2017年10月14日 鋸山 登山 花立コース
2017年10月14日
自分がこれまでに登った山で一番高いのが弥彦山の634mでしたが、そろそろもう少し高い山にも挑戦してみたいなと思っていました。
そこでネットなども駆使して自分が行けそうな山の情報を集めると、長岡市の東側にある「鋸山(のこぎりやま)」が難易度や所要時間、登山口までのアクセスが丁度良さそうという事でこの日は鋸山へと行ってきました。
当日は久しぶりに午前中から動けそうな感じでしたが不意の来客により出発はお昼頃に。
少し遅くなったものの時間を計算するとまだ何とか日没までには下山できるくらいだったので予定通り山へ向かう事にしました。
ちょっと早めに軽い昼食を取り、山メシもするかとカップ麺をひとつザックに入れて家を出発。
鋸山は長岡の方では結構メジャーな山との事で、車を走らせ登山口・駐車場に着くと30台程度停められる駐車場には7割ほどを埋める車、それと先が行き止まりになった道路にも結構な数の路上駐車の車がありました。
朝組が下山して駐車場に空きができていたと思われるので、午前中に来ていたら満車だったかも…と改めて人気のある山な事を実感しました。
登山口は駐車場のすぐ奥にあり、その横には仮設トイレもありました。
仮設トイレの中は、まぁ普通の仮設トイレといった感じ。
中は臭いは少しありましたが、足踏みポンプ式の水洗もあり、こちらはなんと青い色の付いた水が流れたのでちょっと驚きました(笑)
ちゃんと管理されてるんだなぁ。
そして準備を整え登山口へ。
熊出没注意。
ここから登山スタート。
登山道へ入ると早速花を発見。
溝蕎麦(みぞそば)かな?
この花はこの日コースのあちこちでたくさん見られました。
少し進むと道標を発見。
ちょっと文字が薄くなっている所もありますが、ちゃんと鋸山のコースである事が確認できます。
その少し先にもう1枚。
何気に韻を踏んでる訳らな?
守ろう 殖やそう 山野草 Yeah!!(ラップ調で(笑))
道はしばらく沢の横を進む感じですぐ横が急斜面になっていました。
登山道も細めなので他の人とすれ違いする事になったらちょっと気を付けないとだな…と思いながら進みましたが、幸いこの付近では他の人に会う事無く通過できました。
また花を発見。
こちらも溝蕎麦でしょうか。
先程のものとは違い鮮やかなピンクが綺麗でした。
こちらはアザミかな?
1か所に纏まっている感じで咲いてました。
先へ進むと沢の上に掛けられた橋が出てきました。
手すりが無く、路面も少しウェット感が残っていたので滑らないか用心しながら。
何事も無く渡れましたが、橋の上を歩いている時には一歩歩くごとに橋がしなるのか、ふよんふよんした感じがしてちょっと怖かったf(^o^;)
橋を渡った所からは登山道も少し傾斜を増しました。
そしてここを登り始めると下山してきた人とすれ違いに。
「これからですか~」なんて言われてしまいましたが、やはり昼からだともう登山的には後発組になっちゃいますね。
本当は登山は”早出早帰り”が好ましいのも一応心得てはいますが…f(^-^;)
道標をチェック。
少し登った所に滝があるようです。
烏滝(からすだき)でいいのかな?
