『小児甲状腺がん2月、6月に続く8月20日福島県検討委発表』
8月21日新潟県知事定例記者会見で泉田裕彦の語るメルトダウン事故後の日本国の姿は身の毛がよだつほど恐ろしい。
レベル7のチョルノブイリ原発事故発生でソ連は、
『国民に対しては、放射線管理区域は年間約5ミリシーベルトということになりますが、それを超えるところと世界標準の年間1ミリシーベルトから5ミリシーベルトの間については移住権を与え、選択肢を与えています。』
旧ソ連で1ミリシーベルト以上の地域の住民は放射能から逃げることが出来た。
ところが、日本は20倍の20ミリシーベルト以上が住民避難の水準(安全基準?)なのである。
メルトダウンした後、『事後的に基準を緩めて放射線管理区域に人が住み続ける』日本と違って、『まじめに対応した』『かなり立派』と、ソ連の住民の疎開を評価している。
泉田知事は、その後の記者会見で1ミリシーベルト以上の被曝でヒロシマ・ナガサキでは被曝手帳が交付され医療費が全額国庫負担なのに、福島の被爆者では全額自己負担である事実を厳しく糾弾している。
ソ連の原発事故対応が真面目とか立派だったのでは無い。
日本だけが天文学的に非人道的で極悪非道。論外なのです。
他の国に比べて桁外れに不真面目で無責任。単に不都合が無かったと言い張っているに過ぎない。
記者会見前日の8月20日、福島県検討委から小児甲状腺がんが『確定18人、疑い25』(発症数の合計で43人、朝日新聞だけは44人)と公式発表されていた。
泉田新潟県知事は、『チェルノブイリよりも早いペースで来ています。』と断定するが、そもそも住民の避難基準が日本は崩壊した旧ソ連の20倍なのですから、住民の被曝も20倍。
『新潟県で甲状腺がんになった人は1人。福島は今確定で18倍、疑い例を合わせると30数倍、100倍近いかもしれない』
『(福島県検討委の)「きちんと調査したので明らかになりました」というのは、チェルノブイリのときにも当時のソ連政府は言っていたのです。』
福島県当局は何故か小児甲状腺がんでは旧ソ連の真似をしているのですが、実に不思議である。
チェルノブイリ事故から5年目に国家が崩壊した事実を知らないのだろうか。
ソ連ですが最初から汚染地域から全員避難させた訳ではなくて、最初は原発周辺地域限定だったが、市民の抗議活動から3年半後の1989年末に子供達を疎開させている。
隠そうとしたが、隠し切れなくなったのである。
『これから二年程度経てば、放射能の全ての嘘が暴かれる』
『これがもう少し経つとはっきりわかるのですが、
事故後に生まれた赤ちゃんについて、チェルノブイリでは甲状腺がんは確認されなかったのです。』
『放射性プルームが通るときに生まれていなかったからです。』
『ソ連政府は、事故後に生まれた赤ちゃんの発症率と事故のときに実際にもう呼吸していた方の発症率を見て、事故後に生まれた赤ちゃんが正常に戻ったことから(事故の影響を)認定したということです。』
『5年目ぐらいだったでしょうか。
もう少し経ってマクロで意味がある数字を新規に生まれた赤ちゃんと比べてみれば原発事故の影響かどうかはっきりわかるのです。』
今は福島第一原発が爆発したメルトダウン事故から2年半である。
新潟県の泉田裕彦知事の主張が正しければ、日本国は後2年程経てば、政府や福島県当局の『原発事故と今の小児甲状腺がんは無関係』の真っ赤な嘘が崩壊する。
宮城県仙台市につぐ、東北地方で第二の大都市である福島県郡山市で爆発的に発症する小児甲状腺がんと福島第一原発事故が直接結びつけば、今の極度に右傾化した自民党政府が崩壊する程度では済まず、日本国の体制そのものが根本から崩壊することは避けれないでしょう。
それなら260年続いた江戸幕府が崩壊した150年前の明治維新とか、90年続いた大日本帝国が崩壊した68年前の敗戦と同じような3度目の大変革が起きる。
革命か敗戦か。多分NHKの大河ドラマ『八重の桜』の会津藩のように、今の日本国は革命と苦しい敗戦の両方が同時に起きる未曾有の大動乱の前夜なのである。
新潟県の定例記者会見での泉田裕彦の言葉が正しいとすれば、今までの平和で安定した世界は遠く過ぎ去り、今後は想像を絶する苦難が一般市民全員にふりかかるのは避けれない。
チェルノブイリ原発事故から3年目『1989年の新聞切り抜き帖』(資料)
