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【政治】与党ベッタリで野党には辛い日本の報道




政権交代というのは、色んな物が明らかになるので、やっぱりあったほうがいいなと思いますね。

日本のマスコミは、自民党にべったりとか、民主党にベッタリ、とかいうことではなく、【与党にベッタリ】だということがよくわかります。

安倍総理の問責が可決 重要法案が参院で廃案(06/26 13:59)@ANNニュース

参議院は、安倍総理大臣の問責決議案を民主党など野党各党の賛成多数で可決しました。これにより、26日に成立する予定だった電力自由化などの法案が廃案になりました。



この問題を報じる内容が割りと一面的で、重要法案を廃案に追い込んだ野党に非があるというものが多い。

安倍首相への問責決議案 参院で可決@NHK

生活の党、社民党、みどりの風の野党3党は、安倍総理大臣と閣僚が参議院予算委員会の集中審議を欠席したことは「憲法に違反する行為だ」などとして、25日、安倍総理大臣に対する問責決議案を参議院に共同で提出し、26日午前の参議院議院運営委員会の理事会で取り扱いが協議されましたが、採決を巡って与野党が折り合いませんでした。
このため、参議院議院運営委員会で採決が行われた結果、野党側の賛成多数で、問責決議案が参議院本会議に緊急上程されることが決まりました。



この提出した野党3党が、いずれも小党で代表くらいしか知らない。
この報道だけ見ると、野党が押し切った感があるけど、その裏側についてジャーナリストはきちんと論じて欲しい。

昔から自民党嫌いと言われているテレビ朝日だけに、先のANNニュースでは、この点にちょっと触れている。

 生活の党、社民党、みどりの風の野党3党が提出した問責決議案を巡って、民主党と与党は当初、電力自由化の法案など重要法案の成立後に採決する方向でした。しかし、みんなの党が問責決議案を先行して採決するよう強く求めたため、民主党も方針転換しました。これにより、与党と民主党で合意していた電力自由化の法案のほか、海賊対策法案や生活保護の不正受給を防ぐための生活保護法改正案などが廃案になりました。



あれ? みんなの党のゴリ押しがきっかけなの? 小党3党だけじゃダメだったみたい。

さらに、議運院長は自民党から出ていることから、鳥越俊太郎さんがFacebookで次のように指摘している。

特に参院の議運委員長は自民党が握っている訳でしょう。
どうしても法案審議を今国会でやり遂げたいのならその議運委員長にねじ巻いて法案審議と問責決議の順番を反対にする事位出来たはずだ。
それをやらなかった!!
問責決議が通るのを知り乍らーという事は法案が全部廃案になる事を知り乍ら傍観したんだね!!こずるいね!!



小党3党が提出した問責決議を、みんなの党がゴリ押しし、法案審議を優先していた民主党が出遅れた。
そういう流れを見て、舵を切り替えた自民党は「野党のせいで法案審議が出来なかった、安倍総理は悪くない」という論陣を張った。

例えば、産経新聞はこう解説する。

首相問責可決 国民生活より党利党略か@産経ニュース 主張

 今回の決議は参院選に向けた野党の得点稼ぎの色彩が濃い。そのあおりで多くの重要法案が廃案になったことは極めて重大だ。

 野党第一党の民主党が当初、採決に消極的だったのも、決議が妥当性を欠いていることに自ら気付いていたからではないのか。だが結局は、都議選惨敗の後、問責可決で一矢報いることにした。



確かに野党のパフォーマンスの色合いは濃い。

生活、社民、みどりの風の3党が問責決議を提出した理由は、安倍首相が24、25両日の参院予算委員会を欠席したことを「憲法違反だ」などとしたものだ。



こういう瑣末を大げさに騒ぎたて、自分の姿を際立たせようとするのは、社民党・福島みずほの得意とするところだ。どの党も今党首が女性だというところで手を組んだのだろうか。こういう視野狭窄な戦術は、女性政治家に対する差別的な声を結果的に増殖させかねないから、本当に辞めて貰いたいと思う。

問責決議可決による審議ストップのため、電力システムを改革する電気事業法改正案や不正受給対策を進める生活保護法改正案、海賊多発海域における日本船舶に武装警備員を乗船させる特別措置法案などの重要法案は、前日まで成立が見込まれていたのに廃案となった。電気事業法改正案のように、与野党で修正を加えたものも含まれる。



この法案を通すために使われた政治家、官僚たちの労力もおじゃんだし、このストップで色々な改革も止まる。

民主党の輿石東参院議員会長は「できるだけ法案を通そうという方針に変わりはなかった」と廃案の責任は与党にあると強調した。だが、選挙を意識して党利党略を先行させ、国民の生活を犠牲にすることは、厳しく指弾されなければならない。



こう締めくくる産経新聞だけど、党利党略で、参院選を有利にする論陣を張っているのは、むしろ自民党ではないだろうか?
野党を一方的に叩き、民主党嫌いを鮮明にする産経新聞。
でも、大なり小なり、今回の報道は、野党が悪いという流れ。

そして、野党はどこも失速し、与党が大躍進するだろう参院選が始まる。

結局、与党の大本営発表をそのまま流し、勢いのある野党を誉めそやしたふりをして、飽きると勢いが止まったといい、落ちてくると叩き、その時に勝ちそうな方に乗っかるのが、この国のマスコミなんだよね。
その姿は、大政翼賛会の頃から変わりないといったところなのだろうか。
(この言い方、決まり文句過ぎて嫌いなんだけど)

鳥越さんは最後に叫ぶ。

国民に関係がある法案を葬り去ったのは問責決議を出した野党ではない。
参院選挙を考えてうまく立ち回ろうとした自民党・公明党だ!!!



ジャーナリストは、これくらい書いてもらわないとな。
でも多くの政治評論家は、自民党好きだからね。

また、こんなトゲッターもあります。ちょっと長いけど。

日本よ…これが安倍首相問責事件の真相だ!

