2010/04/16 10:33:27
『まるこ姫の独り言 米国御用達機関か?米国出張所か?日本のマスゴミは』に書き込んだコメントを記事にし、エントリーしま
アジア技術者育成へ拠点=原子力平和利用に貢献表明-核サミットで鳩山首相
【ワシントン時事】鳩山由紀夫首相は12日夜の核安全保障サミットの夕食会で、核不拡散や原子力の平和利用に向けた日本の新たな貢献策を表明した。アジア諸国の核安全管理技術者を育成するための拠点として、日本に支援センターを設置。日米が協力して核物質の検知・鑑識技術を確立し、核物質の不正取引を防止するほか、国際原子力機関(IAEA)への財政支援として、計610万ドル(約5億7000万円)を拠出する方針を打ち出した。
夕食会で首相は、オバマ米大統領、サルコジ仏大統領に次いで発言した。
首相は、「唯一の被爆国」として核軍縮・不拡散に積極的役割を果たす考えを強調。オバマ大統領が昨年のプラハでの演説で訴えた核物質の管理強化を支持する意向を示した。
具体的な貢献策としては、茨城県東海村の日本原子力研究開発機構に「アジア核不拡散・核セキュリティー総合支援センター」(仮称)を今年中に整備。アジア諸国から技術者を招き、核管理に関する日本のノウハウを提供する。同センターを中心に、原子力の平和利用のための人材ネットワークの構築も目指す。
また、核検知・鑑識技術に関しては、日米の研究協力を通じて今後3年で具体的な成果を得て、テロ組織などへの核物質の流出防止に役立てる。首相は核の安全性に関する情報共有を目的に、核物質の管理のための組織「世界核セキュリティー協会」の会議を、年内に日本で開く方針も表明する。(2010/04/13-12:22)
「最大の敗者は鳩山首相」=核サミット、勝者は中国主席-米紙
【ワシントン時事】14日付の米紙ワシントン・ポストは、先の核安全保障サミットの際に最も存在感を示せたのは中国の胡錦濤国家主席で、「最大の敗者は迷走続きの鳩山由紀夫首相だ」と論評する記事を掲載した。
同紙は胡主席について、オバマ米大統領と90分間にわたって2国間会談を行ったことなどを理由に「明白に勝者のリストのトップに位置付けられる」と指摘。同大統領と個別に会談できたウクライナのヤヌコビッチ大統領、マレーシアのナジブ首相らも「勝者」に挙げた。
一方、鳩山首相は会談を要請したにもかかわらず、「恐らく夕食会のメーン料理とデザートの間に、(米政府の)慰めとして非公式会談をしてもらった」と酷評した。
また、米軍普天間飛行場移設問題に関し、首相はオバマ大統領に5月末までの解決を約束したが「何も進展していない」と強調。首相に「ああ、ユキオ、あなたは同盟国(の首相)のはずじゃないか」と呼び掛け、米国が「核の傘」を提供していることなどを思い起こすよう求めた。(2010/04/15-10:42)
「きちんと責任取れるのか」=米大統領、首相に疑問呈す-普天間移設
【ワシントン時事】ワシントンで12日に行われた鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領の非公式会談の際、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末までの決着を表明した首相に対し、大統領が「きちんと責任を取れるのか」と強い疑問を呈していたことが分かった。日米両政府の複数の関係者が14日明らかにした。
それによると、首相は会談の冒頭、大統領に「日米同盟が大事だという考え方の中で移設問題を努力している。5月末までにきちんとやる」と解決を約束。大統領が疑問を投げ掛けたところ、首相は改めて5月末決着の意向を表明した。
オバマ大統領の発言について、関係者は「鳩山首相に対する不信感の表れだ」と指摘した。
