はてなキーワード: Suicaとは
最初に気づいたのは黒猫で、香箱座りのまま「にゃ」とだけ言って、まるで前から知っていたみたいな顔をした。
私は半信半疑でSuicaではなく豆大福をかざしてみたが、改札機は律儀に「ピンポーン、残高不足です」と答えたので、どうやら本物らしかった。
困ったのは、その日から家の中の移動すべてに改札が必要になったことだ。トイレへ行くにも改札、冷蔵庫を開けるにも改札、ちゃぶ台返しをする前にも改札である。
母は最初こそ怒っていたが、「台所―縁側間は定期券があったほうが便利ね」と言い出し、ついには炊飯器の横に駅長みたいな顔で立つようになった。
父はもっと深刻だった。朝、会社へ行こうとして玄関のドアで引っかかり、「この切符では屋上までしか行けません」と言われてしまったのだ。父は一度も屋上に用事などない人生だったので、その場でかなり落ち込んだ。
しかたなく私は、裏庭の秘密基地にいるという噂の駅員を探しに行った。竹林の奥、石灯籠の横、やぶ蚊だらけの小径を抜けた先で、その駅員は本当にいた。麦わら帽子をかぶった柴犬だった。しかも名札にはきちんと「助役」と書いてある。
「あなたの家は先月から、軽く異世界線に接続されています。よくあることです」
「解決方法は簡単。今夜、満月の下で線香花火をしながら、冷やし中華に謝ってください」
意味はひとつもわからなかったが、これまでの人生で改札機がこたつから出てきた経験もなかったので、私は従うことにした。
その夜、庭で家族全員が無言で線香花火を持ち、ちゃぶ台の上の冷やし中華に向かって「このたびは本当にすみませんでした」と頭を下げた。すると風鈴がちりんと鳴り、遠くで踏切が開き、こたつの中から小さく拍手が聞こえた。
翌朝、改札機は消えていた。
ニュースにシール交換のこと出てた。親がどこまで見守るか、という話で。へえ今でもやってるんだなと思ってしばらく読んでた。
俺も小学生のときやってた。ビックリマンとか、キャラクターのやつとか。気に入ってたのはクリアポケットのファイルに入れて持ち歩いてた。たぶん100均で買ったやつ。
交換ってむずかしくて。俺がいらないやつが相手には神レアで、俺が欲しいやつを相手はポイって出してくる。その食い違いの中で交渉するわけだ。今思うとなかなか高度なことやってた気がする。いや、高度じゃないか。ただ必死だっただけか。
一回、渡したあとに後悔したことがある。交換成立して家帰ってから、やっぱり渡すんじゃなかったってなった。取り消せなかった。翌日その子の顔まともに見れなかった。あの後悔ってなんだったんだろうな。成立した瞬間はちゃんと納得してたはずなのに、家に着くまでに気持ちが変わってた。
ニュースに戻ると、問題はネットで知らない人と交換するやつらしくて、そりゃ心配するよなとは思う。昔は同じクラスか近所の子としかやらなかったから。
あとそういえば東京駅100周年記念Suicaが今月末で失効するらしい。大事にしすぎて使えなくて、でも使わなかったら失効する。大事にするってどういうことなんだろうな、とちょっと思った。
冷戦終結後、中国が経済成長を遂げ、高い技術力を得る一方で、日本では銀行が潰れ、AIBOの販売が終了し、Winnyは潰え、大学では文系とともに理系まで干上がり、Felica(Suica)は新しい金融インフラとはならず、いつもASIMOが科学未来館で踊っていた。
今、米中が技術力でしのぎを削る中、ドローンとAIの局地戦争がはじまり、戦後の国際法秩序が揺らぎ、カナダとフランスは中堅国連合による国際秩序の維持を提唱し始めた。
ハードパワーがこれまでの世界を壊そうとする中で、奇妙な安定を見せる東洋の島国への関心が高まっている。春になると桜木がバスケ部に入り、夏には三井がふらふらになりながら3Pを立て続けに決め、海では海賊王になるための戦いが繰り広げられ、街中のコンビニは綺麗で安全で楽しく、医者に掛かりたいときにはいつでも掛かれ、大谷も公共交通機関を使う国だ。