ネット民と自民党の情報戦が始まったというところでしょうか。

考えは支持するけど、賞品集めが大変そうなオークションサイト




オプトロニクス・オークションというサイトの案内をもらった。

オプトロニクス・オークションは月刊「オプトロニクス」誌の発行、転職支援サイト「オプトキャリア」の運営など、光産業技術に特化した情報を発信している(株)オプトロニクス社が運営する光関連機器に特化した中古品の売買支援サイトです。



ということで、雑誌社が始めたらしい。

実は、工学実験機器の中古品の斡旋というのは事業になるのではないかと密かに考えていたので、考え方には賛成である。

まさに、サイトの【目的】に曰く。

近年我が国の製造業は近隣諸国との低価格競争へ対応するため、研究開発・製造コストの低減が強く求められています。
一方、使わなくなったけれど、まだまだ有用な部品、装置などは廃棄しないで必要な場所で役立てたいという企業、研究所などの要望があちこちから聞こえてきます。
このような状況のもと「オプトロニクス・オークション」を開設し「モノを活かす」ために効率よく移動させる支援を行うことにいたしました。
当試みが、我が国の製造業および研究機関の競争力UPの一助となることを祈念しております。



ということなのだけど、これ物品はどうやって集めるのだろうか。

利用ガイドをみてみる。
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いわゆるオークションサイトと同じで、会員登録して、出品したり購入したりということらしい。
でも、研究用の物品の中古ですよね?

持っているのは、研究者で、その購入費用は、大学教授の個人的資産ではないですよね?
研究に利用している経費って、研究室の経費とかいいますが、大学から支給されている自由なお金なんていうのはなくて、たいていは科研費などのファンドですよね。
大学なり、研究プロジェクトで資産計上されてますよね。
それが切れて、研究者に払い下げられた物品(資産としての減価償却期間切れ)を出品するんでしょうか?

償却期間て4年でしたっけ。

減価償却資産の耐用年数等に関する省令

二号の二  開発研究(新たな製品の製造若しくは新たな技術の発明又は現に企業化されている技術の著しい改善を目的として特別に行われる試験研究をいう。)の用に供されている減価償却資産で別表第六(開発研究用減価償却資産の耐用年数表)に掲げるもの 同表



別表6によれば「機械及び装置」の
・汎用ポンプ、汎用モーター、汎用金属工作機械、汎用金属加工機械その他これらに類するもの は七年
・その他 は四年

だから、やっぱり四年だね。

償却期間が終わった実験器具で高額な光学系かあ。
視点はいいけど、どれくらい出品があるか、今後が気になりますね。

【観劇】救いのないショムニ:UnitBlueju「OFFICE WARS ~金に綺麗も汚いもあるのか~」

久しぶりに同じ芝居を2回見ました。

正確には、結末が二通りあるというので、その両方を見たわけです。

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旗揚げから全公演を見ているユニットブルージュの第6回公演「OFFICE WARS ~金に綺麗も汚いもあるのか~」。

第3回公演以来の現代物。

第1回公演 ごった煮の楽しさ:【観劇】behind the stage2010-06-29(12:03)

いわゆる「バックステージ物」というジャンルになる芝居で、
ある上演される芝居のシーンと、
それを演じている役者や演出家などの私生活や関係を描いたストーリーが
交互に出てきたり、現実から芝居にいきなり変わったりするので
演出の整理がうまくないと、わけわからなくなるタイプです。


第2回公演 楽しいとは思うけど:【観劇】監獄彼女2010-11-22(15:32)

歌と踊りと時々芝居、役者が存分に力を発揮した芝居ではありましたが、
女子刑務所の中で繰り広げられる「物語」には、あまり共感できませんでした。
登場人物が刑務所に入った経緯の裏にある人間模様や、
独裁的な刑務官のキャラクター、やる気のない獄医といったサブキャラ、
その辺の設定が二時間ドラマのようで、どうもすっきりと落ちてこないんだなあ。


第3回公演 役不足なの?力不足なの?:【観劇】似非紳士2011-07-02(09:32)

のっけからきついことを言わないといけません。
今回はキャスティングに問題があって、思うようなことができなかったように見えた。
やはり、主役二人の力不足はあまりにも大きい。


第4回公演【観劇】龍馬っておいしい:龍馬を殺した女たち:2012年1月13日(転載)

全般に演出力の向上を感じました。

役者の独白シーンで無駄な暗転を無くし、見る側の気持ちを途切れさせないようになっていました。


第5回公演 【観劇】わからないことだらけ:UnitBlueju「甲斐のくのいち」:2012年12月3日

でも、全力で理解できるかと言われれば、わからなかったとしか言えない。

たぶんアンケートに「元気をもらいました」という感想を書く人が多そうな気がする。
でも、生きる力になったかと言われれば、どうだろう。



ということで、毎回、褒めてないので、今回も開演前に演出の広光さんに会った時に、
「母が倒れるので…」と冗談を言われました。
褒めたいんですけどねえ。
読み返すと、毎回、同じ事を書いているように思います。


このユニットのいつものことですが、フェイスブックページで色々と前宣伝をしていますので、そちらもご覧ください。

さらに、夕刊フジ系のZAKZAKで取材されてます (90)Unit Blueju

私たちの魅力は大きく3つあります……1つは、かわいい&キレイな女の子たちが歌って、踊って、殺陣をするということです! セクシーなシーンもしっかり盛り込んで、男性のお客様にちゃんと満足して帰ってもらえるような作品にしています(笑)。こむずかしいことを考えず楽しめる作品ですので、芝居初心者の方も大歓迎です。そして2つ目は、3,500円の料金で高いクオリティーの作品をお届けしていることです! 日本でミュージカル作品というと1万円以上したりもします。海外では3,000円で楽しめる、高いクオリティーの作品もいっぱいあるのに。なので、私たちは3500円で“本物をみせたい”と思っています。追求していきたいと思ってます。最後に、オリジナルであることにこだわっています。ブルージュは、シナリオと楽曲が毎回オリジナルなんですね。シナリオは、今の社会で起きている問題をテーマに取り入れたいので、私は原作ものを脚色したり、海外戯曲を取り入れたりはしません。あと再演もしないように決めています。書きますよ!元気で若いうちはどんどんとね。そしておまけに衣装や照明の色彩が、女性らしいカラフルなものであることです! 



