【雪中キャンプ設営前の雪かきは必要だけど】 スノーダンプが無駄になった事を悲しむか喜ぶべきか
過去の久保キャンプ場 冬パトロールでは
こんな光景に出会っていました
当時の積雪は20cm くらいと思います
久保キャンプ場は道志村の標高が低いエリアである
道志下にあり 標高は450m ほどなんですが…
その立地は道志川沿いの渓谷の底にあり
川の対岸は そそり立つ崖になっています
こんな地形が影響して 雲が雪を降らせやすく
なるんだろうなと捉えていたのですが それに加えて
今回のキャンプ数日前に こんな情報を目にしました
今日の久保キャンプ場内の
— 久保キャンプ場@山﨑優佳子 (@kubocamp01) February 11, 2023
映像を公開します
今日は昼過ぎにソロお客様の
ご好意で私も送迎していただき坂の雪かきします
3月1日からの遊魚券も本日から準備しますのでご連絡
お待ちしています
本日、雪中キャンプを
お楽しみ下さい。
ご予約は当日お電話で!
11:00から
080-3356-4280直管理人 pic.twitter.com/CC39v35gwH
管理者様の ツイートです
この情報を受け 雪中での設営になることを見越し
確実に役立つであろう道具を持ってきてありました
雪かきの強い味方…
スノーダンプですね
過去の冬パトロールが 雪中キャンプになった際
スコップで除雪してから設営したときは 意外と労力が
かかった記憶があったんですよね
決して小さくない荷物になるので 迷ったあげく
なんとか車に積んでダンプを持ってきたのですが
結果論としては まったく的外れ…(^^;
完全に無用の長物です
実は設営時に ちらちらと雪が舞い始めたので
そのままスノーダンプが役立つくらいの降り方に
なれば面白いかも… とちょっとだけ考えましたが
期待もむなしく 雪は30分くらいで 止んでしまった…
かさばるだけで何の役にも立たなかった
赤い物体をしり目に 河原サイトの砂地での設営が
ひと段落ついたのは 日没を過ぎたころ
とりあえず この火器で暖をとります
先日 芯を交換して蘇ったアルパカストーブです
自宅での試用は特に問題ありませんでしたが
キャンプ場に持ち込んでも そのことは変わりません
火力も復活したので 調理の熱源としても
かなり頼りになります
ちなみにアルパカの火力は約3.8kwあるのに対し
フジカやレインボーは2.5kw程度なので 1.5倍の
暖かさがあることになります
芯の交換前ですら レインボーより 感覚として
数値以上の火力差は感じてましたからね
今回は2倍くらい暖かく感じます (笑)
ココアはひさびさなキャンプで嬉しさを爆発しすぎて
すでにお疲れ気味ですが お腹は減らしています
さっきから お肉の匂いを感じるたび そわそわして
スクっと立ち上がってましたから (笑)
今回のキャンプの調理は長男がすべて引き受けてくれました
ココアの餌も含めて です
自宅では ほぼ私かママさんが作るので 長男には
レシピを伝えておきましたが トマトは盛り過ぎな気が…
それでも余らせる心配は まったく必要ありません
ココアはトマト大好きですし 他に鶏・豚といった大好物が
入ってますし…
ふだん豚は与えず トマトもここまでの量ではありません
これキャンプ時オンリーの非日常な特盛り ということですが
それでも完食してしまうのは やはり暴れすぎて
お腹が空きすぎていたということでしょう (笑)
薪ストを設営完了したので 点火して この熱源も活用し
長男の調理が進みます
まず出来上がったのは 鶏肉のトマトソース煮
ガーリック風味で生パセリを散らしたそう
こっちはサラダです
レタスと玉ねぎに 卵は現地で茹でてました
自宅で茹でてきても良かった気がしますが
レシピは買い出し時に思いついたそうです
3品目は豚肉細切りと獅子唐の炒め物
獅子唐の苦みと辛みがいいアクセントになってます
なかなかやるなぁと 正直ビックリしました
お腹いっぱいのココアはすでに電池切れで
もう起きていられません
誤ってフラッシュを焚いてしまいましたが
まったく反応なし (笑)
久しぶりのキャンプでうれしくてはしゃいで
夕食が済んだか済まないかのうち 睡魔に負けてしまう…
まるでニンゲンの幼児のようですね (^^;
私もそろそろ一杯やらせていただきます
すべてノンアルですが 幕外に放置し
天然冷却しておきました
19時半で外はすでに0℃になってますから
よく冷えてます
アルコール分が含まれなくても美味いモンです
まったく飲まなくなって5年も経つと ノンアルのほうが
アルコールの酔いが邪魔をせず 純粋に
麦やホップの味わいを楽しむことができるような
気がしています
徒労に終わった準備物が役立たなかったことは
実は幸せなことだったかもしれないと
冷静に思いなおすことができるのも 身体に
アルコールが入っていないからなのかもしれません
設営時に降り続いたら 親子総出で雪かきに励まねば
ならなかったかもしれませんし そうなったら長男の料理の
品数やクオリティは もっと寂しいものになっていたかも
しれませんし…(^^;
また 設営時のまま雪模様になっていれば
こんなきれいな星空は 見れなかった可能性も
ありますし…
しなくて済んでラッキーだったと 捉えるべきなのでしょう
悔しがるのはお門違いだと 前向きに考えることにしました
更新の励みになります
バナークリック、ぜひともお願いします!
