地球が温暖化しているかどうかは別として
「地球と一緒に頭も冷やせ」という本、面白そうです。
さとなおさん、と、池田信夫先生がとりあげてます。
本の内容はそちらを見ていただくとして〔それにしてもタイトルの意訳が山形浩生さんらしい)
池田先生の言うように
>温暖化騒動は、経済の論理を知らない自然科学者と環境ロビーの作り出した幻想にすぎないのだ。
と言い切るか、
さとなおさんのように
>環境を保護するのは素晴らしい。でも、この方法が本当に正しいのかがどうも疑わしい、と思っているだけである。やんないよりマシというにはコストがかかりすぎている。
と懐疑を提示しつつ、代替策を考えようとするか。
については、それぞれの考え方なので、まずは、この本を読んでみましょうといいたいところ。
さらに、やはり科学的視点から言っても「正しい」というならば、やはり数字を挙げてほしい。
たとえば、IDEA*IDEA:地球温暖化をめぐる状況を知ることができるNASAの『Climate Time Machine』
で知った、このサイト
『Climate Time Machine』
>北極点の氷、水位、CO2排出量、気温の変化などをアニメーションで見ていくことできます。
NASAのJPLとカリフォルニア工科大学の合作で、過去数十年から100年ほどの地球上のデータを視覚化したものです。
これをゆっくり見ていくと、1980年代と1990年代で大きくCO2排出量が異なっているとか、
ロシアはむしろ大幅に排出量が減っているとか、
先進国は、あれほど京都で約束したのに、21世紀に入って CO2があからさまに増えているとか、
イメージと違う情報が得られます。
地球上の気温上昇についても、21世紀に入って、極地の上昇が急激で、
北極の氷の減少は、急速なものであり、過去には年変動だったものが、ここ数年戻っていないとか
やはり、異常気象と、気候変動の違いを明示するには、
はっきりとした傾向をつかみにくいことがわかります。
田口さんのコメント
>専門家の意見も聞く必要がありますが、素人目にもちょっとやばそうだな・・・と思ってしまいますよね。さらにNASAのサイトだけに・・・きっと、これが現実なのでしょう。一人一人が何をできるかを考えるべきですよね。
に異を唱える気はありませんが、本当にこれだけ全体が黄色いのは、実は2007年だけです。
私は、今回の洞爺湖サミットは、きっと成果のないものに終わるだろうと思ってます。
議長国に花を持たせて、なんか声明は出るでしょうけど、実効性があるものは出ないと思います。
もっとも問題なのは「排出権取引」についてばかり議論が先行することです。
二酸化炭素排出量の削減は、結局、エネルギー消費の削減とリンクして、
原油価格高に対抗するものになりますから、まあ、いいんですよ。
しかし、排出権取引は、地球規模で考えると意味がない。
取引の結果、排出量が減るわけじゃないですから。
いくら、通貨が幻想だといっても、お金のやり取りと、空気のやり取りと一緒にするかなあ。
排出量抑制に、お金を使うのならまだしも、排出権取引は、何の効果もないと思います。
洞爺湖で、会議は踊るならぬ、懐疑は回る、という気がするのです。
地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す 山形 浩生 ソフトバンククリエイティブ 2008-06-28 売り上げランキング : 116 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
さとなおさん、と、池田信夫先生がとりあげてます。
本の内容はそちらを見ていただくとして〔それにしてもタイトルの意訳が山形浩生さんらしい)
池田先生の言うように
>温暖化騒動は、経済の論理を知らない自然科学者と環境ロビーの作り出した幻想にすぎないのだ。
と言い切るか、
さとなおさんのように
>環境を保護するのは素晴らしい。でも、この方法が本当に正しいのかがどうも疑わしい、と思っているだけである。やんないよりマシというにはコストがかかりすぎている。
と懐疑を提示しつつ、代替策を考えようとするか。
については、それぞれの考え方なので、まずは、この本を読んでみましょうといいたいところ。
さらに、やはり科学的視点から言っても「正しい」というならば、やはり数字を挙げてほしい。
たとえば、IDEA*IDEA:地球温暖化をめぐる状況を知ることができるNASAの『Climate Time Machine』
で知った、このサイト
『Climate Time Machine』
>北極点の氷、水位、CO2排出量、気温の変化などをアニメーションで見ていくことできます。
NASAのJPLとカリフォルニア工科大学の合作で、過去数十年から100年ほどの地球上のデータを視覚化したものです。
これをゆっくり見ていくと、1980年代と1990年代で大きくCO2排出量が異なっているとか、
ロシアはむしろ大幅に排出量が減っているとか、
先進国は、あれほど京都で約束したのに、21世紀に入って CO2があからさまに増えているとか、
イメージと違う情報が得られます。
地球上の気温上昇についても、21世紀に入って、極地の上昇が急激で、
北極の氷の減少は、急速なものであり、過去には年変動だったものが、ここ数年戻っていないとか
やはり、異常気象と、気候変動の違いを明示するには、
はっきりとした傾向をつかみにくいことがわかります。
田口さんのコメント
>専門家の意見も聞く必要がありますが、素人目にもちょっとやばそうだな・・・と思ってしまいますよね。さらにNASAのサイトだけに・・・きっと、これが現実なのでしょう。一人一人が何をできるかを考えるべきですよね。
に異を唱える気はありませんが、本当にこれだけ全体が黄色いのは、実は2007年だけです。
私は、今回の洞爺湖サミットは、きっと成果のないものに終わるだろうと思ってます。
議長国に花を持たせて、なんか声明は出るでしょうけど、実効性があるものは出ないと思います。
もっとも問題なのは「排出権取引」についてばかり議論が先行することです。
二酸化炭素排出量の削減は、結局、エネルギー消費の削減とリンクして、
原油価格高に対抗するものになりますから、まあ、いいんですよ。
しかし、排出権取引は、地球規模で考えると意味がない。
取引の結果、排出量が減るわけじゃないですから。
いくら、通貨が幻想だといっても、お金のやり取りと、空気のやり取りと一緒にするかなあ。
排出量抑制に、お金を使うのならまだしも、排出権取引は、何の効果もないと思います。
洞爺湖で、会議は踊るならぬ、懐疑は回る、という気がするのです。