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ヒット音楽にまつわる秘密

今晩はアンドレ・マヌーキアンと言うピアニスト・作詞・作曲家がピアノを弾きながら司会する番組を見ています。シャンソンの隠れた歴史を綴る番組は、いつも逸話が一杯なので好奇心がくすぐられます。

司会に関しては、興味があれば、次のリンクで英語の説明を読んでくださいね。アンドレ・マヌーキアン

音楽を聴きながら解説を楽しみ、ああ、そうだったのか!と膝を叩いているモンペリエっ子を想像して見て下さい。今晩のテーマは勿論「愛」なのでしょうが、子供時代の思い出も多数喚起されています。

ダリダが歌った「18歳の彼」は岩下志麻のヴァージョンもありますが、偶然ながら同じような実話をダリダが生きていたと知りました。その青年の子供を身籠り、極秘で堕胎して2度と子供が産めない体になったと弟のオルランドが話していました。

ジョルジュ・ムスタキが歌詞を書いた「サラ」で歌われている20歳年上のたらちねのヒロインはエディット・ピアフであったとか、セルジュ・ゲンスブールの「ラ・ジャヴァネーズ」はジュリエット・グレコと飲み明かした翌日に生まれた歌であるとか、興味深く聴いています。

イヴ・モンタンが歌った「ア・ビシクレット(自転車で)」と言う曲は作詞・作曲家のピエール・バルーがナチスを避けて疎開していた時の思い出を語った歌であるとか。今まで深いバック・グラウンドを知らないで聴いていた曲をより愛する機会になりました。

因みに、ピエール・バルーはクロード・ルルーシュの「男と女」の音楽を作曲したでけでなく、アヌーク・エーメが演じる女の亡夫の役を演じていたのが強く印象に残っています。この映画の撮影後にアヌーク・エーメと結婚して3年後に離婚したと言う落ちもあります。

騒々しい世の中を少々忘れさせてくれる美しい調べに耳を傾けながら、好奇心も満たす、心地よい宵を過ごすことができました。現在テレビはCOP21の話でもちきりです。