先へ進みます。
こちらのコースはあまり階段などは整備されてなく自然のままに近い道ですね。
また滝の案内板が出てきたので寄ってみる事にしました。
滝まではこの案内板から左の方へ折れて30mほど。
「滝見台」と名の付いたそこは高台になっていました。
下の沢までは数メートルの高さがあり、滝の近くまでは行けないようでした。
なるほど、見るだけなので滝見台、納得(笑)
しかし滝の方は素朴ながらもなかなかいい感じ。
カメラは手持ちでしたがなるべくシャッタースピードを遅くして撮ってみました。
滝を見たあとはコースへ戻り先へ。
この辺から道はゴロゴロとした石の上を渡っていく感じになりました。
隣には沢が流れ、そのせいか登山道の石の間も水が流れたりしてウェット感が強かったですね。
滑ったり靴が濡れたりしないかと緊張感がありました。
また花を発見。
写真を撮っている時には名前は分かりませんでしたが、ちょうど下山してくる人もいてその方が「お、リンドウが咲いてるね」と言っていたのを聞いてこの花がリンドウである事が判明しました(笑)
先へ進むと「大モミジ」と書かれた杭の立った木があり、スペースも少し広くなっていたのでここで小休憩。
前回登山の「2017年10月9日 弥彦山 登山 表参道コース」の時には口呼吸メインで登ってしまったせいかぜーはーぜーはーしてバテてしまいましたが、今回は鼻で大きく吸う呼吸を意識しながら登ったらあまりバテずに登ってこれた気がします。
やっぱり呼吸法は意外と大事ですね。
そして休憩して乱れた息も整ってきた頃に下山してきた人もここで休憩となったので入れ替わるように登山を再開しました。
ここからはまた片側が斜面の細い道。
横に張り出した木の枝がなんかいい。
折り返しても片側が急斜面。
こんな感じの地形が多いコースなので、下山してくる人の気配を感じる度に安全にすれ違いできる場所はあるかなと意識しながら進みました。
すれ違いする時は譲り譲られながら。
譲る時は”山側に身体を寄せる”の基本を忘れずに。
標高も上がってきて少し景色の開ける所もありました。
なかなかいい感じ。
路面はまた土とゴロゴロした石の混じった所も。
この日の前日には雨が降り、まだ乾ききらずにウェット感が残っていたので滑りやすかったですね。
ズルッといったような足跡もいくつか見られました。
ちょっと紅葉っぽい木も。
山全体を見れば紅葉はまだまだといった感じでしたが、所々で黄色や赤に色づいた木が目を楽しませてくれました。
木の段差を越えて。
雨が降ると水が流れるのか、路面が抉れている所も数か所ありました。
一部人工の階段が現れました。
そろそろ山頂の少し手前にある花立峠かな?…と思いましたが、まだだった(笑)
階段を登りきった所ではまた少し景色が開けました。
向こうに見える山が山頂の方かな?…と登っている時は思いましたが、あとで地図をよく見てみるとどうも鋸山のもう一つのコースの長工新道の方の時に通る山だったかも…f(^-^;)
この付近でもまた花を発見。
関東嫁菜(かんとうよめな)かな?
こちらは秋の麒麟草(あきのきりんそう)でしょうか。
登山道のすぐ脇に咲いていて目を楽しませてくれました。
大きなブナの木の横を通り。
この辺もまた細い道。
右側も藪のように見えますが、こちらも急斜面になっていたようなので踏み外さないように注意しながら。
更に進むと少し大きな段差の階段がありました。
登っている時は気づきませんでしたがロープも設置されていたようですね。
大きく足を上げてよいしょと乗り越えました。
そこから少し進むと何やら少し広いスペースが。
こちらが頂上の少し手前にある「花立峠」でした。
少し開けた場所でしたが、この写真の角度の後ろ側には休憩している親子連れのパーティーがいたのでそちらの写真は撮らず。
モニュメントをチェック。
ここが分岐路になっていて右に行くと先程見た山の尾根の方へ行く長工新道や萱峠(かやとうげ?)の道となるようですね。
機会があればそちらもいずれ通ってみたいと思います。
鋸山の山頂はここからもう20~30分程という事で、奥の道へと進みました。
花立峠から少し進んだ所はブナ林。
おお~、ここの景色はなんだか凄く良かった。
少し進むと分岐路。
鋸山の山頂は左へ。
まっすぐは他のコースがあるのかな?
