逝きし世の面影

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リベラルメディアの不可解なフェイクニュース

2021年01月13日 | 政治

1月6日アメリカ合衆国議事堂内で障害物を乗り越えドアから侵入しようとして議事堂警察に射殺される白人女性としてロイター通信が世界に配信した画像(★注、服装が射殺された白人女性とよく似ており、しかも顔が下向きなので本人識別が難しかったのだろうか。ただし、拡大して警察官の手元を確認すると右手に握っているのは拳銃とは違う代物)

A US Capitol police officer shoots pepper spray at a protester attempting to enter the Capitol building

【写真で見る】 トランプ大統領の支持者ら、議事堂に乱入

画像説明,

破れた窓から議事堂に侵入した男性に警官がこしょうスプレーを吹きかけた

リベラルメディア(英BBC)の明らかなフェイクニュース

前日のロイター通信と同一画像だが、撮影された現場は「敗れた窓」ではなくて外側に障害物の大きなデスク(ひょっとしたらグランドピアノ?)を置いた「外開きドア」であることは明らか。説明文が完璧に間違っていた。(★注、胡椒スプレーだけが正しい)

BBCの「トランプ大統領の支持者ら、議事堂に乱入」のタイトル自体がフェイクニュースで、確かに議事堂正面の垂直の壁を攀じ登るパフォーマンスのお馬鹿なスパイダーマンや警官との小競り合いはあった。ところが大部分のトランプ支持者は議事堂警察の誘導に従って整然と議事堂内へと静かに入ってスマホの記念撮影を行っていたのである。悪意あるフェイクニュースの見本のような話。

しかも、「外開きドア」はすでに「開いている」状態なのですから障害物のデスクが存在すること自体が不可解である。

議事堂警察はわざと一度「ドアを開いて」から思い直して「ドアを閉める」ことを省略して、「ドアが開いた」まま侵入者を防ぐバリケードを置いたと思われるのですから無茶苦茶。わざと緊迫した場面を演出していた。馬小屋から馬が逃げてから鍵を閉めるアメリカ国会警察版の笑い話だが、防犯カメラの画像ではなく本職のカメラマン?が低い位置から撮影したもの。基本的に不真面目なヤラセ(八百長プロレス)の類である。

日本の外開きドアと日本以外の内開きドア

基本的に治安のよい日本では便利な外開きドアが主流で世界では日本とは逆に防犯などの安全面を優先し、より安全な内開きドアになる。(★注、ハリウッド映画などで良く描かれている光景ですが「内開きドア」の場合には内側に家具を積み上げてバリケードにして暴漢の侵入を一時的に防ぐことが出来る)

ところが世界でも日本でも、映画館や劇場のような大勢が集まる場所では火災等の緊急時の避難誘導が優先されて外開きドアが採用される。このBBCお馬鹿フェイク画像は「外開き」なので(説明文が何も無いが)制服警察官がいる手前側が議会本会議場ではないかと思われる。

トランプ支持派の白人女性が射殺された現場の内開きドア(ニューヨーク・タイムス NYT Politicsから)

射殺された白人女性がいた手前側は階段があるホールになっており(向こう側は廊下が続くので議員の執務室だと思われる)当時はドアの内側に厳重に椅子など家具が積み上げられバリケードになっていて、大勢が力を合わせて押さないと簡単には開かない状態。しかも議事堂警備の私服警官が各執務室ドアから腕だけを出して拳銃を構えている状態だった。(★注、野外のフェンスでは無いのですから、NYTの「攀じ登って議事堂内に侵入する」など噓八百の妄想以外の何物でもない)

しかも内開きドアの手前側(階段のある方)には軍用自動小銃で完全武装した制服警官隊が割れたガラス窓付近に5~6人、スーツの私服警官とかトランプ支持者と思われるは非武装のラフな服装の民間人は10人程度なのですが、突然内側の私服警官が1発発射。女性が一人倒れこむ。

射殺時制服警察官は自動小銃の銃口を暴徒側(トランプ支持派市民)ではなく、内側の私服警官に向けて威嚇している。

向こう側の私服警官は狭い場所に密集した集団に向かって発砲しているのですから、たまたま一撃必殺のシティーハンターのような腕前だったから良かったが、階段ホールにいた制服警官隊が死んでいたかも知れないのである。(★注、射殺される現場を映した動画では、3枚目の画像にあるようにドアの右側ガラス窓はすでに弾痕があり、私服警官は早い段階で威嚇発砲を行っていたと思われる)

