2021年11月6日 大蔵山・菅名岳 登山 大蔵尾根コース~どっぱら清水コース
2021年11月6日
菩提寺山や高立山など新潟市秋葉区の新津丘陵に登った時に頂上からよく見えていた大蔵山・菅名岳。
五泉市の東側にそびえる標高900m前後の連山にいつか登ってみたいと思っていつつも夏場はヒルが出る山という風に聞いていたのでなかなか足が向かずにいましたが、気温が20℃を下回る頃になるとヒルもあまり出てこなくなるようなのでそろそろ大丈夫かなとこの日は挑戦してみる事にしました。
大蔵山・菅名岳にはいくつかの登山道があるようですが、今回は大蔵山の大蔵尾根コースから登って菅名岳に縦走し、丸山尾根・どっぱら清水コースを下る周回コースで行ってみる事にしました。
今回のスタート地点となるのは大蔵山・いずみの里駐車場。
当日は午前9時手前に地元三条市の家を出発し、約1時間のドライブを経てもうすぐ午前10時になろうかという事にいずみの里駐車場に到着。
前日は雨だったもののこの日は晴れになり、紅葉の時期も相まってか駐車場は既に満車。
手前の吉清水から駐車場まで続く砂利の林道上にもたくさんの路駐の車がありました。
ありゃあ、停める場所無いか…!?と思いましたが、吉清水の向かいにある吉清水直売所?の脇に少し開けた砂利のスペースがあったので今回はその端っこに停めさせてもらいました…が、停めて大丈夫なのかな…という不安感は少しだけありましたf(^-^;)
(ダメだったらすみません)
いずみの里駐車場には仮設トイレが二つと登山者カード入れがありました。
登山者カード入れは左側の屋根の付いた箱。
登山者カードの用紙は入れ物はあったけど入ってなかった。
山に来る時はいつも家に行き先のメモ書きは残してくるので今回は省略としました。
ちなみに後で気付きましたが五泉市のサイト上で登山者カードの様式のPDFがダウンロードできるみたいですね。
次の機会には事前に準備してきたいと思います。
仮設トイレは中はまんま一般的な仮設トイレですね。
冬場は撤去されたりするのかな?ちょっと気になるところです。
駐車場から登山道へは車両通行止めになった林道の奥へ進む。
ここから山行スタート。
■大蔵尾根コース登山
いずみの里駐車場を出発して林道をしばらく進んでくると分岐に差し掛かる。
事前の調べで大蔵山に登るにはここを右に曲がるようだったのでそちらへ。
ちなみに林道をまっすぐ行っても行けるみたいですね。
こちらの分岐にはルートの案内板がありました。
今回は赤線の右から登って真ん中の菅名岳に行き、真ん中の赤線から下って右下の赤丸のある現在地の方へ下ってくるコース。
菅名岳まで行って時間・体力共に余裕があれば左の鳴沢峰の頂上までピストンしようかな、という感じに考えていました。
案内板から少し進むと沢に掛かる橋がひとつ現れた。
前日の雨と朝露で濡れた木の橋は滑りやすそうで早速緊張感がありました…(;´・ω・)
橋を渡った後は緩やかに登る登山道。
途中には祠もひとつありました。
登山道をしばらく進んでくると再び林道に合流。
林道は右に登っている感じだったのでどっちだ?となりましたが、落ち着いて辺りを見回すと林道に出た所から見て左側に登山道が続いていました。
最初の林道をまっすぐ進んできてもここに出れるのかなと思いますね。
入り口には「大蔵山へ」と刻まれた案内板がありました。
彫金みたいな感じで味がありますね。
ここからが大蔵山登山道の本番。
ちなみに今回の記事ではここを大蔵山登山口として表記します。
登山口をスタートするといきなりのちょっとした急階段でしたが、それ以降は緩やかに登るつづら折りの登山道となりました。
階段も少なく自分の歩幅で歩けるので登りやすいかも。
しばらく登ってくると一合目の標識がありました。
その後も登っていく度に二~九合目とありましたが、三合目のだけ気付けなかったので全部は載せませんf(^-^;)
しばらく登ってきて、最初の方は杉の木ばかりの景色でしたが二合目の標識を過ぎた辺りから紅葉っぽい景色へと変わってきました。
おお~良い感じ。
登山道も最初の方は登り続きでしたが、この辺りでは平らに近いような緩やかな所もあって歩きやすい。
更に進んでくると、
おお、紅葉綺麗~(*´▽`*)
真っ赤な葉を見上げる。
天気も晴れて最高!
