【MSRバーナーの燃料系メンテ】 なぜMSRサービスキットに安全ピンが付属するかというと…
GWファミキャンでメンテさぼりが露見し
イタイ目に遭わせてくれたのは マナスル121だけでなくて…
このストーブも です
MSR ドラゴンフライ
コントロールバルブのひねり加減によって
燃料の灯油が漏れてしまう事態に陥りました
加圧式のストーブです
コントロールバルブを全開にすると けっこうな勢いで
燃料とエアが バルブの付け根から漏れてきます
なのでキャンプ中は 全開手前をキープして何とか
使いましたが 実は以前にも こんな症状が出てました
燃料噴射が間髪的に途絶えて まるで息継ぎするように
時おり 燃焼中に失火するようになってしまった
この症状 実はもう4年くらい前から続いてましたが…
こんなふうにタンクを斜めにしたり
またこんなことをしなくても その日の調子によって
フツーに使えたりもしていたので
そのまま使っていたのですが…
燃料漏れはさすがに看過できません
ここで腰を上げて 両症状ともやっつけてしまおうと決意し
とあるアイテムを取り寄せた次第です
ドラゴンフライのエクスペディションサービスキット
エクスペディション ( expedition ) とは 「遠征」 の意味で
要は外でも修理できる仕様ということです
この長辺が15センチしかない小さなケースの中には
確かに遠征中に不具合が起こっても なんとか直せそうな
ボリュームの消耗品やら専用工具やらが詰め込まれています
詳しく中を見てみましょう
これはポンプカップオイル
ヒロバ・ゼロの大容量を買ったばかりなので
今回は使いません
いわゆるブリッカーと呼ばれる火口掃除張針
マナスルのブリッカーは針が片側だけですが
MSRは両方に出ています
しかしこれまでドラゴンフライで火口の掃除を施したことは
ほとんどありませんので 今回も使わないでしょう
これはフレームスプレッダー
火口直上で 炎を受け止めます
いま付いている物がまだまだ大丈夫なので
これも使いません
これはDIP (ディップ) チューブ
ポンプ部の先端にあるパーツで 燃料を吸い上げる
ストローみたいなもの
先端には燃料中の細かいゴミを 吸いこまないための
フィルターが付いています
エクスペディションサービスキットを購入した理由のひとつが
この交換が必要だったからなので あとで使います
こちらはポンプシール
私のドラゴンフライのものはかなり煤汚れが付いており
新しく交換したくなりますが 今回は我慢しました
だって元々のシールも これまたきちんと機能して
使えてますからね (^^;
上がジェット&ケーブルツール 要は専用マルチツール
下はフツーの安全ピンですが これも立派な修繕用具
なぜただの安全ピンが付属するのかは あとで触れます
フレームアジャスターも交換しません
そして我が家のストーブにいちばん必要な物たちが
小袋の中に詰め込まれており…
スプリングとかOリングパッキンとか
その他もろもろの小物です
この中のOリングが 今回の燃料漏れを止めるために
必要不可欠なパーツとなるのです
がしかし…
念のため 内容物の各種Oリングを並べて
マニュアルと見比べてみたら 異常に気付いてしまった…
うーん…
マニュアルではいちばん小さいポペットOリングが2つで
その次に小さいフレームアジャスターOリングが2つの筈ですが
実際はポペットOリングが4つ フレームアジャスターOリングが
1つしか見当たらないような気が…(^^;
メイドインUSAは 概ねざっくばらんだ ということは
バイクや他のキャンプ道具でさんざん味わってきたので
もはやクレームを付けようとは思いません
あるいはこれでも足りるということなのかもしれませんし…
とりあえず今回使う予定の物はきちんと揃っているので
作業に取り掛かることにしました
ちなみに上の画の左下に見える白くて丸い物は
ストーブ本体側の燃料フィルター
安全ピンは このフィルターを交換する時に
刺して扱うためにあるらしいですが 後述する他の用途の方が
もっと重要かもしれません
マナスルをメンテしたときはパッキンが崩れて