まだ勉強不足なので謎ですf(^-^;)
分岐を過ぎて少し進むと、横に生えている木の上を乗り越えたり跨いだりする場所が。
見た目にも驚きましたが、右側が斜面になっているし少しウェット感の残る路面や木の上は滑りやすいしでちょっと怖かったですね。
そこを過ぎると少しなだらかな道。
葉の色づいた感じもちょっといい。
いくつかのアップダウンを越えて。
「鋸山」という山の名前は、頂上付近の稜線の形がギザギザしていて鋸の刃のような形をしている事が由来のようですね。
アップダウンを越える度に「今ギザギザの刃の上を歩いてるんだなぁ」と実感しました(笑)
いくつか目の登りになった所にはお地蔵様が。
このもうひとつ奥の小高い所にも石で出来た造形物がありました。
そんなお地蔵様などを二つ過ぎて少し進むと何か見えてきました。
お、いよいよかな?
そして山頂に到着。
山頂のスペースは狭めで、この写真に写っているので約9割。
ここに10人くらい立ってたら窮屈だろうなぁ…といった感じでしたね。
到着時は誰もいませんでしたが、写真を撮ったりしているうちに後から一人の人が登ってきたのでまだ登ってる人がいたのかと少し驚きました(笑)
鋸山は標高764.9m…あれ、wikipediaだと765.1mになってるけどどっちが正しいんだろうf(^-^;)
まぁとにかく、個人的最高峰が634mの弥彦山から130mほど更新されました。
頂上からの眺め。
右側の平野部の街が長岡市かな?
もう少し右に振ると向こうには弥彦山・角田山の西蒲三山。
国上山は弥彦山と重なっていて分かり辛いですね。
条件がいいとここからも佐渡ヶ島が見えるようですが、この日は生憎見えず終いでした。
頂上を楽しんだあとは事前のリサーチで頂上の少し先に広場のようなスペースがあると見ていたので行ってみる事にしました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、頂上からの道は狭く、大きな段差も2・3ヶ所。
ほんとに広場あるんかな…と少し不安になってしまいましたが、時間に余裕のあるうちはもう少しだけと先へ進んでみました。
すると頂上から5分も掛かったか掛からないかくらいで開けたスペースへと出ました。
おお、こちらもなかなかいい感じ。
ここだと10人くらいの団体でも余裕で休憩できそうですね。
そしてこちらの奥にも登山コースがあったようですが、こちらもまだ勉強不足でどのコースかは謎です。
こちらからも見える景色は綺麗でした。
奥に見えるのは栃尾の方かな?
隣の日の当たっている山は地図で見た感じ五百山でしょうか。
こちらも紅葉が進んだら綺麗な景色を見れそうですね。
そしてこの広場で登頂の休憩を取る事にしました。
お湯を沸かして久しぶりの山ラーメン&コーヒータイム♪
ちなみに登っている最中、ふと「あれ、ラーメンは持ってきたけど…箸を入れた覚えがない…」と不安になり、もし無かったらコーヒー用に入れてあるティースプーンでうまいこと麺を引っ掛けて食べないとかな…なんて思いましたが、ザックの中を探すと予備で入れていた割り箸が出てきて無事に普通に食べる事ができました。
荷造りした昔の自分、グッジョブ!(笑)
ラーメンとコーヒータイムを終えた後は、日没までの時間も押し迫って来たので再び頂上へ。
すると先程は見れなかった天使の梯子(薄明光線)を見る事ができました。
生憎の雲の多い空でしたが、こういう景色を見れるのもこの天気ならではですね。
山頂の真ん中にある方位盤?をチェック。
頂上から見渡せる山の名前なども書いてありましたが…ちょっと見えにくい感じでしたねf(^-^;)
この時頂上には誰もいなくなっていたので、せっかくだから自撮り記念撮影(笑)
方位盤の上にカメラ置いてタイマーで撮ったので構図などは適当です。
そして下山開始。
今回は花立コースをピストンで。
木の上や石の多い所など滑ったりしそうな場所があったので、ここからザックに携帯していたトレッキングポールを装備していきました。
少し下った所で目に入った谷間をパシャリ。
凄い景色。
落ちたら命は無いかもしれない。
下りは少しペース早めで進みました。
稜線はなだらかな所も多いのでスイスイです。
そして木の上を歩くゾーン。
やはり木の上は滑りやすいのでトレッキングポールを突いてバランスを取ると安心感がありましたね。
ブナ林の分岐まで下りてくると、何やらぬいぐるみが木に掛かっていました。
だれかの落とし物かな?
