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大人しくなったイポリット

今晩は驚くほど従順で可愛らしい態度のイポリットに、そう言えばもうじき、正確には1ヵ月後に、飼い始めて1年になるのだと気付きました。お世辞を言うや否や悪戯が始まり、パソコンの上を走られて、余計な文字がモニターに現れましたけれど、やはり段々賢くなるようです。

適度に叱り、思う存分可愛がってあげるだけですが、出来る限り共存が楽なように躾けているつもりです。自分の意思を通そうと泣き叫ぶ時は籠に毛布をかけて黙らせますが、向こうも言い分があるので時には泣き止みません。

それでも心を鬼にして放っておく内に、やっと思い通りにならないこともあると理解した模様です。怖がりも度が少々下がり、プリンタを動かしてもそれほど動揺しなくなりました。時にはまだパニックに陥ることもありますが、全体的に落ち着いてきました。

私の口真似以外にウィと聞こえる音を発するようになり、なんとなく会話しているような気にさせます。呼びかけてくるのですね。人の注意を引くためならいくらでも「イポリット、ボンジュール、ビズー・ア・ママン、ケスキリア、ヴァ・マンジェ」などなどを繰り返すことには変わり無しです。

パソコンの上に乗られると困るので(兄貴の家ではパソコンを修理に出したそうです)悪戯が過ぎると譜面台の止まり木にひとりで放っておくようにした結果か、今晩は上記の悪戯の後、肩に大人しくとまったまま羽繕いしています。

親密な一時を味わいながら高校時代の親友に思いを馳せます。彼女の娘夫婦が世界一周の旅を開始したそうです。それも3歳未満の孫を連れての旅立ちです。

複雑な心境の彼女を思いやりながら、ペットは手元に引き止められるけれど、可愛い子は笑顔で旅に送り出すしかないと言う現実の厳しさを思い出しています。