けっこうゴミ出たので 今回もステンのトレーを使います
ダイソーで200円で売っている物で 細かい部品を
見失いにくくなることもあり バーナーメンテには欠かせません
うちには3枚くらい あります
今回メンテが必要なのはポンプ部分のみ
手始めはコントロールバルブのOリングの交換ですが
サービスキットのマニュアルで見てみると…
この赤い部分 (d) がコントロールバルブ
ここをはずして Oリングを交換したいのですが
一筋縄ではいきません
まずコントロールバルブを締めている
戻り止めナット(c) をはずす必要が
あると考えましたが 戻り止めナットの前に
コントロールノブを取り外さないと ナットは抜けないので…
ラジオペンチではずしました
遠征時は(笑) サービスキット以外にも 小ぶりなペンチを
携行したほうが良さそうです
続いてジェット&ケーブルツールで 戻り止めナット(c) を
緩めます これは簡単でした
さらに安全ピンですが コントロールバルブの抜き差しにも
必要みたい…
コントロールバルブ自体はかなり細いため ノブをはずすと
指でつまんで抜いたり回したりできなくなりますが
ノブの取り付け穴に安全ピンを通すと扱えるようになります
もちろんバルブ抜き差しの時だけノブを戻しても良いんですが
戻り止めナットをはめる際 再びはずさないとなりません から
安全ピンのほうが遙かに作業が捗るはずです
やっとコントロールバルブを取り外して
ようやくOリングとご対面…
この時点では比較するものがないため Oリングは
本当に交換が必要なレベルなのか 視覚的には
わからないなと感じていたところ すぐに現状が露見しました
元もとのOリングをはずそうと 指でつまんで
少し力を入れたら あっという間に割れてしまった…
こりゃ立派にダメダメです (^^;
割れた状態で 新しいOリングと見比べてみると
確かに外周の大きさが違う…
摩耗していることがわかりますね
これじゃ確かに漏れるわけです
とっとと新しいOリングをはめ込むことにします
Oリングの換装完了です
今回はポンプオイルを使用しませんでしたが 潤滑剤として使い
Oリングを滑らせつつはめても良いと思います
続いてポンプ本体へコントロールバルブを戻します
が…
意外とキツめ…
安全ピンでつまんだコントロールバルブを
回しながら 少しずつ押し込んで…
何とか元通りになりました
安全ピンはこの時点でお役御免
分解と逆手順でコントロールバルブまわりを元に戻します
ジェット&ケーブルツールで 戻り止めナットを締め込んで…
ノブも元通りに取り付けます
ノブを回すと 明らかにこれまでより指先に抵抗を感じますが
バルブが回らない状態ではなく良い感じの抵抗を感じます
続いてDIPチューブの交換へ…
これは単純に 力ワザで古いチューブを引き抜いて…
元の場所に新しいチューブを やはり力ワザで
グリグリと押し込んで止まればOK
ドラゴンフライ不調の症状だった
コントロールバルブからの燃料漏れと
息継ぎ=燃料吸い込みの詰まりは これらの作業で
解決したはず…
じゃあ試運転してみましょう
燃料パイプをポンプに取り付けて…
キャッチアームを下ろします
ポンプと本体のロック完了
続いて加圧開始…
押し込んだ時に軽く手首を右に回す感じで
エアを送り込んでいきます
燃料は灯油なので 予熱が必要です
青火は燃料用アルコールの炎色ですね
1~2分待って 機関部が温まってから
ポンプ側のコントロールバルブを開いて…
続いて本体側のフレームアジャスターを開きます
火口から灯油が噴き出すので 最初は赤火です
予熱用のアルコールに灯油が混じります
それが予熱皿で燻っている間も赤火のままですが…
フレームアジャスターを回して
少しずつ混合気の噴出量を上げていくと…
灯油混じりのアルコールが燃え尽きた瞬間
そして灯油が青火のバトンを受け取ります
ゴールデンウイークのキャンプで
騙しだまし使っていた時と
明らかに火の勢いが異なるのが分かる…
この状態で数分間放置しましたが
コントロールバルブ部からの漏れはなく
また炎も息継ぎすることもなく 燃焼が続きました