89/02/04 朝日新聞:モスクワ=ロイターES時事
ソ連当局はこのほど、白ロシアの20の村に避難命令を出した。国営テレビが2日伝えたもので、チェリノブイリ原発から約270kmも離れた17の地区で高いレベルのセシウム137が依然として記録されている。
89/02/11 福井新聞:RP共同
9日のモスクワ放送によると、白ロシア共和国の新聞に、同国の汚染状況を示す詳細な地図が事故後初めて発表された。汚染地域は汚染程度により4つに分類されている。
89/02/12 朝日新聞:モスクワ時事
11日付のプラウダによると、白ロシア共和国のコワリョフ副首相の談話では、放射能汚染は当初の予想より広範囲に及んでおり農地の5分の1が汚染され、モギレフ、ゴメリ州で24700人が避難、10万㌶が立ち入り禁止、415の村(10万3千人)が恒常的な監視区域に指定されいる。
89/02/16 北海道新聞:モスクワ=共同
15日発売のモスクワ・ニュースによると、ウクライナ共和国で事故後家畜の奇形が急増しているほか、甲状腺異常の児童が増えている。チェリノブイリ西50~90kmのジトミール州にあるペトロフ・コルホーズでは、事故後1年間に奇形の豚が64頭、1988年は9月までに76頭生まれた。事故前までは3頭生まれただけだった。同州ナロジチ地区では1988年秋、0.2mR/hrのガンマ線でキエフ(0.014mr/hr)の約14倍。セシウム137の蓄積は、住民の4%で、5~10マイクロキュリーに達している。
89/02/16 北海道新聞:モスクワ15日
14日のコムソモリスカヤ・プラウダは、白ロシアの汚染地図を掲載。当局の対応があまりにも遅いと批判。
89/02/27 北海道新聞:モスクワ=共同
25日アルメニア原発1号機が運転停止。3月18日には2号機も運転停止に。
89/03/05 福井新聞:モスクワ=共同
4日のタス通信によるとソ連当局は、ウクライナの5つの村の住民を別の場所に移動させるよう勧告。ジトミール州ナロジチ地区の3つの村とキエフ州ポレスキ地区の2つの村。
89/03/12 北海道新聞:モスクワ=共同
タス通信が10日伝えたところでは、エストニア共和国のシラマエ(チェリノブイリから約900km)にある幼稚園で、24人の園児に集団で頭髪が脱毛。専門家の委員会を設置し原因究明に。シラマエの放射能レベルは正常値だった。
89/03/21 信濃毎日新聞:モスクワ=共同
ソ連気象予報委員会イズラエリ議長はプラウダに、3年たった現在の汚染地図を含めた報告を寄稿。事故当初(?)0.2mr/hrを越える汚染地域が20万平方km以上。保健省は、一生の間の被曝線量を35レム以下に抑えるよう決定。15Ci/平方km以上の地域は「厳重管理区域」とし、飲食物などの制限。
89/03/21 毎日新聞:モスクワ
プラウダは21日、イズラエリ国家気象委員会議長の論文を掲載。0.2mr/hr以上の汚染地域は20万平方kmに達した。
89/04/04 朝日新聞:広河隆一
3月中旬チェリノブイリ訪問。原発南25kmの所で農婦が農作業中、その村では100人ほどが疎開先から勝手に帰村。ナロジチ地区ペトロフスキー・コルホーズの議長によると、目に異常のある豚が昨年30頭生まれた、事故前は年に1,2頭だった。ナロジチ病院の看護婦によるとは、子供のうち2人に1人は甲状腺肥大が見られる。
89/04/24 毎日新聞:モスクワ=共同
ソ連政府は、昨年末地震多発地帯の原発6カ所の建設中止を決めたのに続いて4月22日、新たにチェルノブイリ5、6号機など4基の建設中止を決定。さらに、耐用年数のくる原発の閉鎖、チェルノブイリ型原発は今後建設しない、70年代に建設した14原発は建設し直す、90年代半ばから新世代の原発に切り替える、などの方針を決め、原子力計画の大幅な修正に踏み切った。
89/05/19 朝日新聞(?):ロンドン=共同
17日発売のネーチャーによると、チェリノブイリ30km立ち入り禁止区域内に、老人を中心とする村民千人、労働者6千人が居住。労働者は月の半分だけ。
89/05/22 朝日新聞:ロイター=共同
17日のコムソリスカヤ・プラウダによると、作家アダモビッチが「モスクワを放射能汚染から救うため、事故当時人工的に雨を降らせたのではないか」と事故対策委員会議長シチュルビナ副首相に公開質問状。
