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トリ+サル=ヒト?

やっと見ましたサイエンスゼロ。

シリーズ「ヒトの謎に迫る」第5回:サイエンスゼロ


この間、うっかり見過ごしたんですよね。
再放送をしっかりマークしておきましたよ。

>番組プレゼンターの理化学研究所・岡ノ谷一夫さんは後者、歌起源説を唱える第一人者。ジュウシマツの鳴き声、つまり歌を分析することで歌の法則性を探り、歌起源説を実証しようとしている。その一方、身振り起源説を唱える研究者らは、言語中枢のある左脳と右手との関係性から、右手の身振りに注目してその説を実証しようとしている。一見、真っ向から対立する様相を見せる、身振り起源説と歌起源説、その両研究の最前線を紹介。

ということで、
「人間とは愛をうたう動物である」

という回答に、安めぐみもうっとりです。

トリの持つ「歌と文法」の問題と
サルの持つ「単語」の問題を組み合わせると、
何が出てくるか。

それをこれからJST-ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクトで進める
という見事なプレゼンになってましたね。
研究成果が期待されますな(人ごとではないのだけど)。


偶然だけど、今朝見たブログでの疑問も、関係するかも。

翻訳についての二つの対話:内田樹の研究室

>「なぜ韻を踏むのか」を説く詩学が存在しないのは、「なぜアナグラムが存在するのか」を説く詩学が存在しないのと同じ理由による。

今当たり前のように思うけども不思議な文法の基礎。
愛をうたう文学である「詩」に用いられる「韻を踏む」という「文法」は、
どこから来ているかも、トリ+サルのアプローチで解けるかもしれない。

ひょっとすると「歌が先で」、
その歌に「魅惑的な音」を組み合わせて入れる手法のひとつとして、
言葉として固まる前に「韻」の持つ音楽性というか
音の響きの気持ちよさのようなものが先にあって、
それを無意識に追い求めることで様式化したのかもしれない。

文学も意外に身体的なものなのかもしれない。


雪です

和光では、かなり本格的に雪が降っています。

最初、窓越しに見たときは目を疑いました。
あまりに本格的な雪なので、関東で見るような雪とは思えません。

今日の帰りに電車がどうなっているか心配です。

2009年2月27日が雪だったことを覚えておくために。

情熱は行き場がないと自分を燃やす

私が、すみきちブログのファンであるという話は何度か書いた。

ファンです「すみきちブログ」

1ミリのせつなさ

彼女の言葉が、ストレートに心に刺さることが多いからだ。
今日もまたすばらしい言葉を見つけた。

情熱のこと。 :すみきちブログ
>人は誰でも、生きるために、情熱をぶつける場所が必要で、
みんなそれぞれ、そんな場を探したり、見つけたりしているのかなあ、なんて、
きょう何度か考えた。


ここまではまあ誰でも考える。
ところが、そこから彼女の思考は飛ぶのだ。

>熱い情は、
行き先が見つからないと、自分のことを燃やしちゃうのだ。


そして、自分を焼きつくすこともあるだろう。
それが前向きならばいいけれど、
嫉妬だったり、妬みだったり、仏の三毒にむいてしまう人もいるだろう。

>自分の 種火energy を、うまく利用したいものだわ。


そう自分ひとりの中にあるエネルギーを向ける先を選びたいものだ。

それには、この本を読んでみるといいかもね。

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小池 龍之介

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結婚記念日にアゼルバイジャン料理を食べてきた

2月24日は、結婚記念日なのです。

毎年夫婦二人で外で食事をしていることは昨年の今頃も書いてますね。

結婚して15年経ちました

去年はブリしゃぶだったようですが、
今年は、アゼルバイジャン料理です。

アゼルバイジャン料理って?


と書いた1月末に行ったアゼルバイジャン料理の店「アザリマトバック」を再訪しました。

コース料理だけだった前回とは違い、
今度はケバブを中心にしたシンプルな一品料理と、2800円からのコースがあります。

ケバブは600円で30センチ近いのが1本出てきます。
結構これでおなかいっぱい。
付け合せのトマトのグリルがうまかったですね。

サラダとピクルスを頼んで、白ワインを1本あけました。

最後に本日のお勧めを頼むと、ジャガイモたっぷりの煮物でした。
想定外のポーションで残してしまいました。
ごめんなさい。

というわけで写真がありません。

なんだかんだで6850円。

十分リーズナブルなのですが
ワインがスペインとかオーストラリアなのがちょっと不満です。

だって、アゼルバイジャンといえば、グルジアと並んで旧ソ連の中でもワインの有名な産地。
少々割高でも、アゼルバイジャンのワインが飲みたいですね。

ウィキペディアでも「特産品」としてワインが挙げられています。
>コストやクオリティなどを考えればロシアで人気のグルジアワインに劣らないだけではなく、フランスワインよりも一部の人々には好まれている。庶民が好んで飲むイワノフカは低価格で飲みやすくおいしい。また世界遺産にも指定されている乙女の塔の名をとったワインも好評だ。価格は少し上がるが白ワインのシャルドネは、さっぱりとした味と風味でワイン通を魅了している。

ぜひ今度はお願いします。店長!

160-0022 東京都新宿区新宿6-7-3
アザリマトバック
電話:03-6457-7577

新橋で見かけた珍風景

マッカーサー道路のトンネル工事付近で見つけた不思議な工事グッズ。
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なぜカエル?

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しかも一列。

日本の広告費が約消費税分下がったらしい:電通発表より

こういうニュースは、本来ならばちゃんと新聞やテレビで得るはず。

でも、新聞とっていないし、テレビのニュースも朝ズームインを見るくらい。

で、ネタフルで知ることになる。

電通「2008年(平成20年)日本の広告費」を発表:ネタフル
>電通が、日本における総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2008年(平成20年)日本の広告費」(PDF)というニュースリリースを発表しています。

電通のニュースリリースはこちら(pdf)

あわててニュースをネットで見たりして。
広告費、景気悪化で5年ぶり減少 ネット市場は拡大続く:47ニュース
>中でも新聞が12・5%減、雑誌も11・1%減と、1947年の調査開始以来、それぞれ過去最大の減少率を記録。一方でインターネット広告は16・3%増え、全体に占めるシェアも初めて1割を超えるなど成長ぶりを裏付けた。

約5パーセント減なので、消費税分と書いてみましたが、
2008年はオリンピックもあったし、広告派手にやってましたよね?
>全21業種のうち18業種で広告費が減少。特に金融保険、情報通信、自動車関連など主力業種の低迷が響いた。

