逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

筆坂 秀世セクハラ問題『謝罪と責任の文化論』

2008年06月15日 | 共産党

事故事件では、遠すぎて判らない事もあるが、逆に近すぎて良く分からないことも、実は多い。
筆坂セクハラ事件も、時間が経過したので、今なら冷静な議論が出来るだろう。

『筆坂セクハラ事件の状況確認』

筆坂氏は女性3人とカラオケボックスに行き、チークダンスをおどりデュエットした。そのさいに、腰に手を回したという。
翌日に3人の内の一人の女性から訴えがあった。筆坂氏は事実を認め不快な思いをさせたのなら謝罪するといった。
しかし事件は、単なる謝罪では済まず、筆坂氏は中央委員罷免処分、参議院議員辞職へと発展する。
結果的には、2年後に離党。「日本共産党」を筆坂氏は新潮新書から出版する。
『日本共産党』出版に対し、共産党は赤旗紙上に不破哲三前議長や党幹部名の反論文を掲載し、同書に激しく反論。(特に不破氏は全面2ページの長大な非難文)
筆坂氏を出演させたテレビ番組に対しても抗議する。
当時は、共産党支持のブログでも、赤旗記事と同じ、筆坂批判の記事が連載されていた。
筆坂批判記事の中には、セクハラ事件に対する批判に留まらず筆坂氏個人に対する個人攻撃とも取られかねない激しいものもあった。

『身内の恥はみんなの恥』

危機感を感じ、幾つかのブログに対して、
『元党幹部に対する批判は創価学会のようで、見苦しい』
『謝罪した者に対する厳しい責任追及は、日本人的な道徳観では違和感を感じる』
『筆坂批判は共産党の為にならない』
『選挙に悪影響が有る(票が減る)』ので止めた方が良いとコメントしたのですが理解されなかったようです。
このような辞めた党員をわざわざ非難する行為が、党の評判を傷つけるのだ、と言う事に何故気が付かないのか、実に不思議な話だ。

『批判していたブログ諸氏の意見』

『焦点はセクハラを認めるのか認めないのかである』
『筆坂氏は、当初セクハラを認め謝罪している』
『罪(セクハラ)を認めたから、共産党の処分(罰)は当然の処置である』
『一旦謝罪したなら、(筆坂氏の)後からの言い訳は許されない(無責任である)』、と一見理路整然としている。

『日本人の市民感情、幾つもの誤解』(セクハラは犯罪ではない)

苫小牧市長や横山ノック知事は女性の下着内に指を入れています。
これはマスコミでは同じ様に「セクハラ」と報道されていますが「セクハラ」ではなく正確には強制猥褻(刑法犯)です。
『セクハラ』とは刑法の強制猥褻とは違い、客観的事実の有無に関わらず女性の主観が問題なので、女性が不快に感じればセクハラです。
筆坂事件では3人の女性が居て、一人だけがセクハラを訴えています。
2人は不快に感じず、一人は不快に感じました。
このことから、この事件は客観的事実ではなく、この女性の主観的判断(不快感)が問題だったのです。
事件を知らない者には一般論しか言えませんが、犯罪では無いのですから、セクハラの内には『謝罪したから罰する』ではなく、『謝罪すれば許す』範囲の話も有るのではないか。
客観的事実(強制猥褻)なら即アウトですが、セクハラは客観的事実とは直接関係せず女性の主観の問題なのです。
女性はその場では抗議せず時間が経って(抗議する気に成ったので)翌日になって抗議しています。
女性の主観ですから当然変化します。
気持ちが変化しても、なんら女性の責任では有りません。私達も何時も経験している事柄です。
様は程度の問題です。罪と罰が見合っていなければ成りません。

『謝罪と責任が分離している日本文化』

日本では抗議が有れば謝罪するのが礼儀なので、単に礼儀として頭を下げる事は道徳や礼儀作法の問題として考えられ、謝罪と責任問題は直結しません。
しかし日本とは正反対に、多くの外国(世界基準)では、謝罪すれば当然自動的に責任を問われます。
此れはどちらが正しいか間違いかでは無く、単に日本と外国の文化の差の問題なのです。
筆坂氏が謝罪したのは日本人だからでしょう。
当然日本人なら、身内から抗議されたらすぐさま謝罪します。
『謝罪が有るから責任も有る』との考えは、外国人(世界基準)では当然でも日本人では違和感を感じる人の方が多いでしょう。
『つべこべ弁解せずに、先ず謝りなさい』とか、まず『すみませんと言いなさい』と子供に教えるのが日本の教育の基本なのです。