そしてブナ林。
やっぱりここの景色いい~。
分岐路から花立峠までほんの数十mといった距離ですが、道も平坦で気持ち良く歩ける場所でした。
花立峠。
もう誰もいない。
上の写真の右側の方からは景色が開け、越後平野を望む事ができました。
麓に見える街は長岡市ですね。
建物いっぱいだ。
下りも片側が斜面なので注意しながら。
下りでは時折正面に景色が開ける所もありました。
不意に見えるこういう景色もいいものですね。
登山道は階段があまりない分下りはスイスイ進みます。
西日が射し込む登山道。
何気ない場所でも光の加減などで綺麗に見えますね。
そして大モミジの木まで下りてきたところで休憩していた一人の下山者を追い抜きました。
自分が最後になっちゃったかなと思っていたので人がいた事にちょっと驚きました(笑)
ちなみに頂上で会った人とは別の人だったので、自分が頂上奥の広場にいる間に登ってきていたのかもしれませんね。
意外と遅くまで登る人がいる山ですね、いつも遅い自分が言うの何ですがf(^-^;)
その後も順調に下り。
石がゴロゴロしているゾーンになるとやはり滑りそうで怖かったですね。
この辺からはちょっと慎重めに。
そして無事に橋の架かる沢まで下りてきました。
橋の横から沢に行けそうだったのでちょっと寄っていきました。
岩の上を流れる水。
夏場なんかに水遊びしたら気持ちよさそうですね。
水も冷たく綺麗でした。
せっかくなのでここで汗でビシャビシャになったタオルを洗って首に巻いたらサッパリ&ヒンヤリして気持ち良かった。
橋を渡って更に下山へ。
沢伝いに延びる道がいい感じ。
しかし高さがあるので横に注意しながら。
こちらも少し、よいしょと乗り越える場所があり。
駐車場までもう少し。
そして駐車場手前の分岐路。
ここはもう駐車場が見えていて左に曲がればすぐ駐車場ですが、まっすぐ進むと「天狗清水」という水場があるとの事だったので寄ってみる事にしました。
分岐から50mほどで天狗清水。
塩ビパイプから水が流れ落ちていました。
天狗清水の案内板をチェック。
これを読む前に手ですくって5~6杯飲んじゃいました(笑)
天狗清水の奥に何やら階段があったので行ってみました。
すると駐車場の下手側に出てゴールとなりました。
こっちにも登山口あったのね。
そして天狗清水に寄っているうちに大モミジで追い抜いた人にもまた抜かれ、結局自分が最後の登山者となってしまったようでした。
そんな感じで初の鋸山・花立コース、今まで登った山のようにあまり階段などは整備されてなく自然に近いコースが楽しい登山でした。
弥彦山と比べると少し難易度アップといった感じですが、それほど登りにくい場所もなく弥彦山が登れるくらいの初心者なら登れるコースかと思いますね。
ただし道が狭い所が多いので、すれ違い時のマナーは覚えてからの方がいいかもしれません。
今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。
天気:曇り
人数:1人
コース時間まとめ
登山口 13:04
沢を渡る橋 13:15
烏滝 13:20
大モミジの木 13:34
花立峠 14:19
頂上付近 14:43~15:37
花立峠 15:53
大モミジの木 16:17
沢を渡る橋付近 16:31~16:34