秋からだけでそんなに落ち込んだとしたら、それまでの分を一気に帳消しにしたわけで、
10月から12月の3ヶ月で、1年分の落ち込みとは、どれだけ減らしたんでしょうか。
新聞なんて、25年前と同水準だそうです。
1983年というと広告界はコピーライターブームでしたねえ。

伸びているのはネット広告。

>ネット広告はパソコンでの検索結果と連動して表示される広告が22・9%増、携帯電話向け広告も1・5倍と大幅に増加。総額は6983億円と、昨年抜いた雑誌との差を広げ、新聞に迫りつつある。


ついに新聞も抜きそうです。2009年は広告の転換期だという感じですね。
いわゆるマスに投入する「メディアバイイング」が他の広告展開から、
バイラルマーケティングまでイメージする「クリエイティブ」型広告の時代になりますね。

広告費の変化については、こんなまとめもありました。
image002.jpg
<電通『日本の広告費』 1985年~2008年時系列データによるグラフ For SurveyML  2009.2.23, Masashi Hagihara
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2009/pdf/2009013-0223.pdf ほか過去のリリースより作成>

新聞の落ち込み、インターネットの急進など変化が一目でわかりますね。

すばらしい。

でも、こうしてネットで情報を得ているわけで、
ますます広告を見る環境が無くなっていく。

電車の中吊りとか、町で出会った広告の方が、こうした時代には届くのかもしれませんね。

沖縄行って、この広告見たいなあ

実はワタクシ、沖縄渡航10数回の沖縄好きです。

那覇で何がおきているか知るために、こんな新聞も読んでいます。

「世界初」のジャンプ式広告-プロバスケ「琉球ゴールデンキングス」が掲出:那覇経済新聞1235361490_photo.jpg
> プロバスケット・bjリーグ西地区の「琉球ゴールデンキングス」を運営する沖縄バスケットボール(那覇市小禄)は2月19日~21日、那覇・松山の駐車場「テクニカルパーク松山第14」(松山2)で「世界で初めて」(同社)という「ジャンプ式広告」を掲出した。

世界で初めて、言われても。
ようは、「清算を済ませると、左手にボールを持ちジャンプする金城茂之選手の姿を切り抜いたパネルが設置されたリングにシュートを決める」という仕掛け。
1235361689_b.jpg

棒があがるのに連動しているわけですね。
それをレイアップシュートにしたわけですよ。

くだらないけど、十分に面白い「口コミ広告」になりますね。
こういう工夫が、今大事なんですよ。金額じゃなく、知恵を絞った広告が。
> 同広告は、シーズン終盤に向けて飛躍を祈願するとともに、県民のホームゲームへの来場を促すことを目的としたもの。毎年6月に行われる国際的な広告祭「カンヌ国際広告祭アウトドア部門」に出展する予定で、キングスの国際的な知名度の向上を図るとしている。

賞とったら面白いね。
とりそうな気がするな、最近の動きから言って。

歴史の「起きなかったこと」に学ぶ

もともとは、このエントリ(歴史に学ばない国なのか)に書いたように、
isologueからなのですが、
歴史の「IF」に学ぶ行為を考えていました。

100年に一度という言葉で「免罪符」にしてないか
100年に一度の思考停止

今日、内田センセイのブログで,教科書会社に没にされた「小学生向けの原稿」で、
(この没にされた経緯もまた、教科書会社のダメップリを示しているのですが、それは後述)
「もしも歴史が」と言うタイトルの文章を載せている。

小学生にはむずかしい文章:内田樹の研究室
>でも、せっかく書いたものであるから、その原稿をここに公開して、諸賢のご高覧に供したいと思う。

本文は、そちらで読んでいただくとして。

たとえば
>過去の「(起こってもよかったのに)起こらなかったこと」について想像するときに使う脳の部位は、未来の「起こるかもしれないこと」を想像するときに使う部位とたぶん同じ場所のような気がするからです(解剖学的にはどうか知りませんけれど)。

とか。

>歴史に「もしも」を導入するというのは、単にSF的想像力を暴走させてみせるということではありません(それはそれで楽しいことですけれど)。それよりはむしろ、一人の人間が世界の運行にどれくらい関与することができるのかについて考えることです。

と言うあたりが、私の琴線に触れましたね。

考え続けることの大事さを、子供に伝える文章に対して
「小学生には難しすぎる」と教科書会社の編集会議で判断するおろかさ。

小学生に読ませてもいないうちに「小学生には難しい」と判断する大人とは、
小学生で食べているくせに、小学生を軽んじているとしか思えない。

きっと、今の小学生は、その編集会議に出ている人たちが小学生だったときよりも、
その人たちの頭の中に住んでいる「架空の小学生」よりも、
リアルに「賢い」に違いないと私は思う。

だって、ずっと生きていくのが大変だもの。
生きていくのが大変だと、その大変さ加減とか、大変な部分に応じて適応力が上がる。
今の小学生は、読み取る能力は高い。読み取らないと生きていけないからだ。
だから、難しい内容(抽象度が高い)がやさしい言葉で書かれているものを読み解くのは、
昔の子供よりも優れているに違いないと、私は思っている。

ただ、具体的な「言葉以外のチカラ」とか、「無闇なものに出会った経験値」が低い。
それが「生きる力」とやらを下げている。

そんな風に理解している。

子供に「もしも」を導入してやらんでどうするのだ。
話がずれた。


生まれた街のミネラルウォーターは体に合うはず?

東京に出てきて25年。
水を買うことにもすっかり慣れた。

そんな私が、最近、実家から水を送ってもらっている。
img10454850502.jpg

父が、このミネラルウォーター製造工場でアルバイトをしているため、
直送してもらうのだ。

70を超えた父だがカラダは頑健そのもので、75歳までは働くと言っている。
もちろん、そんな父も毎日飲んでいるのが、この支笏の秘水

元々苫小牧市の水源は、支笏湖から太平洋に流れる川になるため、
水道水の取水ダムも支笏湖近くにある。

つまり、私は子供の頃から支笏湖水源の水を飲んできたということ。
そのせいかどうか、実に飲みやすく、またカラダにしみ込む気がする。

ミネラルウォーターにうるさいサイト(日本の名水紀行)では、こんな説明がされている。
>支笏の秘水の1000ml当りの栄養成分表示はカリウムが0.21mg、カルシウムが0.91mg、ナトリウムが0.76mg、マグネシウムが0.29mgで硬度が35mg/LでpH値が7.4です。

楽天市場のこのお店では、こんなに絶賛。
>樽前山麓の胆振地方は、北海道の中でも水がおいしいことで知られ、『支笏の秘水』は、勇払原野の王子製紙所有地の湧水を調べてみたら水質が素晴らしかったので、そこにボトリング工場を建ててしまったというもの。
 他の多くの市販のミネラルウォーターは水源からタンク車でボトリング工場へ運搬しているのに、「北海道ならでは!」と思いませんか?