『共産党の説明責任』

筆坂氏の党役員の辞職は党内問題ですが、参議院の議員辞職はそうでは有りません。
共産党には、支持して投票した有権者に対する、誰でもが納得できる説明責任が当然あります。
筆坂セクハラ事件の経緯について「被害者のプライバシー保護」を理由に、一般有権者が納得する説明を拒否しています。
残念ながら日本共産党は具体的な説明をしていません。
ジェンダー問題は非常に微妙な問題を含みます。
ある人には何でも無い事が、違う人には大問題に成ることは有り得ます。
一番の問題点は日本共産党が『プライバシーを理由』に参議院議員辞職問題を明かにしない事でしょう。

『日本人の美徳』

筆坂問題は当事者で無いので何とも言えないのですが、穏便に済ませられなかった事が不幸です。
どちらに転んでも双方が傷つきます。出来る限り、ことを小さく済ます方法が有ったのではないかと悔やまれます。
議員辞職や役員解任に成ると知っていたら果たして筆坂氏はセクハラを認めたでしょうか、疑問です。
議員や全役職の解任は、彼にとっては死刑判決みたいに感じたのでしょう。
何故出来る限り穏便に済ます方法がとられなかったか、残念でなりません。

『病的に潔癖な女性』

時々共産党の女性党員の中に病的な潔癖な性癖の持ち主が居る。
この人達は自分が絶対に正しく、疑問を感じる人達を女性の立場や権利を理解しない遅れた人間と非難します。
自分の主張する極論を、絶対正義、不磨の大典として周りの人々に強制するのです。
以前(30年以上前)にも街中のポルノ自販機や露骨な性描写を女性の敵(女性の権利の侵害)として槍玉に挙げています。
ポルノ追放を叫ぶ女性党員に押され日本共産党もポルノ追放を言います。正論?には反対できないのです。
ハードポルノが解禁されていない日本において、ソフトポルノ禁止までも主張する日本共産党の方針は決して共産党の為になりません。
今の共産党の言っていることは良いけれど、将来政権を執ると変わるのではないかと心配する支持者は少なくないのです。
自分達の道徳を上から押し付けるのではないか?と心配する市民は多い。
共産党の選挙戦術としてソフトポルノ追放ではなく、ポルノ全面解禁の方が正しいのではないですか。?
私論ですが筆坂追放ではなく『病的な極論』を吐く女性党員を追放する方が党のためではないでしょうか。
私の言いたい事は、誰にも間違いは有るのだから何とか穏便に済ませられないかと言うものです。
ブッシュ大統領の白黒、敵味方を鮮明にするやり方ではなく、曖昧文化こそ日本の美徳です。

『謝罪は日本の文化』

謝罪した筆坂氏を脇が甘いと言われますが、私は謝罪は仕方がないと考えています。
推測ですが筆坂氏は穏便に済ますため謝罪したのではないでしょうか。
断固謝罪を拒否すれば益々女性が依怙地になり話が難しくなります。謝罪して丸く治めようとしたのでしょう。
謝罪すれば責任を問わないのが日本文化です。

小泉以前の自民党政権は失言や教科書、靖国問題などで、中国韓国からの抗議には、一応謝罪しています。
村山富一首相は侵略戦争と認め、一応謝罪しています。
しかし日本では、謝罪は責任と繋がりませんから賠償はしません。

自民党議員や閣僚の暴言(失言)への謝罪は、自身の間違いを認めた訳ではないので謝罪した端から、同じ様な失言を繰り返します。
小泉純一郎は自分が幾等悪くとも謝罪しません。いくら発言や行動が理論的に矛盾していても謝罪しません。小学生並みの詭弁をろうして開き直ります。

結果は、物事をこじらして日本の外交は完全に身動きできなくなるばかり。
小泉は白黒、敵味方を鮮明にする、ブッシュの猿真似をしていますが、絶対に成功しない。
今までの日本人の持っていた、いい加減な曖昧文化こそ私達は守らなければ成らないでしょう。

『有権者は善良で寛容な共産党を支持している』

有権者は絶対に間違えない神のような党を求めているのでは有りません。
ごく普通の善良な、よりましな政党を求めています。
ほんの些細な間違いを大問題にする政党を求めていません。
有権者は寛大な融通の利く、寛容な政党を求めています。