89/05/22 日経新聞:記者ルポ
15、16日のモスクワで開かれた世界原子力発電事業者協会設立総会の後、チェリノブイリ発電所を公開。発電所から10kmのところで0.2mr/hr、4号炉から500mのところで9mr/hr。石棺内部の最高温度は現在200度C。キエフの放射線医学研究所では、67万3千人に特別の医療カードを発行、検査が継続中。200レム以上は55人、このうち400~600レムは17人、600レム以上は1人(存命中)。
89/07/01 北海道新聞:モスクワ=時事
30日発売のニジェーリャによると、白ロシア共和国モギレフ州で児童の貧血や視力低下、血液成分異常が発生している。同州の病院長ペニコフスキー氏が明らかにしたもので、このほか運動機能障害、無筋力症、ビタミン欠乏症、免疫異常が認められる。同州のレオノフ党第1書記によると、事故から3年たっても、学者の予測に反して、放射能の値は低下していない。同州の1430平方kmが汚染されている。
89/07/27 北海道新聞:ワシントン=共同
チェリノブイリ事故当時、骨髄移植を行ったゲール教授は、手術した13人のうち生存しているのは2人であると報告。
89/07/31 毎日新聞:モスクワ=共同
白ロシア共和国最高会議は29日、汚染がひどい地域から新たに10万6千人を避難させると決定。計画全体にかかる費用は100億ルーブル(2兆2千億円)。24日付のプラウダによると、モギレフ州の2つの村では140Ci/平方kmの汚染。
89/08/01 河北新聞:モスクワ=時事
チェリノブイリ北方50~60kmのロシア共和国ホイニキ市で、児童の間に貧血やのどの炎症が広がっている。30日付イズベスチャが同市600人の署名した手紙を掲載したもの。「放射能の影響はない」とした当局や学者の誤りを指摘し、過去3年間に地区の党第1書記ら幹部や大半の医師が住民を残し脱出したと非難。
89/08/08 サンケイ新聞:モスクワ=記者
ウクライナの反体制ジャーナリストで人民代議員のヤロシンスカヤ女史は、ネジェーリャ最新号で、ウクライナ共和国のチェリノブイリ西方12の村で住民が高濃度の汚染により危険にさらされている、と当局を批判。女史が入手した公式データによると、ナロードニーチェスキー地区の12の村で70年間に受ける被曝線量は、35.5~113レムとされ、ソ連自身の基準35レムを越えている。子供たちに甲状腺などのどの疾患や貧血、のど、胃、食道などのガンが増大。牧草地で160Ci/平方kmの汚染が見つかっている。ウクライナ共和国当局は、いかなるデータも公開しないようかん口令。
89/08/10 北海道新聞:モスクワ=記者
9日のソビエツカヤ・ロシアによると、ロシア連邦共和国ブリャンスク州のクラスナゴールスキー地区では、きわめて汚染の高い12の村に約3千人が生活。ザボーリャ村のコルホーズ議長によると、「私の家のガンマ線量は室内許容値の10倍以上」。同村の野菜畑の大部分でセシウム汚染は100Ci/平方km以上。86年に同地区で甲状腺ガンはなかったが、この2年間に15人。慢性的気管支炎は、3年前の千人当り94人から、今年前半は175人。結核症状の認められた家畜は、87年46頭、88年139頭、今年前半は337頭に急増。これらはすべて白血病によるもの。
89/08/15 朝日新聞:モスクワ=記者
タスが14日伝えたところでは、チェリノブイリ事故で住民が避難した白ロシア共和国の3つの地域に特別保護区を設けることが決まった。この地区の動植物に異常がみられ追跡調査するため。今後千ヘクタールの森林が死滅すると予測。また松の葉が大きくなったり、子供の手のひらほどのアカシアの葉が観察されている。貯水池の底には放射能が蓄積、カマス、スズキ類に多量の放射能が蓄積。ハリネズミやトガリネズミにも異常な集中が観察されている。
89/08/19 河北新聞:モスクワ=共同
17日発売のソベセドニックによると、チェリノブイリ事故で汚染された肉がソーセージなどに混入されて大量に販売されていたことが判明。事故後、ソ連保健省は通常の放射能値に対し牛肉は8~9倍、豚肉は5倍までは人体に害はないとして販売を許可、それ以上は廃棄とした。ところがウクライナ共和国のキエフ、ジトミール州、白ロシア共和国のゴメリ、モジレノ州、ロシア共和国のブリャンスク州の5州から基準以上の肉が出回った。基準を越えた肉は、86年3万2千㌧、87年1万2千㌧、88年2千8百㌧。正常値以上で基準値以下の肉は、86年55万㌧、87年63万㌧、88年52万㌧に達する。
