新宿三光町日乗

見かけたもの、出かけた場所、食べた料理などを写真中心に

【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2024:その7:お昼ご飯はメリメロで

甲府駅前に戻って、ホテルに付けた荷物を取りに帰り、ついでに昨日と今日買ったワインを自宅に送ってしまうみなさんのなんと多いことか。それ手ぶらで帰れていいですね。

 

というわけで、旅の最後は、地元食材でのお昼ご飯。

ここ数年は同じお店ですね。

meli-melo2013.com

ランチは、前菜とスープ、メインはパスタからピザかお肉、デザートとドリンクがついて、2500円程度とリーズナブル。

お腹がいっぱいになります。

f:id:fujita244:20241112104607j:image

前菜は、カボチャとクリームチーズ、ルバーブのピュレ、ピーマンのアーリオオーリオ
f:id:fujita244:20241112104555j:image

スープはボルシチ風なビーツのスープ
f:id:fujita244:20241112104603j:image

私はメインはピザでクアトロファルマッジョにしました。ちゃんとハチミツもついてきます。
f:id:fujita244:20241112104559j:image

デザートのプリンとコーヒーで締めます。

 

すっかりお腹いっぱい。

帰りの電車はみなさんバラバラなので、私は各駅停車で帰る分、少し早めに失礼しました。

お支払いがそれぞれでできて、いろんな方法が選べるというのも、今どきな観光客に対応してくれて、嬉しいお店です。

観光地でも本格イタリアンが気軽にというのはいいですね。

そんな感じで、今年もワイナリー巡りは終わりました。

(おしまい)

【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2024:その6:二日目はサントリーへ

お腹いっぱいになった後は、すぐ近くにあるホテルにチェックイン。

shironohotel.com

最上階に屋外温泉がある素敵なホテルです。湯船からは舞鶴城と言われる甲府城が望めたりして、本当に城の中にあるようなホテルです。

f:id:fujita244:20241112104123j:image

朝食バイキング付きで14500円は、昨今の値上げ続きなホテルの中ではリーズナブルと言えるでしょう。

駅からも隠れ家からも近いですしね。

さて、部屋に入っってすぐにバッタリ寝た私は、翌朝、7時頃目が覚め、そのまま朝風呂へ。少し曇っていてすっきりとした景色とはいきませんが、気持ちの良い朝を迎えました。

そしてビュッフェ形式の朝食ですが、前日の隠れ家で食べた分がまだ消化しきれていません。軽くとろろご飯などで済ませました。柿とブドウジュースが美味しかった。

f:id:fujita244:20241112104149j:image

本日は、チェックアウト後も荷物を預けて(駅に近いからこういうところが便利)、甲府駅前から、金土日限定で運行しているサントリー登美の丘ワイナリーへの無料シャトルバスに乗ります。

www.suntory.co.jp

9時30分発のバスはほぼ満員で、30分ほどかけて、甲斐市にある登美の丘ワイナリーへ向かいます。

生憎曇りでしたが、それだからこその幻想的な雰囲気もあったりして

f:id:fujita244:20241112104246j:image
f:id:fujita244:20241112104249j:image

到着後は、10時30分からの甲州葡萄畑散策ツアーに参加します。

総面積150ヘクタール、東京ドーム32個分の敷地でブドウを作り、そのブドウでワインを作る日本有数のワイナリーです。

参加費は1000円。

www.suntory.co.jp

甲州の葡萄畑を見学し、垣根づくりと棚づくりの違いなどを伺いながら、そのほかのワイン用葡萄なども見学して、最後に、葡萄畑の中でサントリーフロムファーム 「ワインのみらい 登美の丘 甲州 若木園育ち 2020(60ml)」をテイスティング。というコースです。

f:id:fujita244:20241112104221j:image

垣根仕立てでも栽培している木は30年ほどで入れ替えるそうです。

f:id:fujita244:20241112104359j:image

甲州は、もともと食用にもしていたのですが、食用とワイン用の葡萄の違いは、その粒の大きさと水分含有量だそうです。食用は大きく水分豊富ですが、ワインは水っぽくならないように水分含有量少なめで濃い味の葡萄になっているとのこと。