首相は昨年11月の大統領訪日時の首脳会談の際、普天間問題の決着に関して「トラスト・ミー(私を信じて)」と発言。政府関係者によると、大統領はこれに「あなたを完全に信じる」と応じた。しかし、米政府の期待した年内決着は見送られ、大統領サイドに首相への強い不信感が生まれたという。
日本側はキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行計画を見直し、鹿児島県徳之島へのヘリコプター部隊の一部移転と、シュワブ陸上部(名護市など)にヘリ離着陸帯を建設する案を組み合わせることを検討している。
しかし、米側は海兵隊の運用に支障が出ることや、地元の合意を取り付ける見通しが立っていないことを理由に反対している。(2010/04/15-12:56)
<日本蔑視のワシントンポスト紙>
ワシントンポスト紙は、オバマ大統領と面談した長さでランクづけをしていると言うことは、自国も大統領をヨイショではないが、アメリカの大国振りをアピールしているように見えます。
アメリカのマスコミは、最大の敗北者をかけがえのない同盟国のリーダーにしていると言うことは、日本を同盟国として尊敬せず、何を言われても言いなりの属国扱いのポチと蔑んで見ているようです。
<日本を蔑む日本のマスコミ>
それに引き替え、日本のマスコミは、自分たちの総理を蔑むことに無自覚に、勤しんでいます。
右翼たちが自虐的とよく言いますが、日本のマスコミこそ自虐的です。
多くのマスコミがタイトルを「最大の敗者」にしていますが、自民党政権に戻したい読売新聞は『「哀れでますますいかれた鳩山首相」…米紙酷評』、産経新聞はダブルパンチで『鳩山首相が「最大の敗者」「不運で愚か」とワシントン・ポスト紙が酷評』はあまりにも酷すぎです。
世界のマスコミは笑っているでしょう。
<日本のマスコミの記事は偏向的>
記事は淡々と事実だけを書くか、或いは論評も書き入れたい場合は良い方と悪い方の両面を書くのが基本だと思います。
日本のマスコミの記事は、どちらかに偏るという傾向が強く、恣意的なものとなっており、それが世論誘導となり、イメージに左右されやすい国民に擦り込まれてしまいます。
今回のようなワシントンポスト紙のように、主観に基づく評論記事を選択した時点で恣意性が生まれてしまいます。
そういう場合には、米政府や米国民は普天間問題などあまり関心がないことなどの現状とともに、悪く扱うメディアの背景なども併せて論評すべきと思います。
『ワシントン裏話の第一人者が鳩山首相を酷評 しかも古典ジョーク(?)で』をみると、ワシントンの裏話を書く有名なコラムニストがジョークを絡めて面白おかしく書いたもので、真顔で真剣に大新聞が取り上げるようなものではなく、取り上げても小さく紹介する程度のものです。
そういう背景を無視して、大きく取り上げる日本のマスコミの馬鹿さ加減は推して知るべしです。
<国際問題を国内問題に矮小化する三流マスコミ>
サミットの前から、オバマ大統領と会談がないことが分かっていて、普天間の進展はないことが予想されていたのを、まるで首でも取ったように大々的に扱うのマスコミはどうかと思います。
核なき世界に向けてどうしようかという国際問題に対して触れようともせず、鳩山首相の普天間問題にすり替え、席に問題へと言及しようとしています。
それよりも核サミットの中味、アジア技術者を育成する拠点を作り、原子力平和利用に貢献することを鳩山首相が表明したことをもっと大々的に扱うべきです。
結局、核サミットという大きな話が政局という国内問題に矮小化されてしまう、という情けない報道で、国際感覚のない内向きなマスコミも三流以下でした。
<ポチ外交を是認してきたマスコミの無責任>
鳩山外交をマスコミはバッシングしますが、それなら自民党長期政権のポチ外交については、痛烈にバッシングしてきたでしょうか。
