逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

韓国大統領イ・ミョンバク(李明博)の大失敗

2018年03月30日 | 東アジア共同体
『李明博元大統領を逮捕 韓国検察、収賄などの容疑で』2018年3月23日 朝日新聞

韓国検察は23日深夜、韓国元大統領の李明博(イミョンバク)容疑者(76)を収賄や背任、職権乱用などの容疑で逮捕した。大統領在任中、情報機関の国家情報院に領収書の要らない特別活動費を上納させたり、李氏が実質的な所有者と疑われる自動車部品会社を通じて多額の秘密資金を作ったりした疑い。
韓国では昨年3月末、弾劾(だんがい)、罷免(ひめん)された朴槿恵(パククネ)前大統領が収賄容疑などで逮捕されており、1年のうちに韓国大統領経験者が2人逮捕される事態になった。



『逮捕容疑は表向きには10億円程度の贈収賄だが、・・・』 耳を揃えて過去の債務(北朝鮮バッシングのつけ)を全額払わされる
★注、
4月27日には2007年の盧武鉉大統領の訪朝から11年目、通算では3回目の南北首脳会談が開かれることが決定したが、今回の韓国元大統領の李明博(イミョンバク)容疑者(76)逮捕はその手土産の可能性が高い。8年前の借金『汚い、北朝鮮バッシング』を今回韓国政府が耳を揃えて全額払わされるということでしょう。
韓国元大統領の李明博(イミョンバク)容疑者と同じで、パク・クネ元大統領の方も国策逮捕の臭いが強くて去年二月(弾劾が確定する1カ月前)にマレーシアのクアラルンプール国際空港で起きた前代未聞のVXでの暗殺事件も汚い『北朝鮮バッシング』と見ればすべてが明快になり辻褄がピッタリ合ってくる。(この借金も全額払わされる可能性が高い)

韓国軍当局の説明に納得せず艦長に対して直接抗議する沈没した哨戒艦天安の乗員家族たち

『韓国公営KBSの偏向報道に内部からも批判の声』ファクトなし「哨戒艦爆沈デマ」二番煎じのKBS
2018/03/30 朝鮮日報
公営放送局KBSの時事番組『追跡60分』が28日、「8年ぶり公開 天安艦報告書の真実」を放送した。この放送は、2010年の韓国哨戒艦「天安」爆破・沈没に関して8年前に取りざたされた陰謀論の二番煎(せん)じで、「北朝鮮の魚雷攻撃による沈没」という当時の民軍合同調査団による調査結果を否定した。韓国・米国・オーストラリア・英国・スウェーデンという5カ国の専門家73人が2カ月間調査した結果を覆そうとしながらも、新証拠は提示できていないため、KBS内部からも「放送不可番組」と批判の声が出ている。
■「ほとんどが既出疑惑の二番煎じ
(以下省略)

【社説】いまだに天安デマを垂れ流す「公営放送」KBS 
2018/03/30 朝鮮日報
韓国放送公社(KBS)が一昨日放映した番組「追跡60分」を通じて北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」爆沈にまたも疑問を呈した。
しかしその内容は過去にネットなどで広まったデマやすでに論破された疑惑を繰り返しただけだった。2010年に天安が爆沈した直後から「爆沈は北朝鮮の犯行ではない」と主張する勢力が広めようとしたありとあらゆる「けちつけ」や「誇張」にすぎないものばかりだ。
(以下省略)

巨大なガラパゴス島である日本の民主主義とは『選挙で投票すること』だが、世界基準(グローバル・スタンダード)では不正に対してはパリ市民がバスティーユ要塞を襲撃したように『実力行使すること』だった

『韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権(KBS 韓国放送公社)が8年前の李明博(イ・ミョンバク)が行った胡散臭い「北朝鮮バッシング」を丸ごと否定する』