また、近年の暑さ対策に、地元の山梨大学との共同で研究中の副梢栽培(ふくしょうさいばい)という方法も取り入れているそうで、最初の芽ではなく、2番目を育てることで生育期をずらし、暑さをやり過ごすという方法だそうです。

www.suntory.co.jp

自然相手ですから、気候変動への対応は欠かせないわけですね。

そんなことを伺いながら飲むワインは、一層、味わい深いものに感じたり感じなかったり。

12時25分の帰りのバスまでの間は、試飲タイム。

景色を眺めながら、蘊蓄紹介コーナーを見ながら、珍しいワインを飲んでいきます。

f:id:fujita244:20241112104455j:image

私は、これにしました。
f:id:fujita244:20241112104440j:image
f:id:fujita244:20241112104444j:image
f:id:fujita244:20241112104433j:image

こちらまあ、普通のメルローですがマスカットベーリーAが入っているので、やや甘さがあります。赤だけど優しい感じ。
f:id:fujita244:20241112104451j:image

こちらは、ブラッククイーンを飲んでみたかったのでナイスな選択でした。チェリーというか華やかな感じが出てきて、深みもある感じ。
f:id:fujita244:20241112104437j:image

最後のメルロは受賞作だけはあります。深みとスパイシーさにタンニンがしっかり効いていて、フルボディの赤という感じがします。その分メルローの華やかさはないかな。でもワイン好きが選ぶのがわかるなあ、という深みと渋みです。

f:id:fujita244:20241112104448j:image

時間が来ました。

名残惜しいですが、甲府駅前に戻り、今度はお昼ご飯です。

f:id:fujita244:20241112104519j:image

(続く)

【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2024:その5:甲府の夜は更けていく

甲府についた後は、予約時間が迫る隠れ家ダイニングへ一目散です。

f:id:fujita244:20241111142014j:image

お城のすぐそば。
f:id:fujita244:20241111142017j:image

去年と同じ蘭風さん。同じように食べたものを載せていきます。

f:id:fujita244:20241111142216j:image

前菜は、明太子とシラス、ほうれん草の胡麻和え。
f:id:fujita244:20241111142220j:image

初物の銀杏とピーナッツになる落花生(大まさり)を茹でたもの。
f:id:fujita244:20241111142224j:image

サラダの野菜が美味しいんですよねえ。しかもハムとチーズが入っているんですが、これをキューリと同じ太さに切ってあるから、食べやすいんです。こういう一手間がプロの仕事ですね。


f:id:fujita244:20241111142158j:image

やっこには茗荷が一番


f:id:fujita244:20241111142154j:image

マグロは赤みがぴったりなお年頃。


f:id:fujita244:20241111142227j:image

銀鱈の煮付け。


f:id:fujita244:20241111142150j:image

里芋とイカの炊いたもの。
f:id:fujita244:20241111142205j:image

蓮根がホクホクしていて。


f:id:fujita244:20241111142201j:image

いきなり中華? エビチリも得意料理とか


f:id:fujita244:20241111142212j:image

肉巻きは、中に棒状のお餅が入っていて、大葉が効いているんですよ。

でもね、もう食べられない。全員ギブアップ。

本当は、この後に揚げ物が出てきたそうですが、揚げる前にストップさせていただきました。確かに去年も、鳥の唐揚げとか出てきてました。

デザートがわりのチョコバッキーが沁みる
f:id:fujita244:20241111142231j:image

そんな料理を持ち込みのワインで食べていました。昼は、ベリーAでしたが、夜はアジロン三昧。山梨以外では、なかなか出来ない取り合わせではないかと思います。
f:id:fujita244:20241111142208j:image

ごちそうさまでした。

 

【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2024:その4:白百合から甲斐、そして奥野田

原茂ワイナリーでワインを4本空けた我々一行は、3時に迎えに来たワインタクシーで次へと向かいます。

shirayuriwine.com

f:id:fujita244:20241111140416j:image
f:id:fujita244:20241111140412j:imagef:id:fujita244:20241111140502j:image

タクシーでワイナリー巡りなんてお殿様ね、と思うかもしれませんが、ジャンボタクシーと普通のタクシーの2台に分乗して2時間借りて34600円。11人なので一人当たり3千円強です。朝乗ったバスが300円ですから、1日ワイナリー巡って3300円。これって、そう高い値段でもないと思うんですね。

yamanashiwinetaxi.com

なぜならば、タクシーそのものがすぐに捕まらない状況だからです。

駅前でもタクシーが見られない時間帯も多く、事前予約なしでは利用できません。ワインバスも本数が少ないですし、今回のようにまとまった人数ならば予約しておくに限るのです。

