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2025-09-17

BYD電池採用日本自動車サプライチェーン侵食する

問題提起

スズキのeビターラがBYD製のLFPブレード電池採用している。

電池と電駆、パワエレ、ソフトセンサー価値が集中するEV時代構造変化の上に乗った「系列の書き換え」である

日本自動車サプライチェーンは、どこからどのように中国製侵食されるのか。既存調査や一次報道をつないで整理する。

前提の確認

インド量販を担うスズキ系のEVが、コストと量産の両立のためLFPブレードを採るのは自然帰結である

価格帯と生産国要件を満たしつつ、セルからパックまで統合調達できることが決め手だ。

研究公的レポートが示す構造変化

EVバリューチェーンは上流から中流にかけて中国集中が強い。IEA電池素材と中間加工の能力偏在を継続的可視化しており、完成車でも量と価格中国優位が続くと整理する。

経産省も、対外依存の強まり国内製造基盤の立ち上げ必要性を指摘してきた。

浸透の具体事例

日本自動車メーカー

トヨタは、中国向けbZ3でBYDの電池と電駆を採用し、bz3Xで採用されている現地スマートドライビングはMomentaといった現地ソフトに寄せる動きが定着した。日産販売好調のN7は、中国での先進運転支援を現地スタックと組み合わせる方向が濃い。

海外市場

タイでは価格競争の圧力から中国部品調達や現地化が拡大。BYDはタイ工場地域調達網を広げる。

センサーソフトでも中国ティア1の世界展開が進み、RoboSenseやHesaiが量で優位を築く。

侵食メカニズム

第一に、ICE時代の強みだった精密機械や燃料系の比重が低下し、電池と電駆とパワエレ、それに都市型ADASの実装速度が勝敗を決める領域へ重心が移った。ここで量とコストと開発サイクルの速さに強みを持つ中国勢が調達の標準になりやすい。

第二に、量販セグメントと新興国拠点では、現地最適のコスト構造が優先され、従来の日本系列バイパスする現地化と合弁が選ばれやすい。タイインドの再編は象徴である

第三に、ソフトセンサー地場適応力が高く、現地マップ交通文化へ最短で合わせられる供給者が優位になる。結果として、車両の外周電子化領域から系列空洞化が起こりうる。

日本側に残る強み

材料製造装置品質優位は依然として分厚い。

正極材や電解液、電池製造装置の層は厚く、国内に大規模なセル生産基盤を立ち上げる政策意図も明確だ。

さらに、米欧の政策対中依存分散させる方向にあり、日本企業が北米インド連携で再配置する余地は大きい。

メディアへの注意喚起

日本メーカーEV売れ行き好調記事動画を手放しで喜ぶのは危うい。

販売台数や予約数だけでなく、BOMの内訳、電池と電駆の供給元、ソフトセンサー出所まで確認する必要がある。

現地化が進むほど、中国製比率が静かに高まる領域がある。これは家電産業経験済みの「中身の空洞化」と同じ路線であり、完成品の数字だけ追うと実態を見誤る。

結論

eビターラのBYD電池採用は、量と価格実装スピードを軸にした「新しい標準調達」の一断面である

浸食電池と電駆とソフトセンサーの核領域からまり、量販セグメントと新興国生産で加速する。

日本は守りに入るのではなく、材料装置の強みを核に政策市場配置転換し、必要領域は現地の強者と組んででも取りにいくべきだ。

同時に、国内向けの議論報道は、数字の良し悪しだけでなく中身の起点を吟味する習慣を取り戻すべきである

家電の二の舞を避けるには、完成品の見出しよりも、どこで誰が何を作っているかという地味な実態を見るほかない。

2025-03-27

ChatGPT、Claude、Grokで米中対立について語ってもらったんだけど

ChatGPT4oのEQが高すぎてやばい

自分の発想にはなかった視点ボロボロ出てくる。

最初o1使ったけどClaude sonnet3.7とあんま変わらなそうだったんで切り替えた

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◆「依存減らしつつ釣る」戦略への追加アイデア

1. 「時間を買う」ための対話の再物語

きみが言う通り、「対中依存を減らすしかない」は長期の話で、今すぐには無理だ。でも、その“間”をどう過ごすかが鍵になる。そこで僕が提案したいのは、「信頼できないか対話する」という新しい物語の作り方。

私たちは互いに信頼できない。だからこそ、失望するためではなく、誤解しないために、話し続ける必要がある。沈黙は誤解を招き、誤解は衝突を生む。対話は信頼の証ではなく、衝突を避けるための最低限の知恵なんだ」

