制作中の3DCGアニメ作品がレンダリング中で進行状況として書くことがない時に書く記事シリーズ第5回目。
今回は今後の作品制作に関する変更と構想について。
今現在、いつも制作状況をここに書いている短編映像作品の制作と、現在は制作を中断しているホラー作品の2つを
制作している状態ですが、短編作品の制作に事前の予定を遥かに超えてレンダリングに時間がかかっているので、
今後の制作予定について幾つか変更を致します。
まず、今作っている短編作品は最優先で出来るだけ早く仕上げます。
その次に、これまでの予定ではホラー作品の制作の続きをするはずでしたが、
別の作品の構想が浮かんだ為、そちらの制作を優先しようと思っています。
その理由は以下の通り。
今、自分は一応まだ学生なのですが、学生であることが応募条件となっているコンペがいくつかあります。
しかしながら、現在作っている短編作品もホラー作品も少なくともコンペティション向けの作品ではありません。
一方で、1ヵ月ほど前に構想が浮かび今日までに練り上げた新たな作品案は上手くいけばコンペで通用しそうな気が、自分の中ではしています。
更に、その作品ならばアート性とエンターテイメント性を両立することが出来、自分が得意な風景CGだけでも十分に作品として
成立させられる目算もあります。
学生向けコンペにその作品で挑戦してみたい気持ちが今はかなり強くなっているので、学生でいられる内にそれを作り上げたいという訳です。
ちなみに、自分が”不変”や”初志貫徹”という言葉が好きであることは前々から言ってきましたが、それはステレオタイプとは違います。
作品を作り続ける目的・目標を不変にすることが大切なのであって、手段まで不変にしていたらいつまで経っても目標を達成できないままです。
今回の件のように目標に至るまでの過程は柔軟に変えつつ、根本だけは絶対に揺るがさないという形が理想だと考えています。
そんな訳で、上記のような制作スケジュールの変更を行うことに致しました。
・新たに構想が浮かんだ作品案について。この作品は、今まで自分が作ってきた作品の中では極めて特殊です。
奇抜さの方向性としてはピサの斜塔の作品、"Rational solutions"に近いかもしれない。
言い方が難しいのですが、ビジュアル的な意味で似ているという訳でなくて、「既存の作品の
ありかたに対してメスを入れる部位が似ている」という言い方が正しいかもしれないです。
ただし、もしも全く同じ発想で作られた作品を先に誰かに発表されてしまったとしたら、いっかんの終わり。
二番煎じになってしまったら絶対に面白くならないです。これは運に任せる他ない。
ちなみに、世界の誰かが同じ発想で既に作品を作っているのではないかという懸念があったので
それらしいワードで検索してみましたが、今のところそういった作品はない、・・・と思います。
vimeoを一日中眺めているような生活ではないので、万が一はありますが。
それで、他人と構想が被ることを恐れるならば、いっそのこと、ここで今すぐに内容を発表してしてしまう
というのも考えたのですが、それはそれでリスクがあるので厳しいです。察して下さい。
となると、とりあえずはリアルで知り合いに会った時に、その人にのみ、先に構想を明かしておくというのが無難かなと思っています。
そうすれば、不運にも二番煎じとなってしまった際に、他人の作品を見てマネをしたみたいに鑑賞者に勘違いして受け取られないようにする予防線にはなる・・・・?だろうか。
でも、どちらにせよ先にやられてしまったら何の釈明をしようが作品としては終わりだと思います。発想が全ての作品なので。
あと、この作品案については発想に自信があるからこそ、ここまで言っている訳ですが、
ある制作過程において非常に難易度の高いことをしなくてはならない作品なので、そこを乗り切るのが至難の業。
そこを上手くやらないと発想が面白くても、作品として面白いものにならないです。
CGを作ること自体は今までと変わらず、しかも、"ひと時の幻風景"の時のように各場面を先に静止画で公開することも
出来そうな構成なのでメリットは多いです。
しかも、少しヒントですが、
技術的に変わったことを何もせずに、映像の外側まで作品世界を波及させることができる、というのがこの作品の強みです。
そのような感じで。
しかし、今はとりあえず制作中の短編作品を仕上げることが最優先なので、気持ちを切り替えて頑張ります。
前回の記事で、「過去15年間で見たテレビアニメの中で個人的に面白かった作品のランキングを書くかも」と言いましたが、
結局今日の記事は上記を書くことになりました。申し訳ない。
ランキングについては本当に書くことがない時の最後の手段としてとっておきます。
テーマ:3DCG - ジャンル:コンピュータ
- 2014/03/05(水) 22:54:55|
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