製造会社は、王子製紙の子会社でスモークサーモンで有名な「王子サーモン」。

苫小牧は王子製紙の街ですから、至る所に王子製紙の土地があります。
この取水地もその一部。
そして、そのすぐそばには原生林が広がっているようにみえて、
実はそこは北海道大学の研究林。
森林と人間―ある都市近郊林の物語 (岩波新書)森林と人間―ある都市近郊林の物語 (岩波新書)
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この本の舞台となった場所です。

関連エントリ:地元の森が本になっている

それにしても地元の水が東京で飲めるとは、すごい時代になったものです。

購入サイトは、こちら
アフィリエイトも何も無しです。
ガチでお勧めデス。

タワーレコードって難しいね

今日は、千春のレコード発売日。

告知:「夜のお日様」予約受付中らしい(アマゾンで)

で紹介した千春ちゃんのデビューアルバムなのだけど、
タワーレコード新宿のJ-Indiesコーナーで視聴できると聞いたので、
行ってきました。

初タワレコ新宿店。

わからんことだらけ。
でも、うれしかったのはがーまるちょばを見られたこと。

うるまでがーまるDVDの発売記念イベントで、17時から開始で、
タワレコついたのが18時だからあきらめていたのだけど、
まだサインしていて、とりあえず生ガーマルを見られたよ。

やっぱ、日本ツアー見に行きたいなあ。

話がそれました。

J-Indies コーナー行きましたけど、視聴できるところに「夜のお日様」無かったよ!

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cd.jpg

アマゾンの在庫が切れてるぞ!
至急入荷してくれ、千春!

100年に一度という言葉で「免罪符」にしてないか

さっきのエントリは、やっぱり練られていないままでしたね。

何が言いたかったかと言うと、100年に一度という言葉を使うことで、
さまざまなことをよく考えないままに実行しようとしたり、スルーしようとしたりしてないか。
つまり、思考停止に陥ってないか、ということなんです。

確かに、すぐに行動に移さなければならないことが多いのだけど、
企業の行動に、政府以下自治体などの対応が追いついていない。

でも、その企業行動も「100年に一度」だから「こんなことしても大丈夫」という、
根拠の無い自身で極端に動いているように思う。
その根拠の無い不安と現前に迫る危機の間に、本当に関連があるのかどうか。

派遣切り問題は、100年に一度の経済危機とは別の問題で、
元々内包している課題が表面化しただけだし、
輸出中心企業の赤字(自動車や電機メーカーの)は、
急激な円高と米国中心の輸出構造に問題がある。

じつは、どちらも関係あるようで、もっと別のところに根がある問題なのではないか。
その根っこを考えないと、またすぐに同じことが起きるように思う。

ということを言いたかったのですね。
そして、その「根っこ」を考えるときに、歴史に学ばなくてよいのか。

前に「歴史に学ばない国なのか」というエントリを書きましたが、
思考し続けるには、歴史のifも含めて思考実験を行い、
その仮説を現実に反映して行くことが必要なのではないか。

そう思うし、多分アメリカ政府やグローバル経済を動かそうとしている人たちは、
すでにその思考実験を含めて根本問題の解決をイメージしているだろう。
それが、アメリカが自由主義経済を動かしてきた歴史のなかに見えている。

だから、日本は今、政治家のスローガンや嗜好の問題ではなく、
幕末に学ぶ必要があるのではないか。
そこのある幕末の思考が何かはまだわからないのだけど。

100年に一度の思考停止

まだ、よく練られていないのだけど、
このところ政治家やマスコミが使う「100年に一度の不況」とか
「100年に一度の問題」という言葉にかなり食傷気味である。

本当に100年に1度か?

まあ、比喩であって、本当に100年に一度な訳は無いのだが、
10年に一人の逸材が毎年のように出てくる野球選手よりも、
疑問に思えて仕方ない。

100年前と言うと1909年。
この年に何があったか、wikipediaを見てみよう。

米大統領にウィリアム・タフトが就任
ロバート・ピアリーが北極点に到達
ジャンヌ・ダルクが列福さる(聖人(Saint)に次ぐ福者(Beato)の地位にあげられることをいう。)
オスマン帝国でアブデュルハミト2世廃位 - メフメト5世即位
味の素発売(鈴木製薬所)
両国国技館落成
韓国併合の方針を閣議決定
満州及び間島に関する日清協約調印
伊藤博文が哈爾浜駅で暗殺さる(犯人安重根)
ロバート・ミリカンが電気素量を初めて測定
トーマス・エジソンがアルカリ蓄電池を発明

日清戦争、日露戦争のあとで、日本が国際的に評価されだして行くところ、
科学史では量子力学、相対性理論が生まれ「電子」の時代になった頃。

電気、電子という現代の産業の基本が生まれた頃といえる。
飛行機が誕生し、世界の距離が一気に縮まって行く。

いわば、現代が用意され始めた頃という感じではないか。

このあと1910年代は欧州、中東で戦争が立て続けに起こり、日本は好況に。
ロシア革命で社会主義が台頭してくる。

1920年代は、日本は関東大震災の復興期。
アメリカが空前の好況(黄金の20年代)となり、ヨーロッパは疲弊している。

そして1930年代、不況と戦争への足音。

今は、この1930年代に似ていると言われる。
70年に一度じゃん。

その70年前は1860年代。
日本は幕末から明治に駆け抜け、アメリカは南北戦争を超えて、
ヨーロッパはイタリア、ドイツの統一問題。

どちらかと言うと、このときにも今は似ているのかもしれない。
オバマがリンカーンを引用していることもふまえて。

70年に一度の大混乱期だとすると、今私たちが学ぶべきは、
きっと、ひとつ置いた140年前なのではないか。
サイクルは、直前よりも、その前と同期するように思う。

幕末以来の大混乱期だとすると、篤姫の出番だったのか。
旧態依然とした幕府運営が混乱を助長する中で、
大奥から世界を見据えた政治をする人が出てくるのか?

