。


帰りは品川道まで北上し、下布田遺跡に唯一残っている狐塚古墳を見たのち
(これを残っているといっていいかは疑問だが……墳丘は削平されちゃってるし)

国領駅から野川沿いに走る。
でもって、無事、日没が近くて暗かったので撮影は困難だったが、
ゴイサギの幼鳥、カルガモ一家、カワセミと遭遇して
望遠&連写作例を撮り終える。
いやあ、得意なジャンルだとバケモノレベルですごいですな、E-M1X。

○今日の庚申塔

古地図を見ながら走ると地蔵馬頭観音庚申塔などなどと出会うわけだが、
庚申塔のデザインが場所によって全然違ってて面白いのである。
庚申塔(とりあえず東京あたり)のデザインは元禄期に「青面金剛像+三猿」に固まったと思われるわけで、青面金剛像が鬼を踏みつけてる絵柄が多いものの、
ディテールは個々で全然違う。
面白いので今日出会ったものを並べて見た。出会った順。

滝坂道の三叉路。左手に縄。鬼なし。

小足立八幡神社境内。弘化4年(1847)。彫りが深い。鉾と剣と宝輪。左手に逆さの女。

狛江市八幡通り沿い丁字路。文字庚申塔。

狛江市品川道三叉路。文字庚申塔兼道標。

狛江市山谷庚申塔。宝永元年(1704)。左手に縄、右手に斧という構成が珍しい。三猿あり。

狛江市山谷庚申塔。文化元年(1804)。矛と宝輪というベーシックな構成。三猿あり。

調布市郷土博物館。享保13年(1727)。元所在地不明。鬼踏んでる。三猿あり。

調布市品川道沿い丁字路。三猿が台座にいる。
このように同じ青面金剛像でも手に持っているものが違ってるのである。
ちゃんと研究したらめちゃ面白そうなのだが大変なのでしてません。

日本国語大辞典によると「青面金剛」は
「身は青色で四臂または二臂・六臂に造り、目は赤くて三眼、頭髪は火のようにさかだち、身には蛇をまとい、足下には二匹の鬼を踏みつけた怒りの形相をとる」
だそうで、確かに頭は逆立ってる。

ちなみに、庚申塔に三猿がつきものなのは……たまたま庚申伝承にみざるいわざるきかざるがしっくりきた、ってことで、「庚申」は「かのえさる」、ってとこから「さる」がフィーチャーされるようになったんじゃないかと個人的には思っております。
さらに猿にこだわると、「猿田彦」が絡んできて、庚申塔が祀られた「猿田彦神社」になるという例もあるのである(練馬区で2つばかしみた)。

「国史大辞典」によると
「庚申待を三年間連続行なった際に供養をして造立するのが庚申塔」であり、
庚申待は60日に一度おとずれる庚申の日の夜に行う行事のこと。