- 関連記事
-
- 【道志村久保キャンプ場】 管理者の進退とキャンプ場の存続について直接現地で聞いてみたところ… 2023/12/24
- 【あれば便利なのにと思う道具オプションが世に出ない理由】 コールマンが大型ランタンのシェードリフレクターを販売しない事情 2023/12/16
- 【霜で濡れたキャンプ場】 ACサイトで延長コードを繋ぎまくっても結露で漏電させない方法 【Twist and Seal コードプロテクター】 2023/12/09
- 【TCテントを汚してしまったら】 薪ストで焦げた疑惑から復活・TCテントやタープをきっちり洗濯し撥水処理する方法 2023/03/11
- 【初春の通年営業キャンプ場】 止水トイレを使うマナーと薪スト煙突調整失敗の予感と 2023/03/05
- 【雪中キャンプ設営前の雪かきは必要だけど】 スノーダンプが無駄になった事を悲しむか喜ぶべきか 2023/02/25
- 【雪解け時期の雪中キャンプ】 泥だらけのサイトばかりで設営場所に困ったら砂地を探せ 2023/02/19
- 【MERCURY バンジーストラップ】 軽の座席に大荷物をがっちり固定・運転手も守る積載ギア 2022/01/30
- 【自作スパークアレスター】 アルミのパンチングメタル薄板は薪ストの熱に耐えられたか? 2022/01/23
- 【薪スト温度計は本当に必要か】 なくても死なないがあとが楽なのである方が良い 2022/01/16
- 【2022冬キャン防寒】 サウナ・薪スト・激辛で整うと寒さは吹っ飛ぶ…かもしれない 2022/01/10
- 【キャンプの忘れ物】 断捨離ふみとどまり残した道具に窮地を救われる 【CSパワースチールペグ】 2022/01/03
- 【ダウンストレージバッグ】 付属しないシュラフを買ったら後買いすべきはやはりロスコのLサイズ 2020/12/30
- 【発火事故】 純正Lightningケーブル発火・火事にならなくも助手席が焦げちゃった… 2020/12/27
- 【キャンプ犬の呪い】 怨念が破壊神を呼ぶ・呪われたソロキャンプ 2020/12/24
tag : 久保キャンプ場雪中キャンプ雪かきスノーダンプ無用の長物トイプードル犬連れキャンプノンアルコール子どもの料理アルパカ
【雪解け時期の雪中キャンプ】 泥だらけのサイトばかりで設営場所に困ったら砂地を探せ
道志村のあのキャンプ場は
この冬サブスクのお得プランを提供しています
✨トイレ掃除✨
— 久保キャンプ場@山﨑優佳子 (@kubocamp01) January 7, 2023
をしてきました。
冬パトロールキャンプ⛺️
受付中です!