そうとも思えないけどな。
でも、女性と若者の登用が停滞を打ち開くという意味では、幕末的な人材登用の時期だ。

個人的には、この辺を念頭に、もう一度今を考えてみようと思う。

テレビで見るものじゃないな:シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

昨夜遅くからこのブログを訪れる方が急増。

ホールAはでかすぎる:シモン・ボリバルユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

から、当ブログへお越しの皆さん、初めまして(の方がほとんどですよね)。

理由は、夕べNHK教育で昨年の東京公演を中心に放送したからでしょうね。

ググると、7番目くらいに出てきますね。びっくりです。

でも、私は東京芸術劇場の公演は見ていませんので、
ググったときに10番までに出てこないけど、
私がこの公演を見に行った原因となった「さとなお」さんのエントリを読んでいただきたいです。

グスターボ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オケ初来日公演 初日:さなめも

私などよりも数段読者の多いブログですから、すでに読んだ方が多いとは思いますが、
もしまだな方はぜひ!

この公演が見られなかったのは、本当に残念でしたので、さなめもで、

ドゥダメル放映!:さなめも
>明日の金曜日(2/20)、NHKでドゥダメルの放送がある。
ボクが「生涯トップかも」と感激した去年12月17日の東京芸術劇場でのコンサートの録画も流れる。


とあったので、勇んでテレビを見たんだけど、
解説長いし(まあ、大事なんだけどね。システマの話は)
家のテレビじゃ音も悪いし。
ドゥダメルの表情が見られて、テレビならではの楽しみもあったけれど、
やっぱり、あの圧倒される感じは無かったのが残念。

たくさんの方が見たんでしょうね。ブログ検索してませんが。


個人投資家は民主党らしい

ブログ巡回から

【第10回】e-株主リサーチ 個人投資家モニターアンケート:@PRESS
>個人投資家は民主党支持!自民党に3倍近い大差 国内株式に期待する中で、希望的観測も交えつつ株高・円安を予想

元ねたはこちら

>総選挙実施の場合の投票意向
民主党が57パーセント 自民党は20パーセント その他が22パーセント

自民党は、その他より低い。その他って、公明党か無派閥かでしょう?
株買っていて、社会主義や共産主義を支持しているというのも矛盾するよねえ?

去年11月にロイターが似たようなアンケートをやっていて
ロイター個人投資家調査:約6割が「民主党中心の政権」望む | Reuters
>「民主党中心の政権」との回答が63.4%で過半数を占め、「自民党中心の政権」は29.3%、「その他」は7.3%となった。

その他が増えていると見るべきか、自民党がさらに下がっていると見るべきか。

野村證券金融経済研究所の調査
では、ネックは麻生政権だといっているらしい。
>53.1%の個人投資家が「麻生政権」と回答していることが分かった。次いで「国内景気」(26.9%)、「米国金融機関の問題」(23.8%)、「為替動向」(22.5%)、「海外先進国の経済」(19.9%)などが続いた。[Business Media 誠]

この結果を振りかざして、民主党は代表質問したらしい。

【参院本会議】退陣か、解散・総選挙か迫る 輿石会長が代表質問で:民主党
>個人投資家のアンケート結果をふまえ、「市場は麻生政権を真っ向から否定し、総理への引退勧告をしている」と、景気対策には首相の退陣が最も有効であるとした。

こうした民主党の姿勢がいいとは、ちっとも思わないけど、
なんだか民主党に任せてみてはというムードが投資家にも広がっているとすると、
やっぱり、今選挙をやるわけには行かないと、
自民党が意固地になる気がするな。

どっちにしろ、長く持たない政権でしょうけどね。

水にチップを払えますか?

海外のレストランに行くと、水がタダじゃないことがありますよね。

日本でも水にチップを払って、それを寄付にまわそうという運動があるそうです。

「水」にチップを-募金キャンペーン「TAP」初上陸、銀座圏内の飲食店も参加:銀座経済新聞
>3月20日~22日、都内と近郊のレストランなどで無料でサーブされる「水」に対し100円以上のチップを払うことで、衛生環境の悪い世界の子どもたちを支援する募金キャンペーン「TAP TOKYO」が行われる。

水にチップで、世界の子供たちが水を飲めるようになります。

> 広域銀座圏では、「a hill銀座」(中央区銀座2)、「キハチ 銀座本店」(銀座2)、「RISTORANTE AL KENTRE (リストランテ アル ケントーレ)」(銀座8)、「DA PEPPINO」(銀座2)、「銀座ロビー」(銀座2)、「つきぢ田村」(築地2)、「ちゃだま数寄屋橋」(銀座5)、「五楓GINZA」(銀座6)、「IL PINOLO 銀座」(銀座7)、「オーバカナル銀座」(銀座6)など、レストランやカフェ約20店が参加する。

行きそうも無い店ばかりなのがちょっと残念です。

TAPPROJECT についての詳細はサイトまで。

参加店舗は銀座だけではなく、東京を中心に、首都圏各地にあります。

こちらをごらんください

日本語で世界に発信しないのは日本の損

日本は、世界への情報発信が少ない、という意見を海外で貰ってくる人は多い。

JASTJ の二月例会でも、そうした話は出て、それは英語が下手だから、みたいな話になる。

でも本当にそうなんだろうか。

日本語は、すでに日本人だけのものではないと私は思う。
第二外国語か第三外国語かもしれないけど、日本語を学ぶ人は世界中にたくさんいて、
彼ら彼女らは、日本語の優良な情報をほしがっている。

そういう意味では、日本語で日本の情報を発信して、日本語がわかる人に聞いてもらうのも
日本の国際貢献だったり、国際発信だったりする時代になったのではないか。

それすらやらないから、いつまでも日本語はマイナーなんだ。
日本語で、日本のことをきちんと伝えることは、実は日本の新聞やテレビはやっていない。
日本のことを知らない人に、日本語で日本のことを伝えるのは、実は結構大変だ。
日本語を使うと、前提を語らずにいきなり本文に入っても大丈夫だと言う甘えが出る。

そのことを、日本語だけでジャーナリストをやっている人たちはわかっていない。
英語へのコンプレックスばかりつのらせている。
国内では居丈高な新聞記者が、海外にさっぱり通用しないのはそんな訳だ。

どうせ日本は国際標準に沿っていないのだから、
英語で説明できない「神が宿る細部」があるし、英語に置き換えられない概念もある。
そのことを自覚したうえで、日本のことを日本語で説明することは難しいけれど、重要ではないか。

でも、他国の人にも理解できるような抽象度で、日本のことを日本語で説明しようとしないと、
日本語は論理的ではないというような日本語批判に勝てないし、
日本語で「きちんと」考える訓練は出来ないのではないか。

そして、日本語で考えると「西洋のある概念」がどうなるかを示すことこそ、
日本語を学ぶ外国の人たちに伝えるべきことなはず。

それは、日本語を外国で学んでもわからないことだから。
英語を日本で学んでいるだけでは英語のニュアンスや生活に根ざした概念が理解できないように。

そこを意識しないと「日本語は滅ぶ」というのが、この本が伝えたいことじゃないの?
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
水村 美苗

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日本語を世界の「第三外国語(母国語と英語の次)」にするために、
日本語での情報発信を心がけてはいかがでしょうか?
日本のジャーナリストさま。

日本語を滅ぼすべきと言うエントリを「日本語で書いている」切なさを
dankogaiが指摘していたけど、

「日本語は滅ぼすべき」という輩が亡ぶ理由:404 Blog Not Found
>日本語滅ぼして一番困るのは、日本語しか話せない君たちなんじゃないの?