朝鮮日報は韓国最大の発行部数の保守系紙で当時の政権与党(ハンナラ党)や李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領に近い論調が特徴で日本に例えるなら読売新聞である。
対して、その韓国の読売新聞(朝鮮日報)が今回、口を極めて非難しているのが公営放送局KBS(日本ならNHK)なのですから、何とも愉快である。(挙国一致で金太郎あめのように同じ記事しか書かない日本から見れば、何ともうらやましい限りである)



『善意から「東アジア共同体」を目指した大金持ちのお坊ちゃま政治家鳩山由紀夫の大失敗』

韓国軍哨戒艦「天安」沈没が起きた2010年当時の日本側政府は民主党の鳩山由紀夫首相だったが、『権威や信用力が一番高い国家や国軍が真っ赤な嘘を平気で垂れ流し、平然と人々を騙す』との大人の常識を失念していた。(何百万人もの日本人の命であがなった尊い真理が、短時間で失われていたのである)我が日本国ですが右も左も全員で『北朝鮮が~』で一致していた。
ところが韓国では朝鮮日報など与党保守系紙は『北朝鮮が~』で一致していたが野党系のハンギョレ新聞とかNPO組織や有識者たちが矛盾点を指摘して反論。国を二分する大論争が起きていたのである。
韓国では直後の統一地方選で与党が大敗北。この勝負は完全に決着がついていた。
韓国民ですが韓国政府(李明博大統領)が大嘘をついている事実を見抜いたのである。(選挙民に見放された保守与党は党名をハンナラ党からセヌリ党に変え、党首を『右でも左でもない』と主張したパク・クネに変えて再出発する)
可哀想なのが韓国政府(李明博大統領)の嘘を信じた日本国で、与党の民主党は大敗北していわゆる『ねじれ国会』になるは、日本共産党が歴史的な大敗北で志位和夫までが反省らしい言葉を述べる大騒ぎになっている。(北風で得をするのは保守系与党だけ。左翼や平和勢力が大敗北するとの常識が無い鳩山由紀夫とか志位和夫ですが、政治的判断が出来ないのですから『政治家』とは到底呼べない)


沈没した哨戒艦天安ですが回転方向とは逆に曲がったスクリューの損傷具合から、沈没時には全速後退だった事実が分かる。(米韓合同演習中の沈没事件で韓国軍の統帥権を持つ米軍司令部に対して、『天安艦が座礁した』と報告していた)
ところが1週間以上後に韓国政府は『北朝鮮の潜水艦の魚雷で沈没した』と言い出したから大騒ぎになる。(多分直後に行われる統一地方選挙対策だと思われるが、自分が魚雷で攻撃され46人も死んでいるのに1週間も気が付かないでは戦争にならない。子供でも怒りだす程度の質の悪い笑い話である)


統一地方選で大敗北した後で出された(朝鮮日報のいう)報告書はたったの3000字。(ここまでのブログ記事と同じ量)A4で3枚程度の不真面目な超『手抜き品』なのである。(完全に、やる気をなくしている)
この時唯一の物的証拠が海底から引き揚げたという北朝鮮の魚雷だが、フジツボだらけの年代もの。しかも天安艦を真っ二つに破壊した魚雷のダブルのスクリューには何の損傷も無い代物だったのである。(多分これは半世紀前の朝鮮戦争当時の不発弾を回収したもの)
もしも韓国(イミョンバク大統領)が正しいとすれば、北朝鮮軍はレーダーにもソナーにも反応しない超ステルス兵器(潜水艦や魚雷)を持っていたことになる。(貧乏な北朝鮮が超大国アメリカの科学力や軍事力を遥かに凌駕する超ハイテク大国だったとの笑話)

(資料)

