民主党は「自社さ」政権の末裔だから、ちゃんと堕落していくね
昨日の民主党・野田総理の演説面白かったですね。
野田首相:消費税国会、施政方針演説 福田、麻生氏引用に野党反発 「政局より大局」難しく@毎日JP
>自民党政権時代の福田康夫、麻生太郎両元首相の施政方針演説を引用して自身の正当性を主張する野田首相の論法はかえって野党側の反発を招き、消費増税に政治生命をかける首相の決意は空回り気味。「今こそ政局ではなく、大局を見据えよう」との呼びかけも衆院解散・総選挙を迫る野党側には響かず、解散含みの対決ムードが「大局」の共有を一層難しくしている。
これは私の言葉ではありません。
とかいって、福田さんと麻生さんの言葉を引用したんだって。
> 首相がこう言って引用したのは「与野党が信頼関係の上に立って話し合い、国政を動かすことこそ、国民に対する政治の責任だ」(08年、福田元首相)▽「消費税を含む税制抜本改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講じる」(09年、麻生元首相)--
どうせ引用するならば、そのお父さんやおじいさんの言葉のほうが良かった気もするけど、何にしても思うのは、与党になってはじめて分かる当時の自民党の苦しみを述べて、協力を求めるという手法の有効性だね。
自分たちが協力しなかった過去を反省もせずに、あの時は野党だったんでわかりませんでしたが、いやあ与党は大変ですね、一緒にやりましょう、と言ったって、それに乗っかる自民党じゃあるまいに。
でも、自民党も「与党」になれるならば、乗っかるかもしれないと思わせるのは、「自社さ」政権という過去があるからじゃないだろうか。
55年体制という言葉があるように、明快に与党は自民党、野党は社会党と「住み分け」していた時代が長かったから、自民党と社会党が手を組むなんて、当時は考えもしなかった。
このときの自社さ政権の中心となって、いまも政治家としているのは菅直人さんくらいになったけど、いまの民主党は、この自社さ政権から自自公(自民、自由、公明)への流れの中で社会党、さきがけをベースに、自民党や新進党から流れてきた人たちでできているわけで、「与党」になるためだけに頑張ってきた政党なわけですよ。
しかも、小沢さんまで入ったわけだから、新進党がまるごと入ってしまったようなもので、民主党はこの20年の政治の混乱の総まとめのような政党だと言えます。
それだけに、自民党と抱合せになって、もう一度、政策で整理されないと、今議論されている問題について解決は無理だと思う。
それには、誰がどういう支持をしているかが不明なママ、政党に投票するシステムではなくて、政治家に投票する選挙制度に変えなくてはいけないし、数もうんと減らしていいんじゃないかな。
そこではじめて、マニフェストの有効性が見えてくるんであって、今の政権を維持するために政治を進めるようなやり方では、どんな約束も空手形でしか無いことがわかってしまったわけだから、有権者も支持しようがない。
とにかく、この20年の混乱は、政治システムが政権維持システムでしか無いことで、与党が責任持って制作を実行できないことにあるし、その原点は、自民党が下野して、急いで与党に戻るために取った自社さ連立政権にあると思う。
その残党である民主党が、党内ばらばらで責任の取れない政党であることは、いわば自明の理で、だからこそ、自民党ともども「ちゃんと落ちぶれて」、改革を目指す機運を加速させて欲しいものだなあ、と思う。
そこには、若い旗印が欲しいな。
小泉の息子じゃない若手がでてこないだろうか。
あ、橋下でもなくてね。あの人は国会向きじゃないから。
政権政党の中心たる人物は、どこで養成されるんだろうなあ。
野田首相:消費税国会、施政方針演説 福田、麻生氏引用に野党反発 「政局より大局」難しく@毎日JP
>自民党政権時代の福田康夫、麻生太郎両元首相の施政方針演説を引用して自身の正当性を主張する野田首相の論法はかえって野党側の反発を招き、消費増税に政治生命をかける首相の決意は空回り気味。「今こそ政局ではなく、大局を見据えよう」との呼びかけも衆院解散・総選挙を迫る野党側には響かず、解散含みの対決ムードが「大局」の共有を一層難しくしている。
これは私の言葉ではありません。
とかいって、福田さんと麻生さんの言葉を引用したんだって。
> 首相がこう言って引用したのは「与野党が信頼関係の上に立って話し合い、国政を動かすことこそ、国民に対する政治の責任だ」(08年、福田元首相)▽「消費税を含む税制抜本改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講じる」(09年、麻生元首相)--
どうせ引用するならば、そのお父さんやおじいさんの言葉のほうが良かった気もするけど、何にしても思うのは、与党になってはじめて分かる当時の自民党の苦しみを述べて、協力を求めるという手法の有効性だね。
自分たちが協力しなかった過去を反省もせずに、あの時は野党だったんでわかりませんでしたが、いやあ与党は大変ですね、一緒にやりましょう、と言ったって、それに乗っかる自民党じゃあるまいに。
でも、自民党も「与党」になれるならば、乗っかるかもしれないと思わせるのは、「自社さ」政権という過去があるからじゃないだろうか。
55年体制という言葉があるように、明快に与党は自民党、野党は社会党と「住み分け」していた時代が長かったから、自民党と社会党が手を組むなんて、当時は考えもしなかった。
このときの自社さ政権の中心となって、いまも政治家としているのは菅直人さんくらいになったけど、いまの民主党は、この自社さ政権から自自公(自民、自由、公明)への流れの中で社会党、さきがけをベースに、自民党や新進党から流れてきた人たちでできているわけで、「与党」になるためだけに頑張ってきた政党なわけですよ。
しかも、小沢さんまで入ったわけだから、新進党がまるごと入ってしまったようなもので、民主党はこの20年の政治の混乱の総まとめのような政党だと言えます。
それだけに、自民党と抱合せになって、もう一度、政策で整理されないと、今議論されている問題について解決は無理だと思う。
それには、誰がどういう支持をしているかが不明なママ、政党に投票するシステムではなくて、政治家に投票する選挙制度に変えなくてはいけないし、数もうんと減らしていいんじゃないかな。
そこではじめて、マニフェストの有効性が見えてくるんであって、今の政権を維持するために政治を進めるようなやり方では、どんな約束も空手形でしか無いことがわかってしまったわけだから、有権者も支持しようがない。
とにかく、この20年の混乱は、政治システムが政権維持システムでしか無いことで、与党が責任持って制作を実行できないことにあるし、その原点は、自民党が下野して、急いで与党に戻るために取った自社さ連立政権にあると思う。
その残党である民主党が、党内ばらばらで責任の取れない政党であることは、いわば自明の理で、だからこそ、自民党ともども「ちゃんと落ちぶれて」、改革を目指す機運を加速させて欲しいものだなあ、と思う。
そこには、若い旗印が欲しいな。
小泉の息子じゃない若手がでてこないだろうか。
あ、橋下でもなくてね。あの人は国会向きじゃないから。
政権政党の中心たる人物は、どこで養成されるんだろうなあ。