まさにそのとおりなのだけど、ひょっとすると、日本語を滅ぼすべきだという言葉は、
日本語でしか言えないことなのかもしれないよ。

それよりも、日本のマスコミが日本語できちんと世界に発信していないくせに、
それを日本語の市場の狭さとか、国語として採用している国の少なさのせいにするのは
自分たちの不勉強と不実を表明しているようなものだとも思う。

日本で日本語を滅ぼしても、世界で日本語を学び、使う人たちは増えるかもしれない訳だし。

英語の世紀で日本語を話せるよろこび:404 Blog Not Found
>「英語を<母語>とする者たちの無邪気さと鈍感さ」というのが、「日本語が亡びるとき」の通底和音なのだが、私には、むしろそれこそが彼らの弱点であり、彼らにはそのことを見ることすらできないことに哀れみすら覚えるのだ。

これは、日本語ではもっと言えることかもしれない。

>そして英語の世紀において、英語を母語とする者たちは、外国語を学ぶ必要に迫られることなく一生を過ごす。こうして「かまけて」いるうちに、多重言語者である「よそもの」たちが自分たちの頭を超え、社会のおいしいポジションをどんどん抑えてしまう。


日本語を考えるときも同じことが言えるのではないか。
日本語を外から見て、はじめて日本語の良さがわかるのだろう。

中国からの移民が日本語で文学賞を取り、
アメリカ出身の黒人歌手が演歌で受賞する。

すでに、その芽は現れている。


JASTJ2月の例会に行ってきました

こう見えても、日本科学技術ジャーナリスト会議会員のワタクシ。
2月例会に行ってきましたよ。

今回のテーマは「海外の科学ジャーナリストに学ぶ-その養成と交流」。

アルジャジーラに早稲田大学Majestyのインターンシップで行ってきたとーきちさんが話すというので、
珍しく例会に参加です。

K_Tachibanaさんが、今日のことを紹介してましたね。

全体に海外の科学ジャーナリズムの動向に関する話で、トーキチさん以外にも話者がいて
AAAS年次総会にJSTが出展したとか
WCSJ2009とかの話も出ました。

最後に紹介されたWFSJ「オンライン科学ジャーナリズムコース」の話が面白かったな。

途上国、特にアフリカと中東の科学ジャーナリスト養成のために始まったらしい。
なので、英語、仏語の他にアラビア語がある。

Lesson 1 - Planning and structuring your work (by Jan Lublinski)
Lesson 2 - Finding and judging science stories (by Julie Clayton)
Lesson 3 - The interview (by Christina Scott)
Lesson 4 - Writing skills (by Nadia El-Awady)
Lesson 5 - What is Science? (by Gervais Mbarga and Jean-Marc Fleury)
Lesson 6 - Reporting scientific controversy (by Killugudi Jayaraman)
Lesson 7 - Reporting on Science policy (by Hepeng Jia and Richard Stone)
Lesson 8 - How to shoot science (by Šárka Speváková and Carolyn Robinson)
(Lesson 8 was commissioned originally for the Arab Journalists' Association Field Guide and is to be extended for the Online Course).

の8つのレッスンがあって、会員が講座を書いているそうだ。
なぜ、日本の参加が無いのだとか会場から質問が出ていて、
長年、このWFSJに日本代表として参加してきた高橋真理子さんが
オヤジどもの質問に若干切れ気味に答えていたけど
彼女が切れるのも無理は無い。
長年、このJASTJに巣くってきたオヤジどもは何もしてこなかったんだから。

でも、英語でやれないにしても、これを日本語に訳して、
日本語版をアップすることは貢献できるのではないかな。

その辺からJASTJの国際貢献を進めてはどうでしょうか?

ホワイトデーのお返しに、貸し切り映画は?

バレンタインのスペシャルサービスについて、以前エントリを書きました。

200人分の映画代をこめて

これは、新宿ピカデリーで、30万円で貸し切りでしたが、

今度は、10万円だけどドンペリ付き。

ドンペリニョンで祝う、シアター貸切ホワイトデープラン登場 !:NEWZINE
>今年こそ、彼女をびっくりさせたい!”と思っている皆様、おまたせしました!ブリリア ショートショート シアターでは“シアター貸切ホワイトデープラン”を販売。

元ネタはこちら。
あなたの大切な人との、忘れられない特別な日を演出
ドンペリニョンで祝う、シアター貸切ホワイトデープラン登場 !

>1日1カップル限定。当日は、2人の特別な夜の想い出作りをしませんか?
2009年3月1日(日)~14日(土)の1日1スロット(最終上映枠:約60分)を、
シャンパンの王様ドンペリニョンのフルボトルを付けて、100,000円(税込)でご提供。


このブリリアシアターは、ショートフィルム専門劇場だそうです。

>日本初! 映画祭と連動した世界中のショートフィルムを上映するブティックシアター!

Brillia SHORT SHORTS THEATER
ブリリア ショートショート シアター
〒220-0012 
横浜市西区みなとみらい5-3-1フィルミー2F
TEL:045-633-2151

ということで、みなとみらいにあるらしいです。

>短編上映の常設映画館が皆無に等しい中、将来の映画界を担う新しい才能の発掘手段としての出発点として位置することを目的としています。米国アカデミー賞公認短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」で上映されたコンテンツも上映。国際映像文化事業としても、注目を集めるショートフィルムの活性、発信を活性化し、世界にも通じる高いレベルの映像作品をみなさまと共有したいと考えています。若手クリエイターへの支援も含め、この横浜、みなとみないからショートフィルムの魅力を充分に皆様にお伝えできればと存じます。

この映画館そのものに行ってみたいですね。貸し切りではなく。
サイトのコンテンツの更新があまりされていないようですが、
まあ、その辺は大目に見てみましょうか。

ホワイトデーはどう過ごされますか?

