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2018/04/23

新型ロマンスカーGSE70000 乗車記

2018年3月に運行を開始した新型ロマンスカー GSE70000。

友人が確保したチケットを2枚譲ってくれたのである。
ありがとう。持つべきものは乗り鉄の友人。

平日午後14時20分の箱根湯本行。
平日昼間でもなんとかなるのはフリーランスのヤバいところで
妻と行くつもりだったが、仕事の打合せが入って無理ということになり
妻の友人を誘ったら実に乗り気で、会社を午前中だけで切り上げてくれて
待ち合わせより早く来て待ってた。

入線を待ってると、
新入社員っぽい女子がふたりでスマホをどっちが縦で撮ってどっちが横で撮るかなんていいながらわくわくしてるのが可愛い。
その後ろに上司っぽい人が温かい目で見つめててそれもまた微笑ましい。


いよいよ入線。


写真で見るよりいいわ、GSE。
特に運転席の丸みがいい。
あれがチャームポイントだな。



先ほどの女子ふたり組が、上司っぽいスーツの人から何か言われてフロントのディテールを撮ってる。なんだろうと近寄るとプレートが。確かにこれは撮っておかねばなりますまい。


そして乗車。後ろ展望席という楽しい場所である。


もちろんシータ。これで味わってください。

ロマンスカー GSE展望席でシータ。 開放感スゴい! これはたまらん。 #romancecar #GSE #ロマンスカー #小田急 #展望席 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

窓でかくて開放感あるし、電源あるし、座り心地もいいし、広々としてるし。

どの駅にもカメラ構えてる人がいて「わたしたちめちゃ撮られてるよね」といいつつ
車窓も楽しいし、車内も楽しいしで居眠るする暇も無い。

シモキタをすぎ、地下から地上へ出たとこ

成城学園前で地下におりて国分寺崖線を降りる
VSEとすれ違う

相模大野で江ノ島線と交差

ひととおり楽しんだのち、
車内無線LANを試してみることにする。

これ、ちょっとややこしい。
「車内無線LAN」につないだときだけ見られる
特別なGSEコンテンツがあるのだ。

で、つなごうと思ったら、車内無線LAN用のQRコードと
コンテンツ用のQRコードが縦に並んでて、
カメラを向けると両方が一度に構図に入っちゃうので
QRコードリーダー使いづらい。
これ、デザインしなおすべきだと思うですよ。


なんとか接続完了。

Romancecar-Linkサイトにつなぐと


・先頭と後尾の「車載映像」をリアルタイムで見られる。

 これ、展望車両以外の人によさげ。画質はあまり高くないけど、晴れてたらもっときれいだと思う。後ろ展望席にいたので、前後を同時に見ながら走れます。


・乗車記念画像をダウンロードできる

 思わずしちゃいました。日付も入ってるし。


・その他、現在地や沿線の案内など



これ、車内の無線LANにつないでないと見られないクローズドなコンテンツなので、楽しむには乗るしかないのである(まあGSEが停車してるホームからすばやくアクセスすればイケるかもしれないけど)。
気づいて良かった。

いやあ思ったより盛りだくさんでありましたな。


そうこうしてるうちに小田原をすぎ、
箱根登山鉄道の単線へ。
この派手な車両が箱根登山鉄道を走ってると思うとシュールで楽しいわ。



小田原を過ぎたら客はごそっと減ったので(まあ平日の昼間だしな)
ちょっと車内探検。



そして終点の箱根湯本駅へ。


午後のロマンスカーなので到着したのは16時前。
入れ替わりに箱根登山鉄道が小田原方面へ

箱根湯本でローアングル
いやあ、特急券+乗車券で2,000円しないでこれはお得だわ。
展望席を取るのが大変だけど。

遠くへ行く時間も無いので
(まあGSE乗車がメインイベントだし)
箱根湯本あたりを日没までぶらぶらすることに。




2013/03/28

何をしてたか謎の日

都内某所で待ち合わせしてそのあとあれやこれやなんやかんやでのったりおりたりのったりおりたりあるいたりとまったりあるいたりとまったりのぼったりおりたりはれたりくもったりして日没後くらいに解散。
帰宅してascii.jpの猫連載を仕上げてメール。

