逝きし世の面影

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フクシマの小児甲状腺がん発症がとうとう3桁突破

2014年08月27日 | 放射能と情報操作
『過半数程度の検査人数で104人発症で崩壊する日本のマスコミ』

8月24日、福島検討委の専門委員会で事故後3年間に福島県内全域で実施した検査結果が公表された。
36万人の福島県の子どもたちの8割に当たる30万人の甲状腺検査でを実施したが、甲状腺の全摘出手術を受けた子供たち58人中で、57人ががんと診断されたと公表する。(初歩的な誤診で、摘出後に健康だったことが発覚したものが1名)
これまでに一次検査を受けたおよそ30万人のうち、細胞診断などの最終健康検査で104人が『がんの発症』と診断されたことになる。
30万人で104人なら、10万人当たりおよそ30人の割合になる恐るべき数字である。この『30万人』とは簡易な手抜きの1次検査修了者の人数であることに注意。
(前回5月17日の発表では『要検査』(二次検査対象者)人数が2070名で発症者の合計人数が90人であると発表したが、今回は何も無し)
福島県での最終的な小児甲状腺がんの本当の実数は、もっと増える可能性が高い。
小児甲状腺がんは非常に珍しい病気で、3年半前のレベル7のメルトダウン事故以前の厚労省の統計では100万人当たり0~1人、甲状腺学会の数字では100万人で1~2人である。
事故から3年後のフクシマの小児甲状腺がんの数字は、同じレベル7のメルトダウン事故を起こしたチェルノブイリの数十倍の物凄さ。(人口が福島県の5倍のベラルーシでは原発事故の3年後に6人が発症している。最悪だった9年後でも年間91人であり人口比で割ると18人程度に過ぎない)
この事態を受けた日本のマスコミですが、全員が沈黙すると言う掟破りの裏技で切り抜けようと画策したのでしょうか。
25日時点で日本のマスコミは、テレビも新聞も何も報じていいない。
(2014年8月24日の福島検討委の発表はネット上のが、『子どもの甲状腺検査 がん・がん疑い103人』、朝日デジタルが、『甲状腺がん、疑い含め104人 福島の子供30万人調査』と報じている。)

『何故か何時もとは違っていた8月24日、フクシマの小児甲状腺がんの発表』

今回のNHKニュースや朝日デジタルのフクシマの『小児甲状腺がんの発表』(8月24日)ですが、何時もなら主語は必ず『福島県検討委の発表』である。正しくは平成26年8月24日開催の第16 回福島県『県民健康調査』検討委員会である。
ところが今回は『福島県の検査で』となっていて『検討委』の文字が丸々抜け落ちている。
前回までと、もう一つ違うのは何故かNHKでは『確定』の文字も抜けていることでしょう。(朝日は『甲状腺がんやその疑いとされた104人のうち、がんと確定したのは57人、良性が1人だった。』と福島県立医大の大失敗を書いたために残っている)
以前と丸っきり同じだったのが、『県は「被曝の影響とは考えにくい」としている。』であるが客観的な科学的事実は大違い。真っ赤な嘘なのである。
自然発生の小児甲状腺がんとチェルノブイリの放射線被曝による小児甲状腺がんでは症状や治療方法が大きく違うのである。放射線被曝での小児甲状腺がんでは初期の段階でもリンパ節への転移がありがんの進行が極めて早い乳頭がんの比率が高い。
だから集団検診の初期の段階で健康な子供の甲状腺を全摘出する大失敗を福島医大が犯してしまったのであろう。チェルノブイリの経験が豊富な山下俊一が福島県立医大の責任者なので、この誤診の場合には知識や経験が裏目に出て余計に慌てすぎたのです。

『too little, too late しかも間違っている三重苦のマスコミ報道』

日本では最左翼である日本共産党機関紙しんぶん赤旗では福島県発表から二日遅れの8月26日に『福島県調査 甲状腺がん57人』『事故時18歳以下 疑い含め104人』との目立たない小さな三面記事を掲載してる。
too little, too late 『少なすぎるし遅すぎる。しかも間違っている』三重苦のマスコミ報道の中では今回赤旗報道が一番優れている。(他と比べてですが、比較的まし)
他のメディアが『およそ30万人』としていた検査人数を29万6000人であると、受診率が80・5%だったと報じる。
今までなら朝日系だけが報じていたフクシマの怪談話『子供の人数が一人多い座敷わらし』を今回は赤旗も採用している。
記者個人としては嘘八百の『大本営発表』の隙間をついて、何とかして真実を読者に届けようと必死なのであろう。
日本政府の今回のフクシマの手品のネタですが、何時もと同じお粗末極まる子供だましな代物である。
素人の手抜きの『手品』なので解説するのも馬鹿馬鹿しいが、『逝きし世の面影』ブログとしては手抜きせず一応行っておく。
この8割の受診率(分母)とは、細胞診断などの最終的な二次検査の修了者の数値ではない。
まったく違うのである。
なんと、甲状腺学会が定めた正式なガイドラインから血流検査などの大事な4項目を抜いた簡易な1次検査の受診率であった。

