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原発の発電単価は高額 

よく電力会社や原発メーカーなどをはじめとした「原発推進派」は、「原発の発電単価は他の発電よりも安い」「火力や自然エネルギーによる発電単価の方が高い」と言いますが、大島堅一立命館大学教授の「再生可能エネルギーの政治経済学」(東洋経済出版社)によると、1970年~2007年の発電単価、開発単価、立地単価の総計は下表のように原発が最も高く、特に原発は揚水発電(夜間などの電力需要の少ない時間帯の余剰電力を使用して、下部貯水池から上部貯水池へ水を汲み上げておき、電力需要が大きくなる時間帯に上池ダムから下池へ水を導き落とすことで発電する水力発電方式)とワンセットで捉えられてきたという特殊性もあることを考慮すると、更に高額となることが分かります。

原発の経済性についてドイツの『世界の原子力産業現状報告2009年-経済諸問題に焦点』(政府委託報告書)によると、「多くの産業の場合、その技術的学習曲線の成熟により、コストの低下を経験しているが、原子力産業の場合、現存の建設コスト及び将来のコスト予測は、着実に上昇を続けている」と報告しています。
また、マサチューセッツ工科大学の『原子力の将来』という文献では、「現在の景気悪化に突入して行く時期に、原発建設コストは年15%の上昇を見せており、この試算は日本と韓国の実際の原発建設コスト上昇のデータと米国での新規原発の推定コストに基づいている」との報告があります。


<電源ごとのは発電単価(1970年~2007年 単価:円/kwh)>
(左から、原子力・火力・水力・一般水力・原子力+揚力の順)
発電単価( 8.64、9.80、7.08、3.88、10.13)
開発単価( 1.64、0.02、0.12、0.06、 1.68)
立地単価( 0.41、0.08、0.06、0.04、 0.42)
総単価  ( 10.68、9.90、7.26、3.98、12.23)

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