善悪が逆転する韓国軍哨戒艦天安沈没
2010年06月21日 | 東アジア共同体


機械は故障し、人は間違い、コンピューターは誤作動する。この事実は誰でもが知っているが、身についた理論として判っている人は少ない。
世の中では知識や経験、教養があったとしても根本的に判断力に問題がある人が多すぎる。
物事に対して、正しく判断出来る人は極少数で、大概はバイアスに影響されて間違いを犯すが、問題は人が間違うことではありません。
間違う事は誰にもあります。
問題なのは目の前に『自分の判断の間違い』を突きつけられても、多くの人が自分の間違いを認めないことなのです。
人は間違いを犯す動物です。
しかし、困った事に間違いを認める勇気のある人は極々少ない。
自分の主観(思い込み)と目の前の客観的事実の間に齟齬がある場合に即座に主観の側を修正できる人は殆どいません。
大概はその正反対の態度である、今までの『主観』側を優先して仕舞い、『客観』側を修正してしまうのです。

『川が逆方向に流れる』

皆さんは、『川が逆さまに逆流している』場面を見たことがありますか。?
私は何度か経験していますが、幾ら経験が有ったとしても現実に目の前に出現すればやはり誰であれ恐ろしく、頭の中がパニック寸前になり正常な判断がなかなか下せない。
『川が反対方向に流れている!』
これは山で道に迷って彷徨してしまい現在位置を誤認した登山者が川に出た時に、実際に言った言葉です。
揚子江やアマゾン河口では満潮時に逆流する事はあっても、絶対に日本のように勾配が強い山間部の川が逆流することは無い。
ところが、自分の今までの主観的判断と現実問題が違っていた場合に、困った事に多くの人は主観の側を修正するのではなく『逆流している』と『客観的事実』の方を『間違っている』と思うのです。
人は見たいものだけを見て、見たくないものは絶対に見ない。
たとえ見えたとしても『川が逆流したのだ』と不都合な真実は『無かったことにする』ものなのです。

『北の責任逃れを許すな』

韓国の長年の悪弊である『選挙前に吹く北風』を与党ハンナラ党が行って大失敗してから1月後、
毎日新聞6月20日社説で目の前の川が、『逆流している』様に見えることに苛立ち世界政治の潮流を逆さまな方向に流すように毎日新聞論説委員は強硬に主張している。
自分達が流し続けた異様な『北朝鮮バッシング』の結果生まれた、北朝鮮バイアスに自らが影響され正常な判断がまったく出来ずに、目の前の『物事の流れ』を正反対に判断している。
人がどれ程、根本的な事柄で『いかに簡単に間違を犯す動物であるか』を証明する、見本のような社説になっている。
最初の社説の出だしの言葉、『これからが正念場だ。』だけが正しく、それ以外は『全て川が逆流している』として嘆いているのだから、日本の不況の荒波をまともに受けて怒り狂い正常な判断力を失って原因となっている中韓が悪いと考える失業中の右翼青年とそっくりの考え方が展開されている(何故この論説委員はネットウヨと同類になったかが俄然興味が沸いてきた)
じっくり読んでみると、

毎日社説(1~2行目)『多国籍調査団が「北朝鮮の魚雷攻撃」と結論付けた韓国の哨戒艦沈没事件である。』

今回のような韓国軍主体の調査団への『多国籍』との修飾語は食肉偽装事件で詐欺罪に問われたミートホープ並の誇大表示であるか、それとも中身を故意に偽る悪質な偽装である。
従軍看護婦とか従軍記者のように民間人や外人が何人か参加していても軍が主体となって行うものは多国籍とも軍民共同とも呼ばない。
また後部分、『「北朝鮮の魚雷攻撃」と結論付けた』も不正確で、調査団が結論しているのは魚雷スクリューが『北朝鮮製である』と結論するだけで、これも誇大表示か印象操作、情報操作の類で、まともな論評ではない。

社説(3行目)『韓国政府の要請を受けて国連安全保障理事会の協議が始まった。』

これも間違いか悪質な情報操作、印象操作(プロパガンダ)の類である。
『韓国政府の要請』は事実であるが同じように北朝鮮が『自分達こそが被害者である』として逆提訴。国連安保理は南北朝鮮、両国の提訴を平等に扱っている。

