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能率の良い日

今日は朝から要領よく全てこなしました。以前は大仕事であった洗髪を気持ちよく済ませてから身支度し、予定していたペンキ塗りに取り掛かりました。塗り替える表面に上塗りして滑らかにする作業は昨晩済ませたのですが、夜の照明では充分欠点が見えず、今朝修正しました。塗り替えは楽しい仕事です。見る見る綺麗(清潔)になる壁を見ているとやる気が湧きます。終了して昼食を摂ったのは既に午後2時でしたが、イケアに行くには充分だと決めて、3時出発。店内でいろいろ目星をつけてから買い物し、6時過ぎにはアパートに運び上げ終了。かなり良いタイミングでした。

その後が駆け足でした。週末が雨だったので大して買い物してありませんでした。よって、夕食のためにモノプリまで買出しに出かけたのは7時20分前となりました。週末から夏時間に移行したので、まだ実感がありません。まだ早いと思っても、公定の時刻は既に夕飯なのです。毎年議論になっていますが、年に2度一時間早めたり遅くしたりするのは不自然なような気がします。まだお腹が空かないのに12時だから昼食と言われても本気にできません。春先は自然に朝早く目が覚めるようになりますが、それを公式に決めると言うのはどんなものでしょう。早起きする喜びを個人的なものにしておけないとは、奇妙な民主主義ですね。

愚痴はこの程度にして春の喜びを語ると、毎年一番好きな季節は春分の日からパリ際までです。誕生日は7月13日なので、パリ際ことフランス革命記念日はその翌日ですが、一番日照時間の長い夏至を過ぎても、日が再び短くなると実感しないままパリ際まで行けます。その後徐々に秋の忍び足が聞き取れますが、まだまだ幻想に浸っていられます。お盆も過ぎ秋分の日が訪れると、ああ、また冬が近付いていると物悲しくなるというのが毎年のサイクルです。

そのようなメンタルの私にとって、家の内部が明るくなることは春の訪れと同じくらい嬉しい現象です。再生される美ほど魂を癒すものはありません。アラン・スションという歌手が歌っていましたが、過ぎ去った愛をブリーチして真っ白に出来たらと思うことあります。愛に限らず、壊したもの、失くしたものなどに思いを馳せて、もし元通りにできたらと思うことありませんか。ペンキを塗り替える時にそれが可能であるという幻想を生きられるのです。だからペンキ塗りが好きなのかも知れません。