広光さんのインタビューですが、なかなかこれまで大変だったようです。
第3回公演は広い小屋でやったのに、内容はひどかったですからね。
第4回公演は一転して阿佐ヶ谷で、これは内容も良かったと思います。

そして、今回は勝負なんだそうです。

今回の最大の挑戦は、《お客さんとの垣根をなくす》ことですので! 色々な意味で“勝負”な作品だと思っています! サラリーマンの方が観て、笑いなのか、スケベ心なのか、恋心なのか、曲なのか、とにかく何か持ち帰ってもらえる作品をお届けすることをお約束します! 男性のハートをくすぐります(笑)



今回の芝居のあらすじは、

★働くとは?お金とは?というテーマを元にした、コメディミュージカルです。
皆さんは「お金には綺麗なお金と汚いお金」があると思いますか?
その答えは劇場にて!

歌を聞きに、妖艶なダンスを観に、切れっきれの殺陣を観に、そして笑いに来てください!

(ブログより)

ということで、「仕事と金」「汗水たらして働く」「汚いお金」というセリフが飛び交います。

【あらすじ】ここはとある会社の地下にある事務室。その名は「接待課・特命係」。そこには、各部署から失格の烙印を押された「ダメOL」達が潜んでいた。彼女たちに課されたのは、「接待課にて、3か月で売上を5000万円あげる」というミッション。それが出来なければ、接待課は即解散となる。会社から支給されるのは、大量のウコンと取引先の会社のデータ。営業部署をもてなし、契約こぎつければ、どんな手を使ってもいいのだ。働く意義を見失った数々の女達が今、立ち上がる。働くとは?という問題に立ち向かう、女ばかりのパワフルミュージカル!

美しい女優達が殺陣をし、華麗に舞い、声高らかに歌うのが特徴のユニットブルージュ。今回は、なんと、ラストシーンが二種類!? 「自分の意にそぐわないお金を受け取っていいのか?悪いのか?」その主人公の判断で結末は大きく変わる。どちらの結末が好きか?お客様自身が選んでください。

(ZAKZAKより)

公演が終わったので、2つの終わり方について書けます。

大筋は、5000万円の予算達成が営業係長・道長の妨害工作もあり、達成できないことが判明した7月1日に、百合が「私の一一人芝居を発注したい。1600万円で」と言い出す。百合は、その金額は愛人をしている会社の社長に出してもらうから「この社長あての書付を持っていけば」とリーダーの三宅悠季に差し出す。その紙を破り捨てる三宅。「この金は働いて得たものじゃないから汚い」というのがその理由だ。しかし、この金額があれば、予算は達成できる。

ここからが2つのエンディング。

Aは、破り捨てた紙を拾おうとする経理の渡邊えり(41歳)。彼女には息子が詐欺で騙されてできた借金がある。「あんたたちはいいけど、私はもう年なんだ。この機会を逃すと給与が上がる見込みもない」と三宅に翻意を促す。しかし、頑として聞き止めない三宅。
予算が達成できないまま、この接待課は解散されるのか。
その時社長の安田が「7月1日をもって、特命係を正式の組織として発足させ、そこに特命係を吸収する」と宣言する。予算が達成されなくても、その働きぶりと意義を悟り、失敗の理由が道永にあることを知ったからの判断だった。
ハッピーエンド。

Bは、破り捨てた紙を拾おうとする経理の渡邊えり(41歳)。彼女には就職したばかりなのに交通事故を起こした息子が作った借金がある。「えりさん、その借金はいくらなの」と百合が尋ねる。「2000万円」「そのお金貸してあげてもいいわよ、でも条件があるわ。この1600万円のイベントを引き受けること」百合の出した条件にひきつる三宅。接待課の存続とえりの借金の両方がかかった百合の手紙を、ゆっくりと跪き拾う三宅。
勝ち誇ったように笑う百合。「お金に綺麗も汚いもないのよ」。
そこで暗転し、その後の全員の消息を述べる社長のバカ息子・幸啓。
百合は失脚し、えりは体を壊し、三宅は接待課で成果を出し続けているが「彼女には仲間だけがいない」
「汚い金を受け取ると人生は結果的にバランスを崩して暗転する」という教訓に満ちたエンディング。


という2つの結末。

どっちも、あまり面白いとはいえないが、Aのご都合主義よりは、Bの方がひねってあるという評価にはなるだろう。
でも、作劇的には、あまり画期的な大どんでん返しでもなかったかなあ。

確かに、3500円にしては、踊りも歌も殺陣もあって、それがどれも及第点で芝居もみなさん達者です。
その意味では、十分に「持ってかえっていただける」ものになっているんでしょう。
ミュージカルのワンシーンみたいなセクシーな振り付けあり、
気持ちの変化を印象づけるソロパートあり、
ユニークで笑える群舞あり。

ただ、毎回書いてますがセリフにぐっとくるものがないんですよねえ。

それ以上に、キャラクター設定が不明点だらけだったのも今回は気になった。

キャラクター設定として、なぜ主人公の三宅悠希が「汗水流して働く」ことに執着するのか、しかも愛人で稼ぐ百合に対して「汚い金」と罵り続けるのか。これも特に語られていない。
社長との会話では、その一途さは入社の面接の時かららしい。

安田社長が好きな「ルーズヴェルト・ゲーム」が後半の鍵で出てくるのだけど、これも謎。
ルーズヴェルト・ゲームルーズヴェルト・ゲーム
池井戸 潤

講談社 2012-02-22
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リストラと企業スポーツを絡めた企業小説だそうです。(講談社サイト

書評ではこんな言葉も。
ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤著 会社が舞台の手に汗握る展開