青空に映えていました。
それからしばらくは紅葉などの暖色の景色が続く。
気持ちがいいなぁ♪
道中、先の方から何やらチェーンソーみたいなエンジン音が聞こえてくるなと思っていたら、登山道脇を刈払い機で草刈りして下さっている方がいました。
左の白いヘルメットをかぶった方と、奥にももう一人いて二人一組みたいな感じ。
ここまで刈払い機を担いでくるのも大変だっただろうに…ほんとありがたいですね。
草刈りされている方の脇を通らせて頂いて先に進むと意外と草刈りされている方達の進み方が早いようで後ろから迫りくるエンジン音に追われるような感じもしつつ登ってきて(笑)、六合目へ。
六合目の標識のすぐ近くには平らで少し景色の覗く休憩に良さそうなポイントがありました。
見えた景色は五泉市側の平野かな?
ここで水飲んで少しばかり休憩~…なんて思っていると少し距離はできたもののやはり遠くから迫ってくるエンジン音が微妙に気になったのですぐにまた登りを再開しました(笑)
しばらく登ってきて七合目。
この辺りまでくると周りの紅葉はもう落葉した木も目立ってきている感じでした。
1000m以下の低山でももう上の方は終わりが近いですね。
大蔵尾根コースはほんと人工の階段は所々に少しある程度のコースでしたが、一部ではちょっとした急登階段もありました。
でも見えてる範囲で終わりくらいの感じなのでそんなにキツくはないかな。
九合目。
この辺りではもうほぼ落葉した木ばかりになりました。
さて、頂上っぽいシルエットも先に見えて、もう少しだ。
■大蔵山頂上~菅名岳へ
大蔵山頂上に到着。
頂上では沢山の人が休憩されていました。
こちらの標高は864.3m。
ここまでの公式の平均コースタイムとしては2時間30分という事でしたが、今回の自分のペースでは1時間50分弱でした。
そんなに急いだつもりもなかったけど意外と早く着けたなぁ。
最近ダイエットがてら脚の筋トレをしてたからちょっとだけ登りの持久力が付いたかな?…と思いたい(笑)
大蔵山の頂上からは平野側の景色が180度以上のパノラマで広がっていて眺めが良かった。
向こうには我がホームマウンテンとも言える国上・弥彦・角田の西蒲三山も良く見えていました。
その間にあるのが新津丘陵ですね。
菩提寺山・高立山は…どの辺だろ?
当初の予定では大蔵山の頂上で少し休憩にしようと思っていましたが、想像していたよりも人が多かったのであまり止まらず先へ進み、菅名岳に行ってからお昼休憩を取る事にしました。
頂上から縦走路に少し進んできた所には大蔵山避難小屋がありました。
小屋があったら覗きたい、という事で中を拝見(笑)
あらら、ほぼ物置状態。
広さ的には2~3畳程度でしょうか。
入り口の扉も建付けが悪くなってしっかり閉まらなくなっていたので、本当に緊急時以外はあまり使われる事は無さそうですね。
避難小屋を出て尾根筋に出ると道の脇に景色が開けた。
向こうに見えるのは右から菅名岳、鳴沢峰、そして五頭山塊の菱ヶ岳、かな?
山側の景色が開ける所も。
中央少し右に見えるのが粟ヶ岳で、その一番左の逆「へ」の字のが一本岳、と尾根の少し広くなったスペースで休憩していた方に教えて頂けました。
自分の地元三条からは粟ヶ岳をよく見ていますが角度や距離が変わると微妙にどれだか分からなくなるので教えて頂けてありがたかった♪
って事は、右のは白山かな?
尾根道を進んでくるとひとつ三角点のあるポイント。
こちらは三五郎山というみたいですね。
大蔵山から菅名岳まではいくつかのアップダウン。
でもそれほど急な所もなくなだらかで歩きやすかった。
そしてこちらの尾根道の途中でもまた刈払い機で草刈りをされている二人組の人の姿がありました。
ほんとありがとうございます。
また山側の景色が開ける。
こっちはもう山の名前が分からないけど、すげーいい景色(*´▽`*)
道中にまだ赤い葉っぱを発見。
ウルシ、かな?