もう大丈夫みたいです
ドラゴンフライ 無事に完全復活しました
ちなみにドラゴンフライの
エクスペディションサービスキットですが
けっこういいお値段がします
細かい内容物が変でしたけど 完全復活できたので
今回はこの出費に痛感はありません
次にOリングを替える必要に迫られたら
たぶん代替品を探すだろうとは思いますが (^^;
新品購入して10年はノーメンテで使えてましたから
代替品探しがもう10年先になるとありがたいなと(笑)
このケース 今後のキャンプで持ち忘れないよう
これからずっと道具コンテナに収めておくことにします
もちろん小ぶりのペンチもいっしょです(笑)
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【マナスル121パッキン交換】 安くて質量とも満足なヒロバゼロを使うと某リュブリカントには戻れない
いろいろあったゴールデンウイークのキャンプですが
マダニにやられかけたココアは 1ケ月半が経ったいま
元気なまま…
どうやら無事みたい
マダニ感染症に罹らずに済んだようです
それはそれで良かったのですが 別の問題もありました
久しぶりに使ったケロシンストーブに不具合があることが
発覚し 満足に使用できなかったんたですよね
しかも問題が起きたのは1基ではなく2基
キャンプではメインとして使用している火器2つが
両方ともダメで メンテナンスを怠っていたことを
痛切に思い知らされました
ということでひさびさにお手入れします
まずマナスル121からです
具体的な不具合は 加圧ポンプを押し込んだ時の
引っ掛かりが ほぼなくなってしまったこと
それはつまり 上の図でいうと「革パッキン」に
不具合が起きていることになります
キャンプ時の症状から考えると 革パッキンが劣化した もしくは
潤滑油切れになるので 両方の事態に対応する資材を入手
まず潤滑油ですが 加圧系火器のポンプ部潤滑油として
定番なこれの購入を検討します
コールマンのリュプリカントですね
こんな感じでコールマン製のランタンやバーナー加圧部の
潤滑に使用しますが 他社製の火器類の同じような部位にも
使えます
当然 マナスルストーブの加圧部分にも使えるんですが
このケミカルって中身が少ししか入っていないのに
意外と値が張ります
かつて我が家の道具コンテナにも入れておいたはずですが
10年以上前に買ったもので いつの間にか空になっていたため
新しく購入しようとしたら 以前はもっと安かった気がして
躊躇した次第…(^^;
無いものか探したところ あるモノを見つけたので
購入しておきました
上の2つの封筒のうちひとつがリュプリカント代替品で
もうひとつは念のための交換用の革パッキンです
しかし…
自宅に持ち帰ったマナスル121を観察したところ
加圧ポンプ部以外にも 別の不具合が見つかりました
なんと給油口付近から灯油が漏れてました
さいわい 漏れの量は少なくて 漏れというより
滲みといったほうがよさそうな感じでしたが
火を扱う道具で圧がかかる部分でもあります
放置して劣化が広がれば 大きな事故にも
繋がりかねない不具合と言えるため 急きょ
対策するための消耗パーツも手配しておきました
こちらは過去にもクリーニングニードルやマントル購入で
お世話になった九州のショップ
こうして3つの消耗パーツがそろったところで
リペア作業を開始します
まず加圧できない症状のメンテナンス
方向性は 革パッキンに潤滑油を垂らしてみて
改善が見られなかったら 革パッキンの交換を行うつもり…
ポンプカップ専用潤滑油は 非コールマン
楽天で求めたもので ヒロバ・ゼロという
ケミカル専門店の製品です
コールマンのリュブリカントは 容量・成分とも非公表ですが
容器の大きさからすると ヒロバ・ゼロのポンピング潤滑油は
おそらくコールマンの倍量以上ありそうです
前述とおりコールマン製リュブリカントの成分は
不明なのですが ヒロバ・ゼロの成分はしっかりと
公表されてます
その成分は 鉱物油 防錆剤 油性剤 といった組成です
