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雪の日

「いちしんふたばくんおはよう!」表で呼ぶ人の声がする。
呼ばれて
「鍬か鋤簾みたいなもの貸してくれんかな?」
お祭りの役でご一緒するおじさんで、毎朝新聞配達してる人だ。
スコップはどこ
小屋に電気を通してスコップやら何やらを探す。
立ち往生
軽の4駆でも雪道で停まって脱出を試みるも立ち往生。
「いいや、歩いて配るわ、あとで薬(融雪剤)持ってきて撒くだ。」
「ええっ!あと何件あるんですか?」
「あと5軒だで、だれだれさんとことだろ、それとだれだれとだれだれ・・」
「すまんが、これ(スコップなど)もう少し貸しといてくれんか。」
気の毒だけどあまりお手伝いできそうになかった。
栗の木
作業小屋
小屋
逆L字のような等圧線で縦は西高東低、
横は早くも前線と平行になった極端な気圧配置。
前線の雲は沿岸部の南を移動する様で
天気予報も雨とは出てなかったのに昨夜シグレがあった。
出しっぱなしのやまさんと製材機を片付けて、
雨音が止んだなと思っていたら雪だったとは知らなかった。
スギ吉スギ太郎
その足でウツギ平を見に行くと、
スギ吉、スギ太郎たちが雪の重みでうなだれている。
しっかりしろ
「しっかりしろー!」
合羽を着ていたのでそのまま細い幹を揺すると
頭上からゆきがどばどば落ちてきた。
ホウノキ
長靴にも雪が入ったので家に戻る。
その道で新聞を配り終えたおじさんに出会った。
奥さんと手分けして配ったそうだ。
この夫婦前も二人、近所の山でスギの皮むきをやってられた。
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こんにちは
自然と共存するには自然の驚異を知るですね。
そしてこの連帯感は今の時代に欠けているものです。
一晩でここまで豹変するとは凄い。
スギ太郎たちも待っていたのでは。
もの凄いリアルな写真に感動です。

敷島博士

おじさん曰く
「去年も同じ日に雪が降ったと
ご近所の奥さんが日記に書いてあったって・・・」
1月17日は春野の雪の特異日になるかもです。

田舎では「電話一本」で解決しないアクシデントが多いので
情けは人のためならず、求められれば手を貸します。

葉を落としてしまえば雪の重みはかからないのに
スギは雪に弱そうです。
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いちしんふたば

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Iターンで転職も成功!
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事は予定どおりに運ばなかった
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