属国外交から対等外交へ、懸命に道を探ってもがいているのに、迷走の状態だけを見て批判するというのは、マスコミの過去の責任を棚に上げる極めて不遜な行為です。
それなら、マスコミも自民党も、沖縄はずっと我慢しなさい、アメリカの言いなりの辺野古沖案に大賛成と声高らかに言ってみたら良いのでは無いでしょうか。
<鳩山外交、真の対等な日米関係を示すべき>
鳩山首相も良くなかったと思います。
アメリカ留学しているのですから、トラストミーなど曖昧な表現はアメリカでは通じないことを承知しているはずです。
曖昧は日本では美徳ですが、アメリカでは意志を明らかにしないものは無視をされ、了解と受け取られます。
例え、反対しても、意見をハッキリ言う方が認められ、尊敬されると思います。
最初から、明確に日本では基地を受け入れられないアメリカでどうにかしてくれとはっきり日本の意志を伝えるべきだったと思います。
核サミットでも、日本はアメリカの核の傘から出ると発言すれば、世界中から注目と賞賛を得られたと思います。
<アメリカより日本国民を最優先すべき>
5月決着は当然、困難です。
地元の頭越しにやるのは、非民主的で民主党がやってはいけない行為です。
普天間基地移転先を全国会議で進めていくなど全国民を巻き込んだ方法、或いは、基地の大きさなどの基地要件と、見返りの支援策を提示し、全国の自治体から公募する方法などで無ければ決まらないと思います。
民主的にやれば、移転先の決定には1年以上は掛かります。
それより大事なのは安保改定を含めた、日米関係の見直しで、これも国民的議論が必要で、時間を要します。
ここは、鳩山首相は良い格好や体裁を繕うのを止めて、色々検討を重ねてきたが国内に海兵隊を受け入れの候補地はなく、国外移転しか選択肢は無かったと、忌憚なく腹のそこから国民に語ればよいと思います。
もちろん、普天間基地はアメリカのなかで解決すべきとオバマ大統領にもぶつけるべきです。
5月結論は、日米関係より日本国内を最優先することにすれば良いのです。
『偏西風にのって マスゴミは米紙の批判記事を鬼の首を取ったかのごとくタレ流し』に書き込んだコメントを記事にし、エントリーします。
アメリカの記事を使って、自分の国の首相をバッシングする、日本のマスコミは情けないほど自虐的です。
アメリカがこの日本の報道を見たら、ブラックジョークを大きく取り上げて、アメリカを恐れて、言いなりになってくれると、日本は馬鹿だなと笑っているでしょう。
叩かれても大人しくついてくる、だからそこ、ワシントンポストも日本をお笑いのネタにできると思ったのでしょう。
マスコミは鳩山首相を迷走と言いますが、それなら辺野古沖案が最高、沖縄はずっと犠牲になるべきとマスコミは大きな声で言うべきでしょう。
<譲歩の対米外交は止め、丁々発止の外交へ>
『普天間基地問題、米軍の必要性の有無を具体的に議論すべき』で書きましたように、普天間移設で海兵隊の戦闘部隊の半分以上はグアムに移転する計画であり、そして、アメリカは海兵隊を2014年にグアムに集結させるつもりです。
海兵隊は沖縄にいなくても良いということでしょう。
予定より早めにグアムに移って貰えばよいのです。
日本で地元も納得したものしか受け付けないという上から目線のアメリカに対して、鳩山首相は、日本での移転先はないと言い切ってしまえば良いと思います。
基地再編のお金も出して、基地経費も持ってやって、米国債の1割の100兆円も買ってアメリカを支えてやって、何をへいこらしているのでしょうか。
アメリカは核の傘と偉そうに言いますが、思いやり予算の累計5兆円で核弾頭(0.5億円として)10万発買え、同盟国のなかで突出した見返りをアメリカに払っています。
自民党政権の言いなりポチ外交で、もの言わない日本は惨めな存在になりました。
外交は中国がやっているように、接点での丁々発止のせめぎ合いで、日本も同盟国とはいえ、言いたいことは言い、日本の国益を最大限実現するよう最大限の努力をすべきです。