一説によると この手の火器用リュブリカントは
安価なミシン油でも代用できるとの話がありますが
ミシン油の成分は鉱物油だけなので 防錆性能は期待できません
マナスルは錆びにくいと思いますが 防錆剤を含むオイルなら
酸化による黒ずみを防ぐ効果も期待できるはずです
そんな期待を抱いて ミシン油より余計にお金を払うことにしました
では マナスル121をケースから取り出して
ポンプセットを抜きます
ポンプの根元は手で回せてはずせます
キャンプ場でもノー工具でやりました
そのあと何も手が出せませんでしたけど…(^^;
つぎにヒロバ・ゼロのポンピング油を
革パッキンへ垂らしてなじませます
広げるのは指でやりました
あとで石鹸で洗えばいいので
ポンプセットを元に戻しますが このときの手ごたえだけで
成功を予感しました
ポンプセットを抜くときは あまりに簡単に抜けてしまったけど
その時とはあきらかに異なる抵抗感を感じましたから
そして試運転
まずアルコールで予熱して…
試運転は屋外のベランダで行いましたが
この日は風があることを忘れてました…
あわてて風防をかぶせます
バーナー部がある程度あたたまり
予熱アルコールの青美が消えないうちに
加圧をスタート…
マナスルストーブには火力調整のために回して開閉する
バルブなどありません
加圧したり圧を逃がしたりして火力を調整するので
単純にポンピングして加圧することで火口からの
燃料噴出量 つまり火力を調整します
灯油が噴き出して燃え始めた炎の色が
タンクに照り返されてますね
この時点でまだ火は赤いけど キャンプのときと
明らかに火勢が違って 力強い感じがします
かまわずポンピングして圧を加えていき
予熱皿のアルコールが燃え尽きたころ…
ぶじに青火になりました
風があるので煽られており 炎の周囲は赤いですが
もはや連休時の頼りない感じは微塵もなくて…
ポンプも問題なく加圧できて 空回りする感じも
まったくありません
マナスル121 復活したようです
5分ほど試運転して 加圧部位の復活は確信できたので
鎮火させてから 注油口の灯油滲みを直します
念のため エア抜きのネジまわりや
注油口じたいの根元からの灯油リークがないことを
確認しますが どちらの部位でもありませんでした
灯油の滲みは注油口のパッキン劣化と判断して
パーツ交換を行います
マナスルの注油口フタのパッキンです
まず古いパッキンを確認しますが
案の定な状態…
うーん… 表面がデコボコしてます (^^;
こんな状態で 灯油がもっと大量に漏れ出ずに
済んでいたのは 不幸中の幸いです
先の細いマイナスドライバーで古いパッキンを
こしると これも案の定…
ボロボロに崩れていきます
元は鉛なのかゴムだったのか もはや知る術はありませんが
後者だとしたら かなり変質してしまったことになります
フタの中に崩れておちたパッキンが残らないよう
車用のパーツクリーナーで吹き飛ばしてから
新しいパッキンをはめ込みますが…
フタへの押し込みもマイナスドライバーが必要でした
フタ内側のネジ山より奥へ フタの内側面に密着させるように
パッキンを押し込めればOKです
なお注油口パッキンを交換する前に 思い立って
マナスルはピカピカになるまでバフ掛けしています
このあとの試運転は行いませんでした
潤滑油塗布だけで効果があったと確信できたこともありますが
この磨いてある状態 いちどでも点火させると
ほぼ間違いなく どこかにくすみが残るので…(^^;
そのかわり 注油口パッキンを交換して中に灯油がある状態で
漏れが起こらないかのテストは行いました
30分放置しましたが 灯油リークは解消した様子
パッキンのみ交換で直るだろうという見立ては
正しかった
マナスル121のリペア作業は成功したようですね
ほんと いちどでも使うと 間違いなくまた汚れますけど
それはキャンプ道具なので 仕方ない運命なんですが…(^^;
つづいてMSRのメンテも行いましたが 長くなるので
次の更新に続きます
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【自宅でタイヤ交換】 インパクトとトルクレンチを買えば1時間で交換可能・しかも1年半で元が取れます