枯れ木と笹の葉の間にあったので鮮やかさが強調されて綺麗でした。
菅名岳に近づいてきたかな~と思う頃、
ブナ林の景色がいい♪
■菅名岳頂上
菅名岳頂上に到着。
思っていたよりも山頂は広い感じ。
大蔵山よりも人も少なくてゆっくり休憩できそうでホッとする。
ちなみに大蔵山から菅名岳までの公式のコースタイムとしては1時間20分となっていましたが、今回は気持~ち頑張ったかな程度のペースで40分ほどで到着できました。
山頂標識と頂上の鐘。
標高は909.2m。
鐘の位置高いけど、冬にはあれが埋まるくらい雪が積もるみたいですね。
草木に遮られずに見える景色はまたいいんだろうなぁ。
菅名岳の頂上は平野側が開けていた大蔵山とは対照的に山側の景色が開けていました。
中央奥に見えるのは福島県の磐梯山かな?
登ってみたいと思いつつもコロナやら何やらで今年も行けずに終わりそうですが、来年辺りはチャレンジできたらいいなぁ。
そして菅名岳の頂上でお昼タイムにしました。
今回のメニューはカップ麺と塩おにぎり・鳥むね肉と豆の煮つけとゆで卵のたんぱく質チャージ飯。
高たんぱく質&低糖質のPROカップヌードルは今回初めて食べましたが、味的には普通のカップヌードルとほとんど変わらない感じで美味い。
これで高たんぱく質低糖質はいいなぁ♪
普通のよりちょっとだけ高いのがアレだけど…(笑)
食後にはコーヒータイム。
温かいものが美味しい時期になりましたね。
この日の気温は平地での予報では18℃くらいで、900m上のここだと約5.4℃低くて12~13℃くらいかな?
日差しのあるところでは暖かく登山中はTシャツ姿でもしっかり汗をかくくらいでしたが、休憩で停滞している時には風が少し冷たくてザックに入れていたパーカーを羽織ってちょうどいいくらい、あまり長く留まっているとそれでも寒くなるかな、といった感じでした。
そろそろ山に来る時の服装もどのくらいの防寒があればいいかちょっと迷う時期ですね。
下山前に自撮りしてみたり。
今回はこんな感じで。
そして、うっすらと行けたらいいなと思っていたもう一つの鳴沢峰は時間の都合と、ここまでで少しばかり膝痛の気配がしていた事から今回はナシとしました。
また今度、菅名岳と鳴沢峰の周回コースで来てもいいかな。
■丸山尾根~どっぱら清水コース下山
菅名岳頂上での休憩を終えた後は下山へ。
下山は菅名岳の丸山尾根コースからどっぱら清水コースへという事で、西側の道へと進む。
ちょっと傾いた案内板には「丸山尾根ヲ経テ小山田ヘ下ル」と書かれていました。
丸山尾根コースに入ると道は人工の階段と木の根の階段の織り交ざったようなコースに。
落ち葉で足元が見えにくいうえに前日の雨が乾いてない所もあって木の根などは滑りやすく緊張感がある。
足元を確かめながらゆっくりと慎重に下りていきました。
丸山尾根コースの道中からは葉の落ちた木々の向こうに平野と山の紅葉の景色が見えていました。
いやぁ、いいなぁ♪
隣の山肌も色とりどり。
丸山尾根コースも紅葉の中へと下っていく。
ばか綺麗げらいや~(*´▽`*)
しばらく下ってくると、丸山尾根から小山田登山口に下りるコースとどっぱら清水コースへ下りる「椿平」という分岐に到着。
こちらにはベンチがあったので膝痛の気配がしていた脚を少し休める為にも座って小休憩。
…が、座面がトタンみたいなやつだったので座るとちょっとお尻が滑りやすかった(笑)
ここに着く直前、これから進むはずのどっぱら清水方面の木の上でサルが枝を揺らしながら喚いている姿が見えた。
こちらの気配を察してなのか!?と思うとちょっと怖かった事もあり、このまま丸山尾根から小山田登山口方面に下りてからいずみの里駐車場の方にいく事もできるようなのでそっちにしようかとも少し思いましたが、結構迂回する事になりそうなのとやはり今回はどっぱら清水に行ってみたいという事もあったので、これまでは熊除けの鈴を鳴らしていただけだったのに加えてラジオを鳴らす・手をパンパン打ち鳴らす、のフルコースにしてどっぱらコースへと下る事に。
下る道中では何度か茂みのガサガサする気配があったりはしましたが近づいてくる様子はなく、途中でコースから離れる方へと逃げていくサルの後ろ姿も見えたので何とか無事に通る事ができました。
ああ、何事もなくて良かった。
椿平からちょっと急な下り道を進んできて沢が見えた所で梯子がひとつ現れた。
結構急な所だったのでここは慎重に後ろ向きで下りました。
そして沢に出た。
この沢がどっぱら清水なのかな?