最後に、青島が経営者の心得として語る言葉が心に残った。

「いまこの会社の社員として働くことに、夢があるだろうか。彼らに夢や幸せを与えてやるのもまた経営者の仕事だと思うんだが」



これ、安田社長に言わせたら面白かったんじゃないでしょうか。
野球の大逆転の話と言うよりも、経営者として、安田社長はもう少し読み込んだほうがいいかもね。

だって、29歳で働いたことがない息子がポルシェ乗ってて、麻布に済んでて、小遣いいくら使っているかわからないほどの金持ちなんだよ。どんな広告代理店の社長なんだろう。ワンマン社長なんでしょうね。
思いつきで接待課とか作っちゃうくらいだから。

第一、汗水たらして働く内容が「接待」というのは、パロディにしか見えない。
広告代理店が真剣に接待をしているのは本当だけど、それは午後1時から飲んだりすることではないしね、今や。
今時「飲んで飲まれての接待」を喜んだり、発注の動機にしている企業があるとも思えない。
一緒に企画を考えるときに「飲んで楽しい人」を選ぶ人はいるかもしれないけど、それは「接待」と言い切れるのかどうか。

サラリーマンの接待をバカにしているのか、よくわかってないのか。

さらに思いを馳せると、「できの悪いOLが地下の会議室に集められる」という設定は、もうすぐ10数年ぶりに復活する「ショムニ」という名作を思い出せる。
セクシー系がいたり、経理のプロがいたり、パソコンオタクがいたりという配役にもイメージが重なる。

でもリアリティがないはずのショムニがリアルに思えるくらい、この接待課のメンバーにはリアリティがない。
いくら音楽家を目指していても一日中ギターを離さないロックの格好のままの社員がいる広告代理店って、どんな会社なんだろう。漫画家を目指しているコピーライターの緑色の半ズボンもよくわからない。

キャラクターを強調した衣装なんでしょうけどね。
そういう誇張って、表現で手を抜いているようにも見えるから気をつけたほうがいいと思う。


広告代理店で特命係という言葉は、サラリーマン金太郎や特命係長・只野仁を思い出させる。

どっちも高橋克典でセクシーがつきものだし。

ああいうサラリーマン生活のパロディがすでにある中で、この芝居は、いま何を浮き彫りにしたのだろうか。

たしかに楽しい2時間弱ではあった。
時間があっという間にすぎるというのは舞台として素晴らしいことだと思う。

その意味で、構成、展開、演出、すべてにおいてテクニックが上がっていると感じる。
でも、これまでの6回の公演の中では、途中の踊りや歌に拍手が少なかったと感じた。
お客様の反応は良かっただろうけど、何かが欠けているように思う。

細かいボケも、くすぐりも、エンターテインメントとしては必要だと思うけど、圧倒的な感動がなかったといってしまうと、期待し過ぎなのだろうか。

今回、ピアノ演奏者の怪我でのリタイアで音楽が生でなかったのが残念でしたし、そのために広光さんの出演もカットになったらしい。そこに、鍵となるセリフがあったようにも思うけど、まあなかったのだから仕方がない。

後、素晴らしいことだと思うけど、よくわからなかったのが、字幕だった。
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舞台最上部に字幕が出ているわけです。
でも見づらそうなのが気になった。
こういう試みは広く行われるといいと思うけど、それは事前の宣伝でも明らかになっているといいのではないだろうか?
耳が聞こえなくても見に行ってみようと思えるように、そういう人達に情報が届いていると喜ばしい。

多くの要素について書きましたが、それだけ気になっているわけです。
多くの部分では「イイね」を押したいのだけど、気になることが多すぎる。
そういう芝居でした。

【雑記】一年前の今日とそれから一年後の今日

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(6日前のタクシム広場)

一年前の今日、旅行中だった私はバルセロナからイスタンブールに渡った。

【旅行】イスタンブールに着きました:BCN-IST2012(ISTの1):2012年7月10日

6月20日昼過ぎの飛行機でバルセロナからイスタンブールへ。
イスタンブールに着いたのが17時ころ。



それから一年たって、いまイスタンブールでは反政府デモが起きている。
もし、一年ずれていれば、イスタンブールへの渡航は難しかったかもしれない。
まあ、我が家のことだから、デモが起きているのは新市街だから、旧市街は大丈夫と無理にでも行っていたかもしれない。

ただ、その行程も彼の地の印象も大きく違っていただろうことは想像に難くない。
一年という月日と、かの街との縁を考えてしまう。

そして、一年前のこの日。
私の東京での父と呼んできた人が亡くなった。

1983年に東京に出てきて、夏にその人が経営するバーに連れて行かれて、出会って、それから30年。
陰に陽に、昼よりは主に夜の付き合いだけど、様々なことを教わり、怒られ、笑い、話した人。
その人は、私達が旅の空にいる間に亡くなっていた。
帰ってきて、空港で訃報を知ったときは驚くとともに、ああそうだったかと思った。

バルセロナであんなことがあったのも、あのおみやげが見つかったのも、お父さんが一緒にいたからなんだと。

【旅行】ピカソ美術館とスペイン村:BCN-IST2012(その16):2012年7月9日

私たちは、ここで探していたラマンチャの男のサンチョ・パンサの木彫りの人形(60ユーロ)を買ったのでした。



14日に倒れ、1週間の昏睡の後、20日に亡くなったお父さん。
16日からは一緒にバルセロナに行っていたんだよね。

20日で尽きたのも、イスタンブールは興味がなかったんだろうな(苦笑)

あれから一年。

今日は初めての命日。

お父さんが大好きだった小城羊羹をお供えしに、店に行こうと思います。

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【読書】日本人のための世界史入門:小谷野敦、新潮選書

日本人のための世界史入門 (新潮新書)日本人のための世界史入門 (新潮新書)
小谷野 敦

新潮社 2013-02-15
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この本は、一般的に言われるような「入門書」ではない。
ある程度歴史好きで、山川の教科書を授業中以外もななめ読みしていたようなタイプでないと面白く無いのではないか。
詳しい説明と言うよりは、時間軸に合わせて、地球儀を一周しつつ、そこで起きていることを縦横無尽に切っていく。
小ネタをはさみつつ、時に手厳しいことを書く筆者の文体を心地よく読んでいける人にとっては、大変面白い本である。