天狗清水 16:41
駐車場 16:44
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自分がこれまでに登った山で一番高いのが弥彦山の634mでしたが、そろそろもう少し高い山にも挑戦してみたいなと思っていました。
そこでネットなども駆使して自分が行けそうな山の情報を集めると、長岡市の東側にある「鋸山(のこぎりやま)」が難易度や所要時間、登山口までのアクセスが丁度良さそうという事でこの日は鋸山へと行ってきました。
当日は久しぶりに午前中から動けそうな感じでしたが不意の来客により出発はお昼頃に。
少し遅くなったものの時間を計算するとまだ何とか日没までには下山できるくらいだったので予定通り山へ向かう事にしました。
ちょっと早めに軽い昼食を取り、山メシもするかとカップ麺をひとつザックに入れて家を出発。
鋸山は長岡の方では結構メジャーな山との事で、車を走らせ登山口・駐車場に着くと30台程度停められる駐車場には7割ほどを埋める車、それと先が行き止まりになった道路にも結構な数の路上駐車の車がありました。
朝組が下山して駐車場に空きができていたと思われるので、午前中に来ていたら満車だったかも…と改めて人気のある山な事を実感しました。
登山口は駐車場のすぐ奥にあり、その横には仮設トイレもありました。
仮設トイレの中は、まぁ普通の仮設トイレといった感じ。
中は臭いは少しありましたが、足踏みポンプ式の水洗もあり、こちらはなんと青い色の付いた水が流れたのでちょっと驚きました(笑)
ちゃんと管理されてるんだなぁ。
そして準備を整え登山口へ。
熊出没注意。
ここから登山スタート。
登山道へ入ると早速花を発見。
溝蕎麦(みぞそば)かな?
この花はこの日コースのあちこちでたくさん見られました。
少し進むと道標を発見。
ちょっと文字が薄くなっている所もありますが、ちゃんと鋸山のコースである事が確認できます。
その少し先にもう1枚。
何気に韻を踏んでる訳らな?
守ろう 殖やそう 山野草 Yeah!!(ラップ調で(笑))
道はしばらく沢の横を進む感じですぐ横が急斜面になっていました。
登山道も細めなので他の人とすれ違いする事になったらちょっと気を付けないとだな…と思いながら進みましたが、幸いこの付近では他の人に会う事無く通過できました。
また花を発見。
こちらも溝蕎麦でしょうか。
先程のものとは違い鮮やかなピンクが綺麗でした。
こちらはアザミかな?
1か所に纏まっている感じで咲いてました。
先へ進むと沢の上に掛けられた橋が出てきました。
手すりが無く、路面も少しウェット感が残っていたので滑らないか用心しながら。
何事も無く渡れましたが、橋の上を歩いている時には一歩歩くごとに橋がしなるのか、ふよんふよんした感じがしてちょっと怖かったf(^o^;)
橋を渡った所からは登山道も少し傾斜を増しました。
そしてここを登り始めると下山してきた人とすれ違いに。
「これからですか~」なんて言われてしまいましたが、やはり昼からだともう登山的には後発組になっちゃいますね。
本当は登山は”早出早帰り”が好ましいのも一応心得てはいますが…f(^-^;)
道標をチェック。
少し登った所に滝があるようです。
烏滝(からすだき)でいいのかな?
