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雨のイースター

孫たちが成人してから全く無縁になっているイースターですが、今年は雨模様です。以前は、庭に隠した卵(チョコが主!)を孫たちが探す姿を見守っていました。

雨で興醒めの子供たちの姿を想像して可哀想になりますが、一日中雨ではなかったので、多少なりと、外で遊ぶ時間が持てたと思います。

子供時代に、近所のプロテスタントの教会で、飾られたゆで卵を配っていたことを思い出します。ささやかな贈り物でしたが、何故、見ず知らずの私のような子供にさえ卵をくれるのか不可解でした。

キリスト教の慈悲を学ぶ機会だったと思います。祖父はプロテスタントに改宗した本当の信者でしたが、モンペリエっ子は訳の分からない母の思い遣りに従って、マリア会(カトリック!)が経営する幼稚園に通わされていました!

大学は自分で選んで、カトリックの大学に進学しましたが、素晴らしい先生に恵まれて、有意義な学生生活を送れたと思います。勉強したテーマも何故か宗教哲学的になってしまいましたー

とは言え、高校では仏教のお坊さんが日本史の先生だったので、違った教えも受けました。おまけに、娘同様に可愛がって頂けたので、時には法事中のお手伝いもアルバイトさせてもらったほどでした。

このような思い出に浸るのは、イースターの機会に思うこととして、深い宗教的な思考構造の中では、派閥争いがあってはならないと言う事です。底は何処かで繋がっているような気がするからです。

残念ながら、世界を揺るがす闘争の中では、このような話に耳を傾ける人は稀だと思いますが、独裁者を神格化する代わりに、人それぞれの中にある尊いモノを神と理解するなら、天国に行かなくても、既に地上が楽園になれると言うことになりますね。

夢のまた夢ですが、そんな世界を夢見るモンペリエっ子です。

少なくとも、自分の心の中では平和で居たいですねー今日も、そんな思いに耽りつつ、絵の練習に励みました。