安いこの時期に
是非リピートして下さい
2/28まで1,800円
3/1から5,800円
《冬会員プラン》も受付中
連泊、長期滞在可
2/28までの期間限定
10,000円
フジカレンタル無料
サイトの指定は
冬会員プラン優先と
なっています pic.twitter.com/5ojRRvhlS0
久保キャンプ場です
期限は禁漁解禁日までで
2月中なら間に合います
例年 冬季は「冬パトロール」と称される
お得な料金体系の限定プランを実施されるのですが
今冬は定額で何度でも行き放題・連泊も可能という
ヘビーユーザーなら嬉しいプランの提示がありました
これは昨年の例ですが、このように川の水を汲んでバケツに溜めて置いて下さい。次の方の為に空になったバケツは汲んで元に戻して下さい。冬はバケツの水が凍るのでマイバケツもあれば良いですよ。 pic.twitter.com/3PfCJty4QY
— 久保キャンプ場@山﨑優佳子 (@kubocamp01) December 31, 2022
水道は止水されているので その辺りを何とかするような
予備知識は必要ですが 私も昨年末に このプランへ
乗っかることにしました
というのも 例年冬パトロールには参加してましたし
昨年末に予定していた親戚との冬キャンプが
コロナのクラスターで流れてしまったので
その代替に利用させてもらおうと考えたからです
本日【止水】しました!
— 久保キャンプ場@山﨑優佳子 (@kubocamp01) December 23, 2022
明日はクリスマス!
予約は現在、
ソロ2名程です⛺️⛺️
毎年恒例パトロール
《冬会員募集中》です
単発プラン1,800円
12.1.2月の3ヶ月のみ
連泊可。何回来ても
《会員制》10,000円
インアウト24時間フリー
冬会員特典
タオル大小2枚セット
プレゼント🎁 pic.twitter.com/lzXzHv2aRg
ただし 冬季限定サブスクの対象は 原則としてソロ利用
なので年明けに一度 ココアだけ連れて ソロの冬パト予定を
組んだのですが…
なんと決行当日に キャンプ道具を積んだデリカを
家族に乗って行かれてしまうという事態が起き
機会を逸してしまった…
単なる連絡ミスでした
家族は私がパミニでソロに出ると思っていて
私もそのつもりだったのですが ペグやらマットやら
主要な道具をデリカに積みっぱの状態だったんですよね
気づいたときはすでに デリカは道志と真逆な北関東方面へ
向かう道中だったので あえなくキャンセルした次第…(^^;
このキャンセルで いちばん可哀想だったのは
私ではなく ココアです
昨年11月にキャンプに連れ出したのが最後でしたから
久しぶりに聞く「キャンプ」というキーワードで
尻尾をブンブン振って 楽しみにしていたのに…
二語文が伝わらない彼は キャンプに行くことは
理解できても 中止になったことを知るすべがありません
なんとかしてやりたいと思いながら 越年して
やっとなんとかなったのが 1年でいちばんチョコレートが
売れる日のこと…
往路車中からはしゃぎすぎて 買い出しの留守番中も
ワクワクが止まらない感じ…(^^;
今回は大学の試験が終わったお兄ちゃんも同道してます
買い出しは彼にお任せして 私とココアで往路途中の
スーパー駐車場で 留守番中のひとコマです
そして目的地へ到着
現地では この3~4日前に降雪があったことは
知っていましたが…
なかなか過酷なサイト状況です
過去の無雪時の冬パトロールでは このあたりのサイトは
カチコチに凍っており ペグが刺さらず苦労したのですが
今回は真逆で ペグを刺しても すぐに抜けてしまうでしょう
これを泥濘地と呼ぶのだと思います
どうやら降雪後のいちばんアウトなタイミングで
訪れてしまったらしいです
それでもココアは久しぶりのキャンプ場に大はしゃぎ
久保キャンプ場のルールとして 犬連れ利用の
場合はリード接続が必須なのですが 我々以外は
誰もいないので ニンゲンが監視できる状態に限り
ノーリードで過ごさせてあげることに…
なんとか無事にペグが刺せて設営できそうなサイトも
見つけました
河原サイトです
現在はサウナテントとチェアが並んでいる場所ですが
サウナテントは数日前の雪で 潰れてしまった模様…(^^;
避難が間に合わなかったようです
ポールの湾曲部が逝ってしまったのがわかります
修復は なかなか難易度高めな感じがします…(^^;
LINEで管理者様に 椅子が並べられた場所の
少しだけ奥に設営して良いかを確認したところ
許可をもらえたので テンティピを設営開始
河原サイトの地面は海砂ですから 水はけは抜群に
良いですし 黒いので雪解けも早いです
しかし過去にこの場所で また他キャンプ場の同じような
砂が敷かれたサイトで設営した際は けっこうな量の
砂粒が 幕体に巻き込まれましたから とにかく砂を
蹴り上げないように気をつけながら 設営を進めます
絶えずそんな配慮を続けながら設営すると こうなります
16時に到着して だいたいの設営が終わったのは
ほぼ日没後でした
このタイミングから薪ストーブ設営ですが
今回は煙突ガードを新調していたので…
以前のものより短くしたこともあり ちょうど良い位置に
吊るすのに 何度か試行錯誤は必要だったのですが…
すでに暗いので 適正な位置なのか違うのか
ほぼほぼ見えません
真っ暗で ブレるのを承知で撮った画像を補正しても
これくらいにしかなりませんから 肉眼ではまったく
視認できない状態です
テント内もですが外側はもっと見えませんね(^^;
ヘッ電で照らしても 距離があるし 角度的にも
見えにくくて これはもう後の祭りというヤツです
日没前に煙突ガード設営を間に合わせられなかったことを
激しく後悔しましたが 寒いので背に腹は変えられず…
かろうじて幕内から視認したまでで なんとかOKだろうと信じて
アイアンストーブちびに点火します
この見切り発車のせいで 面倒な事後処理が
ひと手間増えたことは また別の機会に
振れることにします
更新の励みになります
バナークリック、ぜひともお願いします!