『国民を守る責任がある政府が、延々と御粗末な嘘八百を垂れ流す恐怖』

福島県の甲状腺検査の発表とは、丸っきり国家ぐるみの詐欺であり余りにも御粗末な21世紀の大本営発表なのです。
(甲状腺に異常が見つかって、二次検査を受けた人数はマスコミの報道では不明だが、今までの例なら半分程度であると推測出来る)
今回はなんと、原発周辺の13市町村と沿岸部と中部と会津若松地域とに分けて地図まで添付して、『地域差が無い』ことを印象操作しているのです。
しかも『検討委は、県内をほぼ一巡した調査結果を公表した』との余りにも恥ずかしすぎる『真っ赤な嘘』もついている。
本来なら8割の受診率では『一巡した』などと言わない。
ましてや、『8割の受診率』が最終的な二次検査では無くて、不真面目な手抜きの一次検査の数値なのですから、呆れ果てて批判する言葉も無い。
最初から最後まで嘘八百で塗り固めていて、真実の欠片程度の値打ちも無い。
ここまで嘘が酷いと、マスコミとか報道とか呼べる水準には無くて、基本的に国家による犯罪行為(未必の故意の殺人)なのです。
我がニホン国の政府とかマスコミの責任ある人々ですが、全員が例外なく非正規雇用で極めて責任感や権限が低かった韓国の旅客船セウォル号の船長や乗員と同じ程度の倫理観とか政治意識しか持っていないのです。これでは助かるものでも誰も助からない。

『遺伝子の損傷が原因の「小児甲状腺がん」検診でのDNAのゲノム解析』

『がん』という疾患は『遺伝子病』である。
遺伝子変異とそれに伴うゲノム不安定性がその病態の本質とされ、フクシマで爆発的に発症する小児甲状腺癌もその例外ではない。
未だ甲状腺濾胞細胞からの『発癌』メカニズムを完全には説明できていないが近年の科学技術の進歩により、放射線誘発小児甲状腺がんの発生機序の解明がなされている。すでにチェルノブイリ小児甲状腺がんの感受性遺伝子の同定に成功しているのです。
金子勝は以前から、ツイッターで小児甲状腺がん検診でのヒト遺伝子のBRAF変異のゲノム解析の重要性に言及している。(DNAの解析で自然発生か原発の放射能障害化の違いが明らかになるが政府は一切無視している)
【根拠なしの広報4】
安倍内閣は、中川氏の「福島でがんが増加していないことを証明するのは、福島にパンダがいないことを証明するのと同じく困難」という馬鹿話を一面広告。
この金があれば、甲状腺がんの子ども51名のゲノム解析ができているのだ。
【根拠なき広報6】
先のデータでは、BRAF遺伝子のV600E変異が8割をしめる乳頭がん。このタイプは治療薬も開発されている。
甲状腺全摘とホルモン剤投与という今の標準治療を考え直すために、まず「BRAF変異のゲノム解析」を行おう。
政治的立場を超え、福島の子どもの治療を優先すべきだ。
【根拠なき広報7】
甲状腺ガンが世界で増えているが、福島の甲状腺ガンはとりわけ多い。
だが、データがとられず「原因不明」のままだ。政府は「原発事故と関係ない」とヒステリックな全面広告を繰り返すよりも、子どものためのきちんとした検査と負担の少ない治療法を検討する事に力を注げ。

