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エトルタの海食崖

浸透という言葉が耳に残るまま辞書を引いてみたら、まさにオスモシスの訳語になっていることに気付きました。「濃度の異なる溶液を、半透膜で境する時、溶媒がその膜を通って濃度の高い溶液側に移行する現象。」と広辞苑に出ています。前回の記事でその現象について触れましたが、どちらの濃度が高いのか自問してみる価値あると思います。課題になりそうです。

今日はそれから発想して、海食の綺麗なエトルタで一昨年撮った写真をお見せします。第二次世界大戦中に、連合軍によるノルマンディー上陸が試みられた地域にありますが、勿論この高さの崖ですから、ここは戦場になりませんでした。近くにあるアロマンシュ、オハマ・ビーチとかユタ・ビーチなどで大戦闘が繰り広げられたのです。


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この断崖に惹かれてエトルタに滞在した人々は数え切れませんが、特にモネ、クルベ、コロなどの画家とモーパッサン、ヴィクトール・ユーゴ、アンドレ・ジイドなどの作家たちを挙げられます。忘れられない存在としてアルセーヌ・ルパンがいますが、著者モーリス・ルブランの住んだ家がルパン邸と名付けられ、一般公開されているそうです。この旅行中はD-Dayに焦点をあわせ過ぎたせいか、行く暇無しでした。

時間帯により移り変わる景色の雄大さと色彩に圧倒されました。下の写真は翌朝潮が引いて遠浅になっていた時に撮りました。この辺は石ころだらけの浜辺です。


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