社説(3~4行目)『「でっち上げだ」と言い張っている北朝鮮が、何の責任も問われず逃げ切る展開を許してはならない。』

前半部分の『でっち上げだ」と言い張っている北朝鮮』は客観的事実であり、何の問題点も無い。
そして後半部分の『何の責任も問われず逃げ切る展開を許してはならない』も社会科学的に正しい態度である。
この態度は、中国も『誰であれ許されない』『責任を追及する』と明確に有耶無耶には済まさない態度を明らかにしているので、安保理事国の一致した意見である。
問題点は、全く違う意味の前半部分の客観的『事実』と、後半部分の『一致した意見』とを安易に句読点『、』で連結して読者に誤った印象を与えよう、判断を混乱させようとしている事であろう。
これは新聞社の社説と言うよりもなねずみ講やマルチ商法、リホーム詐欺などの詐欺的商法等で人を騙す手口に酷似している。

社説(5~6行目)『韓国の調査団長は豊富な物証や情報資料を駆使し、北朝鮮の魚雷攻撃と断じた根拠を詳細に説明。』

これには脱帽するしかない。私の予てからの主張である『人は見たいものだけを見て、見たくないものは見えない』をこれ以上に説明している事実も無いであろう。
ただただ呆れ果てて言葉も無い。
韓国軍合同調査団報告はたった3~4頁しかなく、あの完璧な損傷の無いスクリュー部分だけにフジツボの付着した一目で胡散臭い紛い物であることが分かる魚雷部品以外には『唯の一つの一次資料』の添付が無いことに、『誰も気が付かない』とでも思っているのだろうか?
天安の航跡も操船状態も通信記録もレーダーやソナーの記録も船体の切断面も乗員の証言も何の一次資料も出さすに誰がどうやって詳細に説明出来るというのだろうか。
それにしても不思議すぎる社説の論調である。

社説(9~10行目)『安保理構成国の多くは韓国側に軍配を上げたようだ。日本や米国はもちろん、フランスなど複数国の大使も、韓国の説明を「説得力十分」などと評価したという』

何とも論評しかねる社説の判断(記事)であるが、日本の大本営発表的な意味(記事)なのだろうか。?
それとも冷戦が部分的に復活して物事の科学的な客観的『正誤』の判断よりも、世の中が20年以上冷戦時代に逆戻りして『同盟国に味方することは善』であるとする軍事戦略的な『善悪』で判断する問題になっているのだろうか。
この二つの内のいずれが、一つであろう。
因みに『善悪』は人々の世論の大勢で決まるが、科学的的『正誤』は支持者の人数の多寡で影響される性質のものではない。

社説(11行目)『しかし、北朝鮮の責任を厳しく問う安保理決議の採択は楽観できない。』

自分が直前に書いた9~10行と完全に相反し、矛盾している事に気が付かないのだろうか、?
いったいどちらが正しいのだろうか。?正反対の両方が正しい事は絶対に有り得ない。
何故なら中国は『誰であれ許さない』としているしロシアも同じ態度を見せている。
社説氏の9~10行目の主張のように韓国軍調査団の報告が矛盾無く国際社会に受け入れられているなら、今までの経緯を知っていれば『北朝鮮の責任を厳しく問う安保理決議の採択』などは極簡単に出来て当たり前である。
『簡単でない』事実からは、韓国側調査報告の信憑性が問われているとの結論が導き出されて当然と思うのだが、ここでも『川が逆流』してしまっている。

社説(15~16行目)『中国は哨戒艦沈没の原因について判断を示さず、韓国からの調査団派遣要請にも応じていない。「北の犯行」を認めざるを得なくなるのを嫌っているようにも見える。』