アジア技術者育成へ拠点=原子力平和利用に貢献表明-核サミットで鳩山首相
【ワシントン時事】鳩山由紀夫首相は12日夜の核安全保障サミットの夕食会で、核不拡散や原子力の平和利用に向けた日本の新たな貢献策を表明した。アジア諸国の核安全管理技術者を育成するための拠点として、日本に支援センターを設置。日米が協力して核物質の検知・鑑識技術を確立し、核物質の不正取引を防止するほか、国際原子力機関(IAEA)への財政支援として、計610万ドル(約5億7000万円)を拠出する方針を打ち出した。
夕食会で首相は、オバマ米大統領、サルコジ仏大統領に次いで発言した。
首相は、「唯一の被爆国」として核軍縮・不拡散に積極的役割を果たす考えを強調。オバマ大統領が昨年のプラハでの演説で訴えた核物質の管理強化を支持する意向を示した。
具体的な貢献策としては、茨城県東海村の日本原子力研究開発機構に「アジア核不拡散・核セキュリティー総合支援センター」(仮称)を今年中に整備。アジア諸国から技術者を招き、核管理に関する日本のノウハウを提供する。同センターを中心に、原子力の平和利用のための人材ネットワークの構築も目指す。
また、核検知・鑑識技術に関しては、日米の研究協力を通じて今後3年で具体的な成果を得て、テロ組織などへの核物質の流出防止に役立てる。首相は核の安全性に関する情報共有を目的に、核物質の管理のための組織「世界核セキュリティー協会」の会議を、年内に日本で開く方針も表明する。(2010/04/13-12:22)
「最大の敗者は鳩山首相」=核サミット、勝者は中国主席-米紙
【ワシントン時事】14日付の米紙ワシントン・ポストは、先の核安全保障サミットの際に最も存在感を示せたのは中国の胡錦濤国家主席で、「最大の敗者は迷走続きの鳩山由紀夫首相だ」と論評する記事を掲載した。
同紙は胡主席について、オバマ米大統領と90分間にわたって2国間会談を行ったことなどを理由に「明白に勝者のリストのトップに位置付けられる」と指摘。同大統領と個別に会談できたウクライナのヤヌコビッチ大統領、マレーシアのナジブ首相らも「勝者」に挙げた。
一方、鳩山首相は会談を要請したにもかかわらず、「恐らく夕食会のメーン料理とデザートの間に、(米政府の)慰めとして非公式会談をしてもらった」と酷評した。
また、米軍普天間飛行場移設問題に関し、首相はオバマ大統領に5月末までの解決を約束したが「何も進展していない」と強調。首相に「ああ、ユキオ、あなたは同盟国(の首相)のはずじゃないか」と呼び掛け、米国が「核の傘」を提供していることなどを思い起こすよう求めた。(2010/04/15-10:42)
「きちんと責任取れるのか」=米大統領、首相に疑問呈す-普天間移設
【ワシントン時事】ワシントンで12日に行われた鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領の非公式会談の際、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末までの決着を表明した首相に対し、大統領が「きちんと責任を取れるのか」と強い疑問を呈していたことが分かった。日米両政府の複数の関係者が14日明らかにした。
それによると、首相は会談の冒頭、大統領に「日米同盟が大事だという考え方の中で移設問題を努力している。5月末までにきちんとやる」と解決を約束。大統領が疑問を投げ掛けたところ、首相は改めて5月末決着の意向を表明した。
オバマ大統領の発言について、関係者は「鳩山首相に対する不信感の表れだ」と指摘した。
首相は昨年11月の大統領訪日時の首脳会談の際、普天間問題の決着に関して「トラスト・ミー(私を信じて)」と発言。政府関係者によると、大統領はこれに「あなたを完全に信じる」と応じた。しかし、米政府の期待した年内決着は見送られ、大統領サイドに首相への強い不信感が生まれたという。
