『朝鮮の核問題』2003年6月14日小出 裕章(一部省略)
Ⅰ.『はじめに、核と原子力の基礎知識』
ウランには『燃えるウラン』と『燃えないウラン』がある。
『燃える』とは『核分裂する』ことを意味し、質量数235 番のウランが燃え、質量数238 番のウランは燃えないが、天然ウランのうち『燃えるウラン』はわずか0.7%。
ただ、『燃えないウラン』は中性子を吸収しても核分裂しないかわりに、プルト . . . 本文を読む
東日本大震災:福島第1原発事故 拡散予測、公表せず 保安院、東電のベント前報告
東京電力福島第1原発1~3号機で、原子炉格納容器を守るため圧力を下げる『ベント(排気)』をする前に、東電が原発周辺への放射性物質の拡散予測をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に報告したにもかかわらず、一般には知らされていなかったことが25日、分かった。
住民が避難行動する際の一助になった可能性もあるため、事故 . . . 本文を読む
東京電力にしろ政府保安院にしろ、何故これ程までに厚かましく子供騙しの『真っ赤な嘘』、常識はずれな明確な『嘘八百』を恥かしげも無く垂れ流すのかと考えたら本当に腹立たしい。
何故彼等がこれ程厚顔無恥なのかの謎ですが、矢張りみんなが強く怒らないからですね。
嘘をついても叱られないので→つけあがり今のように東電や政府は平気で『嘘』を恥ずかしげも無く垂れ流すのです。
では、何故多くの市民が当然の怒りを表さ . . . 本文を読む
『福島第1原発:1号機のベント「失敗」 問われる説明責任』
東京電力福島第1原発1号機のベント(排気)は失敗していた。
これまで『成功』と言い続けてきた東電や、それを追認してきた国の説明責任が改めて問われる。
特に重大事故への対応策として整備されてきたベントの『失敗』は、国の安全対策に大きな疑問を投げかける。
東電は格納容器の圧力が低下した午後3時ごろ『成功』と発表していた。
だが、低下した . . . 本文を読む
6月23日テレビ朝日の朝の情報番組で 京大原子炉実験所の小出裕章助教は、現在の原発事故が『東京電力福島原発の原子炉は溶けた核燃料が圧力容器の底を破ってコンクリートの土台にめり込み、地下へ沈みつつある。』とする根拠として、原発敷地外で見つかっている放射性物質が通常原子炉内から直接出たなら酸性で水には溶け難いが、科学的な特性が違っている。アルカリ性で水に溶ける性質から原子炉建屋の下のコンクリートと反 . . . 本文を読む
『イスラエル医療団使用のプレハブ賃借料計上 宮城県南三陸町』
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町が、イスラエルの医療団が診療所として使ったプレハブの賃借料約2100万円を補正予算に計上。
大部分が国庫負担となる災害救助法の適用を国に要請しているが、町側は『まさか請求があるとは思っていなかった。』と困惑している。
イスラエル側は医師や看護師ら約50人を派遣。3月29日から4月1 . . . 本文を読む
風知草『株価より汚染防止だ』 山田孝男毎日専門編集委員
そろそろ原発以外の話題をとり上げたらどうかと心配してくださる向きもあるが、そうもいかない。福島原発震災は収束どころか、拡大の兆しが見える。この大事と無関係に政局を展望することはできない。
京大原子炉実験所の小出裕章助教(61)といえば、いま最も注目されている反原発の論客の一人だ。
原発が専門だが、名利を求めず、原発に警鐘を鳴らし続けて . . . 本文を読む
『吉本新喜劇風の海江田万里、管直人』
6月18日海江田万里経済産業相(62)は福島第一原子力発電所の深刻な事故がまったく終息する見込みが無い今の日本国の現状で、シビアアクシデント(過酷事故)に備えた電力会社の安全対策は『適切に実施されている』と評価。
(事実は、国の安全対策は破綻している事実は管直人首相自身も認めていて『ゼロベースで』これから造り直す必要に迫られている)
『原発の再起動をぜひ . . . 本文を読む
『千度以上示す核物質、3月12日に検出していた』(読売)
東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。
経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は『テルル132』で、大気中のちりに含まれていた。
原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム . . . 本文を読む
東京電力が10メートルの堤防を越える14メートルの津波と主張する証拠写真
3月11日の大震災時に7メートルだった津波高の発表が、翌日の原発事故後から14~15メートルに2倍増する悪質な印象操作を繰り返していた東京電力は、2ヵ月以上後にようやく津波当日の映像を公開する。
毎日系テレビでは『10メートルの堤防を越える14メートルの大津波』とのニュースキャスターの説明に、日頃は知性や教養を感じさせ . . . 本文を読む
『隠蔽されたSPEEDIの放射能汚染物質の拡散予測図』
3ヶ月が経って段々と福島第一原発事故時の政府や東電など関係者の動きが明らかになりつつありますが、この国の上部エスタブリッシュメントの精神構造は長年の属国暮らしが祟って、根本が蝕まれ腐っています。
今度の原発事故の住民避難対応から明らかになった事実から、日本は残念ながら独立国でも民主国家でもないことが判明した。
原発から放射能汚染物質がど . . . 本文を読む
『NHKとWSJで報道されたベントと管直人首相』
福島第一原発事故の水素爆発とベントの報道は、何とも不思議過ぎる事実経過の発表であり、何処までが正しくて何処までが虚偽の印象操作なのかの区別が付き難い。
ただはっきりしている事実は、管直人首相の尻が軽すぎる事ぐらいですね。
我が日本国の最高指導者として行動(フットワーク)があまりに軽すぎるので不思議がっているのです。
大臣程度でもセキュリティの . . . 本文を読む
『なぜ、ここまで事故は深刻化したのか』
国会で野党の自公両党が大震災後の管直人首相の事故対応の不手際を問題とする仁義なき戦い(不信任騒動)が6月1~2日勃発。
この騒動の報道では、何故か『福島第一原発』や『原発の是非』が語られることは無かった。
マスコミによって最大の戦犯とされた小沢一郎民主党元代表のウォール・ストリート・ジャーナルのインタビュー(5月17日付け記事)での現政権の福島第一原発 . . . 本文を読む
『全員が信じていた原発神話』
3・11以前には共産党など少数の例外を除けば、小沢一郎を含む全ての保守や社民の政治家で反原発だった人物はいないのです。
全ては原発推進だった。
前回の記事で紹介した中日新聞の2011年6月3日付け特報、『「菅降ろし」なぜ起きた』の記事中でも、これまでの小沢一郎と電力業界との持ちつ持たれつの深い仲が書かれてあるのですが、これは丸々事実で何の間違いも無い。
小沢一郎 . . . 本文を読む
『全電源喪失』指針見直す考え6月5日NHKニュース
東京電力福島第一原子力発電所の事故は、すべての電源を失ったことで事故が深刻化しましたが、原発の安全対策を示した国の指針では『長期間にわたる全電源喪失を考慮する必要はない』と記述されています。
この指針を所管する原子力安全委員会の班目春樹委員長は、NHKの取材に対して、震災が起きるまで全電源喪失を考慮しないことが深刻な事故につながるとは認識し . . . 本文を読む