『数ヶ月程度の「問題点の先送り」を1年半も延々と続ける日本(安倍晋三)』

安倍政権の成立直後の去年2月に小児甲状腺がん10人発症を『3人確定、7人疑い』との姑息な印象操作を行った日本政府であるが、以後1年半も『絶対に逃げれない問題点を数ヶ月程度、言葉遊びで先送りする』という意味不明で無責任極まる態度をとり続けているのです。
福島県当局は8月24日に『57人ががん』と最新発表するが、その1週間も前の(環境庁の)8月17日付け政府広報では(『90人が疑い』時点で)『80人が小児甲状腺がん』であると、フクシマの放射能被害は運動不足や野菜嫌いと同レベルであると語る日本版『死の天使』のDr.中川が断言している。
この『問題点の先送り』ですが、小児甲状腺がんの発症数だけに限定されず『短時間の先送り』はすべての問題に共通するのですから腹立たしい。
今の福島県当局とか日本政府ですが、叱られるのが怖くて寝小便した布団を母親に隠す幼稚園児以下の愚かしい振る舞いである。
今の日本政府にようにいくら短時間悪いことを『先送り』することで隠しても、事態が余計に悪くなりこそすれ、良いことは何も無いのである。

『放射能汚染地帯から誰一人逃がさない』

誰であれ住み慣れた故郷には今までの通り住み続けたいのは人情である。
放射能は幾ら高濃度でも臭いもないし色もついていないことを利用して日本政府は『除染して、汚染地帯に住民を全員帰還させる』との悪魔の飽食、関東軍の731部隊も真っ青の極悪非道の人体実験を行う心算なのです。(人類に対する犯罪行為自体は同じでも、まだしも細菌兵器の石井軍医中将は敵国の人間をつかったが、安倍晋三は同胞をモルモットに使うのです)
除染などは東海村臨界事故の様な極狭い範囲では可能でもフクシマの様な広範囲では不可能なのです。
住居周辺の除染を行っても水源地山林はまったく手付かず状態であり日本政府が住民帰還を進める田村町などの水道水の取水ダムももちろん放置している。基本的に除染したくても出来ない。誰にとっても到底『無理』、不可能なのである。
何と日本政府ですが無茶苦茶なことに、事実上地元の住民たちに放射能に汚染されている取水ダムの『上澄みを飲め』と主張しているのですから驚き呆れる。

『フクシマで「安物買いの銭失い」の見本の様なお粗末の連続』

フクシマの場合には、相手が何しろ最悪の『放射能』なのですから数ヶ月とか数年などの短い単位では無くて、最悪ならフィンランドのオンカロのように10万年単位で対策を練らなくてはならない。
放射能の無毒化が今の人類の技術では不可能なのですから、辛抱強く放射能が自然に減るのを待つしかない。
ところが、耐久性が3年程度しかない鋲うちの鉄製の超手抜きの安物の1000トンの汚染水タンクに代表されるように、目先だけのその場しのぎ。
日本政府や東京電力ですが、手抜きの『安物買いの銭失い』を、今まで延々と繰り返しているのです。(彼等は何を待ているのだろうか。不思議だ。まさか、そのうちにカミカゼが吹いて日本が助かるとでも考えているのだろうか。辻褄が少しも合わないのである)
ソ連の黒鉛炉のチェルノブイリ原発事故では突貫工事でその年の終りには石棺が出来あがって原発を完全封鎖しているのですが、日本の軽水炉型のフクシマの原発では水で冷却する必要がある。
軽水炉では冷却が成功している限りは爆発しないのですが、フクシマでも早々と地下ダム建設が決定され発表寸前まで行っていた。
ところが2000億円以上の建設費が株主総会で債務超過になると東電からのクレームで、政府方針の先送りが決定され、その後地下ダム建設そのものが中止されている。
今回の凍らない凍土壁建設では、丸々320億円をゴミ箱に捨てているのですよ。
東電は安上がりを狙って余計に費用がかかっているのですが、何時までも営利企業である東電任せにした付けが、回ってきているのです。
フクシマですが、東電には技術も経験も無いことが明らかなのです。
そもそもレベル7の原発事故は、国が主体となって総力を挙げて取り組むべき、国家存亡の一大事だとの認識が無いのです。
それにしても今まで延々と東電とか政府は嘘の上に嘘を塗り固めているのですが、凍土壁が凍らない最大原因が、汚染水が超高温である事実が、やっと表に出てきました。
原子炉から全量が落下した核燃料ですが、高温の水が生まれていることから推測すれば、3年半がたった今でも原子炉建屋の地下で激しく発熱し続けているのです。
それならフクシマは収束どころか大爆発した当時から少しも改善しておらず、非常に危険な状態が今も延々と続いていることになる。(絶体絶命の危機の、連続に次ぐ連続)
今のように、長期的な対策を一向に採らない東電とか政府の不思議ですが、目先の対策で手一杯で、将来の長期的対策まで考える余裕が全く無いのですよ。たぶん。
日本にとっては『目の前のことで手一杯』『目先だけで、すべて先送り』である事実こそ(原因を考えれば)、これは最悪の兆候である。たぶんもうフクシマが駄目で、日本が助かる道が少しも無いのです。