ふらりと集まれるサイエンスカフェが難しい

ブログで見つけたネタ。

科学コミュニケーション Starter's Kit:独り言つ
>制作したのは、名古屋大学高等教育研究センターの研究者たち。
次のような構成になっている。

1. 科学コミュニケーションとは
2. 戦略を練る
3. 科学を発信する
4. マスメディアとつきあう
5. 市民とともに科学する
6. 科学コミュニケーションを継承する
7. 資料集


元サイトはこちら
市民と共に科学する、というセクションで
>サイエンスカフェの特徴

* 大学や研究所の外、つまり市民の生活の場である街のなかの喫茶店やバーで行う
* 参加者は少なめ(30人程度)
* ふらりと気軽に立ち寄れる
* 最初に短かめに科学者が話題提供をし、そのあとは参加者が自由に議論する
* 科学者と市民が、科学を話題に、対等な立場で気軽に討論する
* 飲み物やお酒を片手に、リラックスした雰囲気で語り合う


とあるのだけど、この「ふらりと気軽に立ち寄れる」というのが難しい。
結局、予約受付だったり、事前申し込みだったりして、行きそびれる。

あと、科学者と市民が、科学を話題に「対等な立場」で「気軽に」討論する、というのも難しいね。

「対等な立場」とか、「気軽に」とか言われてもなあ、というサイエンスカフェが多い。
参加者ももっとしゃべればいいの二ね、自分の意見を伝えるんじゃなくて、議論になるように。

「議論」が下手なのは、学校で習わないからなのだろうか?

告知:「夜のお日様」予約受付中らしい(アマゾンで)

以前、ライブにも行った銀座・ルナのスタッフーの千春ちゃんのファーストアルバムが発売になります。

アーティスト本人には渡ったようですね(しみじみ:おやすみまえ
>開封前のサンプル盤を眺めながら、自分のプチ歴史をたどる。
今の時代、自分でもCD作れるし身近なものになってるけど、私にはすごい時間がかかった。
さっきも書いたけど、この性格なゆえに.....
だから、自分の手にしたときに大袈裟かもしれないけど、大泣きするんでないかなとか思ってたんだけど
違った。
なんかちょっとはずかしいけど、ここからまた始めよう。と開けたときに、すーっと自分の言葉。


千春と賭けていたことがあって、私の負けなので、このブログでも大宣伝です。

千春のウェブサイトより
千春1stアルバム「夜のお日様」MIDI Creativeより 2009/2/22発売
「朝を待つ全てのオトナ.コドモへ」
弾き語りのみならず、愛ある総勢15名のミュージシャンの参加により「優しさ」も、ちょっぴり「遊び心」も入った夜の絵本仕立てのアルバムができました。是非、聴いてください。
cd.jpg

1.ソコカラ吹ク風
2.あきらめに似た色
3.空中ブランコ
4.Route16
5.電話してね
6.君の飛行船
7かかとの芽のうた
8.月の下
9.Allelujah(fairground attraction)
All songs written by 千春(ex,9)
(CXCA-1247 /MIDI Creative .オヤスミレコード )¥2100(税込)

何とアマゾンで予約できます!
夜のお日様夜のお日様
千春

インディーズ・メーカー 2009-02-22
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発売日の2月22日からはタワーレコード新宿店 で視聴もできるようになるらしい。
当日は、加護アイの握手会もある(笑)から、込むかもしれませんが、
どうぞ視聴して、よろしければ買ってやってください。

しかも、2月22日は下北沢でライブもあるらしい。

当日は私も行くらしい。

読んでから確定申告やればよかった:会計のルールはこの3つしかない

確定申告の季節が始まりました。

私はすでに終わっているのですが(エントリはこちら)、
苦労したのは、やはりコンピュータソフトを使ったと言っても、
なれない会計の概念。

特に、振替ですよね。
売上高と売掛金の違いとか、外注費と買掛金の問題とか。

このあたりを良く知っていると、総勘定元帳を作りやすい。

その点で、買ってあったのに読んでなかったのが悔しいのが、この本。
読んでからやれば、もっとすんなり出来たのに。
と歯噛みしつつ読みました。
会計のルールはこの3つしかない (新書y)会計のルールはこの3つしかない (新書y)
石川 淳一

洋泉社 2008-04
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いつものように書評はこちらを読んで買ったので、こちらを読んでいただくとして。

4つ目以降に価値がある - 書評 - 会計のルールはこの3つしかない:404 Blog Not Found
>その分を差し引いてもこの本はよく出来ている。よくもこれだけの内容が新書一冊に収まったものだ。本書に書いてあることを一通り理解できるのであれば、自営業では充分以上である。

その通りで、自営業ならば十分です。
特に確定申告に向けての一夜漬けには。

特に、この3つと絞ってくれたのがありがたい。
簿記の仕組みに入りやすいステップになっています。

あと登場人物が、コロンブスとイザベラ女王と越後屋なのですが、
これは好きずき。

>私がいまいち本書を好きになれなかったのが、本書のわかりやすさの源泉でもある物語仕立て。本書ではコロンブス、イザベラ女王、越後屋といった面々が繰り広げるコメディを通して会計を学ぶのだが、この人選がアカん。コロンブスといえば、私にとってはタバコと梅毒を世界中にばらまいた張本人だし、イザベラ女王といえば異端尋問の主犯。これでは感情移入できない。

こういう人もいます。
私は勝手に、女王様を今出版界で女王コスプレが一番似合う方を思い出しつつ読みました。

dankogai さんのエントリのトラバにあったけど、
著者の一人松本武洋さんが、和光市議会議員なんですね。

縁がありますね。今、私が通っている和光市とは。

企業だと、この本を読んだ方がいいかもしれません。
決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
勝間和代

ランダムハウス講談社 2007-10-25
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確定申告の締め切りまで1ヶ月。
会計に悩んでいる人は、ぜひご一読を。

iPod Touchを使った展覧会

去年も同じようなことをやったんですが、私は見にいけなかった。

全都道府県の「ロングライフ」な伝統工芸品を一堂に-松屋銀座:銀座経済新聞
>日本デザインコミッティー(中央区、以下=JDC)は2月24日より、松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)7階デザインギャラリー1953で「47都道府県からの贈りもの NIPPON VISION GIFT」展を開催する。

去年のデザイン物産展も行きたかったのですが、知ったときには終わってました。

松屋銀座で企画展「デザイン物産展ニッポン」-47都道府県から出品:銀座経済新聞
>松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)で8月27日、企画展「デザイン物産展ニッポン」が始まった。会場は8階大催事場で、日本デザインコミッティー(中央区、以下=JDC)が主催する。