1980年代までとは打って変わって、ハードウェアやITの幅広い分野で世界を先導することはなかったけれど、自由なのに安全で安定した社会で、包摂的なコンテンツが次々に生まれ、多くの企業はホワイトで、若者は仕事を選べ、金があっても無くても皆、それぞれがそれなりに楽しめる生活大国を作ったのが冷戦終結後の日本だ。他の国にはない圧倒的なソフトパワー。
過去数十年の日本の低い経済成長は、国内投資の伸びの停滞と軌を一にするのは確かだが、その間に金では測れない大きな価値を生み出してきたのも事実なので、今の日本の取るべき道が何なのかはよくわからない。もう、日本の後に道が続くばかりで、日本の前に目に見える道はない。
今や道行く人は誰も彼もがスマホを持っている。歩きスマホが社会問題になる程度には。
だから旧来的なカード型のSuicaをいちいち携帯するのではなく、スマホで支払い可能なモバイルSuicaにしてしまおうというのは理にかなっている。
かなっているのだが、私がモバイルSuicaで改札を通ろうとしても、悲しいほどに無反応だ。ウンともスンとも言わないのでもちろんゲートは開かないし、後方の人たちの迷惑になってしまう。
タチが悪いことに、私のモバイルSuicaは100%の確率で無反応というわけではなく、60-70%程度の確率で無反応なのだ。換言すると30-40%程度の確率で、無事に改札を通過できる。つまりスマホ側の設定の問題ではない。
Galaxy A36に手帳型のスマホケースをつけた状態で改札を通ろうとするのだが、「ピンポーン!」
同じ駅なのにある改札機では「ピンポーン!」、別の改札機では「ピピッ」、というのも珍しくない。ちなみに”フェイント”が発生することもある。乗った駅ではちゃんと改札を通れたのに、降りた駅では改札を通らずに乗ったと判定されるのだ。こうなってしまうと、もはや駅係員に頭を下げるしかない。
スマホのかざし方がまずいのかもしれない。叩きつけるようなことはしていないし、改札読み取り部の5-10cmほど上にかざすようにしているのだが、上手く行かない。
なぜみんな、モバイルSuicaをごく平然と使いこなしているのだろう。私には到底できる気がしない。改札を通るたびにいちいち余計なプレッシャーがかかるのが、どうにも耐えられない。
結局私は、カード型のSuicaを持ち歩くスタイルに出戻りしたのだった。カードで失敗する確率は1%もない。きわめてスムーズに乗り降りできる。ちなみに改札以外の支払い場面(コンビニとかガソスタとか)ではほぼ問題なく使える。歩きながら通ろうとしているのがだめということか?でもみんな普通にスーッと通過しているぞ。
...新しい技術についていけない老人ってのは、もしかしてこんな感じで発生するんだろうか。まだそんな年じゃないんだけどなぁ。
いやほんとは半導体企業とかもあるんだけどこの2つが強すぎる。洒落にならん。
くまモンは(最近は)可愛くなったと思うけど俺は初期のスリムなくまモンの方がめちゃくちゃ印象に残ってるし、大分のめじろんの方が好き。
熊本の唯一のデパートにはくまモンの特別ステージもある。よくファンが行列作ってる。インバウンドの観光客が多い印象。
ONE PIECEに関してはジンベエ像が完成した時他の像も合わせて全部見に行ったけど、海外から像を見に来る外国人の多さにビビった(ルフィ、ナミ、ゾロ像は特に多かった)。
出来はめちゃくちゃいいと思う。一緒に見に行った友達と周りをぐるぐる回りながらすげ〜血管まで作られてる!とアホな感想を残していた。
しかしどれだけの経済効果を発揮したとしても熊本に地下鉄は出来ないしバス代はアホみたいに高いしSuicaは使えないし代わりにくまモンのICカードとかいう謎のカードがのさばってるしドムドムバーガーも来ない。しゃーない。バーガーキングは来た。