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14 コメント

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フクシマの小児甲状腺がん検査は意味なしとの方向へ持っていこうと言う議論がある (現田石)
2014-08-25 15:32:15
現田石です。
全国版でない、朝日新聞福島版には次の記事が載ったそうです。冒頭はネットでも現在はみることができます。

福島)被曝検査、一から議論へ 子の甲状腺、過剰批判で
2014年8月25日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG8S6FPCG8SUGTB012.html

私が読んだ限りでは、おとなの一般の甲状腺がんは、進行が遅いという「事実」を根拠に、現在の福島のこどもの甲状腺がんの、検査や治療を急いでやる必要はない、と言う方向に「専門家たち」は持っていこうとしているようです。

日本での専門家たちは、いったいどの奉公もといどの方向に向かっているのでしょうか。
返信する
レミングス (izumi)
2014-08-26 08:10:09
ネトウヨは日本政府が言霊信仰に縛られた極めてローカルな存在だということをいい加減に自覚して欲しいものですね。

凍土壁のような「胡散臭い」モノをそうだとは思わないネトウヨが己の意に沿わぬものを政権打倒の手段と思い込むなど
被害妄想で自滅した大日本帝国そのものと言えるでしょう。

世界的な謀略など存在しません。あるのは経産省、重電、東大をはじめとする御用達のバラまいた安全神話を盲信する国民による、原発が日本の成長を支えるという物語が三文芝居だということがわかっただけですよ。

汚染水問題すらろくに対処できない現実から目をそらす程度の愚か者を世界的な謀略(現実に存在するとして)とやらが相手などするわけないでしょう。
返信する
醜悪から邪悪へ (くまごろう)
2014-08-26 11:14:40
反原発にも胡散臭い人間はそれなりにいますし、教養が低く迂闊な人間も増えましたが、日本国に於ける推進派の総本山、政府関係者とその手兵の様は、最早邪悪です。
 以前は醜い人間といった態でした。
 今は人にして人に非ずでしょう。
「何の症状もない子たちを検査する不利益も考えなければいけない」
 現田石さんのコメントリンク先、国立癌研究センター、センター長の発言らしいですが、手術済み、手術決定あわせて100人を超えています。この手術自体が不利益とするなら、その失態は今更考えなければいけないような小さなものではありません。
 甲状腺のリスクは当然予想され、当然しなければならない検査です。東北関東それ以外にもっと広範に検査すべき、というのが医師としてあるべき発言でしょう。
 本来であればその発表全てが眉唾であることを日本政府は駄目に駄目を押して証明してきた筈なのですが、未だにそれが正しいという前提で考える人間は話になりません。

 以前、ネットでのやり取りですが、原発関連の元技術者で原発反対の人に
 そもそも政府発表の数値はどの程度宛になるのか
 といったことを質問したことがあります。それに返ってきたのは、
 他に調べた結果がなければ信用するしかない
 というものでした。

 だって、そうするしかないでしょう。

 確かに計算するには数値がなければ始まらないのは理解するのですが、それを信じて行動したり推測するのが当然だと考えている様子だったのが不思議でした。
 これがある程度理系に共通する性質だとしたら、賛成派の理系というのは簡単に騙されるでしょう。まして、自分は論理的だと思いたいだけの人間や、論理の前と後にくる自分の価値観を意識できない人間などは、なおのことです。
返信する
オデッセイアの貞淑な妻ペネロペーの永久に完成しない織物の伝説 (宗純)
2014-08-26 14:55:22
現田石さん、コメント有難う御座います。