日本側はキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行計画を見直し、鹿児島県徳之島へのヘリコプター部隊の一部移転と、シュワブ陸上部(名護市など)にヘリ離着陸帯を建設する案を組み合わせることを検討している。
しかし、米側は海兵隊の運用に支障が出ることや、地元の合意を取り付ける見通しが立っていないことを理由に反対している。(2010/04/15-12:56)
<日本蔑視のワシントンポスト紙>
ワシントンポスト紙は、オバマ大統領と面談した長さでランクづけをしていると言うことは、自国も大統領をヨイショではないが、アメリカの大国振りをアピールしているように見えます。
アメリカのマスコミは、最大の敗北者をかけがえのない同盟国のリーダーにしていると言うことは、日本を同盟国として尊敬せず、何を言われても言いなりの属国扱いのポチと蔑んで見ているようです。
<日本を蔑む日本のマスコミ>
それに引き替え、日本のマスコミは、自分たちの総理を蔑むことに無自覚に、勤しんでいます。
右翼たちが自虐的とよく言いますが、日本のマスコミこそ自虐的です。
多くのマスコミがタイトルを「最大の敗者」にしていますが、自民党政権に戻したい読売新聞は『「哀れでますますいかれた鳩山首相」…米紙酷評』、産経新聞はダブルパンチで『鳩山首相が「最大の敗者」「不運で愚か」とワシントン・ポスト紙が酷評』はあまりにも酷すぎです。
世界のマスコミは笑っているでしょう。
<日本のマスコミの記事は偏向的>
記事は淡々と事実だけを書くか、或いは論評も書き入れたい場合は良い方と悪い方の両面を書くのが基本だと思います。
日本のマスコミの記事は、どちらかに偏るという傾向が強く、恣意的なものとなっており、それが世論誘導となり、イメージに左右されやすい国民に擦り込まれてしまいます。
今回のようなワシントンポスト紙のように、主観に基づく評論記事を選択した時点で恣意性が生まれてしまいます。
そういう場合には、米政府や米国民は普天間問題などあまり関心がないことなどの現状とともに、悪く扱うメディアの背景なども併せて論評すべきと思います。
『ワシントン裏話の第一人者が鳩山首相を酷評 しかも古典ジョーク(?)で』をみると、ワシントンの裏話を書く有名なコラムニストがジョークを絡めて面白おかしく書いたもので、真顔で真剣に大新聞が取り上げるようなものではなく、取り上げても小さく紹介する程度のものです。
そういう背景を無視して、大きく取り上げる日本のマスコミの馬鹿さ加減は推して知るべしです。
<国際問題を国内問題に矮小化する三流マスコミ>
サミットの前から、オバマ大統領と会談がないことが分かっていて、普天間の進展はないことが予想されていたのを、まるで首でも取ったように大々的に扱うのマスコミはどうかと思います。
核なき世界に向けてどうしようかという国際問題に対して触れようともせず、鳩山首相の普天間問題にすり替え、席に問題へと言及しようとしています。
それよりも核サミットの中味、アジア技術者を育成する拠点を作り、原子力平和利用に貢献することを鳩山首相が表明したことをもっと大々的に扱うべきです。
結局、核サミットという大きな話が政局という国内問題に矮小化されてしまう、という情けない報道で、国際感覚のない内向きなマスコミも三流以下でした。
<ポチ外交を是認してきたマスコミの無責任>
鳩山外交をマスコミはバッシングしますが、それなら自民党長期政権のポチ外交については、痛烈にバッシングしてきたでしょうか。
属国外交から対等外交へ、懸命に道を探ってもがいているのに、迷走の状態だけを見て批判するというのは、マスコミの過去の責任を棚に上げる極めて不遜な行為です。