だから書評サイトなどでは、散々だったり、感想を書くFacebookやツイッターでは賛否が極端である。

だが、山川の教科書が好きで、歴史的ななコネタが好きな私には、とても面白い「読み物」だった。

そう、この本は、解説書でも入門書でもなく、小谷野敦による3000年を一気につなげた読み物なのだ。

「歴史は偶然の連続である」「専門家でもない人は大体でいい」という2つのキーワードで「ものがたりのある歴史」を書いたものだといえる。

新潮社 書籍サイトより目次

序言 歴史は偶然の連続である
“歴史離れ”は「知」への軽蔑/歴史に“法則”なんかあるのか/拍子抜けの『銃・病原菌・鉄』/英雄史観と民衆史観の両方があってよい/江戸時代は「江戸時代」でいいじゃないか/物語のない歴史は退屈である
第一章 皇帝とは何か、王とは何か
「皇帝」「王」が意味するもの/古代ギリシアのトロイ戦争と『オデュッセイア』/「ローマ礼賛」への違和感/カエサルからオクタウィアヌスへ/私にはキリスト教がよく分からない/ローマ帝国の興亡/シナの王朝と三国志/ローマ帝国の東西分裂

コラム(1) 同性愛と宦官
第二章 あえて「暗黒の中世」と言ってみる
ローマ帝国滅亡後の世界/神聖ローマ帝国とイスラムの登場/歴史において想像力は害悪である/宗教と世俗権力の衝突/フランスにはなぜ女王がいないのか/意外と新しい英国の歴史/“キリスト教”と“イスラム教”の激闘/宗教は理性では理解できない/『水滸伝』の時代/チンギス・ハーンは本当にヨーロッパの脅威だったのか/恋愛はアラブからの輸入品か/「暗黒の中世」はキリスト教がもたらした/東洋の発見

コラム(2) 西洋の名前と五爵の制
第三章 ルネッサンスとは何か
「中世=暗黒」への反論/なぜ裸の女が描かれるのか/王権とは何か/英仏百年戦争とジャンヌ=ダルク/明とオスマン帝国/ルネッサンスの本場・イタリア/アメリカの発見と大航海時代/うわっつらなオリエント・ブーム/姦通や離婚と宗教改革/地中海から大西洋へ――覇権の移動/シェイクスピアの時代/旧教国vs.新教国/英国は不思議な国である/明の滅亡と太陽王・ルイ十四世/泣いても喚いても西洋の科学の発展にはかなわない/中世以降のヨーロッパは戦争の歴史である/啓蒙思想家の登場

コラム(3) 「曜日」と代表権
第四章 フランス革命と十九世紀
アメリカの独立/フランス革命はなぜ起きたのか/革命政府vs.ヨーロッパ諸国/皇帝ナポレオンの時代/第二共和制から第二帝政へ/アヘン戦争と近代化への抵抗/植民地とモンロー主義/ナショナリズムの時代/社会主義思想とユダヤ人迫害
第五章 日本の擡頭、二度の大戦
日清・日露戦争と激化する列強の覇権争い/ヨーロッパの没落とアメリカの擡頭/社会主義と共産主義/ファシズムと第二次世界大戦

コラム(4) 大統領、首相、書記長
第六章 現代の世界
戦後独立する国々/冷戦の幕開け

コラム(5) 歴史を歪める安易な呼称変更
あとがき だいたいでええんや



ただ、この大体が難しい。
どこをピックアップして、どこを捨てるのか。
その選択が、歴史教科書ですら誤っている上に、研究の進展で新たになった事実とやらで、素人にはどっちでも良いような年号の変更が相次ぎ、歴史教育の現場を混乱に陥れている(ように見える。

【読書】50歳以上は読んでおいたほうがよい本:こんなに変わった歴史教科書:2012年4月20日

内容は、新しい歴史教科書の話ではなく、昭和(1972年刊行)の中学の歴史教科書と平成(2006年刊行)の同じ出版社(東京書籍)の歴史教科書の記述を比較して、現れている違いと、その背景を記述したもの。



こういう本を読むと、イイクニ作ろう鎌倉幕府じゃないとか、足利尊氏の顔写真が違う人だとか、歴史上の細かい事実に新説が現れ、それを反映して教科書が変わっている。

でも、どっちでもいいんじゃないですかね?

確かに、入試のために年号を覚えましたが、それよりも、3代で終わった源氏の幕府が、なぜ鎌倉幕府という名のもとにその後何百年も続いたかというようなことを教わるべきだったなと思います。
歴史から何を学ぶべきかなんてことは、歴史教科書からは学ばないわけで、おとなになってから、もしくは受験勉強以外の読書で学ぶしかないですよね。

あと歴史に必然とか、正義とかを持ち込むとイデオロギーになるのですが、歴史の記述というのは「政権の正当性」を跡付けするために作られた書物をもとにするものが多いので、そういうイデオロギーに満ちたことになりやすい。

物語はいいですが、イデオロギーは困りますね。

古事記や日本書紀も物語として読むと面白いですが、イデオロギーのもとに語られると、ちょっと困ってしまいます。

そういう歴史からイデオロギーを外して、それでも大づかみにしておくことで、同じ過ちを繰り返さない程度には賢くなっておくことは大事だと思います。

そういう時に、この本を眺めておいて、大きな流れを頭に入れて、もう少し詳しい本や、細かい話を読むといいと思います。

そういう本でした。

日本人のための世界史入門 (新潮新書)日本人のための世界史入門 (新潮新書)
小谷野 敦

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【社会】イスタンブールの暴動が他人事な感じがしない件



ここ数日、トルコで起きた暴動がイスタンブールに波及し、ニュースではその話題で持ちきりだ。

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イスタンブールの広場に警官隊突入―トルコ首相「違法な暴動」@WSJ

【イスタンブール】トルコ警察は11日、エルドアン首相に抗議するデモ隊が集まっているイスタンブール市内のタクシム広場に突入した。同首相は2週間にわたって抗議行動を続けているデモ参加者に強硬姿勢を取っている。



