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拍子の打ち方

いかにしてテンポを守るかいろいろ考えた末、伝統的なやり方に従うことにしました。指揮者のジェスチャーよりシンプルで間違えようのない(?)仕草を音楽の教科書で見つけました。小学校で学んだのと同じような気がします。

意気揚々と主人にそのやり方を見せると、彼は子供時代にお父さんに教えられたやり方を見せて、「これぞホンモノ!」と言うので先ほどちょっと言い合っていました。

どんなものかと言うと、1は上から下へ行き、2は自分の胸を指し、3は横に押しやり、4で上に戻ります。音楽の授業で使われている筈の教科書の説明を見ると、以下のようです。

Mesure.jpg

言い合ったと言いましたが、言い争った訳ではありません。実を言えば、子供時代の思い出を辿っている主人の言い方に可笑しくなって噴出しそうになったのですが、なんとか笑いを隠していました。

今年の6月で79歳になる主人が子供の仕草で拍子を取る様子を想像してみてください。分かると思います。

お父さんが教えてくれたのだから本物だと主張する姿は、昔クラスメートにサンタクロースはいないと言われた時に「あいつらなんて馬鹿なこと言うんだ。お父さんが言ったことが本当なのに」とぼやいた少年のままなのですね。

よく喧嘩する我が家ですが、こういう点では憎めないところのある人です。