ザーッと沢の流れる音が心地いい。
取りあえずサルの気配はなくなっていたので自然の音を楽しむためにもラジオはここで停止して熊除けの鈴のみに。
しかし、自分の鈴の音も周りの物音も水音でかき消されていると思うと少しだけ緊張感がありました。
ここからは沢沿いを下っていく。
いやぁ、雰囲気が良くてここは楽しい♪
夏だったら涼し気なコース…ですが、山ヒルが出るというのがとてももったいない、と思いながら道を進みました。
コースは沢にいくつも掛かる橋を渡りながら進んでいく。
橋は結構しっかりしている感じでしたが、いくつかは歩くと少しふよんふよんと揺れるものもありました。
表面には鉄筋を組んだメッシュみたいなのが張られていた橋も多かったお陰か滑りそうな不安感は多少和らいでいた気がします。
沢の水は透明度が高くてとても綺麗。
水中を泳ぐ魚の姿なども見る事ができました。
写真には写っていませんがf(^-^;)
沢沿いの道は基本的にはしっかりと踏み跡が付いていたので初見でも迷う事はありませんでしたが、数か所ほどはぱっと見だと道が切れているような感じのする場所もありました。
この写真の所も沢に向かって道が切れている感じに見えました…が、よく見ると沢の左端に細い道が続いていました。
おや?と思ったら落ち着いてよ~く見るのが大事ですね。
しばらく進んでくると木製の橋も出てきた。
木の橋の表面は濡れていると滑りやすくて緊張感がある。
ゆっくりと慎重に渡っていきました。
何ヵ所か砂防堰堤もあり。
そしてまた木の橋を渡る。
ここの橋はこの角度で見ると右側に少し傾いていて、濡れているのも相まってとても滑りやすかった。
この日渡った橋の中ではここが一番怖かったかも…(;一_一)
手すりに掴まりながら慎重に渡ったら無事に通過できてホッとしました。
その後も沢沿いを少し進んでくると林道へと合流になりました。
沢沿いの道はちょっと緊張感があったけど楽しかった。
林道に出た所には注意書きが。
沢に入ってはダメなんですね。
今回は秋という事もあり濡れるのは極力避けたかったので入る事はありませんでしたが、上流側に注意書きも見当たらなかったので夏場だったらうっかり入ってたかも…あぶないあぶない。
素晴らしい沢を守る為にもしっかりと守りたいものです。
あとはしらばらく林道を下る。
この林道が結構距離があるような感じがしましたf(^-^;)
分岐に出て奥へ。
左に曲がるとこの日最初に通った大蔵山の登山口の所へ続くようですね。
そしていずみの里駐車場にゴール。
もうすぐ16時になろうかという頃という事であんなに賑わっていた駐車場もだいぶガラガラになっていました。
そんな感じで初めての大蔵山・菅名岳登山でした。
今回歩いた感じとしては、体力的にはこれまで登った事のある山と比較すると同じく900m台の五頭山や米山の大平コースと同じくらいの感じかな。
危険個所も少なく少し山に慣れた初心者から登れる山だったかなと思います。
頂上や縦走路の尾根道で見えた景色も最高。
そして今回下りで通ったどっぱら清水コースはほんと楽しかった♪
ヒルさえ出なければ夏場も来たいコースでした。
そして肝心のヒルはというと、今回は念の為にヒル忌避剤もザックの中に準備してきていましたが、全く使う事無く被害ナシで行ってこれました。
やはりヒルの出る境目は20℃くらいからでしょうかね、これもひとつ勉強になりました(^-^)
今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。
天気:晴れ
人数:1人
コースタイムまとめ
いずみの里駐車場スタート 10:03
大蔵山登山口 10:20
二合目 10:40
五合目 11:07
七合目 11:27
大蔵山頂上 11:48~11:50
三五郎山 12:09
菅名岳頂上 12:39~13:37
椿平 14:22~14:27
どっぱら清水の沢道 14:38
林道 15:14
いずみの里駐車場ゴール 15:43
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菩提寺山や高立山など新潟市秋葉区の新津丘陵に登った時に頂上からよく見えていた大蔵山・菅名岳。