堂本かおる@nybct

ニューヨーク・ハーレム在住のライター。米国およびNYのブラックカルチャー/マイノリティ文化、移民、教育、犯罪など社会事情専門

死者5名の米議事堂乱入事件 なぜトランプ支持者は警官に銃を向けられても侵入したのか

事件の陰に「人種問題」

2021/01/11 文春オンライン 堂本 かおる

警官隊と激しく衝突した暴徒は催涙スプレーを吹きかけられる者もいた。しかし自宅や職場から映像を見る黒人市民の多くは、暴徒が警官に射殺されることはないと知っていた。暴徒の圧倒的多数が白人だったからだ。同時に、これがもし黒人なら瞬く間に一斉射撃になっていたろうとも考えた。 (★注、今回私服警官に射殺された白人女性は1発しか撃たれなかった。ところがアメリカで年間1400人も警察の逮捕現場で殺される一般市民は拳銃に装填された全部の銃弾を浴びている場合が多いのですから恐ろしい。「刀狩」の伝統のある日本とは大違いで市民の武装を憲法で保障するアメリカの警察官は年間数百人も死ぬ危険な職業で、相手から反撃されないように殺すときは完全に殺していたのである)

昨年、全米各地の路上で行われたBLMデモには大量の警官隊が出動したが、議事堂での暴動になぜこれほど少数の警官しか出動しなかったのか。フル装備の兵士が駆け付けたのは2時間以上経ってからで、アメリカの人種ダブルスタンダードが、はっきりと映し出された瞬間だった。(★注、BLWの放火略奪がゴム弾で、窓ガラス近づくだけで実弾で射殺なのですからがダブスタの極み)

銃を構えた警官を見ても、支持者らはなぜ怯まないのか 

この暴動による死者は5人。うち1人は警官による射殺。カリフォルニア州から駆け付けていた元空軍の女性を含む暴徒の一団は、議員たちがいる議場へと続くガラスのドアを打ち破ろうとしていた。(★注、明らかなデマ。制服警官が側にいた)ドアの向こう側では警官が銃を構えていたが、女性はドアによじ登り、そこで射殺された。(★注、これは最初のロイターのフェイク画像に影響された全くの勘違い。女性が殺された現場のドアはピッタリ閉まっており、ドアによじ登れない。ドアに近づいただけで窓ガラス越しに銃撃されていた)女性は「TRUMP」と書かれた旗をマントのように纏っていたが、武器は持っていなかった。

他の3人は暴動の最中に心臓発作、脳卒中、他の暴徒に踏み潰されて死亡。暴徒に消火器で頭部を殴られた警官1名も死亡。いずれも白人だった。(★注、警官隊との衝突は例外的で、大部分は平和に共存。暴徒を議事堂内に警察が誘導していたのですから、警察官の死は「不可解」の一語。そもそも当初は警察官死亡をリベラルメディアや警察自身が否定していたのである) 

射殺された女性は、白人で女性、さらに元軍人である自分が警官の標的になるとは想像さえしなかったはずだ。

ドアのガラス越しに銃を構えた警官の姿は見えていた。映像を撮影していたジャーナリスト(★注、有名な極左活動家)は何度も「銃だ!」と叫んでいた。(★注、現場は騒然としており聞き取れない)それでも女性はドアを突破しようとした。(★注、窓ガラスから中を見ようとしたかも知れないが、ドア内側はバリケードで厳重に封鎖されており簡単には突破できない)本人も気付かないままに白人特権意識を植え付けられていたからこそ、議員がいる議場に暴徒として乗り込む行為の代償の大きさに思い至らなかったのだ。 

バイデンの大統領就任式まであとわずかな日数だが、その間に何が起こるのか、もはや誰にも予測はできない。(★注、将来が予測できない恐怖感)
(抜粋)
1月11日 文春オンライン

客観的事実と180度逆のリベラルエリートの不思議

黒人文化に詳しい日本人有識者の事実に基づかない「トランプ憎し」の汚い(意味不明の)ヘイトスピーチを除くと意味をなさなくなる不可解な代物。そもそもニューヨークタイムスなどリベラルメディアの報道(文言)と。添付された画像とが大きく違っていた。ところが、・・・リベラルエリートの思考方法は聖書では無いが「まず言葉ありき」なのである。
なんとも不思議な話だが小難しい主義主張など自分自身の「主観」が邪魔をして、普通の常識ある一般市民なら誰にでも見えているはずの目の前の恐ろしい客観的な「事実」が、なぜか見えていない。丸々トランプ叩きのフェイクニュースなのである。


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3 コメント

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アサド攻撃の手口がトランプに向かう! (ローレライ)
2021-01-13 15:00:52
リベラルメディアのアサド攻撃の手口をトランプに向かった、まさに敵は本能寺にありの信長がトランプ!
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マーク・ミリー統合参謀本部議長 (中田)
2021-01-13 19:45:29
 
https://www.youtube.com/watch?v=nMaI1Hg8dl8&feature=youtu.be
 
我々は王様や独裁者やリーダーではなく、国でも、宗教でもなく、合衆国憲法に忠誠を誓った組織です。 
 
 

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今の米国議会内の絵をみました (中国人ではない現田石)
2021-01-14 10:34:38
宋 文洲さんは、ツイッターによると日本に戻った中国人。原文は次の通り:

中国に帰った中国人。日本で創業し東証1部上場を果たした最初の外国人。2005年に引退しその後に帰国

今や、日本国内の中国人による日本語情報のほうが面白い時代になりました。
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