福島県検討委ですが、今チェルノブイリの何十倍の規模で大爆発している小児甲状腺がんに対して、無責任にも『安全安心。何の心配も無い』と主張しているのですね。
ところが、何故か、見つけ次第子供の大事な甲状腺を全摘出しているのですから辻褄がまったく合わないのです。
福島県立医大の主張が正しいと仮定するなら、
これは当然、不必要な(健康な)子宮や卵巣を摘出していた富士見産婦人科も真っ青の乱診乱療であり、医療関係者から過剰診療であるとの批判が出るのは当然なのです。
ですから、
『福島)被曝検査、一から議論へ 子の甲状腺、過剰批判で』は、何の不思議もありません。
話としては当然な成り行きなのです。
政府や福島県が、『真っ赤な嘘をついていない』とすれば、それしか結論は無いのですよ。
ただ、政府や福島県の話は現実では無くて、間違いなく美しい神話、ありえない夢物語ですね。
それにしても、福島県立医大の手抜きの1次検査ですが、3年半も経過したのに8割に止まっていて、未だに終わらないのです。
たぶん二次検査の過半数程度しか終わっていない。組織的なサボタージュとしても酷すぎるのです。
丸っきりのトロイア戦争の英雄オデッセイウスの貞淑な妻ペネロペーの織物の伝説とそっくり。
イタケーの王、オデュッセウスの妻のペネロペは絶世の美人で、その美しさにひかれて108人の求婚者が押しかけた。
ペーネロペは織物が織りあがったとき、求婚者を選ぶといったが、昼に織った織物を夜になると解いて時間を稼ぎ、織物を完成させなかった。
小児甲状腺検査の福島県検討委ですが、ペネロペと同じで永久に完成させる気が無いのですよ。
政府や福島県は、何とかして時間を稼ぎたいのです。
オデュッセウスのペネロペの織物は夫婦の愛情物語の美談だが、福島の小児甲状腺検査の方は間違いなく人道に背く極悪犯罪行為(未必の故意の殺人罪)ですね。
20年ぶりに故郷に帰ったオデュッセウスは妻に言い寄った108人の求婚者全員を情け容赦なく皆殺しにするのですが、
今の福島県検討委のメンバーも当然の報いを受けるべきでしょう。
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地元紙(福島民報)の摩訶不思議な記事 (宗純)
2014-08-26 16:00:03
izumiさん、コメント有難うございます。

『被ばく線量個人差が大 外部、内部との関連分析が必要』との見出しの2014/08/25の地元紙の内容が不思議なのです。
福島県では地元有力紙が福島民報と福島民友の2紙があるのですが、いずれも同じで『放射能は安全安心、心配ない』『除染して全員帰還する』(一人も逃がさない)との露骨な放射能安全神話を振り撒いているのです。
もちろん今回の発表でも、
『甲状腺がんの疑いを含めた発症割合に地域差がなかった』とか、
『県や福島医大が主張してきた「現時点で放射線の影響は考えにくい」との見解が裏付けられた』などの能天気な楽観論が語られている。
3年半も経過したのに、未だに子供達の検査人数が半分程度に止まっている現実が見えないのです。
選挙の開放速報でも過半数程度の開票では迂闊に結果を云々しては駄目だとの常識が無いのです。
これ程、すべての子供達の検査が終わらない原因ですが、明らかに福島県当局(県立医大)が露骨にサボタージュを行っているのですよ。
時間稼ぎをして、悲惨すぎる結論を先送りしているのです。
丸っきり韓国の旅客船セウォル号の船長のそっくりさんなのです。
福島民報ですが、
『だが、被ばく線量は個人差が大きく、地域間の比較だけでは不十分との指摘もある。検討委では委員から「外部被ばくや内部被ばくとの関連の分析も必要」との意見が出た。』
として、
『基礎となる個人被ばく線量のデータ収集が進んでいない。県民全員の被ばく線量を推計するための「基本調査」では、問診票の回答率が6月30日現在で26・4%にとどまっている。』
と書いている。
福島県民の4人に1人程度しか、協力していないのです。
薄々全員が、絶対に口には出さないが『これは駄目だ』『もう、終わっている』と思っている証拠ですよ。
返信する
護憲左翼の腐敗堕落 (宗純)
2014-08-26 16:16:13
くまごろうさん、コメント有難うございます。