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ブログ主さんへ。 (東西南北)
2008-06-15 19:14:49
 「病的な潔癖症」の女性を共産党から追放するかどうかは、ともかくとして。笑。東西も筆坂秀世さんが共産党ではなくなってとても残念でした。穏便に済まして今までどおりに国会で感動的な政権追及をして欲しかったです。ものすごい論客でしたね。ちなみに、筆坂さんが離党した後の書籍は一冊もよんでいませんが。笑。どの政党、組織、企業にも改善点はあるわけですからね。現状では、誰が何を騒ごうと日本共産党の政策と実績、運動、出版事業が圧倒的に優れている事実は何も変わらない。不動です。重箱の隅を突付くような話は読む気になりません。

 筆坂さんには無所属でもいいので、国会議員に復活してもらって、日本共産党と共闘体制を組んでやればいいと思います。できれば日本共産党へ復党して「理論、政策、運動」の教育部門を司って欲しいとも思います。新潮社じゃなくて、日本共産党から出版すればいいのに。笑。

 さて、ポルノ表現、わいせつ表現についてですが、東西も原則、解禁でよいと考えます。わいせつ表現が悪なのではなく、取り締まるべきは中絶ですね。性の問題はこれに尽きる、と思います。セックスは子孫繁栄の行為であり、何ら汚らわしい行為ではありません。セックスを見せたい人は見せたらいいのです。見たくない人は見なければいいだけですよ。セックス自体は何も汚らわしくない。

 では、何が汚らわしいか?と言えば、セックスによって子供ができた場合に産んで育てない行為が汚らわしい悪徳だということです。これを性教育として徹底したらいい、と思います。

 中絶は殺人罪にすべきですね。これが一番の威力です。殺人罪である以上、当然、正当防衛、緊急避難が適用になりますから、母体の生命が危機に直面した場合には中絶も違法性が阻却されると考えます。

 強制わいせつ、強姦が違法なのは言うまでもないことです。
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Unknown (Runner)
2008-06-15 23:06:20
日本では「セクハラ」は「性的いやがらせ」と規定されているようです。私はこの件について、ある著名な女性運動家を問い詰めたことがあるのですが、彼女は「私らの仕業ではない」と関与を否定していました。
まず、「ハラスメント」とは何かを考える必要があります。
「ハラス」とは崖っぷちに立たされた状態を指します。「針の山か血の池地獄かどっちにする?」みたいな状況のことです。
これを労働現場に置き換え、「同意せざるを得ない状況下での同意は真の同意ではない」ということを法廷が認めたわけです。
「セクハラ」はこれの性的なバージョンというわけです。
つまり、筆坂さんの行為がセクハラなのかどうかは、その女性と筆坂さんとの関係次第ということになります。

共産党側の処分に関しては、何せ「清潔さ」を売りにしている党だけに、こうならざるを得ない面もあるかも知れません。
処分しなければしないで、マスコミがバッシングするでしょうし。

もっとも、筆坂さん自身は、「セクハラ」は口実で真相は権力闘争だみたいなことを言っていますね。
しかし、筆坂さんも辞めてから暴露本を書くというのもどうなんでしょう。どうせなら、批判してから除名される方がカッコいいと思います。
いずれにせよ、この件は日本共産党の党内民主主義のなさを露呈した問題でもあると私は思っています。
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お許し下し (わこ)
2008-06-16 08:05:07
当方へのコメント有難うございました。
勝手にあのコメントを引用させていただきましたので、事後承認で申し訳ないのですが・・・・・

取り急ぎお詫びまで
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コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-06-16 11:09:22
東西南北さん。
「病的な潔癖症」の女性を共産党から追放やハードポルノが解禁は、半分ジョークですから、あまり真面目に反応しないように御願いします。
当時は、自民党山崎拓幹事長の変態報道や苫小牧市長や横山ノック知事の強制猥褻事件と保守政治家の性的退廃は目を覆うばかりのひどさ。その延長線上に筆坂事件が取り上げられた。

しかも同じように『セクハラ』と報道されていた。怪しからん話です。
しかし山拓やノックの話と、共産党の筆坂秀世セクハラ事件は、内容が全く別物です。
一方は犯罪で一方は礼儀とかエチケットの問題を、同じ『セクハラ』一言で表現するのは大きな間違いです。
何故この程度の問題を、議員辞職という大問題にしてしまったのか。?
共産党の危機管理マニュアルの問題も考えてみるべきでしょう。
あの時の共産党の対応は、選挙(票)にプラスになったかマイナスになったか。?考えてみるべきです。
あれではマイナスにしかなりませんよ。