ちょいと下北沢駅を覗いてみる。
先日見えていた線路跡は仕切で目隠しされてしまい
駅構内廃墟見学はできなくなっておりました残念。
混沌の屋形風呂: 小田急下北沢駅廃墟を堪能する
唯一覗けたのはここだけ。
かつての上りホームで、井の頭線へ数10秒で乗換が可能だった通路と階段の遺構ですな。夜なのに照明が落ちたこの通路はもはやひとりで歩くのが怖いレベルに達しております。
ああ、今の仮設通路はここに作られたのか、ってことは今の井の頭線乗換階段はアレを使ってるのか、てなことがわかります。
井の頭線と小田急線の乗換はかつては井の頭線渋谷よりの端っこが一番早かったのだけど、そこは閉鎖されたのですな。
まあ井の頭線で一番混むところだったので、下北沢乗換の最適乗車場所が変わることで少しは混雑の偏りが解消されればそれはそれでよいことかもしれぬ。

それはともかくとして、
あの、上は井の頭線、左右はぎりぎりまで建物があるという狭い下北沢駅で、いっさい電車を止めることなく普通に走らせながら、その真下に穴を掘って複々線化しようなんて、日本の建築技術はすげーというか、その設計をした人すげーと感心するところではあります。
このあと、仮設通路や改札口を維持したまま旧ホームの下に穴を掘って地下2Fに新しくホームを作って、さらに駅舎も作ろうというのだから、すごい。
元の駅から少し離れたところに駅を新たにつくって、一回切り替えたらそれで完了、という東横線渋谷駅より無茶なことやってるなあと思うもの。

2013/03/25

小田急下北沢駅廃墟を堪能する

ちょいとiPhoneの作例を撮らなきゃ行けないついでに
下北沢まで行ってみたわけです。
地下三階に潜った小田急下北沢駅はどうなったか。
最初におさらい。
詳しくはこちらをみてくださいませ。極めてわかりづらいWebサイトですが。
シモチカ ナビ

http://www.shimochika-navi.com/ より
そもそも下北沢駅は、B3Fに急行用ホーム、B2Fに鈍行用ホームを作る予定なのだけど、下北沢駅周辺は左右も上も「工事するための場所が確保できない」ため、地上の線路を撤去したあとで上から掘削して鈍行用ホームを作らなきゃいけない。
そこでシールド工法で先に深い方のトンネルを作り、そこに「全路線を丸ごといったん待避」させて、その間に鈍行用トンネルを掘ってホームも作ろうというわけである。
3月23日に地下化したのは、あくまでも「仮のもの」なのだ。
最終的に急行や特急がB3Fに、鈍行系はB2Fに割り振ってはじめて「複々線化」が完了するのだけど、それはまだ数年先。
だからして、B3Fから改札への通路も何もかも「仮設」感バリバリ。
かろうじてエスカレーターとエレベーターが間に合いましたという感じで、
B3FからいったんB2Fに上がって、さらに上に登るというエスカレーター乗り継ぎが必要なのだが、それもこれも、先を見越してのこと。
B2Fなんか将来鈍行用ホームになる場所なので、無駄に広くてこんなことになってる。
XZ-2。将来はここの床が消えてホームになるらしい。
いやまあ面白いんだけどね。

で、B3Fのホームに各停で到着するとB2Fを経由して1Fへのぼる。
XZ-2。数年後の鈍行用ホーム。仮設感満載。
1Fは旧駅構内をそのまま使いつつ井の頭線や改札口へ誘導される。
これもまた仮設感バリバリでたまらん。
改札口は北も南も仮設。まあ、今の駅舎を壊して新しいのに作り替えるまでは仮設なのだ。
仮設改札口までは旧駅構内に作られた仮通路で到達する。
そこから旧ホームがよく見える。その廃墟っぷりを堪能あれ。
XZ-2。旧上りホームから新宿方面を観る。

XZ-2。旧下りホームから改札へ向かう階段跡。

XZ-2。旧下りホームから新宿方面。上は井の頭線。

XZ-2。旧下りホーム、小田原方面。
各種看板類が取り外され、工事関係者以外誰もいない旧ホームは、長い昭和の歴史を見守ってきただけあり、「あらためてみるとこれだけくたびれていたのか」と驚かされる風合いで、廃墟感が半端ない。
使われなくなった瞬間にこれである。
長い間お疲れ様でした。

