2015/04/14 14:36:37
<高浜原発>3、4号機再稼働差し止め 福井地裁、仮処分
毎日新聞 4月14日(火)14時6分配信
関西電力高浜原発の(右から)3号機、4号機=福井県高浜町で、本社ヘリから山崎一輝撮影
福井県や関西の住民ら9人が関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てに関し、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、住民側の主張を認め、申し立てを認める決定を出した。仮処分の手続きで原発の運転差し止めが認められたのは初めて。関電は高浜3、4号機の再稼働を今年11月と見込んでいたが、決定の取り消し・変更や仮処分の執行停止がない限り再稼働できず、スケジュールへの影響は不可避だ。
仮処分は、判決確定まで効力が発生しない訴訟とは異なり、決定が出た段階で効力が生じる。関電側は決定に対して地裁へ異議申し立てができ、その場合は改めて地裁で審理される。
原発事故を防ぐための安全対策などが争点になった。住民側は、今回と同じ樋口裁判長が関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)運転差し止めを命じた昨年5月の福井地裁判決に触れ、「再稼働で住民の人格権が侵害される危険がある」と主張した。一方、関電は「多重防護の考えに基づく対策を講じ、安全性は確保されている」と反論。住民側が主張する「人格権が侵害される具体的危険性はない」とし、却下を求めていた。
高浜3、4号機については、原子力規制委員会が2月12日、再稼働の前提となる原発の新規制基準に基づく「審査書」を決定。福島原発事故後に定められた新基準を九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続いてクリアした。先月20日には、地元の高浜町議会が再稼働に同意している。【竹内望】
安倍政権は世論が原発の再稼働に反対なのに、電力会社、原子力ムラ、産業界の要請(癒着)から、強引に進めようとしている。
権力におもねる裁判官なら棄却しただろうが、良識のある福井地裁の樋口裁判長は、高浜原発の再稼働の差し止めを命じた。
原子力規制委員会の規制基準が甘すぎるとして、再稼働を差し止めた。
原子力ムラと関係のある委員が過半数を占める委員会が決めた基準は、再稼働ありきの基準である。
想定する地震が小さすぎるというものだ。
電力会社は採算を見て、低くしているのであろう。
恐らく1000年に1度の地震にすれば安く付くが、1万年に1度の地震にすればペイしないからというものだろう。
フクシマ原発では数百年に1度の想定が1000年に1度の地震が起きた。
フクシマで学んだことは想定外で枠を作るのでは無く、過去起きた最大の地震を想定すべきでは無いのだろうか。
仮にメルトダウンして、30キロ圏の人が安全に短時間で逃げられる保障は全くありません。
これが大爆発で50キロ圏になればどうでしょう。
道路が倒壊していたらどうするのでしょう。
安全基準にはクリアー出来ない避難をわざと外しています。
人口過密の日本では素早く且つ安全に全ての人が逃げられる立地の原発適地はありません。
地震大国でどこにも安全な原発適地が無いのと同様に。
毎日新聞 4月14日(火)14時6分配信
関西電力高浜原発の(右から)3号機、4号機=福井県高浜町で、本社ヘリから山崎一輝撮影
福井県や関西の住民ら9人が関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てに関し、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、住民側の主張を認め、申し立てを認める決定を出した。仮処分の手続きで原発の運転差し止めが認められたのは初めて。関電は高浜3、4号機の再稼働を今年11月と見込んでいたが、決定の取り消し・変更や仮処分の執行停止がない限り再稼働できず、スケジュールへの影響は不可避だ。
仮処分は、判決確定まで効力が発生しない訴訟とは異なり、決定が出た段階で効力が生じる。関電側は決定に対して地裁へ異議申し立てができ、その場合は改めて地裁で審理される。
原発事故を防ぐための安全対策などが争点になった。住民側は、今回と同じ樋口裁判長が関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)運転差し止めを命じた昨年5月の福井地裁判決に触れ、「再稼働で住民の人格権が侵害される危険がある」と主張した。一方、関電は「多重防護の考えに基づく対策を講じ、安全性は確保されている」と反論。住民側が主張する「人格権が侵害される具体的危険性はない」とし、却下を求めていた。
高浜3、4号機については、原子力規制委員会が2月12日、再稼働の前提となる原発の新規制基準に基づく「審査書」を決定。福島原発事故後に定められた新基準を九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続いてクリアした。先月20日には、地元の高浜町議会が再稼働に同意している。【竹内望】
安倍政権は世論が原発の再稼働に反対なのに、電力会社、原子力ムラ、産業界の要請(癒着)から、強引に進めようとしている。
権力におもねる裁判官なら棄却しただろうが、良識のある福井地裁の樋口裁判長は、高浜原発の再稼働の差し止めを命じた。
原子力規制委員会の規制基準が甘すぎるとして、再稼働を差し止めた。
原子力ムラと関係のある委員が過半数を占める委員会が決めた基準は、再稼働ありきの基準である。
想定する地震が小さすぎるというものだ。
電力会社は採算を見て、低くしているのであろう。
恐らく1000年に1度の地震にすれば安く付くが、1万年に1度の地震にすればペイしないからというものだろう。
フクシマ原発では数百年に1度の想定が1000年に1度の地震が起きた。
フクシマで学んだことは想定外で枠を作るのでは無く、過去起きた最大の地震を想定すべきでは無いのだろうか。
仮にメルトダウンして、30キロ圏の人が安全に短時間で逃げられる保障は全くありません。
これが大爆発で50キロ圏になればどうでしょう。
道路が倒壊していたらどうするのでしょう。
安全基準にはクリアー出来ない避難をわざと外しています。
人口過密の日本では素早く且つ安全に全ての人が逃げられる立地の原発適地はありません。
地震大国でどこにも安全な原発適地が無いのと同様に。