しかも、勝沼はまだしも、今回後半に行った塩山地区はワイナリーがまばらに点在してますし、塩山駅前のタクシーはもっと心許ない状況です。

この夜に宿泊したホテルでは、タクシーを手配できないという張り紙がしてありました。それくらい山梨のタクシー事情は大変なようなのです。

そんな状況なので、白百合ことロリアンで試飲して、次に甲斐ワイン。

こちらは建物が素敵なんです。

f:id:fujita244:20241111140545j:image
f:id:fujita244:20241111140541j:image
f:id:fujita244:20241111140533j:image
f:id:fujita244:20241111140536j:image

ワインももちろん美味しいんですけどね。

さらに奥野田ワイナリーに着いた頃は、いい頃合いで日も傾き始めます。

web.okunota.com

こちらでは、試飲メニューに急遽1品足して4点で1000円。

f:id:fujita244:20241111140636j:imagef:id:fujita244:20241111140654j:image

f:id:fujita244:20241111140716j:image
f:id:fujita244:20241111140721j:image

それも、T先輩がこちらのワインに魅了され、ブドウ作りから参加するメンバーをされているからなのです。

web.okunota.com

こういう収穫祭にも参加している常連さんがいるからの特別な試飲でした。

blog.okunota.com

ハナミズキブランのために工場から見直したとか、野菜に火を通る甘味と沿わせた味のクレレとか、いろんな話を伺いましたけど、結構酔ってるので半分くらいしか覚えてないのが勿体無い。

f:id:fujita244:20241111140754j:image
f:id:fujita244:20241111140758j:image

こちらを辞して駅に着いた頃にはすっかり日が暮れて、ちょうど良い時間となりました。

日帰り参加の方は、こちらで分かれて、宿泊組は甲府へ向かいます。

f:id:fujita244:20241111140818j:image

(続く)

【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2024:その3:マルサンから原茂へ。そして昼食

ワイン村から坂を登り、上がったところの正面にあるマルサンへ。

f:id:fujita244:20241111131855j:imagef:id:fujita244:20241111131921j:image

毎年寄っている定点観測の場所の一つです。

ワインツーリズムは翌日なので、この日は準備もあってから店頭に誰もいません。

marusan-wakao.com

しばらくして3代目が登場。試飲をさせてもらいます。

雑談の中で、改めて知ったのは、このあたりで3代目くらいになるようなワイナリーは、元々は地域の農家から持ち寄ってワインを作る共同醸造所だったということでした。若尾果樹園でもあるこちらは、勝沼でも2軒くらいしかない、果樹園とワイナリーの兼業。だからこそ作れる果樹園のブドウを使ったワインや、地域の農家さん向けのワインなどもあるのですが、そうしたワインの原型は、共同醸造所時代の歴史にあるのだそうです。

 

マルサンは、第5醸造所だったそうですが、以前、クラムボンが葡萄酒醸造共同組合だったという話を聞いたように、そうした歴史は、勝沼地域のおける葡萄酒は、地域のお酒として根差したものだった証のように感じました。

 

いつものように色々と試飲して、中にはシャインマスカットを買って自宅に送る人もいて、まるさんで過ごした後は、原茂ワインへ。

これまで、原茂ワインからマルサンという移動はあっても逆はなかったので、新鮮。

f:id:fujita244:20241111132013j:image

これまでのルートでは、原茂ワインが最初になることが多く、美味しいのがわかっていても荷物になるからと購入を断念した人も多かったのですが、今回は、3時に貸切タクシーが来て、それで移動になるので、ここで購入しても荷物にならないということで、試飲から購入に気合が入ります。

こちらの試飲はコロナ後は、マシンなので、1杯100円。

f:id:fujita244:20241111132058j:image

私は早々に庭に出て、キッチンカーを覗きます。

ホットドッグやポトフなどを出す店と、コーヒーやキッシュを売る店が出ています。

f:id:fujita244:20241111132140j:image
f:id:fujita244:20241111132136j:image

こちらの庭にはテラスがあるので、そこで昼食です。

今年T先輩が自作のスモークつまみを人数分用意してくださって、それを中心に、途中で購入したワインからマスカットベリーAのものを並べて飲み比べという名の飲みだおれ。

f:id:fujita244:20241111132120j:image

話が盛り上がり、今日初めて会った方とも打ち解ける、良い雰囲気です。

これが、この旅の楽しさですね。

(続く)