2023/12/15
きままに投資 番外編1
三菱UFJフィナンシャルグループを売却する決心をしました
「きままに投資」は半年前の6月5日にゲームオーバしたはずなのに、なんで今頃出てくるの、と言われそうです。
実は、三菱UFJフィナンシャルグループは個別株投資を始めた頃から売ったり買ったりしていて、書類を見ると、3年前の12月末には500株保有していました。
三菱UFJフィナンシャルグループは他の銘柄に比べると、極端に株価が安かったので、個別株投資を始めた当時は手を出しやすかったのです。そのころは各銘柄100株ずつ保有するのが精一杯だったのですが、この銘柄だけは500株も保有することができてリッチな気分になっていました。
その時の取得単価は、458円でした。
最近の高値が9月21日の1344円なので、およそ三分の一の価格でした。
こんな有名な日本を代表するような株が3年で3倍にも値上がりしたことに驚くと同時に、この株を買っていたことはラッキーでした。
そんなわけで、「きままに投資」をゲームオーバするときに、この株だけは手放なしませんでした。
現在のこの株の取得単価には、たとえ大きな暴落があってもマイナス圏には沈まないほどの余裕が出ています。
そして、この株は今後の日銀の金融政策に伴ってさらに上昇することが期待されています。
この銘柄は、持っているだけで豊かな気分になれる、唯一の「お宝」銘柄なのです。
失敗続きの「きままに投資」の銘柄の中にあって、異色の銘柄が置き土産として残っていたことになります。
この銘柄は売却せずにずっと保有を続けるつもりでいました。
それを手放す決心がついたので、「きままに投資」を復活させて番外編として出すことにしました。
そんなお宝銘柄を手放すことにした理由は以下の通りです。
今年に入って、3年間やってきた「きままに投資」に行き詰まりを感じ、6月に終わりました。
「きままに投資」を終わらせたのは、個別株投資に何の制限も加えず、興味本位でやっていたら、必ず破綻することがわかったからです。このことは、学問的には「行動経済学」で証明されています。なにしろノーベル賞をとった理論ですからこれに逆らうことはできないと観念しました。
三菱UFJフィナンシャルグループを手放すことにした一つ目の理由は、「きままに投資」からきっぱりと足を洗うためには、その残骸をすべて消し去ったほうがいいと判断したからです。来年から新しい試みを始めるに当たって過去の残骸をきっぱりと捨てることにしました。
もうひとつは、税金対策です。
「三菱UFJフィナンシャルグループ」をあと数年保有するとしても、投資をしている以上、いつかは手放すことになります。
今年は損失額が大きいので、この銘柄を売却したときに出る利益の税金が引かれません。
来年以降、利益が出ているときに売却すると、20%の税金が引かれることになります。
だったら、今のうちに売却しておくのも悪くないと考えました。
思い直してみると、今までの損失の出し方には2通りのパターンがあります。
ひとつは、上がると思って買った株が意に反して下がってしまい、損切りを余儀なくされたケース。
もうひとつは思い通りに上がったにもかかわらず、欲が出て、さらに利益を追求した結果、最終的にマイナスになったケース。
利が乗ったときに利益確定するということは意外と難しく、後者のケースで損をすることも多いのです。
長く持てば持つほど、その銘柄に愛着が生じて、手放しにくくなります。
未練を断ち切って手放すには、ここらあたりが潮時と考えました。
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