先へ進みます。
こちらのコースはあまり階段などは整備されてなく自然のままに近い道ですね。
また滝の案内板が出てきたので寄ってみる事にしました。
滝まではこの案内板から左の方へ折れて30mほど。
「滝見台」と名の付いたそこは高台になっていました。
下の沢までは数メートルの高さがあり、滝の近くまでは行けないようでした。
なるほど、見るだけなので滝見台、納得(笑)
しかし滝の方は素朴ながらもなかなかいい感じ。
カメラは手持ちでしたがなるべくシャッタースピードを遅くして撮ってみました。
滝を見たあとはコースへ戻り先へ。
この辺から道はゴロゴロとした石の上を渡っていく感じになりました。
隣には沢が流れ、そのせいか登山道の石の間も水が流れたりしてウェット感が強かったですね。
滑ったり靴が濡れたりしないかと緊張感がありました。
また花を発見。
写真を撮っている時には名前は分かりませんでしたが、ちょうど下山してくる人もいてその方が「お、リンドウが咲いてるね」と言っていたのを聞いてこの花がリンドウである事が判明しました(笑)
先へ進むと「大モミジ」と書かれた杭の立った木があり、スペースも少し広くなっていたのでここで小休憩。
前回登山の「2017年10月9日 弥彦山 登山 表参道コース」の時には口呼吸メインで登ってしまったせいかぜーはーぜーはーしてバテてしまいましたが、今回は鼻で大きく吸う呼吸を意識しながら登ったらあまりバテずに登ってこれた気がします。
やっぱり呼吸法は意外と大事ですね。
そして休憩して乱れた息も整ってきた頃に下山してきた人もここで休憩となったので入れ替わるように登山を再開しました。
ここからはまた片側が斜面の細い道。
横に張り出した木の枝がなんかいい。
折り返しても片側が急斜面。
こんな感じの地形が多いコースなので、下山してくる人の気配を感じる度に安全にすれ違いできる場所はあるかなと意識しながら進みました。
すれ違いする時は譲り譲られながら。
譲る時は”山側に身体を寄せる”の基本を忘れずに。
標高も上がってきて少し景色の開ける所もありました。
なかなかいい感じ。
路面はまた土とゴロゴロした石の混じった所も。
この日の前日には雨が降り、まだ乾ききらずにウェット感が残っていたので滑りやすかったですね。
ズルッといったような足跡もいくつか見られました。
ちょっと紅葉っぽい木も。
山全体を見れば紅葉はまだまだといった感じでしたが、所々で黄色や赤に色づいた木が目を楽しませてくれました。
木の段差を越えて。
雨が降ると水が流れるのか、路面が抉れている所も数か所ありました。
一部人工の階段が現れました。
そろそろ山頂の少し手前にある花立峠かな?…と思いましたが、まだだった(笑)
階段を登りきった所ではまた少し景色が開けました。
向こうに見える山が山頂の方かな?…と登っている時は思いましたが、あとで地図をよく見てみるとどうも鋸山のもう一つのコースの長工新道の方の時に通る山だったかも…f(^-^;)
この付近でもまた花を発見。
関東嫁菜(かんとうよめな)かな?
こちらは秋の麒麟草(あきのきりんそう)でしょうか。
登山道のすぐ脇に咲いていて目を楽しませてくれました。
大きなブナの木の横を通り。
この辺もまた細い道。
右側も藪のように見えますが、こちらも急斜面になっていたようなので踏み外さないように注意しながら。
更に進むと少し大きな段差の階段がありました。
登っている時は気づきませんでしたがロープも設置されていたようですね。
大きく足を上げてよいしょと乗り越えました。
そこから少し進むと何やら少し広いスペースが。
こちらが頂上の少し手前にある「花立峠」でした。
少し開けた場所でしたが、この写真の角度の後ろ側には休憩している親子連れのパーティーがいたのでそちらの写真は撮らず。
モニュメントをチェック。
ここが分岐路になっていて右に行くと先程見た山の尾根の方へ行く長工新道や萱峠(かやとうげ?)の道となるようですね。
機会があればそちらもいずれ通ってみたいと思います。
鋸山の山頂はここからもう20~30分程という事で、奥の道へと進みました。
花立峠から少し進んだ所はブナ林。
おお~、ここの景色はなんだか凄く良かった。
少し進むと分岐路。
鋸山の山頂は左へ。
まっすぐは他のコースがあるのかな?
