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『まるこ姫の独り言 諫早湾干拓事業、過去の公共事業が今の日本を苦しめる』に書き込んだコメントを記事にし、エントリーします。

特集社説2010年04月17日(土)付 愛媛新聞
農相諫早干拓視察 地元と協議を深め開門調査を
 漁業被害との因果関係を証す開門調査の是非が問われている中、赤松広隆農水相が国営諫早湾干拓事業を視察。関係機関や地元住民らの理解を得ながら、参院選までに結論を出す考えを示した。
 開門をめぐっては賛成、反対両派がそれぞれの立場や方針を訴えている。政府には難しい決断となろうが、現実に漁業被害が出ている以上、先延ばしは許されない。
 2年前には、司法が一審で開門を命じている。災害や農業被害を懸念する反対派へ配慮しつつ、開門調査を行うよう決断を促したい。
 同事業は国が、農地の造成を目的として1989年に着工。97年4月に潮受け堤防排水門を閉め切り、2008年3月に完成した。
 閉門後、有明海沿岸の漁業者らが、潮流変化により水質汚染や赤潮などが発生したと主張。一方、国は他の要因が悪化させたとし、因果関係を認めてこなかった。
 このため漁業者らが提訴。佐賀地裁は因果関係を認め、08年の判決で5年間開門し調査することを国に促した。公共事業のあり方へ、厳しい視線を送った判決だった。
 しかし国は控訴。開門は困難とし、開門した場合を想定した環境アセスメント(影響評価)を実施中だ。
 それ以前にも公害等調整委員会などが、被害との因果関係の可能性を示唆していた。こうした訴えを放置してきた国の不誠実さを、あらためて指摘しておきたい。
 赤松氏は視察で、アセスは来春まで実施する方向を示した。閉門したままのアセスに実効性があるか疑問は残る。が、積み重ねたデータを活用し影響を極力抑えた上での開門調査は可能なはずだ。
 視察では熊本、佐賀の両県知事や関係者が、開門調査を主張。漁業者らが、アサリやノリの被害を訴えた。
 一方、長崎県知事は反対を表明した。防災機能や農業への影響を懸念する反対派の声も無視できまい。
 この現状を招いたのは、地域の利害調整を放棄したまま着工した国の姿勢だ。強引な事業推進の結果、地域社会を分断するという全国共通の構図が、諫早湾にもある。
 ただ多くの事業は時間が沈静化を促した。完成後も地域が対立し続けるという特殊な事情を持つ諫早湾干拓事業に至っては、国の罪はことに深いと言わざるを得ない。
 赤松氏は「理解を得ながら」と、地元との協議を重視する方針だ。住民を置き去りにした代償の大きさを受け止め責任ある判断を求めたい。
 「コンクリートから人」というなら民意をくみ、地域に禍根を残さぬよう、公共事業のあり方を抜本的に見直すことだ。排水門の開放は、その試金石となろう。

諫早湾
諫早湾だけ濁っている。

<無駄な公共事業バラマキによる自民党政治が地方を疲弊・地元を翻弄>
諫早湾干拓事業は食糧増産のための農地拡大と言う当初目的が、時代の変遷とともに目的を変え、最後には洪水調節となりました。
目的は副次的なもので、主たる目的は公共事業を行うことでした。
これにより、農業や漁業従事者が土建業へと移り、地方を公共事業依存体質にしてしまいました。
自民党と官僚達が地方を無茶苦茶にしてしまいました。
諫早の農業者と有明海沿岸の漁業者の対立、長崎県と他の有明海沿岸の県との対立を生み出しました。
第一次産業を衰退させ、食料自給率を低下させ、効果の低い公共事業を行い、地場産業の成長の足を引っ張り、地方の自立性を損ない、地方行政にも多額の赤字を残しました。
こういった土建目的の公共事業が、国の巨額の累積赤字を蓄積し、今の日本を閉塞状態に落ち込んだのです。

<天然の浄化槽である干潟は農地に向かない>
有明海は宝の海と言われていましたが、諫早湾を締め切ったため、海流が変わり、死の海へと変わろうとしています。
極めた遠浅の干潟は天然の巨大な浄化槽、極めて価値の高いものです。
干満の差が大きい有明海は農地には不向きで、塩害の問題があったらしく、本来、農地には向かない所のようです。
干潟のままが最適で、干拓事業すべきではなかったと思います。
諫早の自然(干潟など)や歴史を生かした、干拓ではない他の地場産業振興策を行うべきでした。

<農業優先でなく、漁業も共存すべき>
できた以上、農業入植者だけでなく、漁業者も満足するものでなければならないと思います。
閉門のままでは、有明海の環境破壊は進み、長崎、佐賀、熊本三県の漁業に大きな影響を与えます。
諫早湾の農業が得をして、三県の業業が損をすると言うのはいけません。
長崎地裁でも、5年間の開門調査を行うべきと言う判決も出ています。(自民党政権は控訴しました。)
海水が潮受け堤防内に入って、地下から海水が浸透するという懸念だそうです。
塩害が出るというならば、開門してきっちり塩分濃度を調査して、もし塩分が発生するというならば、対策を講じれば良いのでは無いでしょうか。
何よりも、宝の海を死の海に変えたのは人間の大罪、宝の海に戻さないといけません。
そのためにも、開門調査をして、宝の海へ戻す道を探るべきです。
民主党政権は控訴を取り下げ、開門調査を行うべきです。


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難しい問題だなぁ [ふっ/]海のギロチン水門とか言われて、報道番組で何回も見せられた次々と鉄の塊が海面に突き刺さっていくシーンを鮮明に記憶してるけど [・・・/]あのVTRに女性の悲鳴ともため息ともつ... ...

愛てんぐ

Author:愛てんぐ
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