89/08/22 朝日新聞:モスクワ=記者
白ロシア共和国は最近、独自の銀行口座を設け募金活動を開始。同共和国は汚染対策により財政が破綻しかねない状態にある。全連邦レベルで募金・資金を募る口座ができていたが、そこに集まったお金がどこにどう使われているのかはっきりしないため、白ロシア独自の口座を開いたもの。
89/10/02 毎日新聞:モスクワ=記者
白ロシア共和国で30日、当局の汚染対策の手ぬるさに抗議する大規模な集会が開かれた。このミンスクの集会は「人民戦線」が組織、1万5千人が参加。参加者たちは治安当局の制止を振り切って雨の中をデモ行進。
89/10/02 毎日新聞:モスクワ=共同
30日の「ソビエト文化」は、白ロシア共和国で奇形児の出産やガン患者が急増していると報道。ゴメリ州ホイニキ地区では、今年1月から6月の間に13人の奇形児。昨年の奇形児出産は3件。奇形児の出生率は事故前の85年に比べ3~4倍、死産も増加。モギレフ州スラブゴロド地区では、85年に11人しかいなかったガン患者が、昨年は70人に急増。今年1~6月は新たに34人。同地区の人口は過去2、3年の間に約20%減少しており、ガン発生率の上昇は明らか。ゴメリ州などでもこうした傾向。スラブゴルド地区では動物の奇形出産も急増。
89/10/12 毎日新聞:モスクワ=共同
11日発売のモスクワ・ニュースは、白ロシア共和国で染色体異常や免疫異常などの影響が確認され、とくに汚染地域では敗血症、子供の甲状腺肥大などの病気が増えている、と報道。「大きなウソ」と題された記事は、作家アダモビッチなど4人の座談会をまとめたもの。またソ連最高会議発電・核安全問題小委員会のシェルバク委員長は、事故で放出された放射能の量は、公式に発表された5千万キュリーではなく、10億キュリーと明らかにし、64億キュリーと推定する専門家もいると述べた。ウクライナ、ナロジチ地区のブジコ第1書記は、同地区では甲状腺肥大などのため健康な子供は事実上いないと強調。
89/10/21 毎日新聞:モスクワ=共同
18日付イズベスチアの投書で、労働者レーピン氏は「ともに放射能除去を行った若者たちが急死している。死者の数は増え続けている」と告発。事故直後動員されたイグナチェフさんは1カ月後に倒れ、翌年には歯が22本抜け、脱毛、頭痛、ぜんそく、胃の痛みなどを訴え、昨年7月21才の若さで死亡。多数が闘病生活を強いられている。同紙編集部は、事故後原発地区に入った労働者は約60万人に上ると述べ、発病の事実に目をつぶることは罪だ、と強調。
89/11/02 読売新聞:モスクワ=共同
1日付トルードによると、ソ連児童基金は白ロシア共和国モギレフ、ゴメリ両州の幼稚園児と小中学生7万3千人以上を避難させる計画を決定。共和国政府はすでに両州を中心に10万7千人を他の地域に避難させることを決めている。
89/11/04 朝日新聞:モスクワ=共同
3日付コムソリスカヤ・プラウダは、白ロシア共和国の汚染地域に住む613町村の住民を避難させると伝えた。実施時期は明らかにされていないが、3段階にわけて実施され、第1,2段階は今後も住民が住めない261町村、第3段階は352町村となっている。同紙によると、ゴメリ、モギレフ両州では奇形児の出産や子供たちの甲状腺肥大などの病気が増えているという。
89/11/05 毎日新聞:ロンドン=共同
西ドイツ、ブレーメン大学のシュミットら4人は、3日発売の英医学雑誌「ランセット」に、チェルノブイリ事故後、西ドイツ南部地域の新生児死亡率が、それ以前の低下傾向から上昇傾向に転じたと発表。
89/11/09 毎日新聞:モスクワ=時事
8日発売のソ連週刊誌「モスクワ・ニュース」は、チェルノブイリ事故の、消火や放射能除去作業に従事した労働者のうち、250人以上がこれまでに死亡。「チェルノブイリ同盟」の結成を伝える記事とともに報道。
89/11/11 朝日新聞:ウィーン=ロイター共同