中国が関係する米中朝韓4カ国による合同調査を呼びかけている事実を知らないのだろうか。?
北朝鮮が調査団派遣を主張した時に韓国側が『強盗犯に捜査をさせるようなもの』として拒否しているが、『犯人が事件の捜査をしたのではないか』とは、今度の韓国軍合同調査団に対する韓国の野党や民間団体の主張でもある。
韓国の複数のNPOが国連安保理事会の各国に韓国軍合同調査団結果の根本的な矛盾点を指摘した精細な文章を送っている。
客観的事実は、社説の主張する「北の犯行」では無く、北の調査を徹底的に回避して『南の偽装』が『認めざるを得なくなるのを嫌っているようにも見える』

社説(17行目)『ロシアにも国際情勢をにらんだ独自の政治的判断があるようだ。』

ロシアは既に独自の調査団を派遣しているが、韓国側はやはり一次資料の提出を拒んだようだ。
正式発表は未だなされていないが、ロシア調査団員は報道機関に韓国軍合同調査団の言い分が正しいなら『韓国海軍は軍隊ではなく穀潰しだ』と語っている。
韓国国内でも独立機関の監査院は中間報告として韓国軍の数々の証拠隠滅や偽証、職務怠慢で軍幹部や国防省、高級官僚の処罰要求を発表。
軍人のトップである統合参謀会議議長の首が飛ぶ騒ぎに発展している韓国の大ニュースを読んでいないとでも言う心算か。
これは都合の悪い情報は『無かったことにする』多母神症候群であるとしか考えられない。

社説(18~21行目)『韓国は北朝鮮に対する新たな制裁決議の採択をあきらめた。北朝鮮を名指しする非難決議で満足しよう、という判断だ。ところが最近は「北朝鮮の責任を明示するなら議長声明でもよい」との方針が報じられ、それさえ難しいという観測も流れている。』

韓国側が目指した目標はことごとく挫折して軍事政権後継政党であるハンナラ党李明博(イ・ミョンバク)政権の当初の目論見とは正反対に、現在韓国が窮地に立っている。
何故、これほど正しい客観的『事実』が目の前に有るのに、未だに『川が逆流している』と毎日社説氏は言い続けるのだろうか。?
北朝鮮の制裁決議が全く成り立たない原因は、ひとえに韓国が安保理に提出した調査結果を『誰も信じていない』からだと何故気が付かないのだろうか。?
『誰もが納得する内容』であるなら、『誰も反対は出来ない』という原則が分かっていない。(分かりたくない)
目の前に有る客観的事実を認める代わりに、自分の主観が何時までも優先してしまい、社説氏のように『川が逆流している』ことを嘆いても何の意味も持たないだろう。

社説(22~24行目)『韓国を支援する立場の米国は、日本とともに北朝鮮の責任追及に努める必要がある。一方、中露は北朝鮮をかばう結果になることの悪影響を認識すべきである。』

一見正しく見えるが、思考方法が20年以上前の東西冷戦崩壊以前で止まったままで、フリーズ状態で凝り固まり真実を見ようとする姿勢が何処にも無い。
基本的に『北朝鮮バイアス』に雁字搦めで思考停止状態に陥って、真実が見え無いのでしょう。
韓国と同盟関係にある米国が、日本の民主党政権と同じように一見表面的には韓国全面支持に見える言動を行っているので、完璧に判断を誤解してしまっている。
天安事件は米韓合同演習中の沈没である。
韓国軍の最終的な統帥権は米軍が握っているので、日本とは違い3月26日に何があったのかは一次資料から韓国軍の隠蔽した事実をアメリカは知っている。
ですから日本のように無邪気に韓国軍合同調査団発表を信じているのではない。
何らかの思惑で勝つはずが無い(一次資料を隠し続ける)韓国を支持しているのだろう。
そのアメリカの思惑とははたして『何』であろうか。?
考えれば考えるほど、色々な可能性が考えられて実に興味深い。

