はてなキーワード: 座布団とは
「もう取る座布団ありません」は言うよ?
フェミちゃんは食後にゆるゆると伸びをして、茶をすすりながら「なんや、あんたの話、ほんまに百年モノやったな」と笑った。ワイは未来で起こること、マハカルの大乱動、その断片と、パラダシアで暮らしとった日々について話した。時々、ほんまに信じてるんか怪しい顔もしとったけど、最終的には「嘘にしては細かすぎるし、ウチの勘がざわついとる」と言うて、信じてくれた。
昼前には散歩に出た。地元の商店街のアーケード、今はまだシャッターも開いてて、張り紙も未来の文字じゃなく、ちゃんと“特売”とか“新鮮”とか人間の匂いがする単語やった。フェミちゃんは途中でたい焼きを買って、ワイの手にも一匹押しつけてきた。
笑いながら歩いてるうちに、未来で何度も夢に見た“生きてる世界”の実感が戻ってきた。アスファルトの照り返しも、焼けた鉄の匂いも、どこか懐かしい。
その夜。日が暮れて風が涼しくなった頃、フェミちゃんは真顔になって、ぽつりと口を開いた。
「あんた、あっちで子ども作ってたって言うてたやろ。ウチらの子やって」
「……せやな」
「ここでも、生まれてきたりするんかな? 名前とか、考えてたん?」
「……ミラ。光って意味や」
「せやからええんや。世界がどうあろうと、名前だけは明るい方がええ」
しばらく黙って、ゴミーが天井の隅でくるりと回って落ちてきた。ふわりと膝に乗ってきた彼を撫でながら、フェミちゃんは外の風を感じるように目を細めて、「……ええやん。頑張ってみよか、こっちの人生も」と呟いた。
それにしても、マハカルの大乱動が起こったのはいつやったか――正確には思い出せん。けど、Xデーは遠くない。少なくとも、こんな穏やかな日々がずっと続くとは思えん。
街の灯はほのかに滲んで、窓の外ではツバメがもう一度鳴いていた。ワイは古びた座布団に背中を預けながら、未来のこと、これからのことを順番に並べて、手のひらで崩していった。
休みなので昼間から怠惰を謳歌していると、突然親父に呼ばれた。
「ちょっと話があるから、あとで部屋に来てくれ」って本当に急なことだった。
いつもなら○○買っといてくれとかレコーダーで録画ができんとか、そんな他愛ない話なんだけど、そのときの親父は真剣だった。
もういい歳だし…もしかして病気の話?なんてことが頭を過った。
親父の部屋に行ったら座布団の上に胡坐をかいて座って腕組みして、俺のことを険しい目つきでじっと見つめてくる。
意を決して親父の前に座り、どうしたの?って聞こうとしたけど、向こうが話すまで黙ってたほうがいい気がして黙った。
だけど親父はなかなか切り出そうとしない。
こっちはその間、医者から病気を宣告されたんじゃないかとか、そんな良くない想像ばかりが膨らんでいた。
そんなとき、親父が口を開いた。
「今晩から、話し方を変えることにした」
は?って顔になった。
「一人称も、“ワシ”にする」
親父は続けてそう言った。
唖然としていると親父は咳払いしてもう行っていいぞって顔を逸らす。
俺は追い出されるように部屋を後にしたんだが、狐につままれる感覚ってたぶんこれのことだ。
その夜のこと。
俺と息子はテレビをぼーっと観てて、妻と娘はそれぞれ本を読んでた。
全員の視線がそっちに向いた。
「わ、わしも……みようかのぉ」
一瞬、空気が止まった。
次の瞬間、息子と娘がクスクス笑い出して、「なにそれー」って言いながら親父のことガン見。
完全に面白がってる。
それは良いとして、問題は妻だった。
本を手から落として、えっ……?って顔してる。
無理もない。昨日まで自分のことを”私”って言ってた人が急に自分のことを“わし”だもんな。
すぐに妻に手招きで呼ばれて、耳元で「なにがあったの!?」って聞かれたから、昼間の一件を説明。
妻はポカーンとしてた。
でもその後ちょっと笑ってた。困惑と笑いがせめぎ合ってる顔だった。
そして唯一何も言わなかったのが、お袋。
お袋だけは湯呑みを手にしながら目を細めてひとり、ひっそり笑ってた。
今日はちょっと、うちの爺さんがぽっくり逝っちまった話をするよ。
なんだろうな〜、人ってほんと急に死ぬのな。
前の日まで元気に「おいオセロやるか?」っつって、俺が黒でやると「あたしゃ黒人嫌いなんだ」ってボケてた爺さんがさ、
御霊前、御仏前、御布施って、どれがうちの爺さん前なのか分かんねぇんだよ!