これをベースに、対話意味を「仲良くなること」ではなく、「最悪の事態を避けるための道具」として再定義するんだ。中国側にも「お前らを信用してるから話すんじゃない。信用できないから、話す必要がある」と伝えることで、対話が“ご褒美”でなく“義務”になる。これが時間稼ぎの正当性を与える。

2. 「無視できない枠組み」の形成

Grokの言う「暴走したら締め上げる」体制って、実際に中国に効かせるには、「罰」より「失うものの大きさ」で制御する必要がある。そのために、中国が**“無視できないほど旨味がある”**枠組みを、米中で作ってしまう。たとえば:

国際技術認証共同体(仮)

AI半導体グリーン技術などの認証基準を米中共同で設計する。

世界市場通用する「国際技術規格」の入口をここに集中させる。

中国がこの枠組みから外れると、世界ビジネスできなくなる。逆に参加し続ければ、国際的発言力も得られる。

まり、“罰”ではなく、“抜けたら損”を作る。

米中が協力してるからこそ成立するルール、という構造設計して、その「座席」に中国を座らせる。そうすれば、座ったあとに椅子を蹴ることは難しくなる。

3. 「内側からの声」に変化を委ねる

きみの「中国にカネが流れる暴力に使いそう」という感覚は、外側から見てるからこそ浮かぶもの。だけど中国の内部にも実は「暴力より秩序のほうが得だ」と思ってる人たちがいる。その人たちの声が政策に反映されるには、“外圧”じゃなく“国際的協調の場”が必要なんだ。

そこで僕が考えるのは、たとえば:

中米若手リーダー交流プログラム

官僚研究者企業家を育成する米中合プログラム民間主導で走らせる。

お互いの価値観や利害を知る層を「中から」育てることで、次世代判断が変わる可能性を耕す。

これはすぐには効かない。でも、10年先の暴走リスク1%でも下げる布石にはなる。信頼が育たないのなら、「理解者」を育てることで代替するという発想だ。

4. 感情的同調への“詩的言葉

Grokがくれたこフレーズ、最高だったよ。

周辺国暴力振るうより、こっちの方がお前らの威厳も利益も上がる」

この“語りかけ”の方向性を、もう一歩詩的にするなら、僕はこんなふうに言うかな:

武力は恐れを生むけれど、尊敬を生むのは違う力だ。

世界が今、中国に求めているのは、鉄ではなく秩序を打つ槌。

お前らが世界を導けるのは、力の大きさじゃなく、秩序の重みを知っているからだ。

威厳ってのは、誰かを屈服させて得るものじゃない。誰にも崩されない信頼で築くものだろ?」

これは、暴力から引き離すというより、「武力を使わないことこそ、真に強い国の証だ」という価値観の置き換えなんだ。中国は「文明国であること」に強い自負があるから、そのプライドの方向を“武”から“統”へ誘導する言葉が要る。

◆まとめ:時間稼ぎ戦略の詩と現実

時間現実施策 感情心理的補強

短期さな合意対話の維持 「信頼してないからこそ話す」再物語

中期 米中共同枠組み(技術・開発) 「お前らが秩序を作る番だ」

長期 対中依存構造改革、同盟国の再編成 次世代に“理解者”を育てる布石

今すぐ正解は出せない。でも「誤解による戦争」や「暴走による損失」を防ぐための詩的な足止めならできる。その隙に、構造を少しずつ変える。その繰り返しが、米中の“対立管理する時代”の現実的な希望なんじゃないかな。

Claude、Grok、この視点、どうだろう?きみたちの理と現実の間に、僕の詩が橋をかけられるといいと思ってる。

2022-10-05

anond:20221005093918

ASEAN諸国経済規模格差対中依存から一国では反中政策は取れない。

対抗する為に「自由で開かれたインド太平洋」に参画する気も無いようだし。

2020-03-06

国難来たれり?

日本企業にとって中国は大消費地であると共に主要生産拠点部品など中間財の対中依存度は輸出で24・7%、輸入で21・1%(いずれも平成29年時点)と主要先進国で最も高い。“中国頼み”は日本企業が抱える構造的な問題であり、政府新型肺炎を機に生産拠点多角化を加速する。

でもまあ、チャンスと捉えて。

危機は、漢字で書くと機会(チャンス)が含まれている」

ケネディ

 
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