例年 5月の連休を境に クルマを冬タイヤから
夏タイヤへ交換しています
なので3月末の パジェロミニでのソロキャンプでは
まだ冬タイヤでしたが そろそろ交換時期です
で 諸事情により 例年より早い4月中に夏タイヤへ交換しました
我が家は これまでディーラーの定期点検ついでに
タイヤ換装を依頼していたのですが 実はこの4月に
厳しい現実を付き付けられてしまったのです
これまでお世話になっていた 三菱のディーラーが
年度替わりのタイミングで閉店してしまいまして…
経営統合のためとのことでしたが 顔見知りの営業さんが
より遠い店舗へ転勤しただけではありません
別の三菱でお世話になるには これまでの 3~4倍も
距離が離れた店舗まで行かねばならなくなってしまいました
利用してたディーラーが統廃合に(;´Д`)
— もりっち (@moriyantw) October 28, 2021
待ってる間はショッピングセンターで時間潰せたから使い勝手良かったのに・・ pic.twitter.com/Rsq8uhzUNB
正直ショックでしたが あのトヨタですら販売チャンネルの
統廃合を進めていますからね
これもコロナ禍やウクライナ戦争の影響です
仕方ない流れなのでしょう
といった事情で パジェロミニのタイヤ換装は
自宅からかなり近い場所にあるイエローハットへ行き
ついでにオイル交換もやってもらったのですが
ディーラーではないので当然 タイヤ交換は工賃がかかります
会員になってみましたが それでもね…
こちらで季節の変わり目に タイヤ交換を依頼するのであれば
毎回 これだけの工賃がかかってしまいます
1年で2回 春秋ごとに 3,850円が飛んでいくことになる…
これまでサービスでやってもらっていたのが
都度 この金額というのは やはりイタイ…(^^;
そして 我が家にはもう一台 三菱車がありますし…
デリカの冬タイヤは5月連休のキャンプ時点で
まだ夏タイヤには替えてませんでしたし…
重要な点検や車検ならあきらめは付きますが
これは何とかしないとなりません
夏タイヤはこれが4本 自宅の倉庫に仕舞ってあるのですが
これまで何度も考えていた とあるプランを実行に移す機会です
そう…
夏冬タイヤの履き替えは 自分でやっちゃうべきだということ
これまでセルフでタイヤ交換ができる環境を整えようと
考えた契機というのは パミニのインチアップなど
足回りの変更を検討したときだけでしたが
近所の三菱が閉店となったいま…
夏冬の定例行事は自力でやってしまうほうが
大学生ふたりを抱える我が家のおサイフには
絶対的に優しいはずです
ちなみに 自力でタイヤを交換するため
最低限あったほうが良いのはこれらのアイテム
ひとつはインパクドライバー
インパクトレンチとか 振動ドライバーとか
別の呼び方で言われることもあります
そしてもうひとつはトルクレンチです
車のホイールナットは規定のトルクで締め付けないとなりません
それを確実に行えるのは 手動工具であるコレです
ということで 揃えちゃいました
インパクトレンチは中古です
日立の WR14VB という有線工具
私的にはコードレスの工具って バッテリーが
切れたときの煩わしさが嫌なので あまり使いません
PCのマウスもわざわざ有線タイプを探して使うくらいです
費用は7,000円 ちょっとかかりました
そしてトルクレンチ
こちらはホームセンターで4,000円弱でした
もう1,000円安いものもあったのですが
安いほうは必要なスペックを満たしておらず
こっちになりました 理由はあとで書きます
中古の日立インパクトレンチにはソケットが
付いていなかったので KTCのセミディープソケットも
1,000円ほどで購入
このサイズはデリカもパジェロミニも共用できます
天気にも恵まれた5月中旬の週末
準備は整いました では始めましょう
階下の倉庫から夏タイヤを4本 駐車場まで
運びあげて…
デリカ付属のジャッキでリフトアップします