北口から改札を出てみる。旧北口のすぐ脇に仮設改札がある。
旧北口はどうなったのかと回り込んでみるとこんな案配。
XZ-2。旧北口廃墟。
ここも廃墟である。
北口の案内も看板もお店もなくなった瞬間、廃墟となった。
一週間前のあの賑わいから一転してこの寂れっぷり。
装飾を剥がすと実はこんなだったのだ。
下北沢北口といえば雑然とした昭和な市場なんだけどもう閉鎖されてる。
XZ-2。さびしそうなおっさんがひとりぽつねん。
長い昭和の歴史を見てきた駅も、ひっきりなしに電車が行き来し、大勢の人が間断なく行き来し、広告や案内板で埋め尽くされ、人々のノイズにあふれていたからこそ成り立っていたのであり、それらがすべて消え去れると、一瞬にして昭和な廃墟が忽然と姿を現すのだ。
この後、ハイスピードで線路は撤去され、ホームは壊され、B2Fに鈍行用トンネルを掘るための工事がはじまる。たぶん、あっという間のできごとであり、この「小田急下北沢駅廃墟」を味わえるのは今だけ。
一瞬にして廃墟と化した姿を見ておくのは悪くない趣向かと思う。
毎日10万人以上が利用した駅も、一瞬で廃墟になる諸行無常を目に焼き付けるべし。

てなわけで、
帰宅してITMediaにiPhoneカメラ連載を書いてメール。
今回はローリングシャッター歪みの話。

2013/03/17

小田急もまもなく一部が地下に潜ります

東急東横線の渋谷駅が地上2Fから地下5Fに、てなニュースが巷を賑わわせておりますが、小田急線ユーザーにとってはこっちの方も重要なのであります。

小田急の世田谷代田-下北沢-東北沢間が3月22日始発から地下に潜る。
小田急の梅ヶ丘から登戸はすでに「高架化」という形で複々線化されているのだけど、
梅ヶ丘より東、つまり環七より内側は高架化が難しくて(土地の確保問題もそうだろうし、下北沢で井の頭線の下をくぐってるのだけどそこをどうするという問題も有るし)、地下にもぐることになったのだ。

梅ヶ丘まで高架を走ってきた小田急線は、梅ヶ丘駅をすぎると地下にもぐって環七の下をくぐり、東北沢駅をすぎると地上に出てきて、代々木上原駅で地下鉄と連絡するという、
地下から地上に出て地下鉄に乗り換えるという楽しい構造になるのである。

その辺はシモチカナビというサイトに書いてあります。
シモチカ ナビ
特にこの地下化工事の概要がお勧め。
シモチカナビ(構造と工事の進め方)

下北沢駅は地下3Fに急行・特急用ホーム、地下1Fに各停用ホームを作り、最終的には地下2層構造になるのだが、22日はとりあえず先に作った地下3Fのホームへまとめて移行し、そのあと地下1Fの各停用ホームを掘削して作るのだそうで、完成はまだまだ先なのだけど、その前に、今まで1Fの小田急と真上を交差する2Fの京王井の頭線の乗換は、乗車位置を間違えなければ1分かからなかったのに対し、地下3Fから2Fへの5フロア分を約5分かけて乗り換えるという不便さを一足早くあじわわせてくれるということで、
たとえば、小田急線→井の頭線→東急東横線と乗り継いで横浜に出ていたわたしにとっては、下北沢での井の頭線への乗換、渋谷での東急東横線への乗換の両方がいっぺんに遠くなったわけで、さてどうしようかなと、
下北沢はスルーして、代々木上原→千代田線→明治神宮前→副都心線(東横線乗り入れ)の方がいいのではないかと思ったりする次第。
まあ、次回横浜へ行くのはいつになるかわからないのだけど、
覚えてたらやってみる。

そんなわけで、自転車で作例を撮って回ったのだけど、
世田谷代田から下北沢方面へ行くと、踏切ごとに、あるいは線路を越える陸橋ごとにカメラを構えてる人がいて、この一週間はここも大変だなと。
特に小田急線にはフォトジェニックなロマンスカーもいるからな。
たとえば、環七の上を横切るロマンスカーの写真なんてのも今週いっぱいで撮れなくなるのだ。
この姿を見られるのもあと数日
OLYMPUS XZ-2。撮影場所は内緒w