まだ勉強不足なので謎ですf(^-^;)
分岐を過ぎて少し進むと、横に生えている木の上を乗り越えたり跨いだりする場所が。
見た目にも驚きましたが、右側が斜面になっているし少しウェット感の残る路面や木の上は滑りやすいしでちょっと怖かったですね。
そこを過ぎると少しなだらかな道。
葉の色づいた感じもちょっといい。
いくつかのアップダウンを越えて。
「鋸山」という山の名前は、頂上付近の稜線の形がギザギザしていて鋸の刃のような形をしている事が由来のようですね。
アップダウンを越える度に「今ギザギザの刃の上を歩いてるんだなぁ」と実感しました(笑)
いくつか目の登りになった所にはお地蔵様が。
このもうひとつ奥の小高い所にも石で出来た造形物がありました。
そんなお地蔵様などを二つ過ぎて少し進むと何か見えてきました。
お、いよいよかな?
そして山頂に到着。
山頂のスペースは狭めで、この写真に写っているので約9割。
ここに10人くらい立ってたら窮屈だろうなぁ…といった感じでしたね。
到着時は誰もいませんでしたが、写真を撮ったりしているうちに後から一人の人が登ってきたのでまだ登ってる人がいたのかと少し驚きました(笑)
鋸山は標高764.9m…あれ、wikipediaだと765.1mになってるけどどっちが正しいんだろうf(^-^;)
まぁとにかく、個人的最高峰が634mの弥彦山から130mほど更新されました。
頂上からの眺め。
右側の平野部の街が長岡市かな?
もう少し右に振ると向こうには弥彦山・角田山の西蒲三山。
国上山は弥彦山と重なっていて分かり辛いですね。
条件がいいとここからも佐渡ヶ島が見えるようですが、この日は生憎見えず終いでした。
頂上を楽しんだあとは事前のリサーチで頂上の少し先に広場のようなスペースがあると見ていたので行ってみる事にしました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、頂上からの道は狭く、大きな段差も2・3ヶ所。
ほんとに広場あるんかな…と少し不安になってしまいましたが、時間に余裕のあるうちはもう少しだけと先へ進んでみました。
すると頂上から5分も掛かったか掛からないかくらいで開けたスペースへと出ました。
おお、こちらもなかなかいい感じ。
ここだと10人くらいの団体でも余裕で休憩できそうですね。
そしてこちらの奥にも登山コースがあったようですが、こちらもまだ勉強不足でどのコースかは謎です。
こちらからも見える景色は綺麗でした。
奥に見えるのは栃尾の方かな?
隣の日の当たっている山は地図で見た感じ五百山でしょうか。
こちらも紅葉が進んだら綺麗な景色を見れそうですね。
そしてこの広場で登頂の休憩を取る事にしました。
お湯を沸かして久しぶりの山ラーメン&コーヒータイム♪
ちなみに登っている最中、ふと「あれ、ラーメンは持ってきたけど…箸を入れた覚えがない…」と不安になり、もし無かったらコーヒー用に入れてあるティースプーンでうまいこと麺を引っ掛けて食べないとかな…なんて思いましたが、ザックの中を探すと予備で入れていた割り箸が出てきて無事に普通に食べる事ができました。
荷造りした昔の自分、グッジョブ!(笑)
ラーメンとコーヒータイムを終えた後は、日没までの時間も押し迫って来たので再び頂上へ。
すると先程は見れなかった天使の梯子(薄明光線)を見る事ができました。
生憎の雲の多い空でしたが、こういう景色を見れるのもこの天気ならではですね。
山頂の真ん中にある方位盤?をチェック。
頂上から見渡せる山の名前なども書いてありましたが…ちょっと見えにくい感じでしたねf(^-^;)
この時頂上には誰もいなくなっていたので、せっかくだから自撮り記念撮影(笑)
方位盤の上にカメラ置いてタイマーで撮ったので構図などは適当です。
そして下山開始。
今回は花立コースをピストンで。
木の上や石の多い所など滑ったりしそうな場所があったので、ここからザックに携帯していたトレッキングポールを装備していきました。
少し下った所で目に入った谷間をパシャリ。
凄い景色。
落ちたら命は無いかもしれない。
下りは少しペース早めで進みました。
稜線はなだらかな所も多いのでスイスイです。
そして木の上を歩くゾーン。
やはり木の上は滑りやすいのでトレッキングポールを突いてバランスを取ると安心感がありましたね。
ブナ林の分岐まで下りてくると、何やらぬいぐるみが木に掛かっていました。
だれかの落とし物かな?