同じ日本デザインコミッティ、具体的にはナガオカケンメイさんの企画らしい。

この企画のユニークなところは、会場説明にiPod Touchを使っているところ。

>会場内ではiPod touchの貸し出しサービスを行い、職人によって作られる様子や町の風景などのムービーを見ることもできるほか、購入可能な商品も用意する。

よく美術館などの展覧会で貸し出ししているやつって、
無骨な専用機でちょっと「デザイン」的ではない。
そこにiPod Touchを使うと、すごくおしゃれでデザインを考えている人がやっていると言う感じがします。

松屋銀座はアップルストア銀座の向かいだしね。

>開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。3月23日まで。

結構長いけど、忘れないようにしなくちゃ。

歴史に学ばない国なのか

昨日のエントリで紹介した日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点
を読んでいても思ったことなのだけど、山岸先生が例外的に見えるくらいに

なぜか日本人の議論は「歴史に学ばない」上に情緒的なものが多いなあ、ということ。

なぜかと言うと、アルファブロガーのサイトが実に論理的で歴史に学んでいるのを見たから。

「タメグチ」的ガバナンスの歴史:isologue
>「市場とは何か」ということを多角的に考えてみることで、「日本人には市場経済は向かない」と思考停止するのではなく、解決策を考えつくかも知れないな、と思う次第であります。

日本人と市場経済、欧米人と市場経済ということを、
アメリカ大陸の発見を契機に考え続け、
もしもアメリカ大陸がなかったら
もし、アメリカ大陸が日本の近くだったら
言うような思考実験と、人口の問題など数字をすえて科学的な考察を続けていく。

この考察の連続自体が実に、知的刺激にあふれていて、
中途半端なつこっみコメントが磯崎さんの博学と見識に打ち砕かれていくのも小気味いいのですが、
何よりも、この一連のエントリの底流に、
歴史に学ぶ姿勢、知性を肯定する姿勢があることがすばらしいと思うのです。

日本人と言うか日本社会の歴史的継続(進化と言ってもいいけど)が
どのような偶然と長所によるものかを十分に把握した上で、
欧米化や市場主義化を推進しないと、結局機能しないだろうし、
日本的なものに飲み込まれ変質してしまうだろう。

とくに、この日本的なものに変質させる能力の高さが、もっとも「日本的」なのだし、
進化は偶然と適者生存の連続だとすれば、日本社会はどういう適者生存が働いたかを考えて
国家のあり方や戦略や方法論を議論すべきではないかと思う。

そのときに、重要なのは、こうした思考実験だろうし、
数値に基づく科学的思考であることはいうまでもない。

そんな気がして歴史について読んだりしている。
日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)
網野 善彦

筑摩書房 2005-07-06
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まだまだ読みきれていないので、またいつか紹介します。

武士道よりも商人道が日本を救う:日本の「安心」はなぜ消えたのか

ほぼ日で糸井重里さんが絶賛していた本。

さらに、著者の山岸俊男教授と糸井さんの対談も「やっぱり、正直者で行こう」というタイトルで連載された。

昔、山岸俊男教授の「安心社会から信頼社会へ」を読んで、
ネットを使った実験が持つ面白さとか、ゲーム理論とか、さまざまなことを学んだのだけど、
今回は、そういう知の先端の持つ面白さではなく、学問が持つ力で世の中を考えること、
当たり前だと思ってしまうのではなく、本当にそうかを「学問」を下地に、
さらに言うと「科学」的思考を下地に自分の頭で考え続けることの重要さを学んだ。

山岸教授の考え方は、回りくどい。ちょっと日本人離れしている。
空気を読んで短絡しない。
よく考える。そして、なぜかを導きだす。
すると、当たり前のことが、当たり前ではないことを前提にしていたり、
みんなが何となく「そうなんじゃないかな」と思っていることが、
ちっとも「そうではない」ことが明らかになってきて、ちょっとびっくりする。

そのびっくりさせられる感じが快いのだな。

日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点
山岸 俊男

集英社インターナショナル 2008-02
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今回は、「武士道」や「品格】では、日本は良くならない「理由」が書いてある。
そして、「情けは人のためならず」という商人道が、「信頼社会」を回復し、
日本の行く末に重要なのだということが、いろいろな方向から書いてある。

だから、商人道なのだ。

武士道は、「情けは人のためならず」ではないからである。
回り回って、自分に帰ってくると考えれば、嘘はつけない。
しかし、お家大事で、大義のためには己を捨てなければならず、世間体を保つ為に腐心する
と言った武士道がある限り、企業は、消費者に嘘をつくのだ。

企業が、商人道ではなく、武士道を基本とする限り、不正は無くならない。

だから、武士道をすてて、商人道なのだ、という極論もまた日本人的だけど、
それでは、結局枠組みが変わっていない。

いじめ問題であろうと、企業スキャンダルであろうと、
「心の持ち様」とか「モラル」の問題として解決しているから繰り返されるのであって、
「仕組み」「システム」として、起こしては行けないことを起きにくくする工夫がされるべきなのだ。
例えば、いじめは無くならない。でも、いじめを許さない行動を起こせば、いじめは減少するし、
いじめによって死ぬ子供は減る。問題は、いじめを隠蔽し、いじめ行動を傍観することだ。

そういう、何が問題で、どこを変えるべきかが、本書には例示されている。
心を変えるのではなく、行動を変えるべきで、それには心理学は役に立つ。
心理学では、人の心は変えられない。
人の心がわかれば、心を先回りして行動を変えることが出来るだけである。

その結果、「正直者が得をする】社会を作ることで、
信頼社会が生まれ、安心社会の不安定さを乗り越えることが出来るのだと言うのが、
本書の主張なのだけど、その辺をどう読むかは、下記の本を参考にしてほしい。

とにかく、品格という言葉にうさんくささを感じていた方にはおすすめします。

山岸先生の本で、私は下記を読み、膝を打ちました。
安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)
山岸 俊男

中央公論新社 1999-06
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社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで (PHP新書)社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで (PHP新書)
山岸 俊男

PHP研究所 2000-06
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頑張らないトレーニングは続くかも:40歳からの肉体改造

ジムに行き始めたのは、やはりおなかが気になったからなわけですが、
筋肉モリモリになりたい訳ではなく、程よく肉がついているべき場所には肉があり、
年相応に油も乗っているカラダになりたい訳です。

なんでしょう、おいしそうなカラダというか、バランスのとれた熟成したカラダと言うか。

いい50代を迎えるために、間に合うぎりぎりの年齢だと思うのですね。
後4年間をどう過ごすか。カラダも、心も、仕事も、
すべてにわたって素晴らしい50代を迎えるために、今すべきこと。

それが今年のテーマです。

そこで積んどく状態ダッタ本の中に、それを予見した本がありました。
買っておいてよかった、読んでためになる良本です。

40歳からの肉体改造―頑張らないトレーニング (ちくま新書)40歳からの肉体改造―頑張らないトレーニング (ちくま新書)
有吉 与志恵

筑摩書房 2008-06
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ちゃんとした書評は、私がこの本を買うきっかけとなった、このエントリ

トレーニングよりコンディショニング - 書評 - 40歳からの肉体改造:404 Blog Not Found

を読んでいただきたい。
>これだよこれ!