- 関連記事
-
- 【道志村久保キャンプ場】 管理者の進退とキャンプ場の存続について直接現地で聞いてみたところ… 2023/12/24
- 【あれば便利なのにと思う道具オプションが世に出ない理由】 コールマンが大型ランタンのシェードリフレクターを販売しない事情 2023/12/16
- 【霜で濡れたキャンプ場】 ACサイトで延長コードを繋ぎまくっても結露で漏電させない方法 【Twist and Seal コードプロテクター】 2023/12/09
- 【TCテントを汚してしまったら】 薪ストで焦げた疑惑から復活・TCテントやタープをきっちり洗濯し撥水処理する方法 2023/03/11
- 【初春の通年営業キャンプ場】 止水トイレを使うマナーと薪スト煙突調整失敗の予感と 2023/03/05
- 【雪中キャンプ設営前の雪かきは必要だけど】 スノーダンプが無駄になった事を悲しむか喜ぶべきか 2023/02/25
- 【雪解け時期の雪中キャンプ】 泥だらけのサイトばかりで設営場所に困ったら砂地を探せ 2023/02/19
- 【MERCURY バンジーストラップ】 軽の座席に大荷物をがっちり固定・運転手も守る積載ギア 2022/01/30
- 【自作スパークアレスター】 アルミのパンチングメタル薄板は薪ストの熱に耐えられたか? 2022/01/23
- 【薪スト温度計は本当に必要か】 なくても死なないがあとが楽なのである方が良い 2022/01/16
- 【2022冬キャン防寒】 サウナ・薪スト・激辛で整うと寒さは吹っ飛ぶ…かもしれない 2022/01/10
- 【キャンプの忘れ物】 断捨離ふみとどまり残した道具に窮地を救われる 【CSパワースチールペグ】 2022/01/03
- 【ダウンストレージバッグ】 付属しないシュラフを買ったら後買いすべきはやはりロスコのLサイズ 2020/12/30
- 【発火事故】 純正Lightningケーブル発火・火事にならなくも助手席が焦げちゃった… 2020/12/27
- 【キャンプ犬の呪い】 怨念が破壊神を呼ぶ・呪われたソロキャンプ 2020/12/24
tag : 久保キャンプ場サブスクプラン冬キャンプパトロール犬連れキャンプ薪ストーブ雪中キャンプトイプードル煙突ガードサウナテント
【アルパカ芯交換②】 またも起きた灯油漏れは前回と同じケミカルで直せたか? 【耐油性液状パッキン】
アルパカストーブ
旧型の耐震消火装置がついていない型である
TS-77 の芯を交換する作業の続きです
安全網と遮熱版をはずして やっと古い芯を
芯管ごと引っ張りだしましたが この芯はもう
不要なものの 芯管はまだ使います
上の親指の下の三角形の穴が 芯管内で突起に
なっていて マイナスドライバーでこじると 簡単に
芯がはずれます
芯はオレンジ色の帯の部分を この突起に
突き刺してあるだけです
そして突起にはかえしがあるわけでもなく
簡単に刺したりはずしたりできるようです
分離させるのも簡単でした
では新しい芯の出番です
この黒いラインが取り付けの目安になりますが…
何度かやり直してみたところ 黒いラインが
芯管の上端にギリギリ重なるくらいにすれば
以前とおなじ芯の露出量になるようでした
こんな感じです
ちょうど見えなくなったくらいまで芯の位置を
調整してから…
芯管の突起部分に芯のオレンジの帯を