当日だよ。坊さんが来た姿を見て仰天だよ!
なんか知らねぇけど、すごいな袈裟着てんの!
もうね、紫だの緑だの黄色だのがバチバチしてて、見た目は完全に笑点。
「なにそれ、季節の法要コレクション2024春夏モデルですか?」って聞きたくなるくらい派手でさ。
しかも並んで座るとさ、こっちは黒スーツ、遺影も白黒、花も白、全部モノトーンなのに、
坊さんだけパリコレみたいな配色で鎮座してるの。
なんかあれよ、滑った時のSEみたいに聞こえんのよ。
つい口走っちゃった。「座布団持ってってー!」って。
そしたら親戚のばあさん、肩震えて笑ってやんのよ。
でさ、式が終わって、
「じゃあ精進落としってことで会食を」って話になったんだけど、
「じいちゃん、明るいのが好きだったからよ〜、ちょっと華を呼んどいた!」って。
で、どっからどうやって呼んだのか知らねぇけど、
黒いワンピースの会場に、ピンクのキャバワンピがスッと差し込まれてさ、
俺のカミさん?
表情、ピクリとも動かねぇの。
いや、逆に感心したね。仏より無表情ってどういうことだよ!
自分も飲んで、あっという間に出来上がってんの。
「ピカソより〜普通に〜、おっぱいが〜、す〜き〜〜!!」って。
ばかやろう!!!
しかもそれ言いながら、
その場にいた女の子のとこ行って、ナチュラルにおっぱいモミやがってんの。
顔が「やだ」って言ってねぇの。むしろ笑ってんのよ!
でも周りの親戚たち、酔っ払ってるからもう全員笑ってんのよ。
「おじいちゃんも見てるわよ〜」
「孫バカだなぁ〜」とか言って。
「今夜あたり…じいちゃんの生まれ変わりが…君のお腹に宿るかもなぁ〜♥」っつって、
ばかやろう!!!
俺?
その顔見た瞬間、俺の胃袋がキューってなってさ、
「あ、俺の四十九日、近いな」って思ったね。
いや〜…でもさ、
じいちゃん、もしあの場見てたらきっとこう言うと思うんだよ。
少なくともあの会場は、笑い袋よりよく笑ってたぜバカヤロー!!
1泊はサウナとおいしい朝食バイキングのあるホテルを予約済み。GW価格で1万4千円。
連泊すると土日価格の2万円ちょっとが追加されて、合計で3万6千円ほどになる。そこに新幹線往復も入るとかなり高額な旅行になってしまう。
でもたまの旅行だし、せっかくならのんびりしたい気持ちもある。銭湯もサウナも最近全然行けてなかったし、楽しみなんだけど2万円という値段に日和っている。
ただ、ありがたいことに2泊目は友人が泊まっていいよと提案してくれている。日中は一緒にイベントに行く予定で、友人は体力がないので夜は話すこともなく就寝になりそう。
本当に泊まるだけ、床に座布団敷いて寝るので体が心配ではある。
ホテルのランク下げて衛生面で不安のあるところに泊まるなら、友人に泊めてもらいたいのでこの二択で悩んでる。
(追記)
悩んだ結果、友人のところに泊まらせてもらうことにしました。お土産は当然持っていくよ。
衛生面は普段そんなに気にしないんだけど、万博が近い場所なので今はトコジラミが怖い(値段が高ければいないってものでもないけど
1:一番近い喫茶店
これが「カラオケ喫茶」ってやつかァ〜!? ってレベルでうるさい。本物のカラオケよりうるさい。
しかもカラオケ組が店内に分散している。喫煙席に加えて談話席を設けてほしい。
2:まあまあ近い喫茶店
近所にパチンコがあった頃はパチンコ帰りの老人が叫んでいることもあったが、パチンコが潰れて静かになった。
椅子がゴミ。「椅子にいいとか悪いとかないっしょ〜」とかナメていた私をわからせたゴミみてぇな座り心地の椅子。床に座らせてくれ。
3:★⌫
座布団持参椅子上正座マンなど「ヤバい」やつにエンカウントすることが多いが、非戦協定が結ばれているのか意外と安全。***マンは喋らないし動かないのだ。
時間帯にもよるが普通のおばさんがまんべんなく店内を占拠していてうるさい。
番外:ハンバーガー
人はそんなにうるさくない。学生がはしゃいでいることもあるがすぐ出ていく。
店内に流れている放送はうるさい。