政府やIAEAやWHOが認めている原子力発電所の事故の放射能被害では、小児甲状腺がんだけが唯一公式に認められているのです。他は認めていない。
ですから反原発云々を言うなら、小児甲状腺がんを無視したら駄目なのですが、ところが如何せん、ほとんどが見てみぬふりで無視しているのですから無茶苦茶。
今のように爆発的な小児甲状腺がんに無関心で目を瞑る我が日本国の護憲左派ですが、内容がお馬鹿で無責任は安倍晋三と五十歩百歩なのです。
なぜIAEAやWHOが放射能被害で小児甲状腺がんだけを唯一公式に認めた原因とは、原発事故時の放射能雲(放射性プルーム)の存在で、レベル7の大爆発時に呼吸していた子供には小児甲状腺がんが発症したが、胎児だったので呼吸していなかった子供には小児甲状腺がんの発症が無かったのです。
明らかに原発事故と小児甲状腺がんの発症には因果関係が有ったのですね。他の白血病などは、放射能被曝以外でも発症するので、これは原発の放射能被害とは認めないのです。
ただこの事実を公にすると、色々な不都合が生まれるので、なるべく隠したいのですね。出来れば黙っていたいのです。
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調べ方 (masami)
2014-08-27 08:50:37
チェルノブイリやベラルーシでも、福島のように自覚症状が無い子どもも全員検査したのでしょうか?
何らかの症状が出て来たという子どもの人数と、自覚症状なしのスクリーニングで見つかった人数を比較しても意味が無いと思いますが。
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がんで自覚症状がある場合とは、 (宗純)
2014-08-27 14:09:03
masamiさん、はじめまして。コメント有難う御座います。

他の疾患とは違い癌の場合には、『何らかの症状が出て来たという子ども』などは、大人でも既に手遅れですよ。ましてや細胞が活発に分裂する子供の場合にはもっと手遅れです。
そもそも癌は遺伝子変異とそれに伴うゲノム不安定性がその病態の本質とされ、基本的に年寄りの病気です。
『がん』という疾患は『遺伝子病』なのですが、フクシマで爆発的に発症する小児甲状腺癌もその例外ではない。
放射能には電離作用があり、DNAを傷つけるので、子供でもがんが発症するのです。病的な老化現象だと考えれば判りやすいでしょう。
ご質問ですが、何かの『勘違い』の類ですよ。
あるいは政府やマスコミの馬鹿馬鹿しい宣伝文句。
『何らかの症状が出て来たという子ども』などは、既に手遅れである程度は常識で、その程度は誰でも知っているのです。
癌が恐ろしい病気であると言われている所以は、
自覚症状が無く、自覚症状が出てから病院に行くと手遅れで命が助からないのですよ。
だから旧ソ連ではチェルノブイリ事故の後に大々的にスクリーニング検査を行ったのです。
ソ連のチェルノブイリと日本のフクシマですが、ほとんど同じ流れになっていますが、残念ながら日本の方が遥かに悪いのです。
ソ連はゴルバチョフの下でグラスノスチの情報公開が進められていた、対して我が日本国では安倍晋三の特定秘密保護法以前から病的な右傾化が進行していて、すべてのマスコミが同一ニュースしか流さない。
20年ほど前には日本共産党機関紙の赤旗が商業メディアで報道出来ないニュースを流していたのですが、今では他とまったく同じ挙国一致の大本営発表のニュースしか書かなくなったのです。
今のように左翼が消滅した日本ですが、これでは助かる道がありません。
返信する
ドコから直すのか?呆れ返る (あたし新聞)
2014-08-28 00:01:39
世間には理研の小保方氏の博士号を剥奪とかぁ?
偉そうに宣ふ奴が居るが、それならば、福島原発を造った連中の学歴はどの段階から剥奪するのか(笑)

水は重力に従い低きに流れる。
それなのに、電源設備を下層階に造って、水没させる。
電源が水没すれば短絡して電気で動く設備は停止する。

火炎は重力に逆らい高きに延焼する。
それなのに、原子炉の上階に使用済み核燃料を保管するプールを造る。
その結果は物の理屈の通り。原子炉が吹き飛んだ時に使用済み核燃料が飛び散り被害が大きくなった。

こんな事ぁ、小学生の理科で習う事ではないのか?
小学生の理科を理解していない低能が設計とか?建設とか?あまつさえ「原子力」なんぞはおこがましい!
ついでに、コレを外国に売るとか?どのクチで言う?

小保方の博士号剥奪なんぞより、
日本の原子力に関った連中から小学生以上の学歴を剥奪する方が先でしょう?
返信する
神様へ (おばば)
2014-08-28 07:04:31
神様
 左翼でも右翼でも、どちらでも構わないですから、事故の収束、甲状腺がんなど被爆症にり患しない放射能、治療方法、放射能なくす方法、生活を壊され故郷を追われ自死するほどの苦しみを生み出し、廃棄物処理もどうすれば余かわからない。そんな科学技術を恩恵というなら、ぜひ神様、あなたのお力で解決お願いします。
返信する

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