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内海とうき

Author:内海とうき
2016年5月から山に登り始めた登山初心者です。

新潟県の真ん中辺りを拠点にとりあえずは難易度の低い低山を色々と登ってみたいと思っています。

モットーは「お金を掛けずに山を楽しむ」(笑)

2020年11月からキャンプも始めてみました。

どうぞよろしくお願い致します。

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薬剤を使わない虫よけ!?「おにやんま君」モドキを自作してみました 簡易版

夏に近づきだんだんと虫が気になる時期になってきました。
登山やキャンプなどのアウトドアで特に気になるのがアブやブヨ・ハチ・蚊などの刺したり噛んだりしてくるような虫。
痛かったり後で腫れたりして嫌なものです。

先日、ネットを見ていると「おにやんま君」という商品に遭遇しました。



釣り具メーカーの「サンライン」や虫よけ販売店「アクト」が販売しているおにやんま君は説明によると、

「おにやんまは飛んでいる様々な小型の虫を捕食します。
アブや蜂にとって天敵の姿をした「おにやんま君」を帽子やウェアに付けることで嫌がって逃げていくことでしょう!
キャンプ場などで吊るし、風になびかせての使用にも忌避効果が見られます。」
(サンラインのサイトより引用)

「蚊、ハエ、小バエ、アブ、ブヨ、カメムシ、蜂、羽虫 等の虫に効果があります。」(アクト 楽天市場の商品説明より引用)

との事。

殺虫剤や忌避剤を使わずに虫よけできるのはなかなか良さそうだなと思いました。
しかしこちらのおにやんま君、メーカーの希望小売価格としてはひとつ1,200円、通販の場合は単品で買うと送料も付いて2,000円近くになる場合もあるので、本当に効果があるのか半信半疑で買うにはちょっと高いかなと思うところ…f(^-^;)
ついでに最近は売れている商品のようで売り切れの場合が多かったり高額で販売している所があったりで購入は躊躇っていました。

そこでもう少しおにやんま君について調べていると、おにやんま君に似せたものを自作している人のブログなどもいくつかヒットしたので、思い切って自分も自作に挑戦してみる事にしました。



今回はよそで見た作り方も参考にしつつ自分なりに簡単に作れそうな感じにまとめてみた簡易版として作ってみる事にしました。

という事で今回使用する材料と道具がこちら。

材料
・ビニールテープ(黄)
・ビニールテープ(黒)
・ビーズ(8mm)
・釣り糸
・割り箸
・クリアファイル

道具
・油性ペン
・カッター
・ハサミ
・定規
あと写真に入れませんでしたがマスキングテープを少し使いました。

今回はビーズを100均で買ってきた以外は家にあったものを使用したので今回の作成のために掛けた材料費としては110円でしたが、一から揃える場合でも100均やホームセンターで買える物ばかりなので600円前後で揃うかと思いますね。

以下、作成の工程について書いていってみたいと思います。








まずおにやんまの胴体となる割り箸をカット。

おにやんまはWikipediaによると大きさが大体9~11cmという事なので、割り箸の先の方を10cmでカット。
あ、両方に線を引いてますが使うのは片側一本だけです。
カッターでも割り箸の四面にぐっと切れ込みを入れると綺麗に切れました。





切った割り箸に黄色のビニールテープを巻く。

ちょうど太いビニールテープがあったので2回巻くだけで全面覆えましたが、細いビニールテープでもOKですね。





次に黒のビニールテープを黄色の節が残るように間隔を開けて貼る。

尻尾の部分は厚くなり過ぎないように薄巻きで。
内臓の入っている胴体部分は厚く巻いて再現してみました。

ちなみに最初に全面に黒のテープを貼ってから黄色のテープを貼るという方法もありますが、黄色は黒に負けてくすんでしまうと思うので今回の方法にしました。




次に目の部分となるビーズをふたつ釣り糸で結ぶ。

なるべく解け難い結び方~という事で堅結びにしました。
ビーズは100均のセリアで購入したもので色の薄いものから濃いものまで3色構成のセットでしたが、一番色の濃いものだけ使用。





目の部分と胴体の合体はどうしようかな…と少し迷いましたが、今回はビーズを固定した釣り糸を胴体の部分でビニールテープに巻き込む形にしました。

尻尾側に飛び出た釣り糸はハサミでカット。





とりあえず身体の部分ができた状態でこんな感じ。

胴体部分にも少し黄色のテープで装飾してみました。
が、やはり黒テープの上に黄色はくすみますね。





次にクリアファイルで羽根の部分を作る。
羽根の模様はどうしようかな…と思いましたが、ネット上にあるおにやんまの写真をちょっとお借りして、モニターにクリアファイルをマスキングテープで張り付けて輪郭や模様をペンでなぞりました。

だいたい10cmの胴体に羽根のバランスが良くなる大きさが14cmくらいという事で、モニターに表示させる大きさを調整してなぞります。
写真は右側半分がなぞってある状態です。
※ちなみにこの方法を真似される場合、先の硬いペンを使うとモニターに傷をつけたり悪影響を与えるなどの可能性もありますので、先の柔らかい軽い力で線の引けるペンを使用したうえで自己責任のもと行ってください。あとクリアファイルからはみ出し注意(笑)。





複数体作る場合は一枚なぞり書きしたものを原稿にして下敷きにすれば複製しやすいですね。






なぞり書きした羽根の形にクリアファイルを切り抜いて、胴体に固定するための釣り糸を通す穴を4つ開けました。

胴体の幅に合わせて、背中に来る部分にカッターの刃先でぐりぐりっと。





釣り糸を通して背中でクロスするように結びました。






お腹側は胴体に巻き付ける形にしました。

胴体で1回・尻尾側の細い所で1回巻いて、3回目で緩みにくいようにぎゅっと絞ってから堅結び。





で、完成(^-^)

胴体の部分は目も付いたりで完成は約11cmになりました。





手に乗せてみるとこんな感じ。

結構でかい。

簡易版という事で見た目もそれなりですが、おにやんま効果のキモとなるのは黄色と黒のストライプっぽいのでこれでも多分イケるはず。
実際の使用についてはこれからになりますが、そちらも後で追記か別記事で紹介してみたいと思います。

また今回自作したものは簡易版という事でビニールテープが剥がれたり粘着剤が他に移ったりしても嫌だったりといくつかの点で耐久性に心配があり登山でウェアやザックに付けるなどの動的な使い方には向かないかなと思うので、キャンプでテントサイトの周りに設置するとか静的な使い方の方がいいかなと思いますね。
この自作おにやんまに更に吊り下げる用のパーツを付ける等しても良さそうです。

そして、登山用には簡易性を捨ててもう少し耐久性を考慮したものも作ってみたので、そちらも改めて別記事で紹介してみたいと思います(^-^)


関連記事
自作のおにやんま君モドキは効果あったのか? ひと夏使っての感想




虫よけ販売店 アクト 楽天市場店はこちら。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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