刺していきます
もちろん芯管の上端と芯の上端が水平になるような
位置に調整しないとなりませんが 一発で
仕留めなければならないものではないので
水平にできなくても やり直せばOKです
さらに こんなふうに 突起の反対側から オレンジ帯が
見えて 芯管と芯がくっついている状態を確認できれば
芯の取り付けは完了
この程度のたるみなら大丈夫でした
では芯を取り付けた芯管をタンクに戻していきます
もっと苦労するかと思いましたが スムーズに戻せました
この容易さは 機種専用の芯だからこそ
為せることだったのかもしれません
続いて芯調整軸のパッキンを通しますが
まず 古いパッキンはこんな状態です
白いのは過去に灯油漏れ止めで使った液状パッキン
それを取り除いたとしても すでに割れてます
もう使えないので 新しい芯に付属してきたパッキンを
芯調整軸に取り付けておかないとなりません
いちどスナップリング↑をはずす必要がありますが
ラジオペンチで引っ張れば付け外しできます
ワッシャーと 新しい芯についてきたパッキンで
両側から再設置したスナップリングを挟むようにして
芯調整軸に通します
下の画の調整軸が入ったタンク側に見える
白い物体も 過去に施工した液状パッキンの残滓
軸をタンクに戻しますが
筒がわの歯車の溝と合わせないと奥まで
刺さりません
ここですね
筒を回して 溝に軸の歯車を合わせます
上から見たところ
これで軸の歯車が筒の溝にはまった状態です
ためしに動作確認
芯調整ハンドルを取り付けて回してみると…
OKですね
きちんと芯が上下します
では復旧しましょう
遮熱版はサビアウトを塗って
錆を除去しておきました
安いけどまあまあ効果はあります
根の深い錆には太刀打ちできませんけど
燃焼筒を乗せるのをわすれるところでした
網を取り付けたあとだと燃焼筒は入りませんからね
危ないところでした…(^^;
この後 給油して10分ほど待ってから
試運転しますが 明らかに芯調整ハンドルの
動きが軽くなりました
遮熱版もピカピカです
点火すると…
全開状態では青火の量が明らかに大きくなってます
こりゃスゴイ…(^^;
熱量も復活… いや復活どころではなくて
室内で点けていると 暑いくらいに感じます
芯交換前からの熱量変化は違和感と
表現して良いくらいの違いです
無事に復活しましたが 点火して運用中は
問題がなかったのですが やっぱりでした
もうひと手間の工夫が必要です
芯調整軸から灯油が漏れてきたので
耐油性の液状パッキンで止めました
今回は銅色です
灯油漏れは微々たる量で 点火してしまえば
止まるんですが キャンプ場までの道中で
車内が灯油臭くなるのは困りますからね
3日もたてば全く灯油が漏れなくなったことが確認できました
アルパカの芯交換は 言葉の壁をのりこえさえすれば
さほど高い難易度ではありませんでしたが
ところどころ コツは必要と感じたので 長々と
記事にしてみました
他にもブログに載せた方はいますが 本国の記事も含めて
すべての工程を 載せていないものが多かったので…(^^;
この更新が参考になる方がいれば幸いです
前編はこちら ↓
【アルパカ芯交換①】
新旧別に専用芯が必要な理由・
油漏れ防止パッキンのサイズと
日本語版分解マニュアルも掲載
更新の励みになります
バナークリック、ぜひともお願いします!
