あいかわらず雑多なメモ
今回はおとなしめで。
- フォローし忘れていたが、Incoterms2010の日英併記公式解説書が出たようだ。入手しないと…。
ちなみに、ICCのところにINCOTERMS 2010 のFAQが出ている。ジェトロのところの日本語での説明もある。 - Dutch Civil Law. 某案件で条文が引用されていたので、調べていて見つけた。LegislationのところにCivil Codeの英訳とかも出ている。ちなみに、Civil Codes on the Webなんてのも見つけた。リンク集だが、既に古いかもしれないが、中には、ハワイ王国時代の民法へのリンクなどもあった。
- Contract drafting in 90 minutes.パネリストの一人がWorking with contractsの著者なので、ちょっと気になった。90分と長いので、いつ見るかが問題。通勤電車で見るのはキツそうだ
- 国際商事法務Vol38, No.12の「中国広東省における来料加工工場のモデルチェンジに伴う諸問題の検討」は興味深かった。今の勤務先でも来料加工工場があるが、正直、来料加工の意味がよく分かっていなかった。この記事では、主題は来料加工の転換についての話だが、前段で来料加工工場がいかなるものなのか(法人でなく、工場を誘致した郷鎮企業の支店という法的性質を有するが、経営は誘致にのった香港企業が行っているというねじれを持っている…など)からきちんと説明してくれているので、それだけでも有益(転換に関する話に関与していないので、そこは正直よく分からなかった)。
今回のインコタームズ2010では、長年にわたり、FOB、CFR、CIFの各条件で危険と費用負担の分岐点として想定されていた「本船の手すり (Ship's Rail)」の文言が削除され、物品の危険は「物品が本船の船上に置かれた」時に売主から買主に移転するとしています。