世田谷代田陸橋上から新宿方面を
OLYMPUS XZ-2。世田谷代田の陸橋から新宿方面。
さらにシモキタへ近づくと、
踏切待ちをしてる人はみんなでスマホやらケータイやらで写真撮ってるし、端っこには鉄道好きがずっと踏切を渡りもせず写真を撮り続けているし。
下北沢駅に入っていくロマンスカー
OLYMPUS XZ-2。下北沢駅に入っていくロマンスカー。
下北沢駅
OLYMPUS XZ-2。下北沢駅を出発する急行。
もう踏切からすぐ見える駅のホームという私鉄っぽい風情はなくなるのだけれども、よくもまあこの狭い駅で長年がんばってきたなあとも思うわけで、古いもの好きとしては複雑な心境であります。
もっとも、梅ヶ丘以西が高架化されたときにけっこう諦観はしてるんだけど。
昔の千歳船橋駅は私鉄の各停駅って感じで改札から5秒で電車に飛び乗れたりしてよかったなあ、昔の豪徳寺駅はその地形をいかしたデザインで改札を抜けたら斜面に掘られたトンネルを抜けてホームに行くという構造がよかったなあ、と、今でもいいたい感じはあるのだけど、まあこうして、どんどん街をフラットにしていくのが東京のさだめといえばそれまで。まあ、愛はさだめ、さだめは死であります。

個人的には、地下化って好きじゃない。高架化の方がまだいい。
だって、地下にもぐると車窓からの風景が見えなくなるから。
あれはちょっと寂しい。

で、帰宅して、ITMediaにDP3Mの原稿を書くが、推敲してから送ろうと思って寝かす。
さらに、MacPeopleにSmartTriggerのレビューを書いてメールする。

そうそう、FUJIFILM X20のレビューを書いてて思ったけど、
わたしの撮影スタイル……なんて大げさなもんじゃないけど……にはX20よりXZ-2の方が合うみたいです。X20はいいカメラだけどXZ-2もいいカメラで、どっちがいいかは(まあ、ディテールの解像感はX20の方が上だけど)、どういうスタイルでどういう写真を撮りたいのかで決まるのでしょう。XZ-2はよいですわ。

2013/02/08

下北沢と渋谷の昭和を散歩

MacPeopleのレビューを仕上げてメール。

16時からITMediaで打ち合わせがあるのだが、
はやめに家を出てちょいと撮影散歩。
まずは小田急線下北沢駅。
3月23日には地下駅に切り替わっちゃうらしいので、
乗換ついでにちょっと撮影。
ああこの昭和な私鉄の駅っぷりが好きなのですよ。
このじとっとした感じがいい。
真上を井の頭線が走ってて少々ややこしい構造になってるのが楽しいのですよ。
小田急線下北沢駅
小田急線上りホーム。この階段下の部屋がいい。OM-D。
パープルフリンジがひどかったのでCaptureOneで現像してみた。やっぱ違うなあ。
小田急線下北沢駅
階段を上ると中2階に通路がある。井の頭線への乗換もここ。OM-D
井の頭線で渋谷。
1時間ほど裏道猫探し散歩。猫は1匹しかいなかったけど(猫が隠れられそうなスペースだらけだしな)、渋谷の裏道は楽しいわ。
いろいろと残ってたり朽ちてたりしてて楽しい。
古いまま放置されてたり古いまま使われてる建物の間に妙にこぎれいな平成なビルが混じってるし。妖しげな名前の協会があったりするし。
渋谷
渋谷の地形は面白い。三叉路で上と下へ。ZR1000。
渋谷
谷地で黒猫を発見。しばし見つめ合う。OM-D。
渋谷区渋谷三丁目なんてこぎれいなビルの裏に入ればこんなだもの。
渋谷
ヒカリエやセンター街だけが渋谷じゃないのだ。OM-D

半蔵門線で青山一丁目。ITMediaで打ち合わせ。
いろいろと仕事が決まる。素晴らしい。
帰宅したら「古地図でめぐる今昔東京さんぽガイド」(もっと短い名前にすればよかった)の電子化が決まったというメールが入ってた。

よし。明日から真面目にはたらく!