それなら、マスコミも自民党も、沖縄はずっと我慢しなさい、アメリカの言いなりの辺野古沖案に大賛成と声高らかに言ってみたら良いのでは無いでしょうか。
<鳩山外交、真の対等な日米関係を示すべき>
鳩山首相も良くなかったと思います。
アメリカ留学しているのですから、トラストミーなど曖昧な表現はアメリカでは通じないことを承知しているはずです。
曖昧は日本では美徳ですが、アメリカでは意志を明らかにしないものは無視をされ、了解と受け取られます。
例え、反対しても、意見をハッキリ言う方が認められ、尊敬されると思います。
最初から、明確に日本では基地を受け入れられないアメリカでどうにかしてくれとはっきり日本の意志を伝えるべきだったと思います。
核サミットでも、日本はアメリカの核の傘から出ると発言すれば、世界中から注目と賞賛を得られたと思います。
<アメリカより日本国民を最優先すべき>
5月決着は当然、困難です。
地元の頭越しにやるのは、非民主的で民主党がやってはいけない行為です。
普天間基地移転先を全国会議で進めていくなど全国民を巻き込んだ方法、或いは、基地の大きさなどの基地要件と、見返りの支援策を提示し、全国の自治体から公募する方法などで無ければ決まらないと思います。
民主的にやれば、移転先の決定には1年以上は掛かります。
それより大事なのは安保改定を含めた、日米関係の見直しで、これも国民的議論が必要で、時間を要します。
ここは、鳩山首相は良い格好や体裁を繕うのを止めて、色々検討を重ねてきたが国内に海兵隊を受け入れの候補地はなく、国外移転しか選択肢は無かったと、忌憚なく腹のそこから国民に語ればよいと思います。
もちろん、普天間基地はアメリカのなかで解決すべきとオバマ大統領にもぶつけるべきです。
5月結論は、日米関係より日本国内を最優先することにすれば良いのです。
『偏西風にのって マスゴミは米紙の批判記事を鬼の首を取ったかのごとくタレ流し』に書き込んだコメントを記事にし、エントリーします。
アメリカの記事を使って、自分の国の首相をバッシングする、日本のマスコミは情けないほど自虐的です。
アメリカがこの日本の報道を見たら、ブラックジョークを大きく取り上げて、アメリカを恐れて、言いなりになってくれると、日本は馬鹿だなと笑っているでしょう。
叩かれても大人しくついてくる、だからそこ、ワシントンポストも日本をお笑いのネタにできると思ったのでしょう。
マスコミは鳩山首相を迷走と言いますが、それなら辺野古沖案が最高、沖縄はずっと犠牲になるべきとマスコミは大きな声で言うべきでしょう。
<譲歩の対米外交は止め、丁々発止の外交へ>
『普天間基地問題、米軍の必要性の有無を具体的に議論すべき』で書きましたように、普天間移設で海兵隊の戦闘部隊の半分以上はグアムに移転する計画であり、そして、アメリカは海兵隊を2014年にグアムに集結させるつもりです。
海兵隊は沖縄にいなくても良いということでしょう。
予定より早めにグアムに移って貰えばよいのです。
日本で地元も納得したものしか受け付けないという上から目線のアメリカに対して、鳩山首相は、日本での移転先はないと言い切ってしまえば良いと思います。
基地再編のお金も出して、基地経費も持ってやって、米国債の1割の100兆円も買ってアメリカを支えてやって、何をへいこらしているのでしょうか。
アメリカは核の傘と偉そうに言いますが、思いやり予算の累計5兆円で核弾頭(0.5億円として)10万発買え、同盟国のなかで突出した見返りをアメリカに払っています。
自民党政権の言いなりポチ外交で、もの言わない日本は惨めな存在になりました。
外交は中国がやっているように、接点での丁々発止のせめぎ合いで、日本も同盟国とはいえ、言いたいことは言い、日本の国益を最大限実現するよう最大限の努力をすべきです。