- 関連記事
-
- 【アルパカの芯交換で失敗する理由】 機種別に取付基準線の位置が違うので迷ったら問い合せるべし 2024/03/24
- 【アルパカTS-77Aトラブル再発生】 とつぜん芯が上がらなくなる故障の2大原因と芯交換だけではない修理方法 2024/03/10
- 【アルパカTS-77Aで反射板を使う】 ユニフウインドスクリーン+ステンハンガープレート+TS-77JS-C油量計という最適解 【油量計の交換②】 2024/01/14
- 【アルパカストーブTS-77A】 ウインドスクリーンで反射型ストーブ化の定番チューンが実は危険だった? 【油量計の交換①】 2024/01/06
- 【アルパカストーブ買いました】 TS-77A・TS-77コンパクトでとんでもない熱量になった試運転の夜 2023/12/02
- 【スノーピーク焚火台ベースプレート・ベーススタンド】 焚火台セット品は同時に買ったほうが良いかもしれない話 ※決してSPの回し者ではありません 2023/07/09
- 【スノーピークとユニフレームをコラボ】 焚火台ベーススタンドはベースプレート無しでも使えるのか 2023/07/02
- 【アルパカ芯交換②】 またも起きた灯油漏れは前回と同じケミカルで直せたか? 【耐油性液状パッキン】 2023/02/11
- 【アルパカ芯交換①】 新旧別に専用芯が必要な理由・油漏れ防止パッキンのサイズと日本語版分解マニュアルも掲載 2023/02/04
- 【アルパカストーブ部品交換】 基本が変わらないことの喜び・現行品パーツで旧型を再生可能な楽しみ 2023/01/22
- 【転用系・パール金属 鉄製ミニ五徳】 コロナで冬休みキャンプ挫折からの発掘アイテムが秀逸すぎた話 2023/01/03
- 【MSRバーナーの燃料系メンテ】 なぜMSRサービスキットに安全ピンが付属するかというと… 2022/06/26
- 【マナスル121パッキン交換】 安くて質量とも満足なヒロバゼロを使うと某リュブリカントには戻れない 2022/06/18
- 【ヒューナースドルフ プロ】 キャンプ道具が安くなるタイミング・季節の変わり目の今こそねらい目です 2022/02/28
- 【ピコグリル396】 破損した正規品とレプリカ新品で禁断のニコイチ補完が完了 2021/02/08
【アルパカ芯交換①】 新旧別に専用芯が必要な理由・油漏れ防止パッキンのサイズと日本語版分解マニュアルも掲載
長年の使用で穴が開きはじめた上板を
後継機種のものと交換し 外観上は復活を果たした
TS-77 COMPACT アルパカストーブです
メーカーロゴのエンボスはなくなってしまいましたが
やはりきれいな上板は気持ちが良いです
ただ…
匂いがきつくなってきた印象は否めません
また 火力調整や消火する際に 芯調整ハンドルを回すとき
ひっかかる手応えもあったので もはや芯は交換したほうが
良いだろうと考え 重い腰を上げました
かつてトヨトミ レインボーの芯は 自力で交換したことがあり
アルパカも自分でできるだろうと考えて 上板を購入した
ハピネスさんに 部材の在庫をい合わせてみたのですが
残念ながら耐震消火装置が付かない古い型の
TS-77 アルパカの交換用芯は扱っておらず…
また後継型のTS-77A用の替え芯はあるそうですが
上板と違い TS-77(旧)と77A(新)の芯は
互換性がないと言われてしまいました
ていねいに空焼きの方法なども教えていただきましたが
3~5年で交換が必要と言われる芯を 10年も使ってますからね
なんとか探して 別ショップで旧型用の芯を見つけました
リソースは尼です
TS-77 旧型用の替え芯になります
上板でお世話になったハピネスさんの話だと
旧TS-77と 新TS-77A は タンク容量が異なるそうです
その差異に伴い 芯の長さなども微妙に違ってくるそうで
これはアルパカストーブ各機種ごとの差異でもあるとのこと
専用の芯以外はすすめられないと言われたので
さらに探さざるを得なかった次第…(^^;
また TS-77用とTS-77A用の替え芯の違いとして
とある付属品の有無があげられます
それがこちら
芯調整ハンドル軸用のパッキンなのですが
これは旧TS-77でのみ使うものらしい
ちなみにパッキンのサイズですが…
外径13.4ミリで 内径は7.7ミリ
そして厚さは1.9ミリで これを2つ使います
代替パッキンを探している人がいれば 参考にしてください
ただ このパッキンに替えるだけだと 確実に灯油は
リークします
ちなみに替え芯には交換方法の紙マニュアルが
付属するのですが…
うーん… すべてハングルか…(^^;
日本語なんてどこにもありません
私にはこのままじゃ読めませんから
