『初めての日米首脳会談』
得意のはずが。麻生さんの喋る英語に困惑する米側、『何を言っているのかが聞き取れない』。
『共同会見空振り、米メディアも反応冷ややか』
2月24日のオバマ米大統領と麻生太郎首相との初めての首脳会談は予定を約20分超過して約1時間20分に及び、話が盛り上がったかに報道されているが実態は如何であったのだろうか。?
ギブス大統領報道官によると、『世界経済危機などで突っ込んだ意 . . . 本文を読む
フィナンシャル・タイムズ 2009年2月24日社説gooニュース
最初のころ、日本は信用危機から守られていた。日本の保守的な銀行は、不良資産まみれの海を泳いではいたものの、それでも外国の同業他社に比べればまだましな状態だったからだ。しかし日本は慢性的な輸出依存体質のせいで、信用危機の衝撃を受けやすい状態にあった。国際的な需要低迷に伴い、日本経済はひきつけを起こしたように固まり、政界は呆然と立ち . . . 本文を読む
1983年1月9日
前年には自民党総裁選に出馬したほどの自民党の大物政治家であり、泥酔会見で国際的に超有名になった中川昭一前財務大臣の実父でもある中川一郎元農相(当時57歳)が宿泊先の札幌パークホテルの浴室で死んでいるのを発見される。
当初、死因は「急性心筋梗塞」と公表された。
ところが、2日後の11日になって、死因は「首吊り自殺」であったことが発覚する。
中川の首吊り自殺は不審な点が多く事件直 . . . 本文を読む
ロシアのクドリン副首相兼財務相と日ロ財務相会談を行う中川財務相(当時)=14日、ローマ(ロイター)
『記者会見前から異変?』
辞任した中川昭一前財務相が、失態を演じた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)での記者会見直前に行われたロシアのクドリン副首相兼財務相との日ロ財務相会談でも、もうろうとした状態で受け答えしていたことが19日、在ローマの消息筋の話で分かった。
消息筋によると、 . . . 本文を読む
ポンソンビー卿への感謝
ブリュッセル自由大学で『歴史批評』の講義を担当する事になったとき、恩師であるスタンジュール教授が、座右の書として、そして講義の要になるものとして熱心に勧めてくれた二冊がある。
一冊目は、ジャン・クリュが、戦時に行われた証言について論じ、その正当性について疑問を投げかけたもの。
もう一冊は、1928年ロンドンで出版された、アーサー・ポンソンビーの衝撃的な著書『戦時の嘘』で . . . 本文を読む
『戦争プロパガンダ10の法則』(草思社)
アンヌ・モレリ Anne Mbrelli
歴史学者。ブリュッセル自由大学歴史批評学教授。
歴史批評を近代メディアに適用し、世論を特定の方向に誘導するからくりを体系的に分析。
第一次大戦中にイギリスで平和主義を貫いたボンソンビーの著書『戦時の嘘』に基づき、その当時、人々を戦争に駆り立てたプロパガンダの法則が、現在もやはり、同じように人々を欺くために使用され . . . 本文を読む
111年前の1898年2月15日に突如勃発して、米西戦争の原因となった「メイン号事件」は色々な意味で、最初から最期までアメリカがかかわった(アメリカが主役)の事件であり、アメリカ合衆国の本質を語る上で避けて通ることの出来ない事例であろう。
米西戦争とは、徹頭徹尾アメリカによる、アメリカらしい、アメリカの為の戦争であった。
この戦争以後、アメリカは新興の世界帝国として世界の歴史に登場してくる。
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バブル経済が崩壊した1990年代以降、日本企業の多くは従来の年功序列型の人事評価制度を取りやめ、アメリカ型の成果主義型の制度へと改めていった。
今では大企業の80%が何らかの成果主義を導入しているという。
『社員のやる気が引き出され、働いた者が公平に評価されることによって、企業はますます発展する』として日本に導入され、その後、成果主義に伴う『自己責任』や『客観評価』を口実にして職場は劇的に変化す . . . 本文を読む
ニューズウィーク、2009年01月14日号の見出し 「08年に見逃された十大ニュース」
08年に見逃された十大ニュース 科学分野で危ないイメージ先行
液晶テレビや半導体の製造で使われ、強力な温室効果がある気体の「三フッ化窒素」が、従来推定されていた量の3倍以上も大気中に蓄積し、近年急増していることを米カリフォルニア大の研究チームが突き止め、31日付の米地球物理学会誌に発表する。
三フ . . . 本文を読む
2008年5月25日~29日、地球に関する科学者共同団体48学会共催による国内最大の学会『地球惑星科学連合大会』で「地球温暖化の真相」と題するシンポジウムが開催されていた。
このシンポジウムで行われたアンケートによると、ICPPの主張する20世紀における人為起源CO2温暖化説の真偽以前に、そもそも『21世紀は一方的に温暖化する』と主張する科学者は10人に1人しかいなかった。
10人のうち2人は . . . 本文を読む
『何故官僚問題が大騒ぎされるのか』
昨今のマスコミによる官僚叩きを見ていると『日本は官僚社会』との認識は正しいとは言えないのではないか。?、との根本的な疑問が湧いてくる。
本当に日本が官僚が主導する社会なら、今とは全く逆の『官僚(公)の力の失墜』とか、『官僚(公)の権威が失われる問題点』とか、『官僚(公務員)が少なすぎる』等がマスコミ各社によって大々的に宣伝(報道)されるはずです。
マスメディ . . . 本文を読む
早い話が:ソマリア沖の靴投げ=金子秀敏 (専門編集委員)毎日新聞 2009年2月5日
海賊の出没するソマリア沖に海上自衛隊の護衛艦を派遣することになった。
場所が瀬戸内海だったら海上保安庁の巡視船が取り締まるところだが、ソマリアはあまりにも遠い。だから、遠洋航海向きの護衛艦を出すのである。
ところがマスコミの解説のなかに「ソマリアの海賊は重武装なので巡視船では歯が立たない、だから護衛艦を出す . . . 本文を読む
『ラムズフェルド発言の深層』
9・11事件を口実にしたイラク侵略戦争開戦時の、戦争に反対するフランスやドイツに対する例の有名な『古臭いヨーロッパ』というラムズフェルド国防長官の発言の真意は、案外奥が深い。
発言は正にマニフェスト・デスティニーの呪縛であり、自らの文明的・道徳的(宗教的)な優越感であろう。
いずれにしろアメリカの文明理解は、19世紀後半以来、現在まで基本的にはまったく変化していない . . . 本文を読む
アメリカが抱える『文明化の使命』。マニフェスト・デスティニーの呪縛。
アメリカが何故アフガニスタンやイラクに介入するのか。?
9・11事件や対テロ戦争だけから今日のアメリカ流の事件や物事が出発するのではなく、その底流に有るブッシュ・ジュニアの文明観にまで迫ってみよう。
マニフェスト・デスティニー(Manifest Destiny)とは、アメリカ合衆国の持つ、有る特徴的な傾向を典型的に表す標語。 . . . 本文を読む