Runnerさん。
市民は一定の清潔さは求めていますが、「病的な潔癖」は求めていません。ほどほどの一般的な清潔さを求めているんですよ。
正しい事を言う日本共産党が敬遠される理由は、「病的な潔癖症」である場合が多いんですよ。

筆坂さんの暴露本ですが、内容的には取り上げるほどの事柄は何も有りません。
みんなが知っている話ばっかりで本当の暴露は無い。
『暴露本』という表現は、大袈裟ですね。
ただ不破氏は、全紙2ページを使って赤旗紙上で筆坂(著書の共産党)批判をしていた。
内容は一般論に終始していて、筆坂氏に対する具体的反論(批判)は、一旦謝罪し自己批判していたのに、離党した後に態度を一変した事に対する非難と、宮本元議長の名誉職辞職を説得に行った日付は、党の重要会議と重なっているので悪質な嘘であるとしていたが、宮本氏を説得に行った事実そのものは認めている。
筆坂さんの主張「セクハラ」は口実で真相は権力闘争との見かたも、可能性としてはあるでしょう。いずれにしろ次元の低い話で、どちらにしても共産党の為にはならない。



わこさん。
ご丁寧に。わざわざことわらなくとも、私のコメントであれ、当ブログの記事であれ、記事の趣旨の範囲内であれば自由に使ってください。
此れからも宜しく御願いいたします。
返信する
赤旗読者ですが・・・ (たまたま読んだ奴)
2008-06-16 13:17:00
筆坂問題は、彼を利用しようとした人たち(がいるとしればですが)の思う壷になってしまったような気がします。まぁ共産党としてはああいった形のコメントを出さざるを得なかった、とも言えますが、あまり大々的だったので、元の雑誌記事なんて知らなかった私どももかなりな違和感がありました。

ところで筆坂さんは「辞めさせられた」んじゃなくて、自分から議員辞職を申し出たという話だったと記憶しています。とはいえ離党までの期間には「腫れ物に触るような」扱いをされたんじゃないか、と想像していますが。そんな風に想像されてしまうのは「病的に潔癖な女性たち」の存在と無関係ではないのかもしれませんね。
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コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-06-16 18:22:27
どちらにしろ結果的に筆坂セクハラ問題は、共産党にとってプラスにはならなかった。
私の最大の疑問は、何故大問題になったのか。?ですよ。
元々最初のセクハラ問題の処理を誤らなければ、関係者全員が、傷つく事も無く、双方が満足する問題だったのではないでしょうか。?
問題を小さく処理しょうとしたのでしょうか。?
最初共産党は「被害者のプライバシー保護」を理由に、一般有権者が納得する説明をしていません。
説明しなければ、当然その他の良く似た事件から類推して判断されるのは当たり前です。
そして当時は保守政治家による悪質なセクハラ事件(実体は刑法犯)が続発していた。
説明が無ければ、筆坂氏が当然議員辞職するほどの悪事(強制わいせつ)を働いたと考えるのも当然です。

最初の小さい話が、何時の間にかトンデモナク大きな話になってしまった。
筆坂氏が離党して、セクハラ事件の中身を言いたくなった気持ちもある程度は理解できます。
Runnerさん離党する前に発言するべきと、仰っていますが、日本人的には共産党に勤務している間に、組織の決まりを破って発言する事は憚られる。
自分の関わったセクハラ事件を公にする為に、離党して本を出版した。と考えられる。
最初は簡単なボタンの掛け違いだったのでしょう。
しかも、この問題では、関係者がしようと思えば幾等でも円満解決が出来た事件だった。
それにしても、何とも不細工な話だ。
そういう意味で、共産党自身の危機管理処理能力が問われる事件でしょうね。
返信する
有難うございます。 (わこ)
2008-06-16 20:12:46
快くご了承くださり、有難うございます。
それから当方への再度に渡る、濃密なコメント有難うございました。色々勉強になりました。
それから後で気がついたのですが、コメントのタイトルに お許し下さい と書くつもりが、お許し下し になっていましたね。失礼しました。