こういうフィットネス本を待っていた。


という気分になりますから。

私も、結構理屈っぽい方なので、この本が、

>本書は、その体操の必要性を、前半130ページを使ってじっくり解説する。まず体でなく頭を説得しているのだ。これがよい。「ごたくはいいから早くやろ!」というタイプにこのアプローチはじれったすぎるかも知れないが、頭でっかちの中年にこれはぴったりだ。息をするのもかったるい私でさえ、とりあえずベッドの上でできるものはやりはじめたぐらいだ。

というところが良いのだ。
寝る前の読書で数日、この本を読んで、これはやらねばという気になったもの。

ということで、これからこの本のコンディショニングを実践してみようと思うのである。

カラダ鍛えてますか

今日は日曜日ですが、定期を使って和光まで行ってきました。

クラブを持って、ゴルフの練習場で、120球。小1時間。
その後、ジムで泳いだり、水中ウォークで小1時間。
お風呂に入って、サウナに入って、なんだかんだで
和光で2時間半を過ごしました。

ゴルフ練習場で言うと、若松河田の鳥かご練習場の約半分の料金。
お安い週末の休日を過ごしました。

ゴルフで言うと、今の課題は、肩と腰をフラットにまわしたい。
どうしても、掬い打ちしているのを上から打つ感じにしたいのですね。
ドライバーよりもミドルアイアンの精度を上げて、
さらにウエッジでのアプローチがきちんと寄るようにしたいのです。

その方がスコアは良くなる気がします。
ドライバーも買い替えたいなあ。
ワークスゴルフの飛ぶやつが欲しいです。

やっぱりドラコンで勝てるようなクラブがいいですよね。

ヴァレンタインですね

本命チョコは、やはり妻からもらいたいものです。

7951.jpg

今年はこれでした。

ジャン・ポール・エヴァン プーシェ
>アイスクリームバーをイメージして作られた棒つきショコラ。
アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネを包み込んだミルクチョコレートには、
かわいらしいハートの絵柄がプリントされています。



ありがとうございます。
おいしくいただきます。

お返しは何がいいのでしょうか。怖いです。

薄型テレビは何を買うといいですかね

何打か、還付でお金が入りそうなので、
何に使おうか考えております。

で、妻と相談の結果、テレビを買い替えようと。

今のブラウン管テレビは、95年製ですからねえ。
15年ものになろうとしています。

地デジになる前に、薄型にしようかと。

液晶かプラズマかとか。
HDD内臓か、ブルーレイが焼けるやつかとか。
いつの間にか選択し大杉。

ビックカメラ
か、ジャパネットたかたで買おうかなあと思っとります。

単に好みの問題ですが、一度高田社長のところから買ってみたい。
今のテレビも下取りしてくれるし。

メーカーはどこがいいですかね。

東芝が安いですね。
世界の亀山モデルというのも三重県出身の妻がいる私としては捨てがたい。
働いている人は捨てられてますが(悪い冗談はやめましょう)

ソニーは何となく買う気がしない。
日立のWOOO も気になります。
やっぱりパナソニックですか?

撤退記念でパイオニアが格安になりませんか?

おすすめがあったらお寄せください。

ゆとり社員は自己中心?

ネットでプレスリリースする会社増えてますね。

最近見ているのは、ネットPRと、NEWZINE

今日はこんなものが。

2008年入社の「ゆとり社員」の意識調査:マーキュリーコンサルティング
>この度、株式会社マーキュリーコンサルティング(代表取締役:島倉大輔、東京都品川区)は、1992年から導入された「ゆとり教育」を受けて育ち、社会人となった「ゆとり社員」の意識調査を実施しました。

と言うことで、注目の「ゆとり社員」ですよ。
ゆとりがある社員じゃなくて、ゆとり教育世代の社員。

>チーム行動よりも、単独で行動することを好む若手社員が過半数を超えていることがわかりました。また、社内や同僚同士での競争を敬遠する傾向が強いことがわかりました。しかし、上司からはなるべく高い評価を得たいという意識のある人も多くみられ、社内での競争は避けたいが、集団、組織のなかでは評価されたいという自己中心的な考え方を持っている若手社員が多いことが明らかとなりました。

一人で勝手にやりたいけど、上司からは評価してほしいらしい。
どうやってやるんだよ!

面白いですね。

◆本件に関するお問合せ先 ◆

集客力強化と人材育成のパイオニア 株式会社マーキュリーコンサルティング
http://www.mercuryconsul.com/
TEL:03-3768-4268 MAIL:[email protected]

ということだそうです。

確定申告終わりました

昨日、できたと言った確定申告

確定申告用紙書き終わった!

2月16日からの受付前だけど四谷税務署に出してきました。

カンプされる場合は、事前に出してもOKなのです。

関連サイト:確定申告Q&A2:確定申告はいつからいつまでにすればよいですか?

>所得税の還付申告の方は、平成21年2月15日(日)以前でも申告書を提出することができます。

私は計算結果が、還付に相当するので、相談して出してきちゃいました。
本当は、昨日書いた用紙にミスがあって、新しい用紙をもらいにいったんですが、
その場で書き込んで、添付書類を一緒に渡して、大丈夫と言うことで。

もうひとつ今日確認したのは、法定調書の件。
外注費で源泉徴収した人がいるのですが、支払調書を送ることは浮かんだのですが、
この法定調書の提出を忘れていました。
参考:国税庁サイト
報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書
>報酬、料金、契約金及び賞金を支払った者

としては、税務署に書類を提出しなければなりません。
これは、会社にして1年目の私が知らなかった手続き。
その場で書いて提出して、ご理解いただきました。

何とか受け取ってもらいましたが、このあと修正とか何か呼び出しが無いことを祈っています。

確定申告は3月16日(日)までです。
お早めに!

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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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