このタクシム広場は、去年の6月に行った場所。

【旅行】イスタンブールは乗り鉄の天国:BCN-IST2012(ISTの5):2012年7月12日

タクスイムは新市街の高台にある街で、カバタシュがフェリーターミナルのある港町で、そこからかなり急な坂を上がらなければ辿りつけないので、この地下ケーブルができたらしい。
タクシム広場からイスティクラーク通りを走っているのがノスタルジック・トラム。


【旅行】新市街で見た面白いもの:BCN-IST2012(ISTの6):2012年7月12日

旧市街が歴史的遺産だらけだとすれば、新市街は今のイスタンブールの勢いが垣間見える場所でした。

タクシム広場からノスタルジックトラムが走っているイスティラーク通りのあたりはブランドショップが立ち並び、買い物をする人であふれています。




あのトイレは壊されてないのかとか、あの焼き栗売のおじさんはどうしてるだろうとか。

そして、ボスポラス大橋をバスで渡った時に、英語が全くわからないのに道案内しようとしてくれたおじさんはどうしただろうとか。
そのあと、タクシムまで案内してくれた親切な兄ちゃんはどうしているのだろうとか。

【旅行】イスタンブールは乗り鉄の天国その3:BCN-IST2012(ISTの10):2012年7月13日

その彼とはホームで別れ、兄ちゃんと地下鉄内で話したのですが、
とにかく、トルコの人は日本人が好きで、日本のことが好きだといいます。
(兄ちゃんが私の耳元で、But We hate Chiniesといったことは内緒です)



思い出すと泣きそうです。

トルコの当局者たちは11日、広場でのデモで同国の統一とイメージ、それに金融安定が損なわれていると強調することに努めた。ムトゥル知事は、当局はトルコ共和国の誕生を導いたムスタファ・ケマル・アタチュルクの像および近くの文化センターの周囲を占拠することを許さないと語った。同知事は「アタチュルク像と文化センターは広告板のようになってしまった。トルコとイスタンブールのイメージにとって非常に良くないことだ」と強調した。




イスタンブールはオリンピックのこともあるから、こういう暴動は早く終わりにしたいだろうけど、なんでもいいから、とにかくみんな元気でいて欲しいと思うのは、しょせん、極東の平和ボケのわがままなんだろうか。

【読書】日本人こそ見直したい、世界が恋する日本の美徳

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永田公彦

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これのキンドル版をiPadミニに入れておいて、
韓国への往復の飛行機の中で読んだ。

こういう本は、日本の中にいて読んでも「何言ってんだ」となりがちだが、
海外で読むと、気がつく点が多いのではないかと思ったからだった。

そして、それは正解だった。
日本を客観的に見ることになり、日本人の一般的な振る舞い、風習、当たり前だと思っていること等が、韓国の街の中で浮かび上がってきた。

どちらが優れているということではなく「違う」ということがはっきりした。
そして、自分がどちらが好きかといえば、やっぱり「日本の美徳」だなあと思った。

善悪ではなく、好き嫌いの部分だけどね。

でも、日本人でありながら、日本のこと、日本人の持っている美徳について、好きじゃないとアイデンティティとか言ってられない気もした。

やはり、周りを歩いている韓国の人たちとはどう考えても違うのだから。
彼らのほうが、からだはガッチリと骨格がしっかりしていて、男性はややムキムキで、女性はほっそりとしつつも筋肉が適度に感じられ、スタイルがいい人が多い。
パワーが感じられる。

比べて日本に帰ってきて本当にがっかりしたのは、新宿の街角で見かける人たちの、そうした体格、体型のことだった。
頭でっかちでひょろっとしているか、寸詰まりで華奢か、バランス悪く太っているか、韓国では見かけない体型ばかりだった。

でも、これは、ひょっとしたら人類として進化した果てなのかも知れない。
生き物としては、韓国人のほうが強そうだし、生き残りそうだけど、人類が動物としての進化を外れ、力もなく、体力もなくても生き抜く存在となっていくのだとしたら、日本人のほうが、そうした適応をいち早くしているのかもしれない。
寿命も長いし、食べているものはもともと長寿命食だし、だいいち味付けが繊細でウマイのだから。

反動的になる必要はないけれども、冷静に日本人の良いところ、世界の人達にも真似してもらってもいいところを考える必要はあるのではないか。

筆者が指摘するように、日本式を捨ててアメリカのようになることばかり考える必要はない。
すでに多くの点で失敗していること(アメリカ型経営とか)を、ありがたがって輸入して、新たに失敗してきたのが、この20年だったのではないか。
今一度、日本の風土に有った、日本人の性根に沿った、日本的なあり方を見つめ、その根柢にある人類共通の美徳になるものを抽出していく作業が、日本人に必要なのではないか。

そういうことを考える切っ掛けとして本書はおすすめである。
そして、出来れば、海外への渡航途中で読むことをおすすめする。
飛行機を降りてから見る景色が、少し変わってくるだろう。

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【記録】忘れてましたが、ブログを始めて7年目に入りました

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ブロガーサミットへの参加のお知らせが来て思い出しました。

私がブログを始めたのは、2007年6月2日(最初のエントリはこちら)だったんです。

つまり、満6年が終了して7年目に入りました。

一時ほどの更新もしてないし、他に色々書く場を設けてもおりますが、このブログも細々と続けていきますので、皆さん今後とも宜しくお願い致します。

というわけで、ブロガーである自分というのを再認識し、ブログのこの10年とこれからを考えるためにも、参加したいと思います。

ブロガーサミットについては、詳しくはこちらへ

ブログパーツも貼っておきます。

【記録】AKB総選挙2013を見ている最中の自分のツイート


7日にこんなことを書いていた。



そして、中継を見始めてからの連投。



実は、この辺りが次世代センター争い(まずは選抜)に來年は入ってくるかもと思ってます。





ゴルフで連載を持っている山内鈴蘭が61位。





すんなり福岡でとはいかないようですが、モデルとしても人気だし、ファッションアイコンとして一つのポジションを確立してきたから、もういいでしょう。






ということで、締め。

【社会】AKB48総選挙2013を考える



考えてもしょうがないですが、去年の自分のふりを受けてみます。

【社会】AKB総選挙で一番熱かったのは名古屋:2012年6月8日

SKEのダブル松井の神7とのせめぎあいというのも今後の注目ですし、
NMBの山本彩、渡辺美優紀のツートップが今後どこまで上位を脅かすか、
そして、HKTは来年までにどこまで上がってくるのか、
来年は、JKTも入るのか? 面白いですねえ。