チェリノブイリ事故除染作業で250人以上が死亡したという報道について、ソ連当局は10日、事故との関連を否定。ソ連保健省生物物理研究所のブルダコフ副所長によると、「除去作業には少なくとも10万人が従事しており3年半の間に250人ほどが死んだ。この数は、正常な成人の死亡率と一致する」。
89/12/09 毎日新聞:モスクワ=記者
7日のプラウダによると、ウクライナのクラマトルスク市で住宅団地の建設に汚染したコンクリートパネルが用いられ、入居者が白血病で死亡していたことが明らかになった。コルジェ一家がこの団地に転居して数年後、長男が白血病で死亡。もう一人の子供も同じく白血病と診断された。同じアパートに前に入居していた一家も白血病で2人の死者を出しており、当局が調査したところ、子供部屋の壁の放射能汚染が判明。セシウムまたはコバルト汚染と見られるが原因は不明。
89/12/17 東京新聞
チェルノブイリ避難民の村、チェルノポリスカヤ村のルポルタージュ。155軒420人。避難後村民の死亡は16人。交通事故の1人を除き15人は老人。赤ん坊12人はみな正常児。
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2013年08月22日 | 放射能と情報操作
2013年07月30日 | スポーツ・文化
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/151f191205f599ea6d621f175534bb5f
通りがけ氏へ
(宗純)
2013-07-30 15:38:58
此処はブログのコメント欄であり、何でも書いてよい伝言板では有りません。
記事と無関係な書き込みは御遠慮下さい。
また、当ブログには良好なブログ環境の維持とコメント管理の必要性から、名前やタイトルの無いコメントは不掲載とするローカルルールがあり、通りすがりとか日本人の一人のような個人を特定していないHNは、無記名と看做して掲載しません。
本当に通りすがりなら立ち止まらず、速やかに通り過ぎてください。
NHKの朝ドラ『あまちゃん』が終了してロスあま現象が起きているとマスコミが報道しているのですが・・・
私としては俗悪な勘違い番組が『やっと終わってくれた』と心底ほっとして喜んでいるので、ロスあま現象など到底信じられない話ですが、何と今日の赤旗でも取り上げているのですよ。
都会で落ちこぼれた若い女性が一度は捨てた故郷に帰り海女になって人生を見つめなおすとの、あの番組の、いったい何が良かったのでしょうか。さっぱり分からない。
大嘘に程がある偽善か、何かのプロパガンダ。
見て腹が立つことはあっても、その逆の感動はゼロ。
そもそも都会より田舎が良いなら今のように過疎になりません。
田舎が住み辛いので若者が全員故郷を捨てて都会行くから、日本中で過疎が進行しているのです。
ところが都会人の半分は田舎暮らしに憧れていて『何時かは自分も都会を出て自然が豊かで人情が篤い田舎に住みたい』と思っているのです。
無いものねだりですね。
民放で『人生の楽園』なる番組があり中高年の都会人が一念発起して、突然暮らしを始める話を美談仕立てで放送する。
もう、話が無茶苦茶。
離島とか山奥で中高年のサラリーマンが農業やレストランで経営が成り立つなど妄想かゆめ物語。
私の連れ合いは農家出身なのですが田舎暮らしが嫌で都会に出てきたので、実家の近くに家を買って将来は田舎に帰る話をしたら、一言『あなた、自分ひとりで住みなさい』といわれました。私の方の実家では無いのですよ。
経験者なので田舎暮らしの濃密過ぎる人間関係の鬱陶しさを見に染みて知っているのですよ。
68年前に日本は無条件降服する。
ところがブラジルの日本人移民の中では、その事実を認めない『勝ち組』と、現実を認める『負け組』に分かれて争った、何とも不思議で悲惨な日本人同士の内紛(テロ)が行われるのです。
1945年に日本はポツダム宣言受諾で無条件降伏したのですが、その後でも以前と同じに『神国不敗神話』を信じていた、日本の敗北を認めない狂信的な理解不能の困った人々はいたのです。
今の我々から見れば狂気としか思えない『勝ち組』ですが、今の日本では68年前より悲惨で日本全体が圧倒的な多数派の勝ち組と、少数派の負け組に分かれて醜く争っているが、悲劇と言うよりも最早究極の喜劇ですね。
幾ら全員で口を揃えて現実を無視しても、目の前の悲惨な事実は少しも変わらないのです。