五泉市の東側にそびえる標高900m前後の連山にいつか登ってみたいと思っていつつも夏場はヒルが出る山という風に聞いていたのでなかなか足が向かずにいましたが、気温が20℃を下回る頃になるとヒルもあまり出てこなくなるようなのでそろそろ大丈夫かなとこの日は挑戦してみる事にしました。
大蔵山・菅名岳にはいくつかの登山道があるようですが、今回は大蔵山の大蔵尾根コースから登って菅名岳に縦走し、丸山尾根・どっぱら清水コースを下る周回コースで行ってみる事にしました。
今回のスタート地点となるのは大蔵山・いずみの里駐車場。
当日は午前9時手前に地元三条市の家を出発し、約1時間のドライブを経てもうすぐ午前10時になろうかという事にいずみの里駐車場に到着。
前日は雨だったもののこの日は晴れになり、紅葉の時期も相まってか駐車場は既に満車。
手前の吉清水から駐車場まで続く砂利の林道上にもたくさんの路駐の車がありました。
ありゃあ、停める場所無いか…!?と思いましたが、吉清水の向かいにある吉清水直売所?の脇に少し開けた砂利のスペースがあったので今回はその端っこに停めさせてもらいました…が、停めて大丈夫なのかな…という不安感は少しだけありましたf(^-^;)
(ダメだったらすみません)
いずみの里駐車場には仮設トイレが二つと登山者カード入れがありました。
登山者カード入れは左側の屋根の付いた箱。
登山者カードの用紙は入れ物はあったけど入ってなかった。
山に来る時はいつも家に行き先のメモ書きは残してくるので今回は省略としました。
ちなみに後で気付きましたが五泉市のサイト上で登山者カードの様式のPDFがダウンロードできるみたいですね。
次の機会には事前に準備してきたいと思います。
仮設トイレは中はまんま一般的な仮設トイレですね。
冬場は撤去されたりするのかな?ちょっと気になるところです。
駐車場から登山道へは車両通行止めになった林道の奥へ進む。
ここから山行スタート。
もくじ
1.大蔵尾根コース登山
2.大蔵山頂上~菅名岳へ
3.菅名岳頂上
4.丸山尾根~どっぱら清水コース下山
■大蔵尾根コース登山
いずみの里駐車場を出発して林道をしばらく進んでくると分岐に差し掛かる。
事前の調べで大蔵山に登るにはここを右に曲がるようだったのでそちらへ。
ちなみに林道をまっすぐ行っても行けるみたいですね。
こちらの分岐にはルートの案内板がありました。
今回は赤線の右から登って真ん中の菅名岳に行き、真ん中の赤線から下って右下の赤丸のある現在地の方へ下ってくるコース。
菅名岳まで行って時間・体力共に余裕があれば左の鳴沢峰の頂上までピストンしようかな、という感じに考えていました。
案内板から少し進むと沢に掛かる橋がひとつ現れた。
前日の雨と朝露で濡れた木の橋は滑りやすそうで早速緊張感がありました…(;´・ω・)
橋を渡った後は緩やかに登る登山道。
途中には祠もひとつありました。
登山道をしばらく進んでくると再び林道に合流。
林道は右に登っている感じだったのでどっちだ?となりましたが、落ち着いて辺りを見回すと林道に出た所から見て左側に登山道が続いていました。
最初の林道をまっすぐ進んできてもここに出れるのかなと思いますね。
入り口には「大蔵山へ」と刻まれた案内板がありました。
彫金みたいな感じで味がありますね。
ここからが大蔵山登山道の本番。
ちなみに今回の記事ではここを大蔵山登山口として表記します。
登山口をスタートするといきなりのちょっとした急階段でしたが、それ以降は緩やかに登るつづら折りの登山道となりました。
階段も少なく自分の歩幅で歩けるので登りやすいかも。
しばらく登ってくると一合目の標識がありました。
その後も登っていく度に二~九合目とありましたが、三合目のだけ気付けなかったので全部は載せませんf(^-^;)
しばらく登ってきて、最初の方は杉の木ばかりの景色でしたが二合目の標識を過ぎた辺りから紅葉っぽい景色へと変わってきました。
おお~良い感じ。
登山道も最初の方は登り続きでしたが、この辺りでは平らに近いような緩やかな所もあって歩きやすい。
更に進んでくると、
おお、紅葉綺麗~(*´▽`*)
真っ赤な葉を見上げる。
天気も晴れて最高!
