旅行記その2 「シャルトルーズ自然公園」
オーモン・オーブラックで散歩したり読書したりしているうちに、徐々に元気とやる気が戻ってきました。心筋梗塞から立ち直ったと言い張る主人ですが、やはり直に疲れます。無理は禁物。ゆっくりとリハビリしてもらうことにしました。普段なら1600メートルぐらいに位置するスキー場のある町に直行し、2000メートル前後のところで山歩きしていたのに、今回は1000メートル前後でウォーミングアップと決めました。
とりあえず当面の目標として、以前通り過ぎただけで見物する暇のなかったシャルトルーズ自然公園に白羽の矢を立てました。有名な修道院があることを除くと、海抜600メートルから1000メートルの木陰に村が散在するだけの地域ですが、地図を見るとほとんど全面が緑色の地域です。標高は低くても樹のおかげで涼しいので、この機会を利用してかたつむり的なウォークをするに最適な場所であるように見えました。
と言っても、直行したわけではなく、まずピュイ・アン・ヴレと言うコンポステラへの巡礼路上にある町までドライブし、頂に構築された荘厳な寺院に目を瞠りました。
片田舎にあるロークールと言う、知る人ぞ知るような小さな村で一泊してから行くことになりましたが、キャンピング・カーの長所は、予約無しで動けることです。疲れたら即座にストップ。他の利用者と道路を分かち合うのも旅の楽しみです。
気に入った風景にぶつかると、他の利用者の邪魔にならない程度に路上駐車して写真を撮ったりすることもありますが、それはなによりも我が家の志向が「人の殺到しない場」へ行くことだからでしょう。常に田舎の県道ばかり走っています。高速や国道はトラックだらけで我慢できません。予定の無い旅の間だけは細道伝いに移動したいと思っています。
この感じで数分間駐車していたのですが、誰も(牛も)通過しませんでした。撮りに行ったのは次の教会です。サン・ジャック(サンチアゴ)のシンボルである貝が左端に見えますが、半分切れてしまいました。
キャンピング・カー用のサービス・ステーションのある村を優先して宿泊地にしています。サービスが無料の村ほど、商売っ気が無いせいか、素朴で寛げます。シャルトルーズの最初の晩はアントルモン(山の間)という村で過ごしました。そこに行き着くのも容易ではありません。自家用車ならともかく、次のような崖があると一瞬緊張しますが、これは安上がりな達成感の元になります。
セント・バーナード犬がプードルの小屋を占領するような錯覚を覚えますが、実はたっぷりスペースがあると気付きます。川のせせらぎに目をやりながら何時の間にか世界の果てに来たような気になっていました。
小さい村でも必ずあるのは教会です。時にはその豪華さで過去の栄光が量れるような気がする時もあります。夕方散歩中に撮ったのが次の写真です。涼しさを実感していただくために、霧に包まれた教会をお見せします。
このようにして、夕方の涼しさに誘われて歩き回る習慣が出来上がりました。おかげで主人の体調も日々改良していきました。1日最低1時間歩くことを目標にしたのですが、効を奏したようです。
とりあえず当面の目標として、以前通り過ぎただけで見物する暇のなかったシャルトルーズ自然公園に白羽の矢を立てました。有名な修道院があることを除くと、海抜600メートルから1000メートルの木陰に村が散在するだけの地域ですが、地図を見るとほとんど全面が緑色の地域です。標高は低くても樹のおかげで涼しいので、この機会を利用してかたつむり的なウォークをするに最適な場所であるように見えました。
と言っても、直行したわけではなく、まずピュイ・アン・ヴレと言うコンポステラへの巡礼路上にある町までドライブし、頂に構築された荘厳な寺院に目を瞠りました。
片田舎にあるロークールと言う、知る人ぞ知るような小さな村で一泊してから行くことになりましたが、キャンピング・カーの長所は、予約無しで動けることです。疲れたら即座にストップ。他の利用者と道路を分かち合うのも旅の楽しみです。
気に入った風景にぶつかると、他の利用者の邪魔にならない程度に路上駐車して写真を撮ったりすることもありますが、それはなによりも我が家の志向が「人の殺到しない場」へ行くことだからでしょう。常に田舎の県道ばかり走っています。高速や国道はトラックだらけで我慢できません。予定の無い旅の間だけは細道伝いに移動したいと思っています。
この感じで数分間駐車していたのですが、誰も(牛も)通過しませんでした。撮りに行ったのは次の教会です。サン・ジャック(サンチアゴ)のシンボルである貝が左端に見えますが、半分切れてしまいました。
キャンピング・カー用のサービス・ステーションのある村を優先して宿泊地にしています。サービスが無料の村ほど、商売っ気が無いせいか、素朴で寛げます。シャルトルーズの最初の晩はアントルモン(山の間)という村で過ごしました。そこに行き着くのも容易ではありません。自家用車ならともかく、次のような崖があると一瞬緊張しますが、これは安上がりな達成感の元になります。
セント・バーナード犬がプードルの小屋を占領するような錯覚を覚えますが、実はたっぷりスペースがあると気付きます。川のせせらぎに目をやりながら何時の間にか世界の果てに来たような気になっていました。
小さい村でも必ずあるのは教会です。時にはその豪華さで過去の栄光が量れるような気がする時もあります。夕方散歩中に撮ったのが次の写真です。涼しさを実感していただくために、霧に包まれた教会をお見せします。
このようにして、夕方の涼しさに誘われて歩き回る習慣が出来上がりました。おかげで主人の体調も日々改良していきました。1日最低1時間歩くことを目標にしたのですが、効を奏したようです。