翻訳したものを用意しました
Googleカメラで日本語訳して 初めて気づきましたが
新しいTS-77Aの交換を前提に作られたマニュアルでした
なので旧型TS-77で芯を交換する場合 マニュアル上の
いくつかの工程は端折ることになります
では作業に入りましょう
まず芯調節ハンドルをはずします
手でしっかりつかんで 軸方向の手前に向けて
思い切り引っ張れば 抜けるはずです
これは過去の灯油漏れを対策する際に
一度はずして掃除したはずですが それでも
7~8年ぶんの汚れが蓄積してました…(^^;
続いて安全網の取り外し
このナットが7ミリなので 適合するレンチなどで
3本を緩めてはずしてから…
安全網をとりはずします
安全網をはずすのは初めてなので
10年ぶんの汚れがタンクのふちに
たくさんたまった状態でした…(^^;
呆れるだけでなく この汚れは次の工程の前に
掃除しておくほうが賢明です
このあとすぐ タンク上が露出しますから 中にほこりを
落とさないようにしないとなりませんからね
掃除しておいたほうが良いということです
次に銀色の遮熱版をとりはずします
蝶ネジ4ヶ所で留まっているコレ
蝶ネジなので指でゆるめて はずせます
ネジ類は無くさないよう ダイソーで買った
ステンのバットに置いておきました
遮熱版は意外とサビてたので あとでサビを
落とすことにして いよいよ芯とご対面…
うーん…
10年の歴史を感じます…(^^;
これはもう空焼きじゃ無理で 交換しなくちゃ
マズいレベルに達していると思います
いさぎよく 古い芯を抜く段階ですが…
芯より先に 芯調整ハンドルの軸を抜いておかないと
引っかかって絶対抜けないので 先に引っ張り出します
芯は引っかかりはあったものの なんとか上下していたので
軸じたいの固着はなく 簡単に抜けましたし 歯車の欠けも
ありません
素手だと思い切り灯油や煤で手が汚れますから
捨ててもよい手袋をはめた手で 芯をつかんで
横方向にグリグリと回しながら 上方向に引っ張ると…
抜けました♪
まるでラーメンみたいな見た目です (笑)
ちょっとおいしそうに見えたのは私だけか?
冗談はさておき 長くなるので次に続きます
続編はこちら ↓
【アルパカ芯交換②】
またも起きた灯油漏れは
前回と同じケミカルで直せたか?
【耐油性液状パッキン】
更新の励みになります
バナークリック、ぜひともお願いします!
- 関連記事
-
- 【アルパカTS-77Aトラブル再発生】 とつぜん芯が上がらなくなる故障の2大原因と芯交換だけではない修理方法 2024/03/10
- 【アルパカTS-77Aで反射板を使う】 ユニフウインドスクリーン+ステンハンガープレート+TS-77JS-C油量計という最適解 【油量計の交換②】 2024/01/14
- 【アルパカストーブTS-77A】 ウインドスクリーンで反射型ストーブ化の定番チューンが実は危険だった? 【油量計の交換①】 2024/01/06
- 【アルパカストーブ買いました】 TS-77A・TS-77コンパクトでとんでもない熱量になった試運転の夜 2023/12/02
- 【スノーピーク焚火台ベースプレート・ベーススタンド】 焚火台セット品は同時に買ったほうが良いかもしれない話 ※決してSPの回し者ではありません 2023/07/09
- 【スノーピークとユニフレームをコラボ】 焚火台ベーススタンドはベースプレート無しでも使えるのか 2023/07/02
- 【アルパカ芯交換②】 またも起きた灯油漏れは前回と同じケミカルで直せたか? 【耐油性液状パッキン】 2023/02/11
- 【アルパカ芯交換①】 新旧別に専用芯が必要な理由・油漏れ防止パッキンのサイズと日本語版分解マニュアルも掲載 2023/02/04
- 【アルパカストーブ部品交換】 基本が変わらないことの喜び・現行品パーツで旧型を再生可能な楽しみ 2023/01/22
- 【転用系・パール金属 鉄製ミニ五徳】 コロナで冬休みキャンプ挫折からの発掘アイテムが秀逸すぎた話 2023/01/03
- 【MSRバーナーの燃料系メンテ】 なぜMSRサービスキットに安全ピンが付属するかというと… 2022/06/26
- 【マナスル121パッキン交換】 安くて質量とも満足なヒロバゼロを使うと某リュブリカントには戻れない 2022/06/18
- 【ヒューナースドルフ プロ】 キャンプ道具が安くなるタイミング・季節の変わり目の今こそねらい目です 2022/02/28
- 【ピコグリル396】 破損した正規品とレプリカ新品で禁断のニコイチ補完が完了 2021/02/08
- 【レインボー火力アップ?】 芯交換が生んだ意図しない熱量の向上 ※きっと保証外なのであくまで読み物として… 2020/12/17