青空に映えていました。
それからしばらくは紅葉などの暖色の景色が続く。
気持ちがいいなぁ♪
道中、先の方から何やらチェーンソーみたいなエンジン音が聞こえてくるなと思っていたら、登山道脇を刈払い機で草刈りして下さっている方がいました。
左の白いヘルメットをかぶった方と、奥にももう一人いて二人一組みたいな感じ。
ここまで刈払い機を担いでくるのも大変だっただろうに…ほんとありがたいですね。
草刈りされている方の脇を通らせて頂いて先に進むと意外と草刈りされている方達の進み方が早いようで後ろから迫りくるエンジン音に追われるような感じもしつつ登ってきて(笑)、六合目へ。
六合目の標識のすぐ近くには平らで少し景色の覗く休憩に良さそうなポイントがありました。
見えた景色は五泉市側の平野かな?
ここで水飲んで少しばかり休憩~…なんて思っていると少し距離はできたもののやはり遠くから迫ってくるエンジン音が微妙に気になったのですぐにまた登りを再開しました(笑)
しばらく登ってきて七合目。
この辺りまでくると周りの紅葉はもう落葉した木も目立ってきている感じでした。
1000m以下の低山でももう上の方は終わりが近いですね。
大蔵尾根コースはほんと人工の階段は所々に少しある程度のコースでしたが、一部ではちょっとした急登階段もありました。
でも見えてる範囲で終わりくらいの感じなのでそんなにキツくはないかな。
九合目。
この辺りではもうほぼ落葉した木ばかりになりました。
さて、頂上っぽいシルエットも先に見えて、もう少しだ。
■大蔵山頂上~菅名岳へ
大蔵山頂上に到着。
頂上では沢山の人が休憩されていました。
こちらの標高は864.3m。
ここまでの公式の平均コースタイムとしては2時間30分という事でしたが、今回の自分のペースでは1時間50分弱でした。
そんなに急いだつもりもなかったけど意外と早く着けたなぁ。
最近ダイエットがてら脚の筋トレをしてたからちょっとだけ登りの持久力が付いたかな?…と思いたい(笑)
大蔵山の頂上からは平野側の景色が180度以上のパノラマで広がっていて眺めが良かった。
向こうには我がホームマウンテンとも言える国上・弥彦・角田の西蒲三山も良く見えていました。
その間にあるのが新津丘陵ですね。
菩提寺山・高立山は…どの辺だろ?
当初の予定では大蔵山の頂上で少し休憩にしようと思っていましたが、想像していたよりも人が多かったのであまり止まらず先へ進み、菅名岳に行ってからお昼休憩を取る事にしました。
頂上から縦走路に少し進んできた所には大蔵山避難小屋がありました。
小屋があったら覗きたい、という事で中を拝見(笑)
あらら、ほぼ物置状態。
広さ的には2~3畳程度でしょうか。
入り口の扉も建付けが悪くなってしっかり閉まらなくなっていたので、本当に緊急時以外はあまり使われる事は無さそうですね。
避難小屋を出て尾根筋に出ると道の脇に景色が開けた。
向こうに見えるのは右から菅名岳、鳴沢峰、そして五頭山塊の菱ヶ岳、かな?
山側の景色が開ける所も。
中央少し右に見えるのが粟ヶ岳で、その一番左の逆「へ」の字のが一本岳、と尾根の少し広くなったスペースで休憩していた方に教えて頂けました。
自分の地元三条からは粟ヶ岳をよく見ていますが角度や距離が変わると微妙にどれだか分からなくなるので教えて頂けてありがたかった♪
って事は、右のは白山かな?
尾根道を進んでくるとひとつ三角点のあるポイント。
こちらは三五郎山というみたいですね。
大蔵山から菅名岳まではいくつかのアップダウン。
でもそれほど急な所もなくなだらかで歩きやすかった。
そしてこちらの尾根道の途中でもまた刈払い機で草刈りをされている二人組の人の姿がありました。
ほんとありがとうございます。
また山側の景色が開ける。
こっちはもう山の名前が分からないけど、すげーいい景色(*´▽`*)
道中にまだ赤い葉っぱを発見。
ウルシ、かな?