社説(25~26行目)『魚雷攻撃という重大な武力挑発にきちんと対処できないようでは、安保理の存在意義が問われる。』

どれ程正しい考え方でも『論』の前提となる条件が間違っていれば論自体も、間違いになるといる見本のような話で、韓国国内でも軍部上層部とハンナラ党以外では『北朝鮮の魚雷攻撃』を信じている人は極少数で、常識的な大多数の韓国市民は『何かを韓国軍が隠している』と思っている。

社説(27行目)『北朝鮮は従来、自らの犯罪行為をごく例外的にしか認めてこなかった。』

これも北朝鮮バイアスで判断を怠った好例で、事実はこの社説主張とは正反対に『北朝鮮は以前の小泉訪朝時に、自らの犯罪行為(日本人拉致)を『例外的に認めて』謝罪までしている。
これは国際慣例で有り得ない極めて珍しい例である。
何故金正日総書記は『自ら犯罪行為を認め』て日本に謝罪までしたのか。?
あるいは、何故小泉純一郎首相は日本人被害者の解放の優先ではなく、何故実質的な得が無い『北朝鮮の謝罪』を要求したのか。?
小泉純一郎の動機とは『何であったか』を考えると実に興味深い。
『小泉純一郎は『拉致問題』を金で買ったのか?』  2009年08月12日 | 朝鮮、台湾、チベット問題

よく『黙っている北朝鮮』の例に挙げられる過去の事例では、ラングーン爆破事件は中立国で行ったのでハーグ陸戦規定に違反するので沈黙するしかない。
大韓航空機爆破事件は、目的がオリンピックではなく韓国大統領選挙なので北が実行したとしても沈黙するしかない。
あの何度も放映されたうら若き美女が猿轡をされてタラップを降りてくる三流アクション劇画風の扇情的な映像は、韓国軍事政権の軍人候補の盧泰愚が金大中と大統領選挙を争った投票日の前日です。
爆破事件の真の目的が、翌日の大統領選挙なのか、それとも公式発表どおりの翌年のソウルオリンピックなのかは誰にでも分かるはずだ。
そして今回も大事なソウル市長選など韓国統一地方選の直前で、当然今度の事件は有権者の投票行動の結果に影響すると、旧軍事政権の継承政党である現ハンナラ党政権は考えたのだろう。

社説(29~31行目)『中国が望む「朝鮮半島の平和と安定」のために真に必要なのは、目先の危険回避より北朝鮮の行動を改めさせることだ。北朝鮮の命綱を握っている中国にこそ、その機会をとらえてほしい。』

『朝鮮半島の平和と安定』のために何が必要であるかは言うまでも無いであろう。
今現在も、38度戦を挟んで南北両軍の100万人以上の大兵力が対峙している最後の冷戦構造が全ての危機の原因である事を一時も忘れてはいけない。
朝鮮戦争は半世紀以上前に実質的に終わっているが、終戦ではなく未だに停戦状態で名目的には今でも戦争は継続中なのです。
日本人拉致を含む全ての北朝鮮関連の望ましくない事柄はこのことに起因している。
この地域の平和の構築にも北朝鮮の核兵器の解決(廃棄)も朝鮮戦争の最終的な決着(講和条約の締結)以外には有り得ないし、その為には米朝直接協議と、その前提となる6カ国協議の再開問題が重要になってくる。



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1 コメント

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日本のメディアの狼狽ぶりが痛快 (私は黙らない)
2018-03-31 03:50:01
なるほど、そういうことですか。過去の借金を耳をそろえて払わされているということですか。
昨今の日本のメディアの狼狽ぶりが痛快です。金正雲の訪中を報じた某ニュース番組、日本が蚊帳の外に置かれている現状を憂えあろうことか「こうなると、安倍首相とトランプ大統領の個人的な信頼に頼る他ない」と。はぁ?日テレ、フジじゃないですよ。正に見たい物だけ見て、見たくないモノは絶対に見ない。頭からバケツで氷水でもぶっかけて「目を覚ませ!」って怒鳴りつけてやりたい。
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