そして、結果はこの記事の通り。

AKB総選挙・HKT指原莉乃が逃げ切る 篠田麻里子は7月卒業へ@Jcast
1位から64位までの順位は以下の通り。
32ndシングル選抜メンバー
第1位 指原莉乃(HKT48チームH/HKT48劇場支配人)
第2位 大島優子(AKB48チームK)
第3位 渡辺麻友(AKB48チームA)
第4位 柏木由紀(AKB48チームB)
第5位 篠田麻里子(AKB48チームA)
第6位 松井珠理奈(SKE48チームS/AKB48チームK)
第7位 松井玲奈(SKE48チームE)
第8位 高橋みなみ(AKB48チームA)
第9位 小嶋陽菜(AKB48チームB)
第10位 宮澤佐江(SNH48/AKB48チームK)
第11位 板野友美(AKB48チームK)
第12位 島崎遥香(AKB48チームB)
第13位 横山由依(AKB48チームA)
第14位 山本彩(NMB48チームN)
第15位 渡辺美優紀(NMB48チームN/AKB48チームB)
第16位 須田亜香里(SKE48チームKII)
アンダーガールズ
第17位 柴田阿弥(SKE48チームKII)
第18位 峯岸みなみ(AKB48研究生)
第19位 梅田彩佳(AKB48チームB)
第20位 高城亜樹(JKT48チームJ/AKB48チームB)
第21位 北原里英(AKB48チームK)
第22位 木崎ゆりあ(SKE48チームS)
第23位 高柳明音(SKE48チームKII)
第24位 松村香織(SKE48研究生)
第25位 川栄李奈(AKB48チームA)
第26位 宮脇咲良(HKT48チームH)
第27位 古川愛李(SKE48チームKII)
第28位 山田菜々(NMB48チームM)
第29位 大矢真那(SKE48チームS)
第30位 入山杏奈(AKB48チームA)
第31位 木本花音(SKE48チームE)
第32位 藤江れいな(AKB48チームB)
ネクストガールズ
第33位 佐藤亜美菜(AKB48チームK)
第34位 片山陽加(AKB48チームB)
第35位 永尾まりや(AKB48チームK)
第36位 倉持明日香(AKB48チームK)
第37位 兒玉遥(HKT48チームH/AKB48チームA)
第38位 田野優花(AKB48チームA)
第39位 梅本まどか(SKE48チームE)
第40位 上西恵(NMB48チームN)
第41位 松本梨奈(SKE48チームKII)
第42位 斉藤真木子(SKE48チームS)
第43位 多田愛佳(HKT48チームH)
第44位 矢倉楓子(NMB48チームM/AKB48チームA)
第45位 武藤十夢(AKB48チームK)
第46位 石田晴香(AKB48チームB)
第47位 小林亜実(SKE48チームKII)
第48位 大場美奈(AKB48チームB/SKE48新チームKII)
フューチャーガールズ
第49位 薮下柊(NMB48チームBII)
第50位 吉田朱里(NMB48チームN)
第51位 菊地あやか(AKB48チームA)
第52位 佐藤すみれ(AKB48チームA)
第53位 前田亜美(AKB48チームK)
第54位 小笠原茉由(NMB48チームN)
第55位 田島芽瑠(HKT48研究生)
第56位 岩佐美咲(AKB48チームB)
第57位 市川美織(AKB48チームB/NMB48チームN)
第58位 磯原杏華(SKE48チームS)
第59位 朝長美桜(HKT48研究生)
第60位 松井咲子(AKB48チームA)
第61位 山内鈴蘭(AKB48チームB)
第62位 平嶋夏海(卒業メンバー)
第63位 金子栞(SKE48チームE)
第64位 中西優香(SKE48チームS)

とにかく、得票数が驚きです。

大島さんが前回の10万8837票から13万6503票に、3位の渡辺麻友さん(19)が7万2574票から10万1210票など、上位陣が大幅に票を伸ばす激戦の中、前回の6万7339票から倍増以上の驚異的な伸びを見せた指原さんが逃げ切った。



15万票越えですからね。
一朝一夕で仕掛けられる数じゃないです。

AKB48 32ndシングル選抜総選挙 開票結果@公式サイト
1 位 HKT48 指原 莉乃 150,570票
2 位 AKB48 大島 優子 136,503票
3 位 AKB48 渡辺 麻友 101,210票
4 位 AKB48 柏木 由紀 96,905票
5 位 AKB48 篠田 麻里子 92,599票
6 位 SKE48/AKB48兼任 松井 珠理奈 77,170票
7 位 SKE48 松井 玲奈 73,173票
8 位 AKB48 高橋 みなみ 68,681票
9 位 AKB48 小嶋 陽菜 67,424票
10 位 SNH48 / AKB48兼任 宮澤 佐江 65,867票
11 位 AKB48 板野 友美 63,547票
12 位 AKB48 島崎 遥香 57,275票
13 位 AKB48 横山 由依 53,903票
14 位 NMB48 山本 彩 51,793票
15 位 NMB48 / AKB48兼任 渡辺 美優紀 44,116票
16 位 SKE48 須田 亜香里 43,252票

AKB48公式サイト | AKB48 32ndシングル 選抜総選挙

・AKB48
(チームA:17名、チームK:17名、チームB:19名、研究生:19名)計:72名
・SKE48
(チームS:10名、チームKⅡ:11名、チームE:14名、研究生:28名)計:63名
・NMB48
(チームN:12名、チームM:13名、チームB II:16名、研究生:22名)計:63名
・HKT48
(チームH:15名、研究生:24名)計:39名
・JKT48 計:1名
・SNH48 計:2名
・卒業メンバー計:6名
全246名