枯れ木と笹の葉の間にあったので鮮やかさが強調されて綺麗でした。
菅名岳に近づいてきたかな~と思う頃、
ブナ林の景色がいい♪
■菅名岳頂上
菅名岳頂上に到着。
思っていたよりも山頂は広い感じ。
大蔵山よりも人も少なくてゆっくり休憩できそうでホッとする。
ちなみに大蔵山から菅名岳までの公式のコースタイムとしては1時間20分となっていましたが、今回は気持~ち頑張ったかな程度のペースで40分ほどで到着できました。
山頂標識と頂上の鐘。
標高は909.2m。
鐘の位置高いけど、冬にはあれが埋まるくらい雪が積もるみたいですね。
草木に遮られずに見える景色はまたいいんだろうなぁ。
菅名岳の頂上は平野側が開けていた大蔵山とは対照的に山側の景色が開けていました。
中央奥に見えるのは福島県の磐梯山かな?
登ってみたいと思いつつもコロナやら何やらで今年も行けずに終わりそうですが、来年辺りはチャレンジできたらいいなぁ。
そして菅名岳の頂上でお昼タイムにしました。
今回のメニューはカップ麺と塩おにぎり・鳥むね肉と豆の煮つけとゆで卵のたんぱく質チャージ飯。
高たんぱく質&低糖質のPROカップヌードルは今回初めて食べましたが、味的には普通のカップヌードルとほとんど変わらない感じで美味い。
これで高たんぱく質低糖質はいいなぁ♪
普通のよりちょっとだけ高いのがアレだけど…(笑)
食後にはコーヒータイム。
温かいものが美味しい時期になりましたね。
この日の気温は平地での予報では18℃くらいで、900m上のここだと約5.4℃低くて12~13℃くらいかな?
日差しのあるところでは暖かく登山中はTシャツ姿でもしっかり汗をかくくらいでしたが、休憩で停滞している時には風が少し冷たくてザックに入れていたパーカーを羽織ってちょうどいいくらい、あまり長く留まっているとそれでも寒くなるかな、といった感じでした。
そろそろ山に来る時の服装もどのくらいの防寒があればいいかちょっと迷う時期ですね。
下山前に自撮りしてみたり。
今回はこんな感じで。
そして、うっすらと行けたらいいなと思っていたもう一つの鳴沢峰は時間の都合と、ここまでで少しばかり膝痛の気配がしていた事から今回はナシとしました。
また今度、菅名岳と鳴沢峰の周回コースで来てもいいかな。
■丸山尾根~どっぱら清水コース下山
菅名岳頂上での休憩を終えた後は下山へ。
下山は菅名岳の丸山尾根コースからどっぱら清水コースへという事で、西側の道へと進む。
ちょっと傾いた案内板には「丸山尾根ヲ経テ小山田ヘ下ル」と書かれていました。
丸山尾根コースに入ると道は人工の階段と木の根の階段の織り交ざったようなコースに。
落ち葉で足元が見えにくいうえに前日の雨が乾いてない所もあって木の根などは滑りやすく緊張感がある。
足元を確かめながらゆっくりと慎重に下りていきました。
丸山尾根コースの道中からは葉の落ちた木々の向こうに平野と山の紅葉の景色が見えていました。
いやぁ、いいなぁ♪
隣の山肌も色とりどり。
丸山尾根コースも紅葉の中へと下っていく。
ばか綺麗げらいや~(*´▽`*)
しばらく下ってくると、丸山尾根から小山田登山口に下りるコースとどっぱら清水コースへ下りる「椿平」という分岐に到着。
こちらにはベンチがあったので膝痛の気配がしていた脚を少し休める為にも座って小休憩。
…が、座面がトタンみたいなやつだったので座るとちょっとお尻が滑りやすかった(笑)
ここに着く直前、これから進むはずのどっぱら清水方面の木の上でサルが枝を揺らしながら喚いている姿が見えた。
こちらの気配を察してなのか!?と思うとちょっと怖かった事もあり、このまま丸山尾根から小山田登山口方面に下りてからいずみの里駐車場の方にいく事もできるようなのでそっちにしようかとも少し思いましたが、結構迂回する事になりそうなのとやはり今回はどっぱら清水に行ってみたいという事もあったので、これまでは熊除けの鈴を鳴らしていただけだったのに加えてラジオを鳴らす・手をパンパン打ち鳴らす、のフルコースにしてどっぱらコースへと下る事に。
下る道中では何度か茂みのガサガサする気配があったりはしましたが近づいてくる様子はなく、途中でコースから離れる方へと逃げていくサルの後ろ姿も見えたので何とか無事に通る事ができました。
ああ、何事もなくて良かった。
椿平からちょっと急な下り道を進んできて沢が見えた所で梯子がひとつ現れた。
結構急な所だったのでここは慎重に後ろ向きで下りました。
そして沢に出た。
この沢がどっぱら清水なのかな?