そしてブナ林。
やっぱりここの景色いい~。
分岐路から花立峠までほんの数十mといった距離ですが、道も平坦で気持ち良く歩ける場所でした。
花立峠。
もう誰もいない。
上の写真の右側の方からは景色が開け、越後平野を望む事ができました。
麓に見える街は長岡市ですね。
建物いっぱいだ。
下りも片側が斜面なので注意しながら。
下りでは時折正面に景色が開ける所もありました。
不意に見えるこういう景色もいいものですね。
登山道は階段があまりない分下りはスイスイ進みます。
西日が射し込む登山道。
何気ない場所でも光の加減などで綺麗に見えますね。
そして大モミジの木まで下りてきたところで休憩していた一人の下山者を追い抜きました。
自分が最後になっちゃったかなと思っていたので人がいた事にちょっと驚きました(笑)
ちなみに頂上で会った人とは別の人だったので、自分が頂上奥の広場にいる間に登ってきていたのかもしれませんね。
意外と遅くまで登る人がいる山ですね、いつも遅い自分が言うの何ですがf(^-^;)
その後も順調に下り。
石がゴロゴロしているゾーンになるとやはり滑りそうで怖かったですね。
この辺からはちょっと慎重めに。
そして無事に橋の架かる沢まで下りてきました。
橋の横から沢に行けそうだったのでちょっと寄っていきました。
岩の上を流れる水。
夏場なんかに水遊びしたら気持ちよさそうですね。
水も冷たく綺麗でした。
せっかくなのでここで汗でビシャビシャになったタオルを洗って首に巻いたらサッパリ&ヒンヤリして気持ち良かった。
橋を渡って更に下山へ。
沢伝いに延びる道がいい感じ。
しかし高さがあるので横に注意しながら。
こちらも少し、よいしょと乗り越える場所があり。
駐車場までもう少し。
そして駐車場手前の分岐路。
ここはもう駐車場が見えていて左に曲がればすぐ駐車場ですが、まっすぐ進むと「天狗清水」という水場があるとの事だったので寄ってみる事にしました。
分岐から50mほどで天狗清水。
塩ビパイプから水が流れ落ちていました。
天狗清水の案内板をチェック。
これを読む前に手ですくって5~6杯飲んじゃいました(笑)
天狗清水の奥に何やら階段があったので行ってみました。
すると駐車場の下手側に出てゴールとなりました。
こっちにも登山口あったのね。
そして天狗清水に寄っているうちに大モミジで追い抜いた人にもまた抜かれ、結局自分が最後の登山者となってしまったようでした。
そんな感じで初の鋸山・花立コース、今まで登った山のようにあまり階段などは整備されてなく自然に近いコースが楽しい登山でした。
弥彦山と比べると少し難易度アップといった感じですが、それほど登りにくい場所もなく弥彦山が登れるくらいの初心者なら登れるコースかと思いますね。
ただし道が狭い所が多いので、すれ違い時のマナーは覚えてからの方がいいかもしれません。
今回撮ったコースや風景の写真を動画にまとめてみました。
ブログの記事内で使わなかった写真、特にコース写真なんかはこちらに細かく入ってますのでよろしかったらご覧ください。
天気:曇り
人数:1人
コース時間まとめ
登山口 13:04
沢を渡る橋 13:15
烏滝 13:20
大モミジの木 13:34
花立峠 14:19
頂上付近 14:43~15:37
花立峠 15:53
大モミジの木 16:17
沢を渡る橋付近 16:31~16:34
天狗清水 16:41
駐車場 16:44
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