246名の頂点が指原莉乃という衝撃。

詳しいデータはこちらもどうぞ。

第5回 AKB48総選挙 選抜メンバー64人@オリコンスタイル


そして、去年の自分のふりを受けると、W松井が神7を崩した。
NMBのさやみるが選抜に入ってきた。

そして、実はHKTの総力を感じるのは、さしこのトップだけではなく、
速報から本番への順位のアップでいうと、26位の宮脇咲良の61位からの35人抜きが最も大きなジャンプではなかったかということなんです。

兒玉遥が速報24位から37位と落としている中での宮脇咲良の伸びは、HKTのセンター争いでリードしたかに見えます。

もともと一定以上のファンを持つベテラン勢が巻き返し、多くの若手が速報での順位から落とす中で、この宮脇咲良のジャンプ、そして、指原莉乃の驚異的な首位キープは、博多のファンの底力を感じさせるものでした。

SKEがW松井だけではなく軟体芸の須田亜香里も選抜16位に押しこみ(それでも速報11位から落ちている)、アンダーガールズに7人を送り込む強さを今年も発揮しているのに比べると、NMBがツートップ以外に勢いが弱い感じがします。

AKB対地方の構図や、世代交代、という事前の話題作りに、ファンは乗り切っていなかったのではないか。

たしかに、たかみな、こじはる、ともちんの神7落ちはありましたが、あれだけ運営が世代交代を唄って押してきたぱるるが12位(速報7位)だったり、まゆゆが優子を超えられなかっただけではなく、3万票以上の大差が付いていることは、AKBファンの運営側の思惑通りになるものかという抵抗を感じさせます。

そうした運営側対ファンの構図の象徴が指原莉乃の首位ではなかったか。

そんな気がしてなりません。

来年は、神7といわれた7人のうち、残るのは大島優子、渡辺麻友だけ。
(麻里子様の卒業に続き、小嶋陽菜も来年の総選挙までにはいないのではないか、もしくは、たかみな、小嶋陽菜はでないのではないか、というよ感がします)

もう世代交代とか、地方とかいう問題ではなく、AKBのチームに所属するメンバーでグループ全体を引っ張れるのかという問題が出てくるでしょう。
もっと下の世代が次々と出てこないと、AKBグループ自体が陳腐化する可能性が高いです。

ただ、劇場ができたばかりのHKT、定着しつつあるNMB、SKEはさらに着実に人気を博していくでしょう。
できれば、SPR(札幌)とかTHK(東北)とか別の地方でも展開し、巨人戦よりも客が入る日ハムの札幌ドームとか、盛り上がる楽天みたいな感じになってくれると、更に良いのではないかと思います。

JKT、とか、SNHから、新しい風が吹いてくるとさらにいいですね。
宮澤佐江の啖呵に期待したいです。

来年のセンターが誰かよりも、そもそもAKBのチーム制そのものに変化を期待したいです。

【旅行】韓国に行って来ました


細かいことは行ってきたことを書くブログ「fujita244's field」の方に書いてます。

5月26日から31日までの5泊6日。テジョンに4日、ソウルに1日。

韓国についた日に書きだしたのに、結局帰ってきてから殆ど書きました。

韓国初訪問その1

韓国初訪問その2:地下鉄の乗り方とKTX

韓国初訪問その3:大田市の東横イン

韓国初訪問その4:テジョンの街を歩く:KAIST、国立中央科学館

韓国初訪問その5:テジョンの街を歩く2:ハンバッ教育博物館

韓国初訪問その6:テジョンの街を歩く3:地下鉄と大阪ライクな中央市場

韓国初訪問その7:テジョンで食べたもの

韓国初訪問その8:ソウルの下北沢、ヘファ(恵化)

韓国初訪問その9:ソウル市内で見たもの、食べたもの

韓国初訪問その10:ラストは機内食で

その他に、思うことこも色いろあるのですが、うまくまとまりません。
なので、現地で思ったことを載せときます。








街を歩いていて感じたのは、ソウルは思っていたよりも【丘】だということ。
平地がなくて、どこかしら傾斜があります。

あと、韓国の人は骨格がしっかりした人が多くて、女性は足が長く、男性は兵役のせいかがっちりしてる。

日本人は華奢で骨格が細いくせに、無駄な肉がついてますね。太っているひとの数は日本のほうが数弾多い。
これはなにか進化の過程なんですかね?

生き物としては、韓国のほうが強そうだけど、日本人は頭が大きく、からだがひ弱ということでいうと、人間として、より進化しているのかもしれませんね。(冗句)


【まとめ】ゴルフ話を書いているfujita244のゴルフBKの5月記事




IMG_0705.jpg
(私のスイングではありません)

ゴルフの話を書いている別ブログがあります。

fujita244のゴルフBK

そちらのアクセスが急増中。
ゴルフが好きな方というのは多いのですね。

興味が有る方は、そちらもどうぞご覧ください。
4月、5月はラウンド数が多かった割には調子が悪いです。

PGMがTポイントになったから行かなくちゃと思っている方へ

今年二度目の石岡ゴルフ倶楽部:2013年4月21日ラウンド(今年9回目)

大月ガーデンゴルフクラブ:2013年4月29日(今年10回目のラウンド)

2009年からのラウンド数が100回になりました

美浦ゴルフ倶楽部:2013年5月3日のラウンド(今年11回目)

霞ヶ浦カントリー倶楽部:2013年5月6日ラウンド(今年12回目)

SRIXON Z-TXアイアンを買いました

紫カントリークラブあやめコースEAST:2013年5月9日ラウンド(今年13回目)

PGMのコースに行くならTポイントカードを持って行きましょう

狭山ゴルフ・クラブ:2013年5月15日ラウンド(今年14回目)

ジャンケンで勝ってもらったパターはPRGRシルバーブレード01 HB パター だった。

6月、7月は、ラウンド数が少ないので、あまり更新しないかも。
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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