ザーッと沢の流れる音が心地いい。
取りあえずサルの気配はなくなっていたので自然の音を楽しむためにもラジオはここで停止して熊除けの鈴のみに。
しかし、自分の鈴の音も周りの物音も水音でかき消されていると思うと少しだけ緊張感がありました。
ここからは沢沿いを下っていく。
いやぁ、雰囲気が良くてここは楽しい♪
夏だったら涼し気なコース…ですが、山ヒルが出るというのがとてももったいない、と思いながら道を進みました。
コースは沢にいくつも掛かる橋を渡りながら進んでいく。
橋は結構しっかりしている感じでしたが、いくつかは歩くと少しふよんふよんと揺れるものもありました。
表面には鉄筋を組んだメッシュみたいなのが張られていた橋も多かったお陰か滑りそうな不安感は多少和らいでいた気がします。
沢の水は透明度が高くてとても綺麗。
水中を泳ぐ魚の姿なども見る事ができました。
写真には写っていませんがf(^-^;)
沢沿いの道は基本的にはしっかりと踏み跡が付いていたので初見でも迷う事はありませんでしたが、数か所ほどはぱっと見だと道が切れているような感じのする場所もありました。
この写真の所も沢に向かって道が切れている感じに見えました…が、よく見ると沢の左端に細い道が続いていました。
おや?と思ったら落ち着いてよ~く見るのが大事ですね。
しばらく進んでくると木製の橋も出てきた。
木の橋の表面は濡れていると滑りやすくて緊張感がある。
ゆっくりと慎重に渡っていきました。
何ヵ所か砂防堰堤もあり。
そしてまた木の橋を渡る。
ここの橋はこの角度で見ると右側に少し傾いていて、濡れているのも相まってとても滑りやすかった。
この日渡った橋の中ではここが一番怖かったかも…(;一_一)
手すりに掴まりながら慎重に渡ったら無事に通過できてホッとしました。
その後も沢沿いを少し進んでくると林道へと合流になりました。
沢沿いの道はちょっと緊張感があったけど楽しかった。
林道に出た所には注意書きが。
沢に入ってはダメなんですね。
今回は秋という事もあり濡れるのは極力避けたかったので入る事はありませんでしたが、上流側に注意書きも見当たらなかったので夏場だったらうっかり入ってたかも…あぶないあぶない。
素晴らしい沢を守る為にもしっかりと守りたいものです。
あとはしらばらく林道を下る。
この林道が結構距離があるような感じがしましたf(^-^;)
分岐に出て奥へ。
左に曲がるとこの日最初に通った大蔵山の登山口の所へ続くようですね。
そしていずみの里駐車場にゴール。
もうすぐ16時になろうかという頃という事であんなに賑わっていた駐車場もだいぶガラガラになっていました。
そんな感じで初めての大蔵山・菅名岳登山でした。
今回歩いた感じとしては、体力的にはこれまで登った事のある山と比較すると同じく900m台の五頭山や米山の大平コースと同じくらいの感じかな。
危険個所も少なく少し山に慣れた初心者から登れる山だったかなと思います。
頂上や縦走路の尾根道で見えた景色も最高。
そして今回下りで通ったどっぱら清水コースはほんと楽しかった♪
ヒルさえ出なければ夏場も来たいコースでした。
そして肝心のヒルはというと、今回は念の為にヒル忌避剤もザックの中に準備してきていましたが、全く使う事無く被害ナシで行ってこれました。
やはりヒルの出る境目は20℃くらいからでしょうかね、これもひとつ勉強になりました(^-^)
今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。
天気:晴れ
人数:1人
コースタイムまとめ
いずみの里駐車場スタート 10:03
大蔵山登山口 10:20
二合目 10:40
五合目 11:07
七合目 11:27
大蔵山頂上 11:48~11:50
三五郎山 12:09
菅名岳頂上 12:39~13:37
椿平 14:22~14:27
どっぱら清水の沢道 14:38
林道 15:14
いずみの里駐車場ゴール 15:43
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