これもタイヤ交換には必須ですね
なお タイヤ交換の際 私的にはタイヤが接地するかどうか
ギリギリの高さでジャッキアップを止めるにしています
あまり高く上げ過ぎると タイヤをはめるとき
無駄な腕力が必要になりますからね
これ過去にバイクでタイヤ交換したときに覚えたコツです
では作業開始
中古ですがインパクトはきっちりガツガツと動いてくれて…
1本めの冬タイヤは ものの2~3分ではずれました
このタイヤを留めていたホイールナットを最後に締めたのは
三菱のメカニックのはずです
当然ですが 手動の工具では絶対にはずれない固さで
締められてましたからね
やはりセルフのタイヤ交換に電動インパクトレンチは
絶対に必要な工具だと感じます
続いてジャッキの高さを微調整しつつ
夏タイヤをはめ込みますが…
あー忘れてた…
そろそろ交換時期でしたね (^^;
夏のボーナスが出るころ 新しいタイヤに替えることにします
続いてインパクトで 緩めに締めて
ホイールナットを仮止めしたら トルクレンチの出番です
ちなみにデリカの既定の締め付けトルクは…
108N・m なので トルクレンチも調整します
画像が上下逆になってますが気にしないでください
レンチの縦軸の目盛りが百の位で そこを100に合わせてから
横軸の目盛りの一の位で8に合わせると
108N・mのトルクが得られる仕組み
これで1本のタイヤにつき5本のホイールナットを
本締めしますが この作業は手でやっても大丈夫です
既定のトルクに達すると それ以上は空転して
締められなくなります
なお店頭で見つけたトルクレンチのうち 安価なほうは
デリカの規定トルクを満たさないスペックでした
タイヤ交換用途で購入する場合 事前に自分の車が
どれくらいのトルクが必要なのか 調べておく必要が
あるということですね
作業を4本ぶん くり返していきますが
もっとも力が要る工程は電動工具がやってくれますから
苦ではありませんでした
いちばん大変だったのは タイヤの上げ下ろしです
いま作業している場所の1階下の倉庫まで
手で持って 運ばねばなりませんので…(^^;
また 意外と手間だったのがパンタジャッキの手回しで
それをインパクトで行えるようにするアイテムがあると
後になって知りました
安いのでそのうち買うことにします
ということで作業完了です
作業開始から完了までにかかった時間は
初めてのセルフタイヤ交換で 1時間半で済みました
タイヤを倉庫から上げ下ろしする時間も含んているので
実質1時間くらいで済んだことになりますが
これ以降 夏冬のタイヤ換装の工賃は 二度とかかりません
新品タイヤに交換する場合を除いては…
なおインパクトレンチを新品で買うと これくらいかかります
中古でもしっかりした物が買えるなら そのほうが得でしょう
私の場合 トルクレンチやソケットとあわせて 初期投資は
1万1千円かかりましたが この金額は1年半で
元が取れることになります
このお店換算で タイヤ交換した工賃の3回ぶんより
安いですから♪
また 自分でタイヤ交換ができるめどが立ったことで
パミニの足回りをカスタムできるめども立ちました
これがいちばんのねらいだったりしますけど…(笑)
そして先日のキャンプで発覚した 灯油バーナーの
リペア計画も着々と進行しています
タイヤ交換とは真逆な 閉口するような価格設定に
びっくりした一幕もありますけど…(^^;
続きます
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5月4日 ゴールデンウイークのキャンプ2日目の夜
時刻は20時を過ぎて あたりは真っ暗です
緑と太陽の丘キャンプ場の川沿いにあるサイトには
キャンプ場の照明施設がまったく無し
自前の照明で灯すしかありませんが 1ケ月前にソロで
訪れたときに経験済みですので 大光量のケロシンランタンを
3基ほど灯しておけば 問題はありませんでした
いまは幕外2基と テンティピ内1基の639Cが稼働中です
そんな場所で 先月来たときは 大写しになった自分の影に
警戒して吠えていたココアも 今回は大丈夫