なんて事をわざわざ書くと、過敏症と思われるかもしれませんね。
女には往々にして、過敏症が多いのかもしれませんね。
筆坂さんという人の事、私は始めて聞いたような気がするのですが、
共産党も、一般党員(この方は代議士だったそうですから、一般とは言えないかも知れませんが)と執行部とは、主従の様な関係にあるという事なのでしょうか。これでは筆坂さんにしたらおさまらなかったでしょうね。
党の利益優先ということにこだわって、個人の立場を無視することがある組織に、もし国の全権を持たれたら、恐ろしい組織となる恐れもありますね。
共産党員の人達にとって、其処の所の民主化が今後の課題というべきでしょうか。
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なんか (カーク)
2008-06-16 21:23:00
共産党ってアレルギー体質なんですかね。
カラオケのデュエットで腰に手を回して議員を辞めさせられるなんて、病的な潔癖性だなあと思いました。共産党って脆い。
刑務所に入ってもやめない自民党議員もいるというのに。
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Unknown (Runner)
2008-06-17 01:14:17
>私の最大の疑問は、何故大問題になったのか。?ですよ。

結局、今件に限定すると真相がわからないので外野としてはなんとも言えないところですが、権力闘争ではないとしたら、一般論からすると、共産党の場合、「スキャンダルにはどこの党よりも厳しく」というイメージを売りにしているのですから、党側としてはそういう説明でしょう。
それに、反体制派としては間にマスコミが入るというのを常に恐れているんでしょう。どう報道されるやらわかりませんから、どうするのが妥当なのかの判断もつきかねるというのが実情でしょう。
もっとも、このへんは普段からマスコミ批判をしておかないからいつまでも怯えることになるわけですし、結果的には、マスコミに面白おかしく利用されているのですから、危機管理能力を問われるのも当然です。

>日本人的には共産党に勤務している間に、組織の決まりを破って発言する事は憚られる。

このへんが私にはよく理解できない点です。
なぜ、一枚岩に見せる必要があるのか。かつても、上田耕一郎さんがユーロコミュニズム派らしいとかいう噂が出たりしていたんですが、共産党の中にもいろんな考えがあって当然で、それを隠す必要もないでしょう。
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コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-06-17 10:43:19
わこさん。
女性に限らず男性でも、清潔に対する潔癖症は増えていますね。
電車の取っ手や吊革が握れない人、トイレのドアノブが掴めない人が大増殖。
この考え方の(心の中の)基本に有るのは『自分は汚くないが他人は汚い』ですよ。
しかし、本当は公共のトイレの床よりも、自分の手の平の方が何倍も黴菌が居るんですよ。
口の中にも大量に住んでいるし、其々の体の中には人体の細胞の数の何倍もの細菌が共生している。
人間は黴菌の塊でもある、と考えると近頃の清潔志向は幾等なんでも明らかにいき過ぎです。
腐敗、不潔が極限まで進行している日本の政党の中では、共産党が一番清潔なんですが、日本共産党の清潔志向は明らかにいき過ぎですね。
民主主義の原則に一番敏感な政党は日本共産党で、そのために国民の支持も受けている
しかしその同じ共産党が、党内(党員)の民主主義に鈍感なのは、共産党にとってマイナスにしか成らないことに早く気が付くべきでしょう。





カークさん。
アレルギー体質なんじゃあないかと思いたくなりますね。
一般的な日本人なら「其れぐらいなんでもない」と考える方が普通ですよ。
責任問題を真剣に感じず『謝罪すれば許す』のが日本人の文化の特色で、最期まで真剣に『謝罪と責任』を追求するのは世界基準。
共産党はインターナショナルなんですよ。
しかし此れでは共産党は勝てない。
今までの日本人の持っていた、いい加減な曖昧文化の大事さを理解できないようでは、日本共産党は何時までたっても勝てません。




Runnerさん。
ひどく痩せている女性でも『自分は太っている』『痩せて美しくなりたい』と思っている人は多いらしいですよ。
世間には、もう少し頬に肉があれば美人なのにとか、あと数キロ体重があればスタイルが良いのにとか、思える人が結構多い。
他人(世間)と自分の評価が全く違ってきているんですよ。
確かに有権者は清潔な政党を求めている。
しかし日本共産党に対して、ある程度は融通が利くようになって欲しいと考える人はいても、これ以上潔癖に成って欲しい何て考えている有権者いません。
もっと痩せて美人になりたい痩せすぎの女性みたいなものです。
『なぜ、一枚岩に見せる必要があるのか』の問題は共産党の組織原則民主集中制に関係してくる。
これは、わこさんが指摘した党内民主主義の問題とも関連してくるが一言では言いにくいので、後で記事にしたいと思うが、此れを取り上げると当然反発する人がでてくる難しい問題です。
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