学習したのか はたまた家族が一緒で安心してるのか
無駄吠えすることはありません
20時半を過ぎて ルットルプを半転させてみると…
気温は14度あります
昨夜よりまだ暖かいですが このあとは夜明けにかけて
5度も下がりました
夜が明けて5月5日の朝です
幕外の気温は10度を切っていたので
やはり暖房が役に立ってます
薪ストとアルパカ併用で 起床時の幕内は 18度
おかげで寒くなく眠れましたが
例年 梅雨時期は雨に降られても
暖房が必要になるほど冷えたことはありません
今シーズンのキャンプ用暖房の使用は 今回が最後です
とはいえ今はまだ冷え込んでいて 同時に
ここが芝サイトであり あたりの芝から大量の水分が
吐き出されていることも 思いっきり実感できてしまいます
昨日に引き続き 車のウインドウガラスは結露しまくり…
前夜のうちに 開閉可能なウインドウガラスは
すべて閉めておきましたが もしそれを忘れたら
車内はとんでもないことになったでしょう
そう思ったのは このあとタープに起きた出来事が
あまりに凄まじかったからです
タトンカ3TC の結露を落とそうとして タープのサイドを
跳ね上げていたポールをはずしてコードを引き
幕体生地に テンションをかけたところ…
水滴となった結露が集まり ボタボタと音を立てて
流れていきます
その音だけを聞いていると 雨が降り始めたのかと思うほど
そして ある程度太陽が高くなってくると 今度は
タープ上面についた水滴が むわむわと蒸発しし始めます
間違いなくタトンカから湯気が立ちのぼってます
結露もすさまじかったけど 太陽熱も凄い…
完全にキャンプ場周囲の山の稜線を超える高さまで
日が昇り テントタープ以外に陽を遮るものがなくなりました
こうなりゃ すべての結露は 放置しといても勝手に乾くでしょう
さて キャンプ最終日の朝ですから 撤収作業前に腹ごしらえ
昨日より 品数を少しだけ増やした朝メシです
アルパカストーブで焼いた目玉焼きは焼き過ぎかな…
もう少し生っぽいほうが好みですが 微細な火力調整が
可能なドラゴンフライが不調なので仕方ありませんでした
朝の散歩を済ませた ココアも朝ごはんを摂らせましたが
自宅まで車に乗るので酔わないように 念のため
消化の良い缶フーズで我慢してもらいました
宵っ張りな長男も起こし 朝メシを摂らせて…
9時を過ぎると タトンカもテンティピも ランタンも
すべての結露は消えてなくなります
太陽の圧勝です
これで憂いなく撤収作業に入れますが もはや暑いくらい…(^^;
つい数時間前まで 幕内が薪ストで心地いい暖かさだったのが
信じられないくらいの気温差です
再び15キロの重量物と化したコンテナを
デリカのルーフに担ぎ上げ ラチェットの
タイダウンベルトで厳重に結束
緑と太陽の丘キャンプ場の退出定刻は11時ですが
30分ほど遅れて撤収完了です
30分遅れのお咎めはありませんでしたけど
もう30分早く作業を始めるべきだったなぁ… (^^;
ココアは私が撤収しているあいだに
末子やママさんとたくさん散歩に出ていたので
乗車中のおしっこやウンチは大丈夫でしょう
このときの散歩で お土産をもらっていたっぽいのですが…
自宅を目指して走り始めましたが 今日は5月5日
実質 大型連休の最終日です
さぞや道が混むだろうと覚悟していましたが
ほとんど渋滞せず 無事に自宅へたどり着き…
帰宅して車載の荷物をほどき 自宅に運び終えて
ついでに 芝サイトや川岸で遊びまくっていたココアに
シャワーを浴びさせて すっきりさせたのですが…
いつにも増して 後ろ足で耳を掻いている気がして
彼の耳朶をめくってみると ゴマ粒のようなモノが
数個あるのを見つけてしまった…
これ… もしかしてマダニか?
あわててかかりつけの獣医さんに電話し
救急対応の窓口にココアを連れて行きましたが…
Miyuki Meinaka, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
予感は的中 マダニでした
もちろん除去してもらいましたが なんと見つかったのは20匹!
幸い ふだん飲ませている駆虫薬の効き目があったのか
血を吸われる前だったのか…
通院後すでに1ケ月経ちますが ココアの体調に変化はなし
また家族が咬まれた形跡や体調の変化はありません
耳を気にする仕草が増えたタイミングから考えて
ココアにマダニがついたのは キャンプ3日目の
撤収作業中に散歩へ出ていたときでしょう
ウルトラ害虫をもらったはもらったんですが
ふだんから駆虫薬を飲ませていたことと また
発見してすぐに獣医で処置してもらったことで
感染に繋がらずに済んだということみたいです
ここからは獣医さんに聞いた話ですが
今回われわれが訪れたキャンプ場だけに
マダニがいるということではないのだそう…
heriheri, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
国内のマダニの生息域は 人間の居住域に迫りつつあります
どちらかというと東より西日本に多く 宅地近くの草むらで
マダニが見つかることは 珍しくないそうです
また今回のキャンプ中 我が家以外も ワンちゃん連れの
お客さんが何組かいたのですが マダニをもらったのは
ココアだけだったかもしれないと言われました
というのも実は…
ココアも服用タイプのノミ・マダニ駆虫薬を 獣医さんに
処方された量で 定期接種させていますが
先月の服薬するタイミングって ちょうどキャンプ直後の
予定だったので…
駆虫薬成分の血中濃度が薄くなる時期に たまたま
マダニのいる草むらに突っ込んで行ったのだろうとのこと
これココアが我が家に来て2ヶ月くらいの画像ですが
その時もいまも 草むらは大好物です… (^^;
もちろん通院直後即 ココアに5月分の駆虫薬を服させたのは
言うまでもありません
そうすることで 除去しきれなかったマダニがいたとしても
新しく投与した薬の成分を嫌がり ココアの身体から
逃げていく とのことでしたので
ところで もしマダニに咬まれて ある程度吸血されている状況を
発見しても 獣医さんから「自分で取り除くのは絶対ダメ」と
指示されました
運転太郎, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
犬も人間も 素人が取り除こうとせず 医師に取ってもらわないと
危険なのです
学生の頃、湿原の草苅のバイトでマダニに喰われたことが。しっかりつまんでエイヤと引っこ抜いて頭まで取れた。血を吸って膨れる前ならまだ取りやすいが時間が経つと難しいらしい。
— 黒・天リフ (@black_tenref) May 25, 2022
知っている方も多いと思いますが マダニは動物にとりつくと
セメント状の分泌液を出し 皮膚に食い込んで
吸血するので 素人がピンセットで取り除いたつもりでも
完全に除去しきれず 頭だけが残ることがあります
#ダニ #豆知識
— ばくばく@ぜん息ブロガー (@bakbakn) May 23, 2022
【ダニの豆知識】
マダニに吸血されたら絶対に自分で取ってはいけない
気持ち悪いし痛いしすぐにとりたくなる
けど、無理に取るとちぎれて牙や頭が皮膚にめり込んでしまう
マダニだ!とおもったら急いで皮膚科に駆け込もう
感染症も起こるので要注意
何より マダニはさまざまな病原体を持つ
かなりメンドクサイ害虫なので 刺されたら皮膚科に行き
適切な処置をしてもらうべき
ヒトも犬も です
マダニによる感染症は 人間なら 日本紅斑熱やライム病
また重症熱性血小板減少症候群(SFTS)があり
犬の場合は バベシア症や エールリヒア症 などを発症します
いずれも発熱したり 刺された部位の紅斑が出たりするので
感染したことに気付きやすいと言えますが 怖いのは…
それらマダニ感染症に対する特効薬が存在しないことで
抗生薬の投与でなんとかするしかないらしく 国内では
猫からマダニ感染症をもらった人の死亡例もあります
ではどうやったらマダニ被害を予防できるかというと…
ニンゲンの予防策としては マダニ忌避に効果がある
虫除け薬を塗布しておくか…
ディートに不安を感じるなら とにかく肌を出さない服装を
心掛けるしかないようです
しかし犬の場合は…
ココアは服が嫌いだし 着せてもお腹は出てますし
涼しさを求めて すぐに地面に寝転ぶし…
究極の予防策は 外に出さず 室内だけで過ごさせること
なのでしょうが… (^^;
とはいえ 外へ行くことが大好きな彼を説得するのは
かなり至難の業なので やっぱりしっかり薬を飲ませて
防御してやるしかなさそうですね